平成4453日目
2001/03/18
この日のできごと(何の日)
【森喜朗首相】防衛大卒業式で訓示
「諸君には『真の統率力』を身につけていただきたい」—。森首相が18日、防衛大学校の卒業式で将来の幹部自衛官の卵たちに、リーダーとしての心得を説いた。
首相は、航空自衛隊小松基地の近くで生まれ、幼いころから自衛隊の活躍を目にしてきたとしたうえで、「隊員を団結させ、任務を完遂することができるかどうかは、まさに指揮官の統率力にかかっている」と強調。「指揮官は常に自ら進んで隊員に範を示さなければならない」「困難な状況でも部下の信頼を得て、より団結を強くできるような人間性豊かな指揮官になるよう自己研鑽を」と呼びかけた。
首相は、事実上の退陣表明後、控えていた夜の外出を再開したり、記者団にはだんまりを決め込んだりと、「吹っ切れた様子」(首相周辺)が目立つ。
統率力を説く首相自身の胸中には自衛隊への思い入れとともに、与党内の反発を抑えることができず、「森降ろし」で辞意表明へと追い込まれたことへの“反省”もあるように見えた。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ゴルフ・溝口英二選手】7年ぶりの栄冠
ダイドードリンコ静岡オープン最終日(18日・静岡C浜岡=6897ヤード、パー72)36歳でプロ13年目の溝口英二がフランキー・ミノザ(フィリピン)をプレーオフで下し、1994年のアサヒビール・ゴルフダイジェスト以来のツアー通算2勝目を挙げた。溝口の優勝賞金は2000万円。
両者は72ホールのスコアは9アンダー、279。前日首位の溝口は強風に苦しみ77と崩れ、20位スタートで68にまとめたミノザと並んだ。プレーオフでは1ホール目に溝口がパーとし、パーパットを外したミノザを振り切った。《共同通信》
【大相撲春場所】8日目
大相撲春場所8日目(18日・大阪府立体育会館)大関魁皇が千代天山を送り出し、ただ一人土つかずの8連勝で勝ち越しを決めた。両横綱は貴乃花が関脇若の里をはたき込んで1敗をキープし、武蔵丸は貴ノ浪を寄り切って2敗を守った。他の大関は、武双山が琴光喜を寄り切って1敗を堅持。かど番の出島は関脇栃乃洋を押し出して5勝目を挙げた。和歌乃山は小結同士の一番に勝って初白星。全勝の魁皇を1敗で貴乃花、武双山、平幕の玉乃島が追う展開となった。《共同通信》
【森喜朗首相】米国に出発
森喜朗首相は18日夕、米国のブッシュ大統領との初の首脳会談を行うため、羽田発の政府専用機でワシントンに向け出発した。訪米には麻生太郎経済再生担当相が同行。現地時間の19日午前、ホワイトハウスで首脳会談を行う。
この後、ハワイ・ホノルルに向かい、米原潜と実習船えひめ丸衝突の事故現場を船で視察。21日午後、帰国する。《共同通信》
◇
森喜朗首相は18日午後、ワシントンに向かう政府専用機内で同行記者団と懇談し、繰り上げ実施を表明した自民党総裁選の時期について、緊急経済対策の策定と絡ませない意向を示しながらも「経済対策に時間的余裕がない。総裁選にエネルギーを割くことは国民に申し訳ない」と述べ、経済対策取りまとめを最優先させたい考えを強調した。
19日の日銀の政策委員会・金融政策決定会合に触れ、ゼロ金利復帰など金融緩和策に「適切な対応が下されると期待している」と表明。19日の日米首脳会談では、両国経済の減速状況を踏まえ、米側にも適切な経済政策を求め、経済運営での協調を打ち出す方針を明らかにした。《共同通信》
【公明党・冬柴鉄三幹事長】「小泉首相」に難色
公明党の冬柴幹事長は18日、テレビ朝日の報道番組で、森首相の後継選びに関連して、「小泉氏は自分の政策を持っており、それとの関係でどうなのか。(郵政事業を)民営化しない方向で法律を決めたのではないのか」と述べ、郵政民営化を主張する小泉氏は次期首相候補にふさわしくないとの考えを示した。《読売新聞》
【民主党・菅直人幹事長】自民は下野を
民主党の菅幹事長は18日、青森市内のホテルで記者会見し、今後の政局について、「森政権が退陣した後、自民党は下野すべきだ。野党の立場で解党敵改革に努力することが、日本のためになるし、解党的改革が実現する可能性が初めて出てくる」として、首相退陣に合わせて、与党3党が下野するよう求めた。《読売新聞》
【自民党】若手が「四騎の会」
自民党の若手議員有志による「日本の明日を創る会」代表世話人の石原伸晃氏らが18日午後、福島県郡山市での会合で「四騎の会」を結成したことを明らかにした。
メンバーは石原、根本匠、塩崎恭久、渡辺喜美の4氏。今月13日夜に4人で石原氏の実父、石原慎太郎東京都知事と会食した際、「おれたちの時代は青嵐会をつくった。日本の未来のため4人で会をつくれ」と促されたという。会の名前は石原知事が名付けた。4氏は自民党内などでささやかれている「石原新党」構想との関連を否定しているが、石原知事との緊密な関係は続きそうだ。
4氏は会合で自民党の現状について「党内民主主義がなくなった」(塩崎氏)、「派閥の仕切りが強くなった」(渡辺氏)と批判。総選挙に関して(1)党員投票を含めたオープンな形での実施(2)国会議員の推薦人の数を現行の30人から20人への引き下げ−を要求、既に党内で約60人の署名を集めたことも明らかにした。《共同通信》
【米国、中国】ピンポン外交30年
新華社電によると、「ピンポン外交」から30周年を記念する式典が18日夜、北京の釣魚台迎賓館で開かれ、中国訪問中のキッシンジャー元米国務長官や李嵐清副首相らが自らプレーした。
この日は、厳しい対中姿勢を打ち出しているブッシュ政権と協議のため銭其琛副首相が訪米に出発。式典は安定的な米中関係の維持を臨む中国の姿勢を象徴する形となった。キッシンジャー氏は、この日のあいさつで「両国関係が今後も不断に強化されるよう望む」と述べた。
ピンポン外交は、米中対立が続いていた1971年4月、中国が米国の卓球チームを招き、世界を驚かせた招待外交。式典はピンポン外交実現後、秘密訪中したキッシンジャー氏が止まった同迎賓館6号館で行われた。《共同通信》