平成3585日目
1998/11/01
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】自衛隊観艦式に出席
小渕恵三首相は1日午前、埼玉県の陸上自衛隊朝霞訓練場で行われた観艦式で訓示し、防衛庁背任事件に絡む証拠隠滅疑惑について「防衛庁が徹底的に事実関係を明らかにして最終報告を行い、速やかに国民の信頼を回復するよう望む」と述べた。
同時に「国民の信頼を失墜させる事態が発生したことは極めて遺憾だ」と表明。「全庁一丸となって綱紀保持の徹底、調達機構の抜本的見直しなどの推進に取り組んでほしい」と要請した。
就任後初めて観閲式に出席した首相は終了後、記者団に「日ごろの訓練の成果が表れていて力強い感じがした。防衛、治安出動のみならず災害出動にも、これだけきちんとやってもらえれば国民も安心できる」と感想を述べた。《共同通信》
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【F1】ミカ・ハッキネン選手、初の総合V
自動車のF1シリーズ最終戦日本グランブリ(GP)は1日、三重県鈴鹿サーキットで決勝(51周)を行い、ミカ・ハッキネン(フィンランド、マクラーレン・メルセデス)が1時27分22秒535(平均時速205.229キロ)で今季8勝目を挙げ、初の総合優勝を果たした。
フィンランド人が王者となるのは、1982年のケケ・ロスベルク以来16年ぶり2人目。製造者部門はマクラーレンが1991年以来7年ぶりに制した。2位は6秒491差でエディー・アーバイン(英国、フェラーリ)、3位にデービッド・コールサード(英国、マクラーレン・メルセデス)が続いた。《共同通信》
【第30回全日本大学駅伝】駒大、独走V
第30回全日本大学駅伝対校選手権は1日、名古屋市の熱田神宮から伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロのコースに23チームが参加して行われ、10月の出雲全日本会大学選抜駅伝を制した駒大が5時間17分48秒で初優勝した。2位は1分26秒差の山梨学院大。東京箱根間往復大学駅伝2連覇中の神奈川大は序盤の出遅れがき4位に終わった。《共同通信》
【プロ野球東西対抗戦】セ、パとも西軍制す
プロ野球セ、パ両リーグの東西対抗が1日、宮崎、静岡で行われ、セは西軍(中日、広島、阪神)が11−1で大勝し、パも西軍(オリックス、ダイエー、近鉄)が7−4で勝った。対戦成績はセが東軍の11勝7敗1分け、パは西軍の8勝3敗1分けとなった。
セの西軍は六回、山崎(中日)の3点本塁打など打者16人の攻撃で一気に11点を奪い、東軍(横浜、巨人、ヤクルト)を圧倒した。
パの西軍は四回、大島(オリックス)の2点三塁打などで3点を挙げて逆転。五、八回にも柴原(ダイエー)日高(オリックス)のソロ本塁打などで東軍(西武、日本ハム、ロッテ)を突き放した。
最優秀選手にはセが山崎、パは大島が選ばれ、賞金100万円をそれぞれ獲得した。《共同通信》
【競馬・第118回天皇賞】
第118回天皇賞(秋)は1日、東京競馬場の2000メートル芝コースで12頭が出走して争われ、8歳馬のオフサイドトラップ(柴田善臣騎手)が1分59秒3で優勝、賞金1億3200万円を獲得した。柴田騎手は1993年秋のヤマニンゼファーに続いて2勝目、加藤修甫調教師は初。8歳馬の天皇賞制覇は初めてだった。
快調に飛ばしていた一番人気のサイレンススズカ(武豊騎乗)が左前脚に故障を起こし、4コーナー手前で競争を中止する波乱の展開。2番手だったサイレントハンターが先頭に立ったが、この後ろで機をうかがっていた六番人気のオフサイドトラップが抜け出した。
サイレンススズカが発症した左前脚の故障は「左手根骨粉砕骨折」と診断され、回復の見込みが立たないため、レース後、安楽死処分となった。《共同通信》
【共産党・志位和夫書記局長】安保廃棄後も自衛隊は存続
共産党の志位和夫書記局長は1日午後、東京都江東区で開かれた「赤旗まつり」で、日米安保条約と自衛隊との関係について「安保廃棄と同時に自衛隊をなくすという方針ではない。安保をなくした段階では自衛隊の抜本的軍縮をし、民主的コントロール下に置くというのが私たちの態度だ」と述べた。同党参加の「民主連合政府」で安保条約の廃棄を目指すが、廃棄後も縮小した形で自衛隊は残るとの見解を示したものだ。その上で志位氏は「国民合意が成熟した段階で、自衛隊の解消手続きを取る」との見解を示した。