平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1989 平成元年4月24日(月)
平成107日目
【北京大】無期限スト突入
中国の民主化運動に大きな影響力を持つ北京、清華両大学など北京市内の16大学の学生が24日から全学無期限ストライキに突入した。学生たちは胡耀邦前総書記の名誉回復、民主化、自由化の促進を要求、さらに全国の大学、労働者や市民の連帯を求める動きに出ており、党中央委主催の追悼大会終了後も学生のエネルギーが衰えていないことを示している。
理科系の名門、清華大学では、午前7時半ごろ、学内に太鼓の音が響き渡り、7時40分からの授業をボイコット、学内デモ行進に入る合図となった。デモには約1万2000人の学生、教職員のうち青年教師らを含む1万人以上が参加、民主化を求める声の大きさ、ストを支持する力の強さを見せつけた。《共同通信》
【竹下登首相】宮澤喜一前蔵相と会談
竹下首相は24日午後、首相官邸で自民党宮澤派の宮沢会長(前蔵相)と、当面の政局を中心に約1時間にわたって意見交換をした。
会談の席上、首相は政界で取りざたされている衆参ダブル選挙を含めた衆院の早期解散問題について「(自民党の衆院の現有議席は)多数を持っている。この多数を大事にしたい。自分はもともと(衆院)任期いっぱい論者だ」と言明、早期解散する考えのないことを強調した。
宮沢氏は「私ども(宮澤派)は基本的にご支援する」と竹下内閣を支えていく方針を改めて伝えた。《共同通信》
1990 平成2年4月24日(火)
平成472日目
【毛利衛さん】日本人初の宇宙飛行士に決定
来年6月に米国のスペースシャトル「アトランティス」に乗り込み、超電導合金などの第一次材料実験を実施する日本人宇宙飛行士に、元北海道大工学部助教授の毛利衛さん(42)が、24日決まった。
宇宙開発事業団の選定作業委員会が同日午前、毛利さん、向井千秋さん(37)、土井隆雄さん(35)の3人の候補者から最終選考し、発表された。《共同通信》
【海部俊樹首相】北方四島は一括返還
衆院予算委員会は24日、2日目の集中審議を行い、社会党の和田静夫、松浦利尚、井上普方、公明党の冬柴鉄三、共産党の正森盛二、民社党の川端達夫、新民連の菅直人の7氏が日ソ関係、日米構造協議を中心に政府側の意見をただした。
金丸元副総理が北方領土問題に関して「二島返還論」を打ち上げたことに関連し、海部首相は「北方四島を日本に返してもらいたいというのが国民的合意だ」と、あくまで四島一括返還が日本政府の立場であると強調した。《共同通信》
1991 平成3年4月24日(水)
平成837日目
【永井真理子さん】シングル「ハートをWASH!」発売
【政府】ペルシャ湾への掃海艇派遣を決定
政府は24日夜、首相官邸で安全保障会議と臨時閣議を相次いで開き、ペルシャ湾に敷設された機雷の除去のため自衛隊の掃海隊を派遣することを正式に決定、「平和、人道的な人的貢献策」として国民の理解と協力を求める政府声明を発表した。
海部首相は閣議後、記者会見し「(湾岸戦争の)正式停戦で戦争に巻き込まれる懸念はない」として平時で、しかも地域を限定した派遣であることを強調、海外派遣につながる恐れはないことを重ねて表明した。《共同通信》
1992 平成4年4月24日(金)
平成1203日目
【連合・山岸章会長】自衛隊を容認
連合の山岸会長は24日午後、都内で講演し、5月15、16日の連合三役会議で外交、防衛など基本政策を論議することに関連して「連合として憲法9条は独立国としての自衛権を認めたものと、はっきりしたいと思う。その上に立って自衛隊を容認する」と言明した。
自衛隊容認の前提条件としては(1)シビリアンコントロール(文民統制)(2)専守防衛(3)非核三原則の厳守――を挙げ、「軍縮を基本に据えた自衛隊の縮小、整備を考えていけばいい」との認識を強調した。
山岸氏が三役会議を前に自衛隊容認の姿勢を鮮明にしたことは、会議の方向付けに大きな影響を与えると同時に、一部組合の反発を招くとみられ、三役会議では自衛隊の位置付けをめぐって激論も予想される。《共同通信》
1993 平成5年4月24日(土)
平成1568日目
【東武ワールドスクウェア】開園
エッフェル塔や自由の女神、法隆寺など世界の名建築のミニチュア102点を集めた「東武ワールドスクウェア」が24日、栃木県塩谷郡藤原町にオープンした。約7万7000平方メートルの敷地にあるミニチュアはすべて原寸の25分の1。“ガリバー気分”を楽しもうと、開演前から約2000人が行列をつくった。
東武鉄道(本社東京)が総工費140億円で建設。ミニチュアは東宝映画「ゴジラ」の美術スタッフらが5年かがりで製作したもので、エッフェル塔の高さは約13メートル。約7センチの人形14万個を建物の周りに配してある。《共同通信》
【天皇皇后両陛下】琉球舞踊を満喫
全国植樹祭出席のため沖縄県を訪問中の天皇、皇后両陛下は24日、那覇市の沖縄県庁や名護市の養護老人ホーム「県立名護厚生園」を訪問、琉球舞踊を楽しむなどされた。
午前中、両陛下は県庁で大田昌秀知事から県勢の概要説明を受けられた。大田知事は、米軍基地が県の面積の11%を占めており、振興開発を図る上で大きな制約になっている現状や、基地の返還を日米両国政府に求めていることを説明。
「国内唯一の地上戦の場となり、戦争の愚かさを体験した県民として教訓を次世代に伝え、平和の尊さを前世代に伝えていきたい」と述べ、沖縄戦の全戦没者の氏名を刻む「平和の礎」建設の構想にも触れた。《共同通信》
1994 平成6年4月24日(日)
平成1933日目
【パリマラソン】谷川真理選手が大会新記録で優勝
第18回パリ・マラソンは24日、パリのシャンゼリゼ大通りを出発しフォッシュ大通りをゴールとするコースで行われ、女子の谷川真理(良品計画)が2時間27分55秒の大会新記録で初優勝した。日本の女子選手の同マラソン優勝は、昨年の吉田光代(ダイハツ)に続き2年連続で、4人目。
谷川は序盤から快調に飛ばし、25キロ付近から独走態勢に入った。後半ややペースが落ちたものの、安定した走りで自己ベストを27秒短縮。14度目のマラソンで3勝目をマークした。《共同通信》
【羽田孜外相】消費税アップを示唆
連立与党の首相候補に決まった羽田外相は24日、NHKの討論番組で組閣について「予算をつくった人が対応するのが望ましいが、各党の意見をうかがいながら対応していきたい」と述べ、小幅を基本に各党の意向によっては中規模になることもあり得るとの考えを示した。
次期政権の政策課題については「恒久的な所得減税をやると間違いなく歳入欠陥になり(行財政の見直しで)埋めることは難しい」と指摘。「資産、消費、所得のバランスを考えながらやることが大事だ。6月中に方向を出し、年内に結論を出すことが(政策協議で)確認されている」と強調、消費税などの税率アップが避けられないとの見通しを示した。《共同通信》
1995 平成7年4月24日(月)
平成2298日目
【東京都・青島幸男知事】初登庁
「無党派の風」に乗って東京都知事選を制した青島幸男新知事=前参院議員=が24日初登庁し、首都の「顔」としての一歩を踏み出した。
午前中、鈴木俊一前知事と事務の引き継ぎをした青島知事は、幹部職員約600人を前に「希望の持てる都政の実現」「税金を一銭たりとも無駄遣いしない都政の推進」「隠し事のない開かれた都政の実現」と3つの基本姿勢を示し、生活者の視点に立ち都政をダイナミックに転換すると決意表明をした。《共同通信》
【大阪府・横山ノック知事】初登庁
新しい大阪の顔になった横山ノック(山田勇)知事は24日、大阪府庁に初登庁、ノック府政がスタートした。横山知事は職員への就任あいさつで「手づくりの庶民府政、ゆっくり改革府政、工夫あふれる府政の実現に一緒に頑張りましょう」と訴えた。
しかし登庁時に正副議長をはじめほとんどの議員が出迎えず、無党派知事の議会対策の難しさを感じさせた。《共同通信》
1996 平成8年4月24日(水)
平成2664日目
【オウム・松本智津夫被告】初公判
オウム真理教による重大犯罪を指揮したとして計17事件で起訴されたオウム真理教教祖麻原彰晃被告(43)=本名松本智津夫=の初公判が24日、東京地裁(阿部文洋裁判長)で開かれ、同被告はこの日審理が始まった地下鉄サリンなど3事件について、起訴事実の認否を留保した。
起訴状朗読前の人定質問で麻原被告は氏名を「麻原彰晃です」と述べ、裁判長から「松本智津夫ではないですか」と問われて「その名前は捨てました」と答えた。職業については「オウム真理教の主宰者です」と述べ、本籍、住所については「覚えていない」とした。
初公判は昨年5月16日の逮捕以来約11ヶ月ぶり。教団トップが裁判で起訴事実への認否を先送りしたことで、教団内の指揮系統を含めた事件の全容解明作業は長期化する見通し。今も残る信者や公判中の元幹部らにも影響を与えそうだ。《共同通信》
【ロシア・エリツィン大統領】訪中
エリツィン・ロシア大統領は中国公式訪問のため24日、北京に到着した。大統領の訪中は1992年12月に次いで2度目。
大統領は人民大会堂での歓迎式典の後、江沢民国家主席と短時間会談。中国中央テレビによると、江主席は「花開くこの時期の大統領訪問は、両国関係発展の兆しである」と歓迎した。大統領は「中国訪問を重視を、十分に準備してきた。この訪問はきっと成功するだろう」と答えるなど、両首脳は両国関係の発展に強い意欲を表明した。《共同通信》
1997 平成9年4月24日(木)
平成3029日目
【オウム・松本智津夫被告】第34回公判
オウム真理教松本智津夫被告(42)=教祖名麻原彰晃=は24日、東京地裁で開かれた第34回公判で意見陳述し、一部の事件について教団の関与は認めたが「指示していない」などと自らの無罪を主張した。
地下鉄サリン事件は「村井(秀夫元幹部)や井上(嘉浩被告)らにストップを命じたが、彼らに負けた」とし、坂本堤弁護士一家殺害事件については「指示していないと明言する。早川(紀代秀被告)らには情状がある。判例によると、2年ぐらいの求刑で、小さな罪」と言い放った。
松本被告の公判はこの日で1年。意見陳述は裁判官の交代に伴う更新手続きの中であり、松本被告は初めて起訴された事件の認否を明らかにした。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】ペルー訪問「総合的に判断」
橋本龍太郎首相は24日の政府与党首脳連絡会議で、ペルー大使公邸人質事件解決で謝意を表明するため、ペルーを訪問したいとの考えをあらためて表明した。訪問時期については「受け入れ態勢などの問題があり、総合的に判断したい」と述べた。
首相は、シプリアニ大司教の尽力に感謝、バチカン法皇庁に書簡を送ったことも明らかにした。《共同通信》
1998 平成10年4月24日(金)
平成3394日目
【政府】景気浮揚へ16兆5000億円
政府は24日、経済対策閣僚会議を開き、低迷を続ける景気てこ入れのため、過去最大となる総事業規模16兆6500億円の総合経済対策を決定した。
公共事業や減税など実際に景気浮揚効果が期待できる国と地方の財政支出である「真水」部分は12兆円に迫り、景気対策としては空前の規模となった。
政府は直ちに対策を盛り込んだ1998年度補正予算案編成に入り、財政構造改正案とともに5月中旬に国会提出。橋本龍太郎首相は5月の主要国首脳会議(バーミンガムサミット)で、日本の内需拡大努力に理解を求める。《共同通信》
1999 平成11年4月24日(土)
平成3759日目
【世界ユースサッカー】日本、準優勝
サッカーの世界ユース選手権で初めて決勝に進んだ日本は20歳以下の世界の頂点を目指し、24日、ナイジェリアのラゴスで強豪スペインと対戦したが、0−4で完敗、無念の準優勝にとどまった。
しかし日本にとっては五輪、国際サッカー連盟(FIFA)主催の大会を通じ、今回の準優勝は1968年メキシコ夏期五輪の3位を上回る過去最高の成績。大会のベストイレブンにも日本から小野(浦和)と本山(鹿島)が選ばれた。《共同通信》
【社民党・土井たか子党首】自自合意を批判
社民党の土井たか子党首は24日午後、党本部で記者会見し、ガイドライン関連法案の修正をめぐる自民、自由両党の合意について「準有事という問題が新たに出てきた。日米両国の集団的自衛権への道を開くことになり、法案の性質が変わった。ゼロから審議をやり直さなければならない」と述べ、同法案の26日の委員会採決に反対する考えを重ねて表明した。《共同通信》
2000 平成12年4月24日(月)
平成4125日目
【森喜朗首相】小渕前首相担当医招致「必要ない」
森喜朗首相は24日午後、民主党が小渕恵三前首相の担当医の参考人招致を求めていることについて「現在、前首相のご家族、担当医らは神にも祈る気持ちで懸命に看病、治療に当たっている。(国会に)呼びつけて話をさせるなど論外だ」と述べ、国会招致は必要ないとの考えを強調した。《共同通信》
2001 平成13年4月24日(火)
平成4490日目
【自民党】新総裁に小泉純一郎氏
自民党は24日午後、党本部での両院議員総会で、森喜朗総裁(首相)の後継を選ぶ総裁選を実施、小泉純一郎元厚相が橋本龍太郎行革担当相、麻生太郎氏を破り、第20代総裁に選出された。小泉氏は党三役人事を進め、幹事長に山崎拓氏、政調会長に麻生太郎氏、総務会長に堀内光雄氏が内定した。《共同通信》
2002 平成14年4月24日(水)
平成4855日目
【道頓堀】グリコのランナーがサッカー日本代表ユニフォームに
おなじみのランニングシャツからサッカーユニホームに。サッカーのワールドカップ(W杯)開催を控え、大阪・道頓堀の名物、江崎グリコのランナーの広告塔が衣替えし、24日、点灯された。
1935年の初登場から現在の5代目までずっとランニングシャツ姿で、衣替えは初めて。日本代表チームと同じ青のユニホームにサッカーシューズで、大阪城や通天閣をバックに走る。《共同通信》
【農水省】「諫早干拓事業」開門調査開始
諫早湾干拓事業(長崎県)で農水省は24日、潮受け堤防の水門を開け海水を導入、開門調査を本格スタートさせた。「ギロチン」と呼ばれ、世論の厳しい批判を浴びた1997年4月14日の同湾奥部の締め切り以来、5年ぶりに堤防内部に水が入った。
ノリ不作などの原因究明が目的だが、2カ月という短期調査の有効性を疑う声は多く、国営干拓事業の是非が改めて問われそうだ。《共同通信》
2003 平成15年4月24日(木)
平成5220日目
【東京地検】オウム・松本智津夫被告に死刑求刑
オウム真理教(アーレフに改称)の松本智津夫(麻原彰晃)被告(48)に対し、東京地検は24日、東京地裁(小川正持裁判長)で開かれた第254回公判で、死刑を求刑した。論告で検察側は「これほどの凶悪重大犯罪を繰り返し、悲惨な結果をもたらした者はなく、わが国の犯罪史上最も凶悪な犯罪者というしかない」と指摘した。オウム事件での死刑求刑は13人目。10月30、31日に弁護側が最終弁論を行って結審し、判決は来年初めにも言い渡される見通し。
松本被告が指示したとされる地下鉄サリンなど13事件では、計27人が死亡した。90年代の日本を揺るがしたオウム真理教の「教祖」の裁判は、初公判からちょうど7年で大きな節目を迎えた。《毎日新聞》
2004 平成16年4月24日(土)
平成5586日目
【民主党・菅直人代表】閣僚の年金未納を批判
「自分は掛け金を払わないで、国民の掛け金を引き上げるなんてふざけている。こういうのを『未納3兄弟』と言う」民主党の菅代表は24日、広島県呉市で街頭演説し、小泉内閣の中川経産相、麻生総務相、石破防衛庁長官の3閣僚に国民年金の未納・未加入期間があった問題について、こう厳しく批判した。
演説で菅氏は、福田官房長官が自らの60歳までの納付履歴について「個人情報」を理由に公表を拒んだことも取り上げ、「福田氏は『プライバシーだから答えられない』と言っているが、年金の掛け金を上げる法案を出している重要閣僚の一人であり、公的年金を払っているかは答える責任がある」と指摘した。「未納3兄弟は、もしかしたら、4兄弟、5兄弟、6兄弟かもしれない」とも述べた。《朝日新聞》
2005 平成17年4月24日(日)
平成5951日目
【ヤクルト・古田敦也捕手】通算2000本安打
プロ野球ヤクルトの古田敦也捕手(39)は24日、愛媛県の松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)で行われた広島5回戦の六回、大竹寛投手から三塁線を破る二塁打を放ち、プロ野球32人目の通算2000安打を達成した。
大学を卒業し、社会人を経てプロ入りした選手では初。39歳8カ月の達成年齢は、四番目の高齢。捕手一筋の選手としては元ヤクルト監督の野村克也氏(現シダックス監督)以来二人目で、ヤクルトの生え抜き選手としても若松勉監督に次いで二人目。《産経新聞》
【衆院統一補選】自民が2補選制す
衆院宮城2区と福岡2区の統一補欠選挙は24日、投票が行われ、いずれも即日開票された。福岡2区では、小泉純一郎首相の盟友で、自民党元職の首相補佐官山崎拓氏(68)が民主党の新人に大勝し、通算11回目の当選を決めた。宮城2区での、公募の新人で元自民党県議秋葉賢也氏(42)が民主党の新人を破り、初当選した。《共同通信》
◇
小泉純一郎首相は24日夜、衆院統一補選で2議席を獲得した自民党の勝利について「良かった、良かった。2つとも民主党の議席だったからね」と、東京・品川区の首相公邸で記者団に語った。
これに先立ち首相は羽田空港内で、福岡2区で盟友の山崎拓首相補佐官が返り咲いたことについて「何でも相談できるから心強い。山崎氏は外交も内政も全般的に経験が豊富だから、いろいろな面で良い助言なり活躍を期待したい」と記者団に述べた。《共同通信》
2006 平成18年4月24日(月)
平成6316日目
【民主党・鳩山由紀夫幹事長】小沢代表の続投を支持
衆院7区補選での民主党候補の勝利を受け、鳩山由紀夫幹事長と菅直人代表代行は24日午前、9月の代表選で小沢一郎代表の続投を支持する考えを表明した。代表選は実施しても事実上、小沢氏の信任投票となる見通しが強まった。
鳩山氏はフジテレビの番組で「国民が小沢代表に期待感を持った。(代表選は)常識で言えば小沢代表の続投で決まりだ」と表明した。菅氏もTBS番組で「半年ごとに代表を変えていいと思わない。私や鳩山氏が代表選に出ることはない」と強調。ただ「ルールとしては9月に代表選をやるのは当然だ」とも指摘した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】オーストリア首相と会談
4月24日、小泉首相は官邸で、欧州連合(EU)の議長国であるオーストリア共和国のヴォルフガング・シュッセル首相と首脳会談を行った。
会談で両首脳は、2009年の日本・オーストリア修好140周年を記念して、音楽・文化・ウィンタースポーツ分野、観光などの面で様々な交流を深めていき、民間有識者中心に構成される「日本・オーストリア21世紀委員会」を通じて、両国が直面している高齢化などの問題を議論することで、両国の協力関係を築いていくことなどの意見交換を行った。《首相官邸》
2007 平成19年4月24日(火)
平成6681日目
【安倍晋三首相】「イラク復興は日本の国益」
イラクへの航空自衛隊の派遣を定めたイラク復興支援特別措置法が7月末に期限切れになるのを控え、これを2年延長する政府提出の改正案と、派遣を中止させる民主党の同特措法廃止法案が24日午後の衆院本会議で審議入りし、安倍晋三首相らが出席して趣旨説明と質疑を行った。
首相は「イラクの安定と復興は国際社会の重要課題でわが国の国益にも直結する。腰を据えて取り組むため2年延長する」と表明。撤収する国が増えているとの指摘には「潘基文国連事務総長、マリキ・イラク首相からも空自の空輸支援への謝意表明や継続要請の書簡が寄せられており、現在も26カ国が部隊を派遣して活動を実施している」と派遣継続の必要性を強調した。《共同通信》
2008 平成20年4月24日(木)
平成7047日目
【仏上院議長】聖火リレー「妨害は遺憾」
中国中央テレビによると、訪中しているフランス上院のポンスレ議長が24日、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談、パリでの北京五輪聖火リレーへの妨害について「大変残念で、遺憾の意を表する」と述べ、フランス政府として正式に中国に遺憾の意を伝えた。
議長はまた「五輪の円満な成功を心から願い、支持する」と述べ、悪化した両国関係を早期に修復したい意向を強調。胡主席は「リレー妨害は中国人民の感情を傷つけた」と指摘した上で「フランスが問題を正視し、中国とともに障害を排除することを望む」と述べ、中国側も早期の関係修復を図る姿勢を示した。《共同通信》
【株虚偽記載】西武鉄道に賠償命令
西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載発覚による株価下落で損失を被ったとして、個人株主約290人が西武鉄道側に総額約13億円の損害賠償を求めていた訴訟の判決で、東京地裁(難波孝一裁判長)は24日、176人、約2億3000万円分の支払いを西武鉄道側に命じた。一方、信託銀行4社が計約120億円の損害賠償を求めた訴訟では、信託銀行側の請求を棄却した。《日経新聞》
2009 平成21年4月24日(金)
平成7412日目
【草彅剛さん】「大人として恥ずかしい」
東京区検は24日、酒に酔って全裸で騒いだとして、公然わいせつの疑いで警視庁に逮捕、送検された人気グループSMAPのメンバー草彅剛容疑者(34)を処分保留で釈放した。草なぎさんは同日夜、東京都港区の所属レコード会社で会見し「心配を掛け、迷惑を掛けてしまった。本当に申し訳ございません」と憔悴した顔で謝罪した。
草彅さんは会見場に黒いスーツ姿で登場。冒頭で「たくさんお酒を飲んで、自分でも訳が分からなくなってしまった。大人として恥ずかしい行動を起こしてしまった。本当に反省しています」と述べ、深々と頭を下げた。《共同通信》
【麻生太郎首相】米・オバマ大統領と電話会談
麻生太郎首相は24日朝、オバマ米大統領と電話会談し、北朝鮮のミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の議長声明に基づき、対北朝鮮制裁を着実に履行する方針を確認した。北朝鮮が離脱を宣言した6カ国協議の早期再開を目指すことでも一致。世界的な核兵器削減に向けた連携強化も確認した。《共同通信》
2010 平成22年4月24日(土)
平成7777日目
【鳩山由紀夫首相】普天間問題の現行案決着を否定
鳩山由紀夫首相は24日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)に移す現行案で決着させる可能性について「辺野古の海が埋め立てられることは自然に対する冒涜(ぼうとく)と感じる。受け入れるという話はあってはならない」と述べ、明確に否定した。
首相は既に、米側が最善とする現行案を容認しないを考えを示していたが、5月末の決着期限を控え、立場に変更がないことを確認した。視察先の群馬県大泉町で記者団の質問に答えた。
移設先をめぐる日米間の調整は現在、岡田克也外相とルース駐日大使との間で主に行われており、米紙ワシントン・ポストは23日に両氏が会談し、外相が現行案の修正案を検討していることを伝えたと報じた。
首相は、会談は認めたものの「内容は必ずしも事実ではない。なぜこのように報道されたのか分からない」と報道内容を全面的に否定。同時に「政府案を真剣に検討している最中で、まだ結論が出ていない」と述べた。《時事通信》
2011 平成23年4月24日(日)
平成8142日目
【石巻市立大川小】1カ月遅れの卒業式
宮城県石巻市の市立大川小(柏葉照幸校長)は24日午前、間借り先の市立飯野川第一小で、東日本大震災で死亡・行方不明となった当時の6年生の保護者に卒業証書を授与した。また、同日午後には無事だった児童5人のうち、3人に卒業証書を手渡した。
大川小は全校児童108人のおよそ7割に当たる74人が死亡・行方不明に。当時6年生だった児童も21人のうち、16人が死亡・行方不明となり、当初3月18日の予定だった卒業式が、これまで開かれていなかった。《共同通信》
【北海道夕張市長選挙】鈴木直道氏が初当選
全国唯一の財政再生団体・北海道夕張市の市長選は、元東京都職員の鈴木直道氏(30)が、元衆院議員の飯島夕雁氏(46)らを破って初当選した。鈴木氏は財政破綻後の同市に、都からの派遣職員として約2年勤務。今回、地元の要請で立候補した。石原慎太郎都知事らも応援に入った。
鈴木氏は約1カ月前に30歳になったばかり。熊谷俊人千葉市長(33)を抜き、全国最年少の市長となる。《朝日新聞》
2012 平成24年4月24日(火)
平成8508日目
【藤村修官房長官】大阪市・橋下市長らと会談
停止中の関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題を巡り、大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事が24日、藤村修官房長官と首相官邸で会談した。市長らは、原発から100キロ圏内の都道府県と電力会社が安全協定を結ぶ仕組みを作ることや、使用済み核燃料の最終処理体制の確立などを盛り込んだ8提言を藤村長官に示した。
会談に先立ち、藤村長官は記者会見で「今後自治体に様々、こちらから説明する」と述べ、再稼働に向け、原発の周辺にある自治体への説明を重視する考えを明らかにした。《日経新聞》
2013 平成25年4月24日(水)
平成8873日目
【安倍晋三首相】「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」
安倍晋三首相は24日の参院予算委員会で、安倍内閣の閣僚らの靖国神社参拝に中国や韓国が反発していることに関し「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前だ。わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない。その自由は確保している。当然だろう」と述べた。
首相は韓国が反発していることに「靖国の抗議を始めたのは盧武鉉(政権)時代が顕著になったが、それ以前はほとんどない。なぜ急に態度が変わったかも調べる必要がある」と強調。中国に対しても「A級戦犯が合祀されたとき、時の首相の参拝に抗議せず、ある日突然抗議をしはじめた」と不快感を示した。《産経新聞》
2014 平成26年4月24日(木)
平成9238日目
【安倍晋三首相】米・オバマ大統領と会談
安倍晋三首相は24日午前、来日中のオバマ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。難航する環太平洋連携協定(TPP)交渉の協議を継続し、早期妥結を双方の当局に指示することで一致した。オバマ氏は中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島をめぐり、日米安全保障条約に基づく米側の防衛義務を確認し、共同記者会見で表明した。共同声明はTPP閣僚協議の結果を踏まえ発表される。首脳会談をまたぐ協議継続は異例だ。
会談で首相は、集団的自衛権行使容認の検討状況を説明しオバマ氏は支持した。同盟強化アピールの狙い。尖閣問題で米大統領が安保条約適用を公言するのは初めて。《共同通信》
2015 平成27年4月24日(金)
平成9603日目
【首相官邸ドローン落下事件】福井県小浜署に40代男が出頭
首相官邸(東京都千代田区)の屋上で小型無人飛行機(ドローン)が見つかった事件で、福井県警に24日、関与を認める男が出頭した。警視庁が発表した。威力業務妨害などの疑いで調べる。出頭した男は40代で「反原発を訴えるために、自分が官邸にドローンを飛ばした」と話しているという。
同庁公安部によると、男は24日午後8時過ぎ、小浜署(福井県小浜市)に1人で出頭した。捜査関係者の話では、小浜市在住。福井県警によると、ドローンを無線操縦するためのコントローラーのような装置を持っていたという。警視庁は捜査員を現地に派遣。男から事情を聴き、事件への関与の有無について裏付けを進める。《朝日新聞》
【宮内庁】愛子内親王殿下のスキー映像を公開
宮内庁は24日、皇太子ご一家が3月下旬に長野県の奥志賀高原で静養した際、長女愛子さま(13)がスキーを楽しんだ様子を撮影した写真と映像を公開した。公開されたのは中級コースのスキー教室を受講されている様子という。宮内庁によると、ご一家は3月23~27日の日程で長野県に滞在した。《共同通信》
2016 平成28年4月24日(日)
平成9969日目
【九州新幹線】脱線車両の撤去完了
JR九州は24日、熊本地震によって熊本駅の南約1キロ付近で脱線した九州新幹線の回送列車(6両)の撤去作業を完了した、と発表した。回送列車は14日夜、時速80キロで走行中に全車両が脱線した。復旧作業は18日に開始。車両をジャッキやクレーンで持ち上げるなどして5両目までを線路に戻し、現場の南約8キロの熊本総合車両所に運んだ。6両目は台車の破損が激しく、補助台車に載せて運んだという。九州新幹線は28日にも全線復旧する予定。《読売新聞》
【登山家・野口健さん】熊本・益城町にテント村を開設
熊本地震の被災地を支援しようと登山家の野口健さん(42)=東京都=が24日、益城町の総合運動公園にテント村を開設した。野口さんは車中泊の被災者が多いと聞き、全国の登山愛好家らにテントの提供を呼び掛けた。環境観光大使を務める岡山県総社市などの協力も得て、公園内の陸上競技場に約130張りのテント村を出現させた。《熊本日日新聞》
2017 平成29年4月24日(月)
平成10334日目
【佐賀県・山口祥義知事】玄海原発再稼働に合意
佐賀県の山口祥義知事は24日、県庁で記者会見し、九州電力玄海原発3、4号機(同県玄海町)の再稼働への同意を表明した。山口知事は「熟慮した結果、現状ではやむを得ないと判断した」と述べた。再稼働の前提となる地元手続きは完了し、残る手続きが順調に済めば、早ければ夏にも再稼働する見通しだ。《共同通信》
2018 平成30年4月24日(火)
平成10699日目
【福田淳一財務事務次官】辞任
政府は24日の閣議で、セクハラ疑惑が報じられた福田淳一財務事務次官の辞任を正式に決めた。セクハラ調査を継続するとして、懲戒処分を見送った上で、退職金の支払いは留保した。今後の調査で減給などの処分に相当する事実が認められた場合は、約5300万円とされる退職金を減額する。
次官を辞任し財務省を退職した時点で福田氏は処分対象から外れるため、野党は辞任前の処分を財務省に要求していた。野党は処分なしでの辞任に強く反発、麻生太郎財務相の責任をさらに追及し、辞任要求を強める構えだ。
財務事務次官が不祥事で途中辞任するのは、旧大蔵省の当時の小村武次官が更迭されて以来。《共同通信》
【野党】審議拒否を継続
安倍晋三首相は24日、公明党の山口那津男代表と官邸で会談し、女性記者へのセクハラ問題で財務省の福田淳一事務次官が辞任したことを陳謝した。野党は麻生太郎副総理兼財務相の辞任を求め、24日も衆院本会議を欠席するなど審議拒否を続けた。与党は26日に衆参両院で予算委員会の集中審議を野党が欠席しても開く方針で、与野党の対立は膠着状態が続いている。《産経新聞》
2019 平成31年4月24日(水)
平成11064日目
【強制不妊救済法】成立
旧優生保護法(1948~96年)に基づいて不妊手術を受けた被害者を救済するための議員立法が、24日午前の参院本会議で全会一致で可決され、成立した。前文にはおわびの言葉を盛り込み、被害者1人あたり320万円の一時金を支給する。《読売新聞》
【小出義雄さん】死去
2000年シドニー五輪女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さん(46)らを育成した元陸上指導者の小出義雄さんが24日、死去した。80歳だった。
小出さんは千葉県出身。順大で箱根駅伝に出場するなどした後、教員を23年間務め、1988年に実業団のリクルートの監督に就任した。
明るく豪快な性格と選手の素質を見抜いて褒めて伸ばす抜群の指導力で、マラソンで有森裕子さん(52)を92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅の2大会連続メダルに、積水化学に移籍した97年は世界選手権で鈴木博美さん(50)を金メダルに導いた。《産経新聞》
2020 令和2年4月24日(金)
令和360日目
【COVID-19】国内で新たに433人の感染確認
新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では24日、新たに433人の感染が確認され、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を除く累計の感染者は1万2861人となった。死亡が確認されたのは東京都6人、千葉県3人など計17人で、累計では345人になった。
東京都では新たに161人の感染者が確認された。都内の累計感染者は3733人に達し、緊急事態宣言が発令された7日(1194人)時点からの2週間余りで3倍超にまで増えた。《読売新聞》
【カルロス・ゴーン被告】「事件は政府の陰謀」
動画投稿サイト「ユーチューブ」で24日に配信された、日本の刑事司法の問題点を議論するインターネット上のシンポジウム「国際司法裏コングレス」に、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(66)=入管難民法違反容疑で逮捕状=が登場し、金融商品取引法違反などの罪に問われた自身の事件について「日本政府と検察、日産による陰謀だった」と話した。
レバノンからネットで参加したゴーン被告は、2018年11月に東京地検特捜部に逮捕された際の心境を「不意打ちで理解ができなかった」と説明。逮捕容疑となった役員報酬の過少記載について「犯罪ではない」と改めて無罪を訴えた。《共同通信》
2021 令和3年4月24日(土)
令和725日目
【星出彰彦宇宙飛行士】宇宙基地に到着
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の星出彰彦飛行士(52)ら4人を乗せた米スペースXの新型宇宙船クルードラゴン2号機は24日、約23時間半の旅を終えて国際宇宙ステーションに到着した。宇宙船はステーションと連結後、気圧調整などを経て隔てていたハッチが開かれ、星出さんは野口聡一飛行士(56)と満面の笑みで抱き合った。
星出さんは約半年間の滞在中、日本人2人目のステーション船長を務める。《共同通信》
2022 令和4年4月24日(日)
令和1090日目
【仏大統領選】マクロン氏が再選
フランス大統領選挙は24日午後8時(日本時間25日午前3時)、決選投票が締め切られた。複数の仏メディアによると、現職のマクロン大統領(44)が、極右政党「国民連合」のマリーヌ・ルペン氏(53)を破り再選される見通しとなった。
仏ニュース専門局「BFMTV」によると、マクロン氏の予想得票率は57・60%、ルペン氏は42・40%だった。《読売新聞》