平成4125日目

2000/04/24

【衆院予算委員会】

衆院予算委員会は24日午前、新政権発足後初めて森喜朗首相と全閣僚に対する基本的質疑を行った。

首相は昭和50年から据え置かれている年間60万円までの贈与税非課税枠(基礎控除枠)の拡大について「(資産は)眠っていて活用されなければ富を生まない。新しい資金がどう流れ、どういうものに変わっていくか、いろいろ考えてもらうことが大事だ」と述べ、前向きに検討する意向を示した。

宮澤喜一蔵相も「60万円の限度額が適当か考慮の余地がある。現状を十分検討してみるべきだ」と同調した。《共同通信》

衆院予算委員会は24日午後も森喜朗首相と全閣僚に対する質疑を続行した。この中で青木幹雄官房長官は、小渕恵三前首相の入院に伴う首相臨時代理就任について、「首相と官房長官の間柄で『万事よろしく頼む』との指示は、当時の状況や病状を考えれば『万一のときは臨時代理に』と受け止めるのは当然だ」などと述べ、就任に至る経緯に問題はないとの認識を改めて強調した。民主党の菅直人政調会長への答弁。

しかし菅氏は答弁に納得せず、前首相の入院先である順天堂大学付属順天堂医院の医師団を参考人として招致することを要求したが、島村宜伸予算委員長は「理事会では医師の守秘義務もあり招致は適当ではないとの結論になった。が、改めて協議する」と述べた。

菅氏は「前首相の診断書の提出もなく、森政権は誕生前の手続きに重大な問題がある」として、青木氏の対応は臨時代理設置の根拠規定を定めた憲法70条と内閣法9条に反すると指摘した。しかし、青木氏は①前首相が自分の意思を伝えられず、また他人の発言を理解できないことを医師団に念を押した上で、「首相を欠いた」と判断した②従来、前首相外遊時に臨時代理を務めている−との点を挙げ、「(対応に)何の落ち度もない」と突っぱねた。

これに関連して津野修内閣法制局長官は、前首相の「よろしく頼む」との発言に関して、「当事者の関係や状況から客観的に発言内容を確定するのが法律的解釈であり、その状況が一番分かるのが官房長官だ」と述べ、青木氏の臨時代理就任は法的に問題ないとの見解を示した。《共同通信》

森喜朗首相は24日午後、民主党が小渕恵三前首相の担当医の参考人招致を求めていることについて「現在、前首相のご家族、担当医らは神にも祈る気持ちで懸命に看病、治療に当たっている。(国会に)呼びつけて話をさせるなど論外だ」と述べ、国会招致は必要ないとの考えを強調した。《共同通信》




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【さいたま市】正式決定

埼玉県の浦和、大宮、与野3市の合併推進協議会が24日、同県与野市のホテルで開かれ、合併後の新市名を「さいたま市」とすることを正式決定した。

また、合併期日については来年5月1日とすることで大筋で合意。懸案の市庁舎の場所については当面、浦和市役所に置くが、将来は3市にまたがる「さいたま新都心」周辺で検討することで合意した。

新市長選は合併後50日以内に実施されるが、市議選は市町村合併特例法により市議の任期が合併後2年間まで延長が認められるため、平成15年春の統一地方選の時期に実施される見通し。9年12月から21回聞かれた合併推進協は今回で終了。29日には地方自治法に基づく合併協議会が発足し、合併へ向けた手続きに入る。

しかし、政令指定都市への移行について3市は「新市発足後2年以内」との目標を掲げているが、3市北部の上尾市と伊奈町を再合併するかどうかで、浦和市と大宮市が対立しており、議論は今後も続きそうだ。《共同通信》

【北海道・有珠山】避難住民、バスで視察

北海道・有珠山の噴火で多くの住民が避難している虻田町で24日午後、一時帰宅が実施されていない泉地区の71世帯の住民を対象にバスによる車上からの視察が行われた。同地区は噴火の危険度が高く立ち入りが禁じられている。

「帰れないならせめて近くまで入りたい」という住民の要望で実現。62人が参加し、一時帰宅が認められている区域と、立ち入り禁止区域の境界線上の町道をバス2台に分乗して約40分間視察した。

また、22日夕に避難指示地域の虻田町・洞爺湖温泉地区の自宅にいるとの情報が寄せられた男性は、24日夕になっても北海道警などの避難の呼びかけにも応じておらず、道警や自衛隊は25日朝にも救出に向かうことにしている。《共同通信》

【この日の民主党】

鳩山代表が駐日タイ王国大使と会談

民主党の鳩山由紀夫代表は24日、党本部でサクティップ・グライラーク駐日タイ王国大使と会見し、日タイ両国の友好協力について話し合った。

鳩山代表は、「タイ経済の立ち直りが早かったのは、幸いだった。日本は政府が公共事業中心の古い景気刺激策しかやらないので、景気回復は遠のいている」と説明。グライラーク大使は、「経済危機の際、ほかの国は引き上げたのに日本の投資家だけがタイを支え、雇用問題が起こらなかった」と感謝を述べるとともに、「東南アジアの経済に日本は大きな影響力があるので、日本の経済回復を祈りたい」と表明した。

最後に鳩山代表は、「日タイ友好議員連盟の日本側議員は自民党ばかりなので、今後民主党としても議員レベルでのタイとの交流のあり方を考えたい」として、今後の友好促進に意欲を示した。

「これでは真空首相の継承」菅政調会長、森首相と予算委で激論

森首相が初めて出席する予算委員会が衆院で24日、開かれた。民主党からは菅直人政調会長と横路孝弘副代表が質問に立ち、森首相誕生までの数々の疑惑や首相の歴史認識、雇用・福祉政策、財政再建ビジョンなどについてただした。

菅会長は、まず「長年議員をやっているわりには首相のイメージが鮮明でない」と述べ、(1)中国と台湾を「国と国との関係だ」とした李登輝台湾総統の発言についての見解(2)日中戦争は侵略戦争か(3)警察改革をどうするのか(4)医療の抜本改革をどう進めるのか、などをただした。

これに対し森首相は、「(李総統発言については)当事者同士で平和的に話し合ってほしい」、日中戦争については「歴史のなかでみなが判断すること」と答弁。警察改革についても「できるだけいい法案をつくる」、医療改革は「国会でやるべきこと」とすべて先送りの姿勢を示した。

これを受けて菅会長は、「森首相には自分の考えがあるのか。これでは真空首相の継承だ」と批判。小渕前首相入院直後から「情報の操作・ねつ造があった」として、「自民党の村上参院会長が『後継首相は森でいい』と言ったとき、(あなたは)そばにいたか」とただした。しかし森首相は「いない。自分のいるところで森云々の話はない」と答えた。

また菅会長は、「青木官房長官は憲法70条の『首相が欠けたとき』にあたるというので首相臨時代理になったが、『欠けた』とだれが判断したのか。それを示す診断書はあるのか」と追及。官房長官は「私と医師の信頼関係で話したので間違いない」と強弁し、診断書については明言を避けた。

菅会長は、「官房長官は前首相と1人で会って『万事よろしく頼む』と言われたので臨時代理になったと述べ、しかも病状は自分が聞いたというだけで『欠けた』と判断しろという。だが、証明するものは何もない」と指摘。ところが首相は、「青木さんの名誉のために言うが、(2日夜に)私が『臨時代理になり、対処したらいい』と言うと、彼は固く固辞した」と、これまでの官房長官の説明と完全に食い違う答弁をし、さらに疑惑を深める結果となった。

このため菅会長は、島村予算委員長に、前首相が入院している病院の医師の参考人招致を要求。島村委員長は「理事会で適切でないと判断した」と拒否したが、菅会長が重ねて抗議した結果、「理事会で改めて協議する」と回答した。

「これからの財投は情報通信重点に」横路副代表=衆院予算委

24日の衆院予算委で、菅政調会長に続いて質問にたった横路孝弘副代表(ネクストキャビネット予算・決算担当大臣)は、「日本がここまでおかしくなったのはバブルからだが、当時バブルにおぼれた政治家や官僚がいた。それを示したのがリクルート事件だ」と指摘し、「首相はこの事件に関与したが、いくら利益を得たのか」と質問。首相は「(江副元リクルート社長から)保有してくれと頼まれ、ファイナンスで購入金を貸してもらった。利潤を目的としてはいなかったので、それを売っていくらになったかは覚えていない」と述べた。

また横路副代表は、「小渕内閣以来300兆円もつぎ込んだが、失業者は史上最高の327万人。しかもリストラは続く。雇用の安全ネットはどうするのか」と追及。だが森首相は、「企業は体質を変えねばならない」「企業の力を蓄えるのが大事」などと述べるだけで、安全ネットについては答えなかった。横路副代表が「雇用に不安があるから消費にお金が回らず経済が回復しない」と指摘しても、「経済が良くなれば雇用は回復する」と的外れの答弁に終始した。

さらに横路副代表は、「政府は効果もない公共事業中心を改めず、各省庁の予算配分比率も昭和40年以来変わっていない」として、「これからの財政投資は雇用の伸びが見込まれる介護・医療サービスと情報通信を重点にすべきだ」と主張した。

「首相の考え全く見えない」質問終え菅政調会長

菅政調会長は24日、予算委員会の質問を終えて会見し、「森首相は、内外の問題を聞いても自分がどう考えるのか全く答えない」と批判。また前首相入院をめぐる経過について「官房長官は最初の記者会見と国会答弁が食い違っている」と述べ、官房長官の辞職を要求した。菅政調会長は、「首相在職中の病状を発表するのはプライバシーの問題ではない。医師団の招致を要求する」と改めて強調。さらに「官房長官の説明には無理があり、明らかに情報操作をしている。同情が集まっている間に選挙をやるため、前首相の病気を二重、三重に利用している」と述べ、自民党と森首相を批判した。

川端達夫国対委員長も同日の会見で、首相の答弁について、「まさに蜃気楼(しんきろう)政権。政治のあり方や国の情勢をどう認識しているのか何も見えない。国民の不安を晴らす責任のある国の長として不適切だ」と指摘した。

「石にかじりついても勝ち抜く」衆院秘書会が必勝めざし決起集会

民主党衆議院秘書会が24日、都内のホテルで総選挙必勝をめざす総決起集会を開いた。スローガンは「どんとこい解散!我々は石にかじりついても勝ち抜いてみせる」。

激励にかけつけた民主党の鳩山由紀夫代表は、「みなさんのおかげで国会議員は新しい勇気を奮い起こしている」と日ごろの仕事に謝辞を表し、「日本の未来のために、今度の選挙を民主党が政権をつかむ選挙としたい。すべての候補者の勝利に向けて力を貸してほしい」と訴えた。羽田孜幹事長も、「国民のため、長すぎる自民党の政治を打ち破ろう。命がけで闘おう」と檄を飛ばした。

この日、秘書会会長に就任した長南幸子さん(池端清一議員秘書)は、「勝利の喜びを分かちあうためがんばります」とあいさつした。



4月24日 その日のできごと(何の日)