平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1989 平成元年11月1日(水)
平成298日目
【東ドイツ】民主化求め5万人がデモ
東ドイツ北部のノイブランデンブルクなど数都市で1日夜、民主化や住宅改善、大気汚染防止などを求めて市民計5万人以上がデモ行進した。
国営ADN通信によると、ノイブランデンブルクのデモには市民約2万人が参加。ドレスデンに近いフライタルでは1000人以上の市民が市役所前に集まり、住宅不足に抗議するとともに大気汚染の防止を求めた。《共同通信》
【中国・天安門】戒厳部隊撤収
北京の天安門広場を警備していた中国人民解放軍戒厳部隊は1日午前0時に撤収、代わりに武装警察官が配置についた。戒厳令に対する国際的イメージの悪化と海外からの観光客激減などの経済的影響を考慮しての措置とみられ、未明の交代は外国人記者にも公開された。
人民英雄記念碑の四方を固める兵士の前に武装警官が立ち双方が敬礼、警察官が「解放軍同志」と呼び掛けると、兵士は「任務は、記念碑と周囲の安全を維持することだ」と気合の入った口調で告げ、引き継ぎを行った。《共同通信》
1990 平成2年11月1日(木)
平成663日目
【中曽根康弘元首相】海部首相と会談
中曽根元首相は1日午後、官邸に海部首相を訪ね、3日からのイラク訪問のあいさつを兼ねて会談した。この中で中曽根氏は「湾岸情勢は世界の危機につながる。平和的解決に日本も参加すべきだ」との考えを強調した。さらに「今回1回限りか、何回か(フセイン大統領に)会ってみなければ分からないが、重大な関心を持って引き続き努力したい」と述べ、今回の訪問で平和的解決が見いだせない場合でも、イラク再訪問も含めて努力を継続する決意を表明した。《共同通信》
1991 平成3年11月1日(金)
平成1028日目
【プロ野球・日本ハム】新監督に土橋正幸氏
日本ハムの土橋正幸新監督の就任発表が1日、東京都内のホテルで行われた。
前身の東映で162勝135敗の投手成績を残し、日拓、ヤクルトで監督を歴任。数年続いた“古巣”チームの低迷に「歯がゆい思いをしていた」そうで、「闘志を全面に出して戦うチームに変えたい。強いチームを倒すには練習以外ない」と力強く抱負を語った。《共同通信》
【眞子内親王殿下】秋篠宮妃紀子殿下に抱かれ退院
出産のため皇居内の宮内庁病院に入院していた秋篠宮妃紀子さまは1日午前、長女眞子さまとともに9日ぶりに退院、車で赤坂御用地内の宮邸に戻られた。病院には父親となった秋篠宮さまが出迎え、主治医の坂元正一東大名誉教授ら医師、病院関係者らが見送った。
宮内庁によると母子ともに経過は順調で、秋篠宮ご夫妻はお子さまを「まこちゃん」と呼ばれている。病室では、紀子さまは母乳を飲ませ、時には育児書を読んだり、好きなチターを弾かれてお子さまに聴かせていた。《共同通信》
【自民党・宮澤喜一総裁】中曽根、竹下両元首相に党最高顧問就任を要請
自民党の宮沢総裁は1日、中曽根、竹下両元首相に党最高顧問への就任を要請するとともに、10月31日夜には竹下派会長の金丸信氏と会談、党副総裁就任を要請するなど「挙党態勢確立」を目指した新体制づくりを進めた。
宮沢氏は1日、中曽根、竹下両氏に電話し、最高顧問を要請、両氏とも受諾した。金丸氏も副総裁就任を受け入れる方向で、時期については党内、世論の反応を見た上で改めて判断することになった。《共同通信》
1992 平成4年11月1日(日)
平成1394日目
【スバル・インプレッサ】発売
【プロ野球・ダイエー】新監督に根本睦夫氏
ダイエーは1日、福岡市内のホテルで前西武管理部長根本睦夫氏(65)の新監督就任を発表した。背番号は「81」。球団の専務取締役を兼務することが決まっている。根本新監督の現場復帰は、1981年に西武の監督を退いて以来11年ぶりとなる。《共同通信》
【宮澤喜一首相】自衛隊観閲式で訓示
自衛隊の平成4年度観閲式が1日午前、埼玉県朝霞市の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われた。観閲官として出席した宮澤喜一首相は自衛隊のカンボジアでの国連平和維持活動(PKO)参加について「これまで培ってきた経験、知識を生かすとともに、さらに精進を重ね、厳正な規律と強固な団結の下、誇りと使命感を持って、その完ぺきを期されるよう強く期待する」と訓示した。《共同通信》
1993 平成5年11月1日(月)
平成1759日目
【 EU・欧州連合】発足
欧州統合の骨格を定めた欧州連合条約(マーストリヒト条約)が1日発効した。これにより、単一通貨導入を目標とした経済・通貨統合と、共通外交を軸とする政治統合に向けた欧州連合を目指し、新しい段階に入った。
1992年2月に調印された同条約は、加盟各国の批准の難航で当初予定より10か月遅れの発効。統合をめぐる環境も、欧州の深刻な不況と失業増大、通貨危機による欧州為替相場メカニズム(ERM)の混乱で、厳しい状況の中でのスタートとなった。《共同通信》
【プロ野球・日本シリーズ】ヤクルト、15年ぶり2度目の日本一
1993年プロ野球日本シリーズ、西武ーヤクルト第7戦は1日、西武球場で行われ、ヤクルトが4-2で勝ち、対戦成績を4勝3敗として78年以来のシリーズ制覇を果たした。セ・リーグ球団の日本一は4年ぶり。野村克也監督(58)は監督として昨年に続く3度目の挑戦で初の日本一に輝いた。
西武はパ・リーグ球団初の4連覇を飾れず、森監督は監督としてシリーズ出場7度目で初めて日本一の座を逃した。最高殊勲選手(MVP)にはヤクルト・川崎憲次郎投手(22)が選ばれた。《共同通信》
【巨人・駒田徳広内野手】FA宣言
日本シリーズ終了を受け、今オフ実施のフリーエージェント(FA)制度で、注目される有資格者の動きが活発化してきた。
この日、FAの権利行使を表明したのは駒田(巨人)。「つい最近、決断した。フルに130試合に出られるチームに行きたい」と語り、13年間在籍した球団から離れる意向を明らかにした。
西武の平野はシリーズ終了後に、「どこかやらせてくれるところがあるなら」とFA宣言に前向きな姿勢を示した。中尾(西武)、愛甲(ロッテ)も宣言する可能性を示唆した。注目の落合(中日)は依然として態度を保留。石毛(西武)はノーコメントを通した。《共同通信》
1994 平成6年11月1日(火)
平成2124日目
【正力松太郎賞】イチロー外野手、長嶋茂雄監督
プロ野球の発展に貢献した選手や監督に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が1日、東京都内のホテルで開かれ、巨人を5年ぶりの日本一に導いた長嶋茂雄監督(58)と、史上初の年間200安打を記録したイチロー外野手=オリックス=を選出した。2人が同時に選ばれたのは18回目で初めてで、ともに初受賞。《共同通信》
【プロ野球・ロッテ】新監督にボビー・バレンタイン氏
ロッテは1日、都内のホテルで広岡達朗ゼネラルマネジャー(62)、ボビー・バレンタイン監督(44)以下、来季のコーチ陣を発表した。球団初のゼネラルマネジャーとなった広岡氏はヤクルト、西武を率いて日本一となった実績を買われての就任。
米大リーグ、レンジャーズの元監督、バレンタイン新監督は広岡氏の推薦で招へいされた。ともに3年契約。監督の年俸は出来高払いで、最下位だと6000万円、上限は1億7000万円とみられる。《共同通信》
1995 平成7年11月1日(水)
平成2489日目
【村山富市首相】米・ペリー国務長官と会談
来日中の米・ペリー国務長官は1日、村山富市首相、河野洋平外相、衛藤征士郎防衛庁長官と相次いで会談した。外相、防衛庁長官との会談で沖縄米軍基地の整理・統合・縮小に向け(1)日米両国間で新たな協議機関を設置する(2)普天間飛行場の一部など10事案は年内に解決する(3)米軍の東アジア10万人体制を維持し、日米安保条約を一層強固にする、などで合意した。日米首脳会談で返還を合意済みの那覇空港など3事案は早期解決に努力することを確認した。《共同通信》
1996 平成8年11月1日(金)
平成2855日目
【大阪府堺市】O-157「安全宣言」
大阪府堺市議会のO-157対策特別委員会で、幡谷豪男市長は1日午後、7月に発生した集団食中毒について「8月8日から新たな患者の発生はなく、市民生活も安穏さを取り戻している。二次感染の危険性も去った」として「安全宣言」をした。5700余人が感染、女児2人が死亡した大規模感染は、最初の患者が発生した7月11日以来、113日ぶりに終息への節目を迎えた。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】独・コール首相と会談
橋本龍太郎首相は1日、ドイツのコール首相と首相官邸で会談し、「日独パートナーシップ」の拡大のため、首脳会談を原則年1回以上のペースで開催し、首脳間の意思疎通を図ることを確認した。まず来年6月に米国デンバーで開かれる先進国首脳会議の際に会談、それまでに現在交渉中の年金協定、環境協定の締結に努力することで合意した。《共同通信》
1997 平成9年11月1日(土)
平成3220日目
【サッカーW杯予選】日本2-0韓国
サッカーのワールドカップ(W杯)フランス大会アジア最終予選B組の日本は1日、ソウルで韓国との2回戦を行い、2−0で勝った。W杯出場へ瀬戸際に追い込まれて負けられない日本にとって非常に重い勝利で、アジア第3代表決定を争う同組2位へ望みをつないだ。指揮を執って3戦目の岡田監督は初勝利を挙げた。
日本は左からの攻撃で、前半1分、名波(磐田)、同37分にも呂比須(平塚)が決めた。3試合連続1−1の引き分けの日本が2得点以上を挙げたのは最終予選初戦のウズベキスタン戦以来6試合ぶり。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】ロシア・エリツィン大統領と会談
橋本龍太郎首相は1日昼、ロシア・東シベリアのクラスノヤルスクに到着。エリツィン大統領と非公式首脳会談を行い、ロシアの市場活性化やエネルギー開発促進のための対話強化など経済分野の協力を盛り込んだ「橋本・エリツィンプラン」に合意、2000年までに実行に移すことを確認した。首相は来年春の大統領訪日を要請、大統領も受諾した。《共同通信》
1998 平成10年11月1日(日)
平成3585日目
【競馬・第118回天皇賞】オフサイドトラップが優勝
第118回天皇賞(秋)は1日、東京競馬場の2000メートル芝コースで12頭が出走して争われ、8歳馬のオフサイドトラップ(柴田善臣騎手)が1分59秒3で優勝、賞金1億3200万円を獲得した。柴田騎手は1993年秋のヤマニンゼファーに続いて2勝目、加藤修甫調教師は初。8歳馬の天皇賞制覇は初めてだった。
快調に飛ばしていた一番人気のサイレンススズカ(武豊騎乗)が左前脚に故障を起こし、4コーナー手前で競争を中止する波乱の展開。2番手だったサイレントハンターが先頭に立ったが、この後ろで機をうかがっていた六番人気のオフサイドトラップが抜け出した。《共同通信》
【小渕恵三首相】自衛隊観艦式に出席
小渕恵三首相は1日午前、埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われた観艦式で訓示し、防衛庁背任事件に絡む証拠隠滅疑惑について「防衛庁が徹底的に事実関係を明らかにして最終報告を行い、速やかに国民の信頼を回復するよう望む」と述べた。
同時に「国民の信頼を失墜させる事態が発生したことは極めて遺憾だ」と表明。「全庁一丸となって綱紀保持の徹底、調達機構の抜本的見直しなどの推進に取り組んでほしい」と要請した。《共同通信》
1999 平成11年11月1日(月)
平成3950日目
【中部縦貫道】白鳥IC〜白鳥西IC供用開始
和泉村から岐阜県境を貫く中部縦貫自動車道油坂峠道路は1日、白鳥ー白鳥西インター間(3.2キロ)が供用開始され、岐阜県白鳥町の白鳥インター・ジャンクションで東海北陸自動車道と接続された。
東海北陸自動車道は、さらに岐阜県一宮市で名神高速道路とつながっており、奥越は太平洋側からの玄関口となった。21世紀へ向けた観光、経済への波及効果に期待が寄せられている。《福井新聞》
【小渕恵三首相】独・シュレーダー首相と会談
小渕恵三首相は1日夕、首相官邸でドイツのシュレーダー首相と会談し(1)日独両国の国連安全保障理事会常任理事国入りなど国連改革の実現(2)来年の主要国首脳会議(沖縄サミット)の成功、に向け緊密に協力していくことで一致した。《共同通信》
2000 平成12年11月1日(水)
平成4316日目
【サッカー日本代表】凱旋
レバノンで行われていたサッカーのアジアカップで優勝した日本代表チームが1日、成田空港に凱旋、2大会ぶり2度目のアジア王者に日本を導いたトルシエ監督は、「出発前に約束した通り、カップを持ち帰ることができた」と、胸を張った。
空港の到着ロビーでファンから花束を贈られるなどの祝福を受けたトルシエ監督。その後の記者会見は1時間以上に及び、「優勝候補として勝って当たり前の雰囲気だった」と、予想以上の重圧だったことを明らかにした。その上で「(自分が就任してからの)2年間、この大会を目標にしてきた。優勝はその成果。選手たちは人間として大きく成長した」など、自身の強化策の正しさをアピールした。《読売新聞》
【森喜朗首相】中川前長官任命責任論をかわす
衆参両院の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)が1日開かれ、民主党の鳩山由紀夫代表らが辞任した中川秀直前官房長官を任命した森喜朗首相の責任などを追及した。
首相は「閣僚人事については任命責任者の私に責任があるが、本件についてはあらかじめ予測できなかった」と責任論をかわした。《共同通信》
2001 平成13年11月1日(木)
平成4681日目
【秋の園遊会】1800人が出席
天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が1日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、世界陸上ハンマー投げ銀メダルの室伏広治選手(27)や国連ボランティア名誉大使の中田武仁さん(64)ら各界の功労者約1800人が出席した。
曇り空の下、モーニング姿の陛下と和服の皇后さま、皇太子さまや秋篠宮ご夫妻ら皇族方が、和風庭園の遊歩道沿いに並んだ招待客らに声を掛けられた。
作詞家の星野哲郎さん(76)は皇太子さまと歓談。11月末にも出産を控え欠席の雅子さまについて「順調ですか」と尋ねると、皇太子さまはにっこりして「極めて順調です」と答えたという。《共同通信》
【田中真紀子外相】イラン外相との会談に遅刻
田中真紀子外相が1日夕、外務省の小町恭士官房長ら幹部に対し、「プール金問題」の内部調査の報告を早く提出するように求めてトラブルとなり、午後7時から予定されていたイランのハラジ外相との会談に30分以上も遅刻する騒ぎがあった。外相は会談の冒頭で「国会の都合やいろいろあって遅れました」と釈明したが、2国間会談でホスト側が遅刻するのは外交上非礼とされている。《共同通信》
【小泉純一郎首相】“高速道残事業”月内に複数案作成を指示
小泉純一郎首相は1日午後、首相官邸で石原伸晃行政改革担当相と特殊法人改革で最大の焦点となっている日本道路公団の民営化問題を協議し、現行の高速道路整備計画(9342キロ)の残事業分約2300キロの扱いについて、扇千景国土交通相と調整した上で今月中に複数案を作成するよう指示した。《共同通信》
2002 平成14年11月1日(金)
平成5046日目
【巨人・松井秀喜外野手】メジャー挑戦を表明
プロ野球、巨人の松井秀喜外野手(28)が1日、フリーエージェント(FA)宣言して大リーグに挑戦することを明らかにした。東京都内のホテルで会見した松井選手は「向こうに行ってプレーしたいという気持ちが最後まで消えなかった」と米球界入りの理由を語り、「ジャイアンツ魂を向こうでも発揮したい」と抱負を述べた。
今後の関心は移籍先に移る。松井選手は「現時点では希望球団はない」と白紙を強調したが、米国内ではヤンキースが獲得に積極的だとする報道がある。FA選手の各球団との接触が可能となる今月13日以降に、米球団との入団交渉がスタートする。《共同通信》
【プロ野球・MVP】(セ)松井秀喜外野手(パ)カブレラ内野手
プロ野球の最優秀選手(MVP)に1日、セ・リーグはフリーエージェント(FA)で大リーグ挑戦を表明した巨人の松井秀喜外野手、パ・リーグは西武のアレックス・カブレラ内野手と、両リーグ優勝球団の主砲がそれぞれ選出された。松井は2年ぶり3度目、カブレラは初受賞。
最優秀新人には、セは12勝9敗の石川雅規投手(ヤクルト)、パはプロ3年目で初勝利を含む9勝(11敗)した日本ハムの正田樹投手が選ばれた。《共同通信》
2003 平成15年11月1日(土)
平成5411日目
【フィギュアGP】荒川静香選手、銀メダル獲得
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは1日、ミササーがで男女の自由を行い、女子の荒川静香(早大)が182.19点で、GPでは自己最高の2位に入った。《共同通信》
【小泉純一郎首相】民主党・菅直人代表を「黙殺」
小泉純一郎首相と民主党の菅直人代表が1日、衆院選の遊説でともに愛知県入りし、舌戦を繰り広げた。「まだ小泉首相がその辺りにいるのではないか。戻ってきて、この場で公開討論会をやらせていただきたい」愛知4区での首相遊説の2時間後、同区内でマイクを握った菅氏は最初からけんか腰。
菅氏とは対象的に首相は「道路公団の民営化なんてできないと言って、国営でタダにした方がいという政党がある」などと演説で民主党の党名も菅氏の名も挙げなかった。《共同通信》
2004 平成16年11月1日(月)
平成5777日目
【新紙幣発行】
新しい図柄のお札(日銀券)の発行が、1日から始まる。1万円札(肖像画は福沢諭吉)、5000円札(同樋口一葉)、1000円札(同野口英世)の3種類で、紙幣刷新は1984年以来20年ぶり。
日銀は1日、本支店の金融機関向け窓口をいつもより3時間早い午前6時に開き、新紙幣が一斉に搬出される。当日の午前中には、全国ほとんどの金融機関に新紙幣が行き渡り、一般の店舗などへの流出も始まる。《共同通信》
【東北高・ダルビッシュ有投手】プロ志望届提出
昨夏の全国高校野球選手権大会で準優勝した東北(宮城)のエースでプロ入りが有力とみられていたダルビッシュ有投手の「プロ野球志望届」が1日、宮城県高野連に受理され、日本高野連のホームページの提出者一覧に名前が掲載された。
ダルビッシュは195センチの長身で150キロの直球と多彩な変化球が自慢の右腕。今春の選抜大会の熊本工(熊本)戦でノーヒットノーランを達成した。日本ハムなど数球団がドラフト1巡目での指名を検討しており、仙台を本拠地に新規参入を目指す楽天、ライブドアも高く評価している。《共同通信》
2005 平成17年11月1日(火)
平成6142日目
【東京証券取引所】大規模システム障害
東京証券取引所は1日午前、株式売買の注文を取り次ぐコンピューター・システムに障害が発生し、東証1部、2部、マザーズとも午前9時の取引開始時間から2520種類の全銘柄の取引が停止したと発表した。東証での大規模なシステム障害は1997年8月1日以来で、システム障害による全銘柄の停止は初めてだ。
この余波で、東証の売買システムを利用している福岡証券取引所と札幌証券取引所の取引も取引開始時間から全面的に停止した。大阪証券取引所や新興企業向け証券市場のジャスダック証券取引所の取引にも一部支障が出ており、国内資本市場の機能が一時的にマヒした状態となった。《読売新聞》
【中国外務省・孔泉報道局長】靖国問題「対話解決できない」
中国外務省の孔泉報道局長は1日の記者会見で、小泉純一郎首相の靖国参拝門団について「対話で解決出来る問題ではない」と述べ、対話での解決を求める日本側の要請に応じない考えを明らかにした。
麻生太郎外相が先月31日の就任後記者会見で「日中双方で意見が違うのは確かだ。話し合っていく以外にない」と対話での解決を求めたことへの反論。一方的に首相側の譲歩を求める姿勢を明確に示した形で、日本国内からも反発がありそうだ。《共同通信》
2006 平成18年11月1日(水)
平成6507日目
【プロ野球・西武】松坂大輔投手のメジャー移籍を容認
プロ野球・西武ライオンズの松坂大輔投手(26)が、ポスティングシステム(入札制度)を利用して米大リーグに挑戦することが決まった。同球団の太田秀和社長が1日、東京都内のホテルで会見し、入札制度での移籍容認を発表した。3月の国・地域別対抗戦(WBC)で最優秀選手に輝いたエースには複数の米球団が獲得への意向を示しており、イチロー外野手(マリナーズ)の約14億円を上回る日本人最高額の入札が行われるのは確実だ。《毎日新聞》
【安倍晋三首相】対北朝鮮制裁「拉致解決なければ継続」
安倍晋三首相は1日夕、北朝鮮核問題をめぐる六カ国協議の再開合意を受けた日本独自の制裁の取り扱いについて「ミサイル発射、核実験、拉致問題が解決されなければ解除することはない」と述べ、拉致問題も解決しない限り継続する考えを表明した。
同時に「国連安全保障理事会の制裁決議は、北朝鮮の核廃棄を求めており、それがなされなければ決議による制裁が緩められることはない」と強調した。《共同通信》
2007 平成19年11月1日(木)
平成6872日目
【プロ野球日本シリーズ】中日、53年ぶり2度目の日本一
プロ野球の日本シリーズ第5戦が1日、ナゴヤドームで行われ、中日ドラゴンズが1―0で北海道日本ハムファイターズを破り、対戦成績を4勝1敗として、1954年以来、53年ぶり2度目の日本一に輝いた。
中日は第1戦を落としたものの、第2、3戦で打線が爆発。第5戦では、先発の山井大介が8回を一人の走者も許さない見事な投球を見せ、九回は抑えの岩瀬仁紀が三者凡退に仕留める「完全リレー」で4連勝を飾った。最高殊勲選手(MVP)には中日の中村紀洋内野手(34)が選ばれた。《読売新聞》
【福田康夫首相】薬害肝炎訴訟「年内全面解決を」
福田康夫首相は1日午前、薬害肝炎訴訟に関して「この問題については政府の責任がないわけでない。行政の仕方にも問題があったのではないか」と国の責任を重ねて認めた上で「政府の責任を感じるのであれば、問題を早く解決することが必要だ」と述べ、早期に和解を実現して年内の全面解決を目指す意向を表明した。《共同通信》
2008 平成20年11月1日(土)
平成7238日目
【サッカー・ナビスコ杯】大分トリニータ、クラブ初のタイトル獲得
サッカーJリーグのヤマザキナビスコ・カップ決勝は1日、東京・国立競技場に4万4723人の観衆を集めて行われ、大分が2―0で清水を下し、初優勝した。大分は1994年のクラブ創設以来、初の栄冠を獲得。九州にホームタウンを置くクラブとしても初めてのビッグタイトルとなった。優勝賞金は1億円。《スポニチ》
【麻生太郎首相】書店へ
麻生首相は1日夕、東京・八重洲の書店に立ち寄った。就任後初めて書店を訪れた首相は、買い物客から握手を求められ、笑顔で応じるなど、リラックスした様子。同行の秘書官から「とてつもない日本」など自著が並んだ棚を指さされ、照れ笑いする場面もあった。
金融危機への対応に追われているためか、買い込んだのは長谷川慶太郎氏の「2009 大局を読む」や日下公人、高山正之両氏の「日本はどれほどいい国か」など4冊で、日ごろ愛読しているという漫画本コーナーには足を運ばなかった。《読売新聞》
2009 平成21年11月1日(日)
平成7603日目
【長妻昭厚労相】たばこ「欧州なみの価格に」
長妻昭厚生労働相は1日のフジテレビ番組で、2010年度税制改正で要望したたばこ税引き上げに関し「たばこは健康の問題がある。ヨーロッパ並みの金額にする必要があるのではないか」と述べ、実現に意欲を示した。
たばこ税に関しては、長浜博行厚労副大臣が先に「先進国の平均はだいたい1箱600円で、日本は低すぎる」と指摘。長妻氏の発言は、社会保障費の財源捻出の観点から、主力商品で現在1箱300円のたばこ価格が2倍近くになるような、1本あたり10円程度の引き上げとなる税率を想定しているとみられる。《共同通信》
【チベット議連】ダライ・ラマ14世と会談
超党派の「チベット問題を考える議員連盟」の牧野聖修会長らは1日午前、都内のホテルで来日中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世と会談した。牧野氏は「再びお会いできることを願っている」とする鳩山由紀夫首相のメッセージを紹介した。
首相は民主党幹事長だった2007年11月に14世と会談した際、チベットの「高度な自治」を支持する考えを表明。首相となった今回は中国との関係に配慮、会談は見送ったとみられる。《共同通信》
2010 平成22年11月1日(月)
平成7968日目
【プロ野球・沢村賞】広島・前田健太投手
プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長)が1日、東京都内で開かれ、セ・リーグの最多勝、最優秀防御率、最多奪三振に輝いた広島の前田健太投手(22)が初めて選ばれた。セの投手の受賞は2004年の川上憲伸(中日)以来、6年ぶり。《スポニチ》
【ロシア・メドベージェフ大統領】北方領土訪問
ロシアのメドベージェフ大統領は1日、極東サハリン州の事実上の管轄下にある北方領土の国後島を訪問した。ロシアの国家元首の訪問はソ連時代を含めて初めて。大統領はロシアによる北方四島の実効支配を直接誇示することで、日本の領土返還要求に応じない姿勢を鮮明にした。
これに対し日本政府は「大変遺憾だ」(菅直人首相)と強く反発、前原誠司外相はベールイ駐日大使を外務省に呼び抗議するとともに、対抗措置の検討に入った。《共同通信》
2011 平成23年11月1日(火)
平成8333日目
【全日空・B787】羽田〜岡山線で定期便デビュー
全日本空輸が世界に先駆けて導入した米ボーイング社の最新鋭の中型旅客機「787」が1日、羽田―岡山間で運航を始めた。国内線の定期便としては初フライトで、同路線と羽田―広島間でそれぞれ1日1往復運航する。
羽田を発った満席の787は午前9時ごろ、岡山空港に到着した。787は機体に炭素繊維素材を使って機体を軽量化。燃費が約2割向上し、航続距離が長くなった。窓を大きくするなど居住性もよいという。《朝日新聞》
【野田佳彦首相】消費税率「引き上げ前に民意問う」
野田首相は1日、衆院本会議での各党代表質問で、消費税率引き上げの準備法案について、来年の通常国会に提出する考えを改めて示した。質問に立った公明党の斉藤鉄夫幹事長代行は「法案を提出した段階で信を問うのが筋だ」として通常国会での衆院解散・総選挙を求めた。ただ、首相は「税率引き上げを実施する前には総選挙で民意を問う」と述べるにとどまった。《共同通信》
2012 平成24年11月1日(木)
平成8699日目
【野田佳彦首相】ろれつ回らず頬たたく
野田首相が1日に衆院本会議で行われた代表質問の際、ろれつが回らなくなり、右手で自分の右頬をたたく一幕があった。みんなの党の渡辺代表が東京電力福島第一原子力発電所の事故処理をただしたのに対し、首相は「経験のない困難を伴うことから、ことことことから」と答弁。頬を叩いて一礼すると、議場から「しっかりしろ」とヤジが飛び、首相は「すみません」とわびた。《読売新聞》
2013 平成25年11月1日(金)
平成9064日目
【 iPad Air】発売開始
米アップルは1日、軽量化したタブレット端末の新機種「iPad Air(アイパッドエア)」を日本国内のアップル直営店などで発売した。東京・銀座のアップル直営店では、販売開始の午前8時前に徹夜組を含めて300人以上が行列し、変わらぬ人気ぶりを示した。《共同通信》
【安倍晋三首相】ラグビーNZ代表に「祖父の縁」
安倍首相は1日、首相官邸でラグビーのニュージーランド(NZ)代表チーム「オールブラックス」の選手たちの訪問を受けた。首相はオールブラックスが首相官邸を訪問したのは、祖父の岸信介元首相が1958年に招いて以来であると説明し「大変な縁を感じている」と述べた。《読売新聞》
2014 平成26年11月1日(土)
平成9429日目
【プロ野球・ソフトバンク】新監督に工藤公康氏
プロ野球、福岡ソフトバンクホークスは1日、今季限りで退任した秋山幸二前監督(52)の後任として、西武や福岡ダイエー(現ソフトバンク)、巨人などで左腕投手として活躍した工藤公康氏(51)が新監督に就任したと発表した。契約期間は3年。背番号は工藤監督自らが選び、秋山前監督と同じ81に決まった。《西日本新聞》
【安倍晋三首相】民主・枝野氏を批判
安倍首相は1日、自身のフェイスブックに秘書の記事として、民主党の枝野幹事長が革マル派との関係が指摘されるJR関連労組から政治献金を受けていたことを批判する内容を掲載した。首相は10月30日の衆院予算委員会で、この件を枝野氏にただしており、記事は首相の発言の真意を補足する内容となっている。《読売新聞》
2015 平成27年11月1日(日)
平成9794日目
【世界体操・鉄棒】内村航平選手が今大会3個目の金メダル獲得
体操の世界選手権最終日は1日、英国グラスゴーで種目別決勝の残り5種目を行い、男子の鉄棒で内村航平(コナミスポーツク)が15.833点で金メダルを獲得した。内村の今大会の金メダルは男子団体と個人総合に続いて3個目。女子の宮川紗江(セインツク)は床運動で14.933点をマーク、4位に入った。男子跳馬の白井健三(日体大)と平行棒の田中佑典(コナミスポーツク)は7位だった。《日経新聞》
【日中韓首脳会談】3年半ぶりに再開
安倍首相と中国の李克強首相、韓国の朴槿恵大統領は1日、ソウルの大統領府で会談し、約3年半ぶりに再開された日中韓首脳会談を、今後定例化することで合意。来年は日本で開催することを決めた。安倍首相は会談後の共同記者会見で、「日中韓による協力プロセスを正常化することができた」と述べた。《読売新聞》
2016 平成28年11月1日(火)
平成10160日目
【東京都・小池百合子知事】豊洲問題「幹部8人に責任」
豊洲市場(東京・江東)の建物地下に土壌汚染対策の盛り土をしなかった問題で、東京都の小池百合子知事は1日に記者会見し、第2次内部検証報告書を公表した。地下空間が建設された時期は基本設計を始めた2010年11月から、実施設計が完了した13年2月までの幅で示した。当時の中央卸売市場長だった岡田至氏(退職)と中西充副知事のほか、建設を担当した新市場整備部長ら部長級6人の計8人を責任者とした。《日経新聞》
【安倍晋三首相】「国民に最も信頼されている公的な機関は自衛隊だ」
安倍晋三首相は1日、東京都内のホテルで開かれた自衛隊の創設記念日を祝うレセプションでのあいさつで、同席した稲田朋美防衛相が0泊3日の強行日程で8月にアフリカ東部ジブチを訪問し、今月にラオスで開かれる日ASEAN(東南アジア諸国連合)防衛相会議にも0泊で参加する予定があることから「“ミセス0泊”といわれている」とユーモアを交えて紹介し「獅子奮迅の活躍だ」とねぎらった。
また、「半世紀前、自衛隊に対し良い印象を持っていると答えた国民は6割前後だった。今日では9割を超え安倍政権の支持率をはるかに超えている」と述べて笑いを誘い、「国民に最も信頼されている公的な機関は自衛隊だ」と自衛隊の貢献をたたえた。《産経新聞》
2017 平成29年11月1日(水)
平成10525日目
【立憲民主党】初鹿氏を役職停止処分
立憲民主党は1日、同日発売の週刊文春で支援者女性への強制わいせつ疑惑が報じられた初鹿明博衆院議員(比例東京)について、6か月間の役職停止と、衆院原子力問題調査特別委員会の筆頭理事の内定を取り消す処分を決めた。
初鹿氏は党を通じて「強制わいせつ行為をした事実はない」と疑惑を否定する一方、「私自身の脇の甘さが招いた面があると肝に銘じ、女性や支援者、家族におわびしたい」との談話を発表した。立民では、セクハラ疑惑が報じられた青山雅幸衆院議員(比例東海)を無期限の党員資格停止処分にしたばかりだった。《読売新聞》
【第4次安倍内閣】発足
第4次安倍内閣は1日夜、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て発足した。安倍晋三首相(63)は記者会見で北朝鮮対応について「国際社会と共に圧力を最大限まで高め、北朝鮮から対話をしてほしいと言ってくる状況をつくらなければならない」と強調した。子育て支援の強化策を来月上旬にまとめると表明。憲法改正に関しては、自民党内で具体的条文案の策定を急ぐ考えを示した。《共同通信》
2018 平成30年11月1日(木)
平成10890日目
【元徴用工訴訟】安倍首相、国際司法裁へ提訴も視野
安倍晋三首相は1日の衆院予算委員会で、韓国最高裁が新日鉄住金に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟判決に関し「あり得ない判断だ。国際裁判を含め、あらゆる選択肢を視野に入れて毅然と対応する」と述べ、国際司法裁判所(ICJ)への提訴もあり得るとの認識を示した。その上で「困難な問題に対処するには、韓国側の尽力も不可欠だ。判決への韓国政府の前向きな対応を強く期待する」と韓国側に要求した。《共同通信》
2019 令和元年11月1日(金)
令和185目
【東京五輪】マラソン、競歩の札幌開催決定
2020年東京五輪のマラソンと競歩会場の札幌移転案を協議するため、国際オリンピック委員会(IOC)と国、東京都、大会組織委員会のトップ級会談が1日、都内で行われた。東京開催を主張していた小池百合子都知事は「大会成功に向けて、IOCの決定に同意はできないが、妨げることはしない。合意なき決定だ」と述べ、札幌開催が正式に決まった。《読売新聞》
【英語民間試験】実施を延期
来年度から大学入学共通テストに導入される予定だった英語の民間検定試験について、萩生田光一文部科学相は1日、閣議後の記者会見で、令和6年度めどに実施を延期すると発表した。実施に向けた準備が遅れる中、受験生の不安が高まっていることなどを考慮した。民間試験をめぐっては、高校現場や野党に加え、与党内からも延期論が出ていた。《産経新聞》
2020 令和2年11月1日(日)
令和551目
【大阪都構想】否決
大阪市を廃止し4特別区に再編する「大阪都構想」の住民投票が1日実施され、僅差で反対が賛成を上回り否決となった。政令指定都市として存続する。否決は2015年の住民投票に続いて2度目で、都構想を推進してきた日本維新の会代表の松井一郎市長は23年春までの任期を全うした上で政界を引退する意向を表明した。《共同通信》
2021 令和3年11月1日(月)
令和916日目
【共産党・志位和夫委員長】反省の弁
共産党の志位和夫委員長は1日の記者会見で、衆院選で推進した立憲民主などとの共闘について「大義や魅力を国民に伝えきるという点で十分とは言えなかった」と振り返った。「日本維新の会という自民、公明両党の補完勢力の伸長を招いた一因になった」との反省の弁も口にした。
立民などと競合していた小選挙区の多くで候補者を取り下げ、比例代表を中心に公示前の12議席を増やす戦略を取ったが、2減となる10議席しか獲得できなかった。ただ「国民の声を聴かない自公政治がいつまでも続いていいわけはない。日本の政治を変える道は共闘しかない」と強調した。《共同通信》