平成1933日目

1994/04/24

この日のできごと(何の日)

【競馬・第109回天皇賞】

競馬の第109回天皇賞(春)は24日、やや重の阪神競馬場3200メートル芝コースに11頭が出走して争われ、一番人気のビワハヤヒデ(岡部幸雄騎乗)が3分22秒6で優勝、賞金1億3000万円を獲得した。浜田光正調教師はこのレース初勝利、岡部騎手は5度目の勝利で武豊騎手と並んで現役トップ。レースはルーブルアクトが先行。二番手につけていたビワハヤヒデは直線に入って抜け出し、そのままゴールした。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【第18回パリ・マラソン】

第18回パリ・マラソンは24日、パリのシャンゼリゼ大通りを出発しフォッシュ大通りをゴールとするコースで行われ、女子の谷川真理(良品計画)が2時間27分55秒の大会新記録で初優勝した。日本の女子選手の同マラソン優勝は、昨年の吉田光代(ダイハツ)に続き2年連続で、4人目。

谷川は序盤から快調に飛ばし、25キロ付近から独走態勢に入った。後半ややペースが落ちたものの、安定した走りで自己ベストを27秒短縮。14度目のマラソンで3勝目をマークした。

男子はサイド・エル・エルミリ(モロッコ)がゴール直前の競り合いを制し、2時間10分57秒で初優勝。1992年バルセロナ五輪以来の本格的な復帰戦だった中山竹通(ダイエー)は、中盤から遅れ出し、2時間13分11秒の8位だった。女子の岩井都(ダイハツ)は足の状態が悪く、出場を取りやめた。《共同通信》

【羽田孜外相】消費税アップを示唆

連立与党の首相候補に決まった羽田外相は24日、NHKの討論番組で組閣について「予算をつくった人が対応するのが望ましいが、各党の意見をうかがいながら対応していきたい」と述べ、小幅を基本に各党の意向によっては中規模になることもあり得るとの考えを示した。

次期政権の政策課題については「恒久的な所得減税をやると間違いなく歳入欠陥になり(行財政の見直しで)埋めることは難しい」と指摘。「資産、消費、所得のバランスを考えながらやることが大事だ。6月中に方向を出し、年内に結論を出すことが(政策協議で)確認されている」と強調、消費税などの税率アップが避けられないとの見通しを示した。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】消費税率引き上げに慎重

自民党の河野総裁は24日午後、党県連主催の政経文化懇談会出席のため訪れた岡山市内で記者会見し、同会で講演した。この中で河野氏は連立与党が進めている税制改正問題について「所得税減税をやったから次は増税を急いでやらなければ大変なことになるということでは減税の効果が出るのか。所得減税が景気回復に効果があることを確認する姿勢が必要だ」と述べ、消費税率引き上げを含む間接税の見直しに慎重な考えを示した。

河野氏は「羽田新政権」への対応について「連立の枠組み維持にきゅうきゅうとした権力のたらい回し」と批判。さらに「新生党の国会運営は議会制民主主義のプロセスをきちんと踏んでいない。間違った道に日本の政治を進めてはならない」と述べ、「結果重視」に力点を置いた国会運営との対決姿勢を鮮明にした。

河野氏は次期総選挙に関連して「小選挙区制で次の選挙が行われることを想定して、作業を進めたい」と表明。「選挙に勝つための態勢づくりを念頭に置いて、党組織改革を実行したい」と述べ、既に設置している選挙対策本部(本部長・河野総裁)の活動を本格化させる考えを強調した。

【自民党・渡辺美智雄元外相】自民、新生の合併望ましい

渡辺氏・自民党の渡辺美智雄元外相は24日午前、フジテレビの番組で、今後の政界の行方について「本当は自民党と新生党が合体するのが一番いい。その政策に乗れない人が自民党を抜けるのは仕方がない」と述べ、政策の一致する自民、新生両党が合併するべきで、その際党内の護憲リベラル勢力が離脱するのはやむを得ないとの考えを示した。

またこれに関連して渡辺氏は「政策や目的の同じ者が国のために手を組んでやることが出発点だ。小選挙区制になれば、避けようとしても避けられない」と述べ、政界再編に意欲を示した。また今後の連立政権に対するスタンスについては「是は是、非は非だ」とし、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑で有事法制が必要となったときは賛成する考えを強調した。《共同通信》

【連合・山岸章会長】統一会派論議は慎重

連合の山岸章会長は24日午前、NHKの番組に出演し、連立与党の意思決定の在り方について「党首会談と代表者会議の任務を明確にし、二つを有機的にパイプでつなぎ、ガラス張りの運営をしてほしい」と述べ、現在の代表者会議中心の運営を見直すべきだとの考えを示した。また、日本新党が参加を呼び掛け、現在、「凍結」されている新たな統一会派「改革」について、山岸氏は「新内閣が発足した途端に(統一会派論議を)再燃させてまた与党内がもめると、国民の政治不信の種になる。慎重にやってほしい」と述べた。《共同通信》



4月24日 その日のできごと(何の日)