平成4316日目

2000/11/01

【森喜朗首相】中川前長官任命責任論をかわす

衆参両院の国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)が1日開かれ、民主党の鳩山由紀夫代表らが辞任した中川秀直前官房長官を任命した森喜朗首相の責任などを追及した。

首相は「閣僚人事については任命責任者の私に責任があるが、本件についてはあらかじめ予測できなかった」と責任論をかわした。《共同通信》




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【サッカー日本代表】凱旋

レバノンで行われていたサッカーのアジアカップで優勝した日本代表チームが1日、成田空港に凱旋、2大会ぶり2度目のアジア王者に日本を導いたトルシエ監督は、「出発前に約束した通り、カップを持ち帰ることができた」と、胸を張った。

空港の到着ロビーでファンから花束を贈られるなどの祝福を受けたトルシエ監督。その後の記者会見は1時間以上に及び、「優勝候補として勝って当たり前の雰囲気だった」と、予想以上の重圧だったことを明らかにした。その上で「(自分が就任してからの)2年間、この大会を目標にしてきた。優勝はその成果。選手たちは人間として大きく成長した」など、自身の強化策の正しさをアピールした。《読売新聞》

【民主党】鳩山代表に不満の声

民主党の鳩山代表は1日の党首討論で、中川秀直・前官房長官をめぐる女性問題や右翼団体幹部との交友疑惑を取り上げ、森首相の任命責任を追求した。だが、質問は森首相にかわされるばかり。このため、民主党内には「突っ込み不足」との不満の声が広がった。

鳩山氏は、前回(10月25日)の党首討論では北朝鮮による日本人拉致問題に関する首相発言を取り上げたが、党内からは「さまざまなことを聞きすぎる」(幹部)、「相手を追い込むことが下手」(若手)との批判が出た。このため、鳩山氏は今回質問を(1)中川氏の国会答弁はうそだったのではないか(2)首相に真偽を調査する意思はあるか−―の2点に絞った。鳩山氏は「国民が一番知りたがっているのは官邸疑惑だ」「官邸を国民が信頼しなくなっている」などと語気を強めた。

だが、首相は「すべて週刊誌やそういうものの推測。民主党が調査したと言うのなら、どういう調査をしたのかお教え頂きたい」などと切り返した。首相からは中川氏自身による事情解明への期待感が繰り返し表明されるだけだった。

終了後、鳩山氏は記者会見で「首相の無責任ぶりが極めて明らかになった」と満足げだったが、民主党内からは「同じ角度から同じ解答を得るだけ。見ている方が欲求不満になった」(新党さきがけ出身議員)、「鳩山氏はスキャンダル追求には向いていない」(日本新党出身議員)といった声が聞かれた。《読売新聞》

【この日の民主党】

またも強行採決!~審議不十分の健康保険法、医療法改正案

与党の強引な国会運営が続くこの国会で、またしても与党の一方的な採決強行が健康保険法改正案と医療法改正案を一括審議していた1日の衆院厚生委員会で行われた。

委員会では、野党の質問が終わった時点で、与党側が審議打ち切りを求める動議を提出。野党側は、「審議が不十分」として委員長席に詰め寄り抗議した。騒然として委員長の議事が全く聞き取れないまま、与党側は一方的に採決が終了したとして退席した。

衆院厚生委の野党理事はこの後国会内で記者会見。民主党の金田誠一議員は「修正や譲歩ができるかと話し合ったが歩み寄りできる状況でなかったのが残念だ」と強調した。

この改正案は、高齢者(70歳以上)の医療費負担を現行の定額制から定率制に変更することなどを柱とした内容。現行の通院一回530円、入院一日1200円の定額制を、一律1割負担の定率制に変えようというもの。その結果、高齢者の平均的なケースを見ると、通院の場合1537円から2340円に、入院の場合2万5200円から3万7200円に約1.5倍の負担増になる。

民主党は、改正案は(1)「改革なき負担増」である(2)薬剤費別途負担の高齢者のみの廃止には合理的根拠がない(3)高額療養費の上限額のあり方に矛盾がある-――などを理由に改正案に強く反対している。

[党首討論]中川前長官の捜査情報漏えい、調査せよ~鳩山代表が森首相に迫る

民主党の鳩山由紀夫代表は1日、先週に続いて行われた今国会2回目の党首討論で、中川前官房長官に対する首相の任命責任と、北朝鮮とのコメ支援密約問題に焦点を絞って森首相に論戦を挑んだ。

鳩山代表は「中川前長官は衆院内閣委員会で知人の女性に捜査情報について電話したことはないと答弁したが、その夜録音テープが公開されると突然辞任し、記者会見で事実を認めた。国会での虚偽答弁は犯罪行為だ」と述べ、捜査情報漏えい疑惑や右翼団体幹部との交際問題をめぐる中川前官房長官の国会答弁の矛盾点をあげて、森首相の認識をただした。

これに対し首相は、「結果として、答弁も正確さを欠いていたことは否めない」と遠回しな表現で中川氏の非は認めたものの、あとは「うそか真実か、本人が調べて名誉回復することをのぞむ」「私自身はテープを聴いていないので、断定したことを申し上げることは適当でない」との逃げ口上に終始した。

鳩山代表が「中川前長官が首相補佐を務めていた当時に、知人に警察が覚醒剤の捜査で動いているから気を付けろと電話している。これは事実として認めている。警察情報を収集して漏らしている。官邸にいたからこそ知り得たこととしか思えない」とさらに追及すると、森首相は「私はそう聴いていない。中川議員が調査して釈明すると思う」などと繰り返すばかり。

「総理の任命責任は重い。総理自らの手で真相解明をすべきだ」と鳩山代表が攻め立てると、森首相はいらつきを隠せず「どうして断定できるのか。政治家にも人権がある」などと述べ、さらに、「警察に操作を指示することは首相として絶対できない」などと論点を取り違えたような、筋違いの強弁をした。

また、鳩山代表は97年の与党訪朝団が北朝鮮との間にコメ50万トン支援の密約を交わしたとの話に触れ、「総理の個人プレーが結果としていかに国益を損なっているか、あなたは全然おわかりになっていない」として、「密約があった」と認めている自民党の野中幹事長(訪朝団のメンバー)との発言の違いをただした。

森首相はこれについて「密約は全くない。3党の人たちからそれぞれ歴史認識、コメ、拉致疑惑などいろいろな議論をされたので、ここの議論の中でコメの問題が出たことは充分にある。野中さんも拉致問題を中心になって話していた中で、そのような希望が相手側から出たと言うことだ」と弁明。

鳩山代表はこれに対し、「コメ支援の話が今回の日朝国交正常化交渉で国益を損じた。交渉の中で何ら見返りがとれなかった。ブレア首相への軽はずみな発言、親書を送ったという話など、あなたの稚拙な外交で国益を損なったことを改めて指摘する」と述べて、討論を終えた。

「森首相の無責任ぶり明らか」~党首討論後に鳩山代表が会見

民主党の鳩山代表は1日、党首討論を終えた後、国会内で記者会見し、「森首相の無責任ぶりが明らかになった。官邸疑惑が深まった。官房長官が辞任したのに原因となったテープも聴いていない、詳しく事情も調べていない。本当なら無責任きわまりない」と討論を振り返り、改めて首相の対応を批判した。また、森首相が討論の中で、「総理として警察に捜査指示はできない」などと反論したことについては、「警察の不祥事を官邸として調べることは十分可能な話。総理は何か誤解をされているのではないか」と首を傾げた。《民主党ニュース》



11月1日 その日のできごと(何の日)