平成1568日目

平成5年4月24日(土)

1993/04/24

【東武ワールドスクウェア】開園

エッフェル塔や自由の女神、法隆寺など世界の名建築のミニチュア102点を集めた「東武ワールドスクウェア」が24日、栃木県塩谷郡藤原町にオープンした。約7万7000平方メートルの敷地にあるミニチュアはすべて原寸の25分の1。“ガリバー気分”を楽しもうと、開演前から約2000人が行列をつくった。

東武鉄道(本社東京)が総工費140億円で建設。ミニチュアは東宝映画「ゴジラ」の美術スタッフらが5年かがりで製作したもので、エッフェル塔の高さは約13メートル。約7センチの人形14万個を建物の周りに配してある。《共同通信》



【天皇皇后両陛下】琉球舞踊を満喫

全国植樹祭出席のため沖縄県を訪問中の天皇、皇后両陛下は24日、那覇市の沖縄県庁や名護市の養護老人ホーム「県立名護厚生園」を訪問、琉球舞踊を楽しむなどされた。

午前中、両陛下は県庁で大田昌秀知事から県勢の概要説明を受けられた。大田知事は、米軍基地が県の面積の12%を占めており、振興開発を図る上で大きな制約になっている現状や、基地の返還を日米両国政府要請していることを説明。「国内唯一の地上戦の場となり、戦争の愚かさを体験した県民として教訓を次世代に伝え、平和の尊さを全世界に訴えていきたい」と述べ、沖縄戦の全戦没者の氏名を刻む「平和の礎」建設の構想にも触れた。

両陛下は午後、県立名護厚生園を訪れ、お年寄りたちをねぎらわれた。同園は自宅での生活が困難な老人の介護施設で約150人が生活している。

両陛下は舞踊クラブの人たち8人の琉球舞踊をご覧になり、「浜千鳥」「島づくり」を踊った伊地ヨシさんらに陛下は「いつも練習しているのですか」などと声を掛け、皇后さまも「上手な踊りを見せてくれてありがとう」と話された。続いて寝たきりの入居者の部屋を回り、一人ひとりに「体を大事に」などと声を掛けて励まされた。《共同通信》

【アルプラザ金沢】オープン

大手スーパー平和堂(本社・滋賀県彦根市)を核テナントに39の専門店が入る金沢市諸江町の複合商業施設「アルプラザ金沢」が24日午前、営業を開始し、開店を待ちかねた約3000人の買い物客がどっと繰り出した。大手スーパーを核店舗とする商業施設では石川県内最大の規模となる。

同店に続き、金沢市および近郊で同規模店が相次いで開業することから、今後、金沢商圏を中心とする商業環境に変化をもたらし、中小業者を巻き込んだ大型店舗間の競争がさらに激化するとみられる。

早朝から正面と裏側の2カ所の入り口に列をつくった買い物客らは、開店の合図と同時に広々とした店内に入り、四層の吹き抜けや水のせせらぎなどの仕掛けに歓声をあげた。中でも衣料品のバーゲンや輸入品専門店のコーナー、室内遊園地に人気が集まっていた。

開店に先立ち、夏原平和・平和堂社長が「早朝から来店いただき心から感謝している。皆に喜んでいただける店づくりを心掛けたい」とあいさつしたのに続いて、一番乗りを果たした客や地元関係者を交えてテープカットし、開業を祝った。

金沢市内に大手スーパーの新店が開業するのは、昭和56年10月のダイエー金沢店以来となるだけに消費者の期待は大きく、午後から夕方にかけても車で乗り付ける買い物客が切れ間なく続いた。《北國新聞》

【英・ロンドン】金融街で爆弾テロ

ロンドンの金融街シティーで24日午前10時25分(日本時間同日午後6時25分)ごろ、トラックに仕掛けられた爆発物が爆発、通行人など34人が負傷した。英BBCによると、うち5人が重傷。外務省によると、日本人の被害者はいないもようだが、さらに確認を急いでいる。日本の銀行などが入居しているビルも大きな被害を受けた。

爆発の約30分前に報道機関などに予告があり、警察では北アイルランドの英国からの分離独立を求めるカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の犯行とみている。この日は土曜日で外国為替、株、金などの取引は休みのため、ビジネスマンも少なく、爆発の規模の割には被害者は少なかった。 爆発はビショップスゲート通り近くで起き、シティーで二番目の高さを誇るナットウエスト・タワー(183メートル)の窓ガラスが粉々に壊れたほか、隣接の香港上海銀行のビルも損傷した。

英国内通信社PAの報道によると、ロンドンの金融街シティーで24日発生した爆弾テロで被害を受けたナットウエスト・タワーのビル内には、約100人の従業員らが割れた窓ガラスの落下を避けるため依然ビル内に閉じ込められている。《共同通信》

【東西経済・貿易相会議】開幕

中小企業の育成などミクロ経済面から旧ソ連・東欧諸国の市場経済化支援するための第2回東西経済・貿易相会議が24日午後、都内のホテルで始まった。

初日は、旧東側の投資受け入れ環境の整備と西側市場の開放問題に議論が集中、旧東側から「先進国が市場を開放しない限り、われわれの発展は望めない」との強い不満が出た。逆に先進国からは、ルーブルを野放図に増刷するロシア中央銀行に対する不信感が表明されたほか、数百億ドル単位の資本逃避が起きているといわれるロシアにこれ以上経済支援することは、国民感情からしても難しい面があるとして、早急な経済規律の立て直しを求める声が出された。

会議の中で、チェコのディバ経済相は「西側が市場を開放しないと旧東側に対する投資も進まない」と述べ、欧州諸国が旧東側からの繊維製品、農産物を輸入制限しているため、輸出をてこにした発展戦略がうまく回らない、と訴えた。

カナダのホッキン中小企業・観光担当相は、これまでカナダが23億ドルの資金を提供した事実を紹介した上で「ロシアの中央銀行がルーブルを増刷して急激なインフレを起こしたり、数百億ドル単位の資本逃避が起きている中でこれ以上の支援をすることに対し国内から批判が高まっている」と、旧東側に注文を付けた。

ロシアのカティリン商工会議所副会頭は「確かにロシアの社会システムは乱れてわいろや汚職が横行している。法体系や税制など社会的インフラを整備することが急務だ」と述べた。《共同通信》



4月24日のできごと