平成2855日目

平成8年11月1日(金)

1996/11/01

【大阪府堺市】O-157「安全宣言」

大阪府堺市議会のO-157対策特別委員会で、幡谷豪男市長は1日午後、7月に発生した集団食中毒について「8月8日から新たな患者の発生はなく、市民生活も安穏さを取り戻している。二次感染の危険性も去った」として「安全宣言」をした。5700余人が感染、女児2人が死亡した大規模感染は、最初の患者が発生した7月11日以来、113日ぶりに終息への節目を迎えた。《共同通信》



【独・コール首相】国連改革に積極姿勢

ドイツのコール首相は1日午後、日本記者クラブで会見し、国連について「現在の状況には適していない」と指摘し、安全保障理事会を含む機構改革に積極的に取り組む姿勢を示した。また朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)情勢に関し「北朝鮮は、世界が対立ではなく、平和と協調に向かっていることを認識し、パートナーが必要と自覚してくれることを願う」と述べた。

ドイツ経済については「輸出力が衰えつつあり、もう一度盛り返したい」とするとともに、市場としてアジアを重視する考えを表明した。対日貿易赤字問題には「これといった解決策はない」としながらも、旧東ドイツ地域が産業立地に好条件を備えていると強調し「日本が同地域に投資することで、問題解決の成果も上げられる」とあらためて期待を表明した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】独・コール首相と会談

橋本龍太郎首相は1日、ドイツのコール首相と首相官邸で会談し、「日独パートナーシップ」の拡大のため、首脳会談を原則年1回以上のペースで開催し、首脳間の意思疎通を図ることを確認した。まず来年6月に米国デンバーで開かれる先進国首脳会議の際に会談、それまでに現在交渉中の年金協定、環境協定の締結に努力することで合意した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は1日、首相官邸で日独首脳会談。カメラの放列を前に「サッカーみたいに転んでもいいですよ」とちゃめっ気たっぷりのコール首相を見上げながら、首相は「あなたにはかなわない」とサービス精神でまず脱帽。会談後の記者発表でも「政界で一番の楽しみは組閣するための連立交渉ではないか」とコール氏に突っ込まれ終始、相手側ペース。政策協議で何とか与党を固めた首相だが、旧西ドイツから統一ドイツまで戦後最長の任期を達成、記録更新を続ける巨漢コール氏とは、文字通り大人と子ども?

○・・・この日、自民党の加藤紘一幹事長らは新会派「21世紀」を結成した新井将敬氏らと政策協議。新井氏は、メンバー5人の小会派ながら「国会内に一部屋もらうことができた」と紹介。「床面積で議員一人当たり4.6平方メートルとなり、本当は7人で一部屋らしいが、後から議員が増えるという意味でしょう」と勢力拡大に自信たっぷり。さらに「自動車も一台割り当てをもらった」と付け加えると、同席した山崎拓政調会長は「そりゃあ、有利ですな」と、小会派優遇におもわずせん望のため息。《共同通信》

【日米野球】第1戦

4年ぶり開催の日米野球は1日、東京ドームで第1戦を行い、全日本が6−5で全米に競り勝った。全日本は一回、イチロー(オリックス)の安打などで無死満塁と先発の20勝投手ヘントゲン(ブルージェイズ)を攻め、清原(西武)の走者一掃の二塁打などで5点を先取。一時は同点にされたが、六回に山崎(中日)の適時打で勝ち越し、赤堀(近鉄)佐々岡(広島)佐々木(横浜)のリリーフ陣が封じリードを守り切った。第2戦は2日、東京ドームで行われ、先発は全米が2年ぶりに日本のマウンドに立つ野茂(ドジャース)、全日本は木田(巨人)。《共同通信》

【プロ野球・阪神】「吉田体制」始動

新スタッフによる阪神の秋季練習が1日、始まった。雨の影響で甲子園球場室内練習場と鳴尾浜球場の二組に分かれての初日。吉田新体制が再建に向かって踏み出した。

「公的な行事で抜ける場合もある。ユニホームを着たり着なかったりでは自分でも納得がいかない。今回はずっとこのまま通す」という吉田新監督は背番号83のユニホームではなくスーツ姿。甲子園で野手の準備運動を見届け、投手陣が練習する鳴尾浜球場へ向かった。

ブルペンでは捕手の後方からネット越しに投球を見つめ、ペンを走らせてメモを取った。「どんな投げ方でどんな球を投げるのかをチェックした。潜在能力の高い投手がいっぱいいますな」。この秋のテーマである個々のレベルアップはコーチに任せ、まずは戦力把握に懸命だった。

練習に先立ち全体ミーティングで「阪神に長く在籍することでなく、試合に出て活躍することに目標を置いてほしい。戦う集団として一丸、頑張ろう」と選手に呼び掛けた。吉田監督が、静かに阪神で3度目のスタートを切った。《共同通信》

【石川県金沢市】「リファーレ」オープン

金沢市の金沢駅武蔵北地区市街地再開発事業第5工区の再開発ビル「リファーレ」が1日午前、オープンした。市内有数規模のオフィスや日本海側最大の書店などを核とした業務、商業の複合ビルで、10月末の金沢駅通り線の暫定開通と併せ、金沢の表玄関に新たな都心軸と集客ゾーンを形成する。

平成6年に着工したリファーレは、商業・公益、業務、住宅の3棟からなり、業務棟は地上18階、高さは85メートルある。3棟の延べ床面積は計5万6500平方メートルで、市内屈指の規模となる。

商業施設の核テナントには名鉄五番街(金沢市)が入居した。駸々堂(大阪)と共同運営する「駸々堂金沢ブックセンター」は、1、2階で展開し、売り場面積2300平方メートルと日本海側最大規模を誇り、書籍20万点、45万冊をそろえる。1階にはアウトドアメーカー・モンベル(大阪)の「モンベルクラブ金沢」(売り場面積約500平方メートル)、不動産仲介や賃貸物件情報を提供する北陸名鉄開発(金沢市)の「名鉄五番街ハウジングセンター」もオープンした。《北國新聞》



11月1日のできごと