平成4459日目
2001/03/24
この日のできごと(何の日)
【2001年芸予地震】
24日午後3時28分ごろ、中国、四国地方を中心に地震があり、広島県河内町、大崎町、熊野町で震度6弱、松山市、山口県岩国市などで震度5を記録、九州、近畿地方などを含む広い範囲で揺れを感じた。
震源地は安芸灘で、震源の深さは約51キロ、マグニチュード6.4と推測される。
総務省消防本部などによると、25日午前零時現在、広島、愛媛両県で計2人が死亡、広島、愛媛、山口など7県で161人がけがをした。
気象庁地震津波観測課では、震源の深さなどから今回の地震は陸側のプレートの下に潜り込むフィリピン海プレートの内部で発生したとみられる。近畿から九州までの広い範囲で揺れたのも、震源が深かったためとしている。《読売新聞》
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政府は24日の中国・四国地方の地震を受け、福田官房長官が発生から34分後に首相官邸に駆けつけるなど素早い対応を見せた。2月の実習船沈没事故の発生時には森首相が一報後もゴルフを続けて強い批判を浴びたが、その教訓を生かしたようだ。
散髪中だった福田長官は「途中で切り上げて」、官邸に到着。実習船事故も土曜日だったことを思い出したのか、「週末ってこういうもんだよな」とつぶやきながら危機管理センターに入った。
地震発生時、森首相はロシアに向かう政府専用機の中。福田長官は会見で「専用機に電話連絡し、指示を受けた。(ロシア到着後も)副長官を通じて連絡があったので、『こちらのことは任せていただき、交渉をしっかりやってほしい』とお願いした」と、首相の“関与”を強調していた。《読売新聞》
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【大相撲春場所】14日目
大相撲春場所14日目(24日・大阪府立体育会館)2敗で横綱貴乃花と、魁皇、武双山の両大関の3人が並んだ。1敗で単独トップだった魁皇が、横綱貴乃花の右上手出し投げに敗れ、武双山は関脇若の里を退けて2敗を堅持した。若の里は負け越し。
千秋楽は結びで貴乃花が武蔵丸に負けると、魁皇−武双山戦の勝者が優勝。貴乃花が勝てば、貴乃花と魁皇ー武双山戦の勝者との優勝決定戦となる。
武蔵丸は関脇栃乃洋を寄り切って11勝目。大関は雅山が朝青龍に敗れて負け越し、かど番の出島は隆乃若の右上手投げに7敗目を喫した。小結栃東は玉乃島を寄り切って勝ち越した。玉乃島は4敗。《共同通信》
【柏崎刈羽原子力発電所】MOX燃料が到着
東京電力柏崎刈羽原子力発電所3号機(新潟県柏崎市、刈羽村)のプルサーマル計画で使うプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ武装輸送船パシフィック・ピンテール(5271トン)が24日午前6時10分、フランスから2カ月余りの後悔を経て同原発の専用港に到着した。
MOX燃料集合体の入った輸送容器を船からクレーンでつり上げる作業を午前10時44分に開始。4つの輸送容器(うち1つは空容器)は順次、原発敷地内の保管庫にトレーラーで運び込まれ、作業は夕方には終了する見通し。
MOX燃料の海上輸送は1999年秋に東電福島第一原発(福島県)と関西電力高浜原発(福井県)に搬入されて以来2回目。
プルサーマル計画をめぐっては、初導入するとみられていた福島県が当面の受け入れを拒否。新潟県が初となる可能性が急浮上する中、新潟県知事ら地元首長の対応が注目されている。東電側は計画通り、2001年中に燃料を原子炉に入れる「装荷」する方針を崩しておらず、 国内初実施をめぐる議論がさらに高まりそうだ。《共同通信》
【森喜朗首相】小泉氏に自重促す
森喜朗首相は24日午前、ロシアのプーチン大統領と会談するため、羽田発の政府専用機でシベリア・イルクーツクに向け出発した。25日に大統領と会談し、北方領土問題をめぐり協議する。《共同通信》
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森首相は24日、イルクーツクに向かう政府専用機の中で同行記者団と懇談し、森派会長の小泉純一郎・元厚相の自民党総裁選出馬について、「慎重に熟慮しなければならない」と述べ、小泉氏に自重を促す考えを明らかにした。
首相が慎重姿勢を示したことで、小泉氏が総裁選出馬を見送る可能性も出てきた。
首相は小泉氏の総裁選出馬について「ここ(森派会長)まできたら自分の存在感、立場を大事にしてほしい」と述べ、同氏の出馬に慎重な考えを示した。
さらに、首相は「(小泉氏にも)『慎重に熟慮しなければいけない。我が身だけの小泉純ちゃんではないということをよく考えて行動してほしい』と申し上げている」と述べた。
そのうえで、「いずれ小泉さんとよく相談したい」と述べ、正式に退陣表明する4月上旬にも小泉氏と会談し、総裁選出馬を自重するよう求める考えを示した。
首相の発言について、小泉氏は24日夜、「(総理総裁の)表紙を掛け替えるだけだったら、私が(総裁選に)出る意味がない。私も慎重に熟慮したい」と語った。《読売新聞》
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森喜朗首相は24日午後、日ロ首脳会談に臨むため、政府専用機でロシア・イルクーツク空港に到着した。機中で同行記者団と懇談した森首相は、25日のプーチン大統領との首脳会談について「2000年までの目標に向かって両国が全力を尽くした結果を総括し、今後の平和条約の前進を図る道筋を示したい」と述べ、北方領土問題を含む平和条約交渉に強い意欲を示した。《北國新聞》
【サッカー・国際親善試合】
サッカーの国際親善試合、フランス代表−日本代表は24日、パリ近郊のフランス競技場に7万7888人の観衆を集めて行われ、日本は0−5で完敗した。
1998年ワールドカップ(W杯)覇者で昨年の欧州選手権も制したフランスは前半10分にPKで先制し、後半も途中交代出場のトレセゲが2得点するなど終始、日本を圧倒した。
日本は西沢(エスパニョール)を1トップに置いてスタートしたが、攻撃の形をつくれず、中田英(ローマ)が単発的にミドルシュートを放ったにとどまった。5失点はトルシエ監督になってから、代表チーム最多失点。また5点差の負けは日本代表国際Aマッチ敗戦では戦後最大。《共同通信》
【ロシア】連続爆破、20人死亡
ロシア南部で24日、3件の連続爆破事件があり、インタファクス通信は非常事態省の話として少なくとも市民ら20人が死亡、約100人が負傷したと伝えた。ロシア政府はチェチェン武装勢力によるテロ行為と断定した。同勢力によるとみられる爆破テロは頻発しているが、ことしに入って最大規模の被害。
プーチン大統領は「このような卑劣な殺人行為んは断固たる措置を取る」と述べ、早期の犯人逮捕に全力を挙げると強調。パトルシェフ連邦保安局長官らを現地に派遣した。
スタブロポリ地方ミネラルヌイエボディでは同日午前、市内中心部の市場の入り口付近に駐車していた車が爆発し、市民18人が死亡、約90人が負傷した。ほぼ同時刻に、同市に近いエセントゥキの警察の建物前でも駐車中の車が爆発、10人前後が負傷した。
また同地方に隣接するカラチャイ・チェルケス共和国でも、爆発物を積んだとみられる不審車両を警察が調べていたところ爆発が起き、警官2人が死亡した。《共同通信》