坂本弁護士一家失踪事件、公開捜査に(平成元年11月15日) プロ野球・FA、初年度は5選手が宣言(平成5年11月15日) 沖縄県知事選挙で稲嶺恵一氏が初当選(平成10年11月15日) 紀宮清子内親王殿下、黒田慶樹さん、ご結婚(平成17年11月15日) 大嘗宮の儀(令和元年11月15日)
1977 昭和52年11月15日(火)
【横田めぐみさん】北朝鮮に拉致される
昭和52年(1977年)11月15日、日本海に面した新潟の街から一人の少女が忽然と姿を消しました。
その日の朝、横田めぐみさんは、いつものように、お父さん、お母さん、双子の弟とにぎやかに朝ご飯を食べ、中学校へ出かけていきました。そして、これが家族にとってめぐみさんを見た最後になってしまったのです。
めぐみさんが帰ってこない!!その日の夕方、クラブ活動のバトミントンの練習を終えて帰ってくるはずのめぐみさんは、いつもの時間になっても帰ってきませんでした。
家族は、心配になって、必死でめぐみさんを探しました。警察も、誘拐や事故、家出、自殺などあらゆることを想定して捜査を進めました。けれど、目撃者も遺留品さえも見つかりませんでした。
その夜、めぐみさんはずっと後になって出てきた証言によると、お父さんとお母さんが必死でめぐみさんを探していたとき、めぐみさんは北朝鮮の工作員に連れ去られ、40時間もの間、北朝鮮に向かう船の中の真っ暗で寒い船倉に閉じこめられていたというのです。
めぐみさんは、「お母さん、お母さん」と泣き叫び、出入口や壁などあちこち引っかいたので、北朝鮮に着いたときには、手の爪がはがれそうになって血だらけだったと言われています。https://www.mofa.go.jp/
1989 平成元年11月15日(水)
平成312日目
【坂本弁護士一家失踪事件】神奈川県警、公開捜査に
新興宗教問題の対策弁護団長を務めている横浜弁護士会所属の坂本堤弁護士(33)と妻都子さん(29)、長男竜彦君(1)の一家3人が、11月初めに自宅から姿を消したまま10日以上も行方不明になっていることが15日分かった。神奈川県警磯子署は15日午後、何らかの事件に巻き込まれた可能性が強いとして公開捜査に踏み切り、一家の行方や失踪の原因について本格的な調べを始めた。
これまでの調べでは、坂本弁護士ら3人は11月3日夜から4日未明の間に自宅から姿を消したとみられ、その後の3人の行方は全く手掛かりがないという。室内に争ったような形跡や家出の動機もなく、乗用車は持っていなかったため同署は3人そろって交通事故などに遭ったことも考えにくいとして、弁護士の仕事に絡むトラブルがなかったか調べる一方、3人の足取り捜査に全力を挙げている。
坂本弁護士は主に労働問題を扱い、最近では新興宗教団体に関する対策の弁護士団長格としてトラブルの相談にも乗っていた。《共同通信》
1990 平成2年11月15日(木)
平成677日目
【海部俊樹首相】即位の礼外交が終了
即位の礼外交が幕を閉じた15日、海部首相は記者団に「ようやく終わりました」とホッと一息。首相は即位の礼を挟んで4日間、東京・元赤坂の迎賓館にほとんど詰めっきりで、59首脳との会談をこなした。迎賓館では外国首脳の待機する部屋まで出迎え、会談会場までエスコートするパターンの繰り返し。
「運動不足では」と記者団に聞かれた首相は「ない、ない。思ったよりたくさん歩くでしょ。あの中を往復するのは」と笑顔で切り返した。実は会談初日に万歩計を腰につけたところ、一日で約9000歩を歩いたとか。皇居一周を少し上回るとあって、首脳会談も運動不足に一役買った様子。《共同通信》
1991 平成3年11月15日(金)
平成1042日目
【社会党・佐藤三吾氏】リクルート事件「3点セット」提出を要求
衆院予算委員会は15日、社会党の佐藤三吾氏が質問、リクルート事件に関与した宮澤首相、渡辺外相、加藤官房長官、渡辺郵政相に対し、事件との関連を明確にするため株式売買約定書など「3点セット」の提出を要求した。宮澤首相は衆院予算委と同様、参院予算委での取り決めに従って提出を約束、渡辺郵政相も前向きの姿勢を示した。
しかし渡辺外相は「株は実業家の長男が買ったものであり、長男といえども人格は別、提出の確約はできないが話はする」と答弁。加藤官房長官も「私の事務所には丹念に記録をファイルする能力がないので一つ二つそろえられない場合もある」と述べ、努力する姿勢を見せたが3点セットをそろえて提出するのは難しいとの考えを示した。《共同通信》
1992 平成4年11月15日(日)
平成1408日目
【VISA太平洋クラブ・マスターズゴルフ】
VISA太平洋クラブ・マスターズ・ゴルフ最終日(15日・太平洋クラブ御殿場=7072ヤード、パー72)前日、首位に並んだ3人の中から、70で回った尾崎将司が抜け出し、通算12アンダーの276でこの大会19年ぶり2度目の優勝を遂げた。賞金2700万円を手中にし、今季の獲得額を1億8417万余円に伸ばした。尾崎将は今季ツアー6勝目で通算59勝。
尾崎将は8番で2個目のバーディーを奪って首位に立ち、その後も2バーディーを重ね独走体制に。16番の連続ボギーで差が縮んだものの、71だった倉本昌弘、渡辺司、それに68で追い上げたベルンハルト・ランガー(ドイツ)を1打差でかわした。《共同通信》
1993 平成5年11月15日(月)
平成1773日目
【プロ野球・FA】初年度は5選手が宣言
フリーエージェント(FA)宣言は15日、締め切られた。有資格者は60人いたが、同日の申請はなく、宣言したのは巨人の駒田徳広(30)、槙原寛己(30)、中日の落合博満(39)、阪神の松永浩美(33)、オリックスの石嶺和彦(32)の5選手。選手会の強い要望で導入されたFA制度だが、初年度は5人の宣言にとどまった。《共同通信》
【細川護熙首相】自民党・河野洋平総裁と会談
政治改革法案の修正法案をめぐって大詰めの協議を行うため、15日午後11時40分過ぎに細川首相と自民党の河野総裁のトップ会談が開かれた。細川首相はトップ会談で、社会党が首相に一任したのを受けて修正の焦点である小選挙区比例代表制の定数配分問題で自民党案の「小選挙区300」に大きく歩み寄るなどの妥協案を示し、一気に与野党折衝に決着をつけ、18日の衆院本会議で修正案の採決を目指す方針だ。
これに対し河野総裁は、比例代表の選出単位や政治家への企業・団体の献金禁止問題など他の法案の骨格部分についても連立側の譲歩を引き出すため徹夜交渉の構えを見せており、与野党攻防はぎりぎりの局面で緊迫の度を深めた。《共同通信》
1994 平成6年11月15日(火)
平成2138日目
【工藤公康投手、石毛宏典内野手】西武を退団
西武の石毛宏典内野手(38)と工藤公康投手(31)の退団が15日、決まった。2人はこの日、所沢市の球団事務所で小野球団代表と話し合ったが、ともに移籍の意思は固く、球団は慰留を断念した。2人とも移籍先については触れていない。
石毛は西武の監督就任要請を受けたが現役続行の意思が強く、要請を固辞してフリーエージェント(FA)宣言していた。14年間、西武でプレーしたが、球団に対する不信感などが移籍に踏み切った理由とみられる。
西武で13年間プレーした工藤は練習環境の充実を訴えてきたが、石毛同様に球団に対する不信感からFA宣言した。《共同通信》
【APEC首脳会議】閉幕
18か国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の第2回非公式首脳会議は15日夕、域内の貿易・投資の自由化達成期限を先進工業国は2010年、発展途上国は2020年と明記した首脳の政治的決意を示す「APEC経済首脳の決意宣言(ポゴール宣言)を採択し、閉幕した。《共同通信》
【村山富市首相】APECを終え会見
村山首相は15日午後8時すぎから、アジア太平洋経済協力会議(APEC)閉幕に当たってジャカルタ国際会議場内で内外記者会見した。首相は来年大阪で開かれる第3回非公式首脳会議の議長国として「自由化すべき分野、範囲、対応など行動の指針を策定する」と述べ、貿易・投資の自由化達成期限を示した「ボゴール宣言」の具体化に向けた行動指針づくりに取り組む考えを明らかにした。《共同通信》
1995 平成7年11月15日(水)
平成2503日目
【Jリーグ・ニコスシリーズ】ヴェルディ川崎が制覇
Jリーグ・ニコスシリーズ第23節(15日・等々力陸上競技場ほか=7試合)優勝まで「あと1勝」に迫っていたヴェルディ川崎が柏レイソルを2−0で破り、勝ち点59(19勝4敗)で3年連続のニコス制覇を果たした。
一昨年のサントリーシリーズで、鹿島アントラーズが2試合を残して優勝したのがこれまでで最も早い優勝決定。川崎は今回、これを上回る3試合を残した時点での栄冠獲得となった。
サントリーシリーズを制した横浜マリノスとのチャンピオンシップは30日(国立競技場)と12月6日(会場未定)に行われる。《共同通信》
【APEC大阪会議】開幕
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の第7回閣僚会議が15日夕、大阪市内のホテルで域内18カ国・地域からの外相、貿易担当相が出席した夕食会と非公式会合で実質的に開幕した。16、17両日の閣僚会議の後、19日に村山富市首相、江沢民中国国家主席らが出席して非公式首脳会議を開く。《共同通信》
1996 平成8年11月15日(金)
平成2869日目
【ルワンダ難民】帰国開始
ザイール東部ゴマ近郊のムグンガ難民キャンプから15日朝、数十万人近くのルワンダ難民が脱出、ゴマ中心部に逃れてきた。難民は全員ルワンダに帰国する意思を示しており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、このうち約1万人が国境を越え、ルワンダのギセニ地区に入った。
脱出する難民の数はさらに増え続け、ムグンガ・キャンプの国連当局者によると、50万人近くに膨れ上がっている。
ザイール東部の120万人に上るといわれるルワンダ難民が帰国を始めたことで、懸念されていた人道上の危機は当面回避されることになった。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】早期訪ロに意欲
橋本龍太郎首相は15日の午後、ロシアのプリマコフ外相と会談し、ロシア側の訪ロ招請について「両国の対話レベルを上げていくよう努力すべきだ。できるだけ早い時期にエリツィン大統領と私が会える機会をつくって行きたい」と述べ、早期訪ロに意欲を示した。
外相は「日ロ関係の雰囲気は好転している」としたエリツィン大統領の親書を手渡した。親書は、日ロ間の幅広い分野での関係強化について「真のパートナーとしての協調の基礎を築いている」と評価している。さらに「あらゆる問題を双方が満足できる形で解決する条件をつくることに向けて進んでいる」として、一連の関係進展の重要性を強調している。《共同通信》
1997 平成9年11月15日(土)
平成3234日目
【民主党・菅直人代表】諫早干拓を批判
民主党の菅直人代表は15日、「民主党長崎」結成大会のため訪れた長崎市で記者会見し、諫早干拓事業について「農水省が全国的に農地を宅地にしようとしているのに、農地造成を大義名分にして進めるのは矛盾がある」と語り、あらためて事業の在り方を批判した。
同代表がこれまで主張してきた排水門の開放については、地元組織に事業推進論があるとして触れず「地元組織もできたので、きちんとした形で相談し調査、検討もできるのではないか」と述べるにとどまった。《共同通信》
【村岡兼造官房長官】沖縄県・大田昌秀知事と会談
沖縄問題担当の村岡兼造官房長官は15日、就任後初めて沖縄県を訪れ県庁で大田昌秀知事と会談し、米軍普天間飛行場返還に伴う海上ヘリポートの名護市沖合への建設に協力を要請した。
村岡長官は「知事の難しい立場は承知しているが、極めて難しい事業を成し遂げるために協力をお願いしたい」と訴えたが、知事は直接は答えず、政府と県の立場はすれ違いのまま終わった。《共同通信》
1998 平成10年11月15日(日)
平成3599日目
【東京国際女子マラソン】浅利純子選手、2度目の優勝
東京国際女子マラソンは15日、東京・国立競技場を発着とするコースに外国招待10選手を含む281選手が参加して行われ、元世界チャンピオンのベテラン浅利純子(ダイハツ)がゴール直前で20歳の市橋有里(住友VISA)をかわし、2時間28分29秒で、1995年大会以来2度目の優勝をした。《共同通信》
【沖縄県知事選挙】稲嶺恵一氏が初当選
任期満了に伴う沖縄県知事選は15日投票、即日開票の結果、自民県連推薦の新人で県経営者協会特別顧問の稲嶺恵一氏(65)が現職の大田昌秀氏=民主、共産、社民、自由連、沖縄社大推薦=と、新人で政治団体代表の又吉光雄氏(65)の2候補を破り初当選、保守陣営が8年ぶりに県政を奪還した。県選管発表の最終投票率は76.54%で前回の62.54%を14ポイント上回った。
日米両政府が返還合意した米軍普天間飛行場の代替施設として、沖縄本島北部への軍民供用空港建設を提唱した稲嶺氏の当選は、県内移設を求める小渕政権と自民党に追い風となり、対米関係や沖縄振興策を進める上でも好材料。既に海上ヘリ基地案見直しを表明した政府は、県側と移設先をめぐる調整を再スタートさせる。稲嶺氏は近く上京し、野中広務官房長官らと会談したい意向だ。《共同通信》
1999 平成11年11月15日(月)
平成3964日目
【 H2ロケット8号機】打ち上げ失敗
気象衛星ひまわり5号の後継で航空管制機能も持つ運輸多目的衛星(MTSAT)を積んだH2ロケット8号機が15日午後4時29分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられたが、1段目の主エンジンLE7が突然停止し、地上から追尾できなくなった。宇宙開発事業団は打ち上げ7分41秒後にロケットを衛星ごと爆破する司令を送信、打ち上げは失敗した。《共同通信》
【小渕恵三首相】小沢自由党党首と会談へ
自民党の森喜朗幹事長は15日午後の記者会見で、介護制度見直し対策費の1999年度第二次補正予算案への計上問題をめぐり、「必要があれば(党首会談を)やらなければならない」と述べ、小渕恵三首相と小沢一郎自由党党首との会談で打開を目指す考えを示した。
青木幹雄官房長官も、首相が小沢氏に「協力要請するのは当然」との考え方を示し、最終的には来週に党首会談を開いて決着を図る意向を表明した。《共同通信》
2000 平成12年11月15日(水)
平成4330日目
【オーストリア・ケーブルカー火災】全155遺体を収容
オーストリア・アルプスのケーブルカー事故で、地元対策本部は15日、トンネル内で犠牲となった計155人の遺体収容作業を終了したと発表した。対策本部当局はこの中に10人の日本人スキー客が含まれていると述べた。18人の生存者が救出されたが、戦後オーストリアでは最悪の惨事となった。《共同通信》
【民主、自由、社民】政局への対応を協議
民主党の羽田孜・特別代表、自由党の小沢党首、社民党の土井党首は15日夜、都内の料理店で会談し、自民党の加藤紘一・元幹事長が森首相の退陣を求めている問題をめぐって政局への対応を協議した。
3氏は「加藤氏は本気で自民党を割るハラを固めてはいない」との見方で一致、「今後も事態は流動的だ」として、情報収集に務めていくことで一致した。
羽田氏ら3氏は、1969年に衆院選に初当選しており、「同期会」として羽田氏が呼びかけた。共産党の不破委員長も初当選が同じで、参加を呼びかけたが、不破氏は党大会の準備を理由に断ったという。《読売新聞》
2001 平成13年11月15日(木)
平成4695日目
【郵政民営化研究会】特定郵便局の廃止を提言へ
小泉純一郎首相が会長を務める超党派議員の「郵政民営化研究会」は15日、2003年の郵政事業公社化に際して、特定郵便局制度の廃止や郵便事業の全面自由化などを求める提言案を固めた。総務省がまとめた公社案に対する意見として、近く同省に提出する。
提言案は、高コスト体質と批判される特定郵便局を簡易郵便局などに転換するほか、はがきなど信書集配業務での国の独占をやめるよう要求。郵便から宅配便まで包括規制する新たな法律をつくり、事業の公平性を保つため総務省以外の第三者が所管すべきだとしている。《共同通信》
2002 平成14年11月15日(金)
平成5060日目
【中国共産党】新総書記に胡錦濤総氏
中国共産党は15日午前、第16期中央委員会第1回総会を北京で開き、江沢民氏(国家主席)を引き継ぐ新総書記に胡錦濤国家副主席(59)、政治局常務委員に胡氏ら9人を選出し、第4世代の指導部を発足させた。党トップの交代は13年ぶりで、常務委員は7人から2人増えた。《共同通信》
【プロ野球・金本知憲外野手】阪神入団が決定
広島からフリーエージェント(FA)宣言した金本知憲外野手は15日、岡山市内のホテルで阪神から2度目の入団交渉を受け、4年契約の総額12億円で合意した。星野監督が同席して約1時間の交渉後、金本は「優勝するため、タイガースを強くするため、必要な戦力だと言われた。その熱意に応えようと思った」と、入団を表明した。背番号は未定。正式な入団発表は来週中にも行われる。《共同通信》
2003 平成15年11月15日(土)
平成5425日目
【横綱武蔵丸関】引退決める
大相撲九州場所7日目(15日・福岡国際センター)横綱武蔵丸が土佐ノ海の引っ掛けに敗れ、3勝4敗とまた黒星が先行。取組後に現役引退を決めた。土佐ノ海は単独史上3位となる11個目の金星獲得。横綱朝青龍は関脇旭天鵬を寄り切り、1敗を守った。旭天鵬は6敗目。大関栃東は安美錦を押し出し7連勝とし、平幕の北勝力とともに全勝を守った。
大関千代大海は小結高見盛を引き落とし、武双山は小結岩木山を押し出し、ともに2敗を堅持。大関魁皇は栃乃洋の左すくい投げに屈して3敗目を喫した。高見盛は黒星が先行し、岩木山は7連敗。関脇若の里は琴光喜を下して白星が先行。全勝の2人を追う1敗は朝青龍と平幕の玉乃島、旭鷲山、琴ノ若。十両は黒海がただ1人全勝。《共同通信》
【社民党】新党首に福島瑞穂氏
社民党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、衆院選惨敗の責任を取り辞任した土井たか子党首(74)の後任に、福島瑞穂幹事長(47)=参院比例代表=を選出した。任期は2年。
幹事長ポストは、起用が固まっていた照屋寛徳衆院議員(58)が「自分は党務の経験もなく、適任ではない」と固辞。当面は空席とし、代行職を置くことになった。福島氏は議席が18から6に激減した衆院選結果を受け、党勢立て直しが最大の課題となるが、幹事長不在という苦しい形でのスタートとなった。《共同通信》
2004 平成16年11月15日(月)
平成5791日目
【外務省・藪中三十二局長】日朝実務者協議内容を拉致被害者家族に説明
日朝実務者協議を終えた外務省の藪中三十二外務相アジア大洋州局長は15日午後、内閣府で拉致被害者家族会と会い、協議内容や持ち帰った物証について説明した。北朝鮮側は再調査の結果、安否不明の拉致被害者10人は当初調査と同じく「8人死亡、2人未入国」だったと表明。
横田めぐみさん=失踪当時(13)=のものとする遺骨や写真など多数の物証を渡す一方で、これまで示した死亡診断書に誤りがあったことを認めた。政府は遺骨鑑定や提供資料の分析を急ぎ、拉致問題解明に全力を挙げる。《共同通信》
【小泉純一郎首相】「納得できぬ点ある」
小泉首相は15日夜、今回の日朝実務協議結果について、「北朝鮮の努力の跡はうかがえるが、まだ日本側として納得できる内容でない点もある。再度、報告をよく検討し、もう一度精査する必要がある」と北朝鮮側の説明に不満を表明した。さらに「これで終わりとは考えていない」と強調した。
北朝鮮に対する経済制裁については「(慎重姿勢に)変わりはない。対話と圧力だ」と語った。《読売新聞》
2005 平成17年11月15日(火)
平成6156日目
【紀宮清子内親王殿下、黒田慶樹さん】ご結婚
天皇陛下の長女、紀宮清子(さやこ)さま(36)と東京都職員黒田慶樹さん(40)の結婚式が15日午前11時過ぎから、東京都千代田区の帝国ホテル「蘭の間」で行われた。天皇の娘である皇女の結婚は、昭和天皇の五女島津貴子さん(66)以来45年ぶり。女性皇族の結婚は、83年の三笠宮さまの次女千容子(まさこ)さん(54)以来となる。紀宮さまは皇族の立場を離れ、「黒田清子さん」として新たな人生を踏み出した。《朝日新聞》
【小泉純一郎首相】財政改革協力を要請
小泉純一郎首相は15日の閣僚懇談会で、谷垣禎一財務相ら全閣僚に対し、2006年度予算の新規国債発行額を30兆円に近づけるよう指示した。首相は自民党役員会でも同様の方針を説明。与党が連携して財政改革に取り組むよう協力を求めた。《共同通信》
2006 平成18年11月15日(水)
平成6521日目
【松坂大輔投手】レッドソックスが60億円で落札
プロ野球西武は15日、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ移籍を目指していた松坂大輔投手(26)の最高応札額を受諾したと発表、落札球団はボストン・レッドソックスと明らかにした。金額は約5111万ドル(約60億円)と、破格で同制度の史上最高額となった。
落札金額は、「5111万1111ドル11セント」と「1」が並んだ。イチロー外野手(マリナーズ)の約14億円、石井一久投手(ヤクルト)約15億3000万円を大幅に上回ったことには、「最大限の評価をいただけた」と満足感を示した。《サンスポ》
2007 平成19年11月15日(木)
平成6886日目
【米連邦大陪審】バリー・ボンズ外野手を起訴
米大リーグ通算最多本塁打記録を昨年塗り替えたバリー・ボンズ選手(43)の薬物使用問題で、米連邦大陪審は15日、同選手を偽証、司法妨害の罪で起訴した。
ボンズ選手は今年8月、ハンク・アーロン氏の持つ通算755本塁打記録を塗り替えたが、所属していたサンフランシスコ・ジャイアンツはチームの若返りを理由に来季の契約をしないことを決定。ボンズ選手は現役続行をめざし、移籍先を探していた。
ボンズ選手は、禁止薬物の販売などでカリフォルニア州の栄養補助食品会社「BALCO(バルコ)」社が訴追された2003年当時、連邦大陪審で薬物の故意の使用を否定する虚偽の証言を行ったとされる。《サンケイスポーツ》
【福田康夫首相】米国へ出発
福田康夫首相は15日夜、初の米国訪問のため政府専用機でワシントンに向け出発した。ブッシュ大統領との16日の会談で日米同盟の重要性を再確認する一方、米側が検討している北朝鮮のテロ支援国家指定解除に懸念を表明する意向だ。《共同通信》
2008 平成20年11月15日(土)
平成7252日目
【全日本テニス】クルム伊達公子選手が優勝
テニスの全日本選手権第7日は15日、東京・有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス決勝は今季現役に復帰したクルム伊達公子(エステティックTBC)が21歳の瀬間友里加(ピーチジョン)に6―3、6―3で快勝し、1991、92年に2連覇して以来16年ぶり3度目の日本一に輝いた。
38歳での頂点は、63年に41歳で8連覇した宮城黎子に次ぐ、戦後2番目の年長優勝となった。《スポニチ》
【麻生太郎首相】金融安定化「日本が主導」
麻生太郎首相は15日午後、緊急首脳会合(金融サミット)閉幕を受け、ワシントン市内で記者会見し「アジア地域の金融協力の強化、自律的発展のための取り組みを進めていきたい」と述べ、日本が安定的な国際経済システム実現へ主導権を発揮していく決意を強調した。《共同通信》
2009 平成21年11月15日(日)
平成7617日目
【岡田克也外相】普天間問題「年内結論目指す」
岡田克也外相は15日、就任後初めて沖縄県を訪問し、仲井真弘多知事、高嶺善伸県議会議長、島袋吉和名護市長らと相次ぎ会談した。外相は焦点の米軍普天間飛行場の移設問題について、来年1月の名護市長選に絡ませず、年内に結論を出すのが望ましいとの考えを伝えた。知事は早期実現を迫った。
名護市は日米が移設先として合意しているキャンプ・シュワブ沿岸部を抱えている。鳩山由紀夫首相は14日に訪問先のシンガポールで、市長選結果を見極める意向を示唆しており、閣内の認識のずれが再び表面化した。《共同通信》
【鳩山由紀夫首相】ロシア・メドベージェフ大統領と会談
鳩山由紀夫首相は15日午後、ロシアのメドベージェフ大統領とシンガポールで約1時間10分、会談した。首相は北方領土問題について「2島返還ではどうしても国民も私たちも理解できない。それを超えた独創的アプローチを期待している」と述べ、歯舞、色丹の返還合意だけでは不十分との認識を表明した。大統領も「ロシア国内にも(領土問題で)色々な厳しい意見がある。しかし鳩山政権の間にぜひ前進させたい」と応じた。《日経新聞》
2010 平成22年11月15日(月)
平成7982日目
【プロ野球・正力松太郎賞】ロッテ・西村徳文監督
ことしのプロ野球の発展に貢献した監督や選手に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が15日、東京都内で開かれ、ロッテをパ・リーグ3位から日本一に導いた西村徳文監督(50)が選ばれた。選手時代を含めて初めての受賞。賞金は500万円。
ロッテからは前任のバレンタイン監督以来、5年ぶり。座長の王貞治氏は「フルに戦力を生かし、3位から勝ち上がって素晴らしい戦いをした。ファンにもこういうこともあるんだと思わせた」などと選考理由を説明。ロッテの主将を務め、206安打で首位打者になった西岡剛内野手も候補に挙がったが、満場一致で西村監督に決まった。《共同通信》
2011 平成23年11月15日(火)
平成8347日目
【たこフェリー】運航休止
兵庫県明石市と淡路島を結ぶ第三セクター「明石淡路フェリー」(愛称たこフェリー)は15日、1954年から続いたフェリー航路を休止した。全従業員68人は同日、解雇した。会社は存続し、同じ航路を走る「淡路ジェノバライン」(兵庫県淡路市)と来春の再開を目指す覚書に調印したが、見通しは立っていない。
同フェリーは航路の上を通る明石海峡大橋のETC割引の影響で今年度1億5千万円の赤字を見込んでいた。この日の最終便は午後6時10分に明石港を出港。大勢が見送った。《朝日新聞》
2012 平成24年11月15日(木)
平成8713日目
【中国共産党】習近平体制が始動
中国共産党は15日、習近平総書記(59)を中心とする新指導部を発足させた。習総書記は同日開かれた北京・人民大会堂での記者会見で「党内には早急に解決すべき問題が多々ある」として、国民の不満が強い党・政府幹部の汚職撲滅や官僚主義の打破などに取り組む姿勢を強調した。《読売新聞》
【自民党・安倍晋三総裁】TPP参加を示唆
自民党の安倍総裁は15日、東京都内のホテルで日本商工会議所の岡村正会頭らと意見交換し、環太平洋連携協定(TPP)交渉について「大切なのは関税ゼロを突破する交渉力だ。米国とは同盟関係だから(自民党なら)ふさわしい交渉の仕方ができる」と述べ、政権を獲得した場合、交渉に参加する可能性を示唆した。《読売新聞》
【野田佳彦首相】インド・シン首相と電話会談
野田首相は15日、解散表明を受けて同日からの訪日を延期したインドのシン首相と電話で会談した。インド外務省によると、野田首相は、シン首相に「重要な話ができる状況にない」と説明し、遺憾の意を示したという。《読売新聞》
2013 平成25年11月15日(金)
平成9078日目
【キャロライン・ケネディ氏】新・駐日大使が来日
キャロライン・ケネディ新駐日米大使(55)が15日午後、成田空港に到着した。空港内で記者団に対し、オバマ大統領の代理として駐日大使を務めることを「光栄に思う」と表明。来日を望みながら果たせなかった父親ジョン・F・ケネディ元大統領の「遺産」を今後の日米関係に生かし、前に進めていくとの決意を示した。
ケネディ氏は19日、天皇陛下に信任状を奉呈し、女性初の駐日米大使として正式に活動を始める。元大統領の長女という知名度と人脈を生かし、日米関係に新風を吹き込む存在となるか各界から期待が集まる。《共同通信》
2014 平成26年11月15日(土)
平成9443日目
【天皇、皇后両陛下】奈良県を訪問
天皇、皇后両陛下は15日、奈良県を訪問し、2011年9月の紀伊水害の被災者を励まされた。同県明日香村の県立万葉文化館で行われた懇談会には、被災者9人が参加し、両陛下に災害時の様子などを語った。天皇陛下は「大変でしたね」「お心を痛めておられるでしょう」などと話しかけられた。《読売新聞》
【安倍晋三首相】韓国・朴槿恵大統領と会話
安倍首相は15日、豪ブリスベンでの主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の夕食会の後、韓国の朴槿恵大統領と会話を交わし、2012年5月以来行われていない日中韓首脳会談の実現に向けて日本としても尽力する考えを伝えた。《読売新聞》
2015 平成27年11月15日(日)
平成9808日目
【安倍晋三首相】各国連携を強調
安倍首相は訪問中のアンタルヤで、テロ対策に各国が連携して取り組む必要性を訴えた。
首相は15日午前、欧州連合(EU)のユンカー欧州委員長と会談し、「我々が共有し、守ろうとする価値に対する挑戦だ。国際社会が一致団結して、断固非難すべきだ」と強調した。ユンカー氏も「パリ市民だけへの攻撃ではなく、共通の価値観への攻撃だ」と応じた。
首相は15日午後には、主要20か国・地域(G20)首脳会議開幕直後の昼食会で、パリの同時テロに関し発言した。首相は「強い衝撃と怒りを覚える。犠牲になった方々に哀悼の意を表し、陣頭指揮をとるオランド大統領はじめ仏政府と国民に連帯の意を表明する」と述べた。《読売新聞》
【フランス】「イスラム国」空爆
フランス国防省は15日、シリア北部ラッカのイスラム過激派組織「イスラム国」の拠点を同日空爆したと発表した。パリ同時テロ後では初めて。オランド大統領は今回のテロを決行した「イスラム国」への攻撃を警告しており、早期の空爆実施でテロに屈しない姿勢を鮮明にした。《読売新聞》
2016 平成28年11月15日(火)
平成10174日目
【横綱白鵬関】通算1000勝
大相撲九州場所3日目(15日・福岡国際センター)横綱白鵬が結びで魁聖を豪快な左上手投げで下して3連勝とし、史上3人目の通算千勝を果たした。31歳での達成は千代の富士の34歳、魁皇の37歳を大幅に上回る若さ。年間最多の86勝を2度マークするなど強さを誇り、初土俵から16年目でのスピード到達だった。《共同通信》
【安倍内閣】「駆け付け警護」閣議決定
安倍内閣は15日午前、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣する陸上自衛隊の部隊に、安全保障関連法に基づく新任務「駆けつけ警護」を付与することなどを盛り込んだ実施計画を閣議決定した。昨年9月に成立した同法に基づき、海外での自衛隊任務が拡大されるのは初めて。閣議決定を受け、稲田朋美防衛相が18日に部隊に対して命令を出す。《朝日新聞》
2017 平成29年11月15日(水)
平成10539日目
【横田めぐみさん】拉致から40年
新潟市で横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮に拉致されてから40年となった15日、父滋さん(85)、母早紀江さん(81)が川崎市で記者会見した。早紀江さんは「早く返してほしいという思いだけ。自由にさせてあげたい」と訴え、一刻も早い娘との再会を願った。
会見で早紀江さんは「なぜ40年たっても何も分からないのか不思議でならない。これでいいのか、という思いもある」と政府への思いを吐露。「めぐみが元気でいてくれればいい。私たちも、もう長くはない。意識のあるうちに『めぐみちゃん』と言ってあげたい」と声を詰まらせた。
これまでの救出運動については「新潟の人には当初から署名活動などで支えてもらった。大きな力になっている」と感謝した。滋さんは質問に答える早紀江さんを見守った。《新潟日報》
2018 平成30年11月15日(木)
平成10904日目
【ロシア・プーチン大統領】2島の主権は交渉対象
ロシアのプーチン大統領は15日、日ロ平和条約締結交渉の基礎とすることで安倍晋三首相と合意した1956年の日ソ共同宣言について、歯舞、色丹の2島を引き渡した後、「島の主権がどちらになるのか書かれていない」と述べた。共同宣言に基づく2島引き渡しでさえ、主権などが今後の交渉対象になるとの考えを示し、日本側に厳しい条件を突き付けた。
プーチン氏はシンガポールでの東アジアサミットを終え、ロシア記者団の質問に回答した。14日の日ロ首脳会談で安倍氏が共同宣言を基礎とした平和条約交渉を求めてきたため「日本との対話を復活させた」とした。《共同通信》
2019 令和元年11月15日(金)
令和199目
【大嘗宮の儀】
皇位継承に伴う皇室の儀式として、皇居・東御苑で行われた「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」が15日未明に終了した。これにより国の儀式として行われた「即位の礼」とあわせ、天皇陛下の即位関係の主要な儀式が終わった。
天皇陛下は東御苑に建てられた大嘗宮で、14日夜の「悠紀殿供饌の儀」に続き、15日午前0時半頃から同3時15分頃まで「主基殿供饌の儀」に臨まれた。悠紀殿の時と同じく、新穀などの神饌を供え、自身も食し、国家や国民の安寧を祈願された。皇后さまも拝礼された。《読売新聞》
2020 令和2年11月15日(日)
令和565目
【野口聡一さん】米民間機で宇宙へ
米スペースXは15日午後7時27分(日本時間16日午前9時27分)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一飛行士(55)ら4人が乗る新型宇宙船クルードラゴンを、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。機体は約12分後、国際宇宙ステーションに向かう軌道に投入され、打ち上げは成功した。
ステーション到着は16日午後11時(日本時間17日午後1時)の予定。半年間の滞在でiPS細胞を用いた実験などに取り組む。
野口さんは2005年、09年に続き3度目の搭乗。試験飛行を含めて米国人以外の搭乗は初となる。《共同通信》
2021 令和3年11月15日(月)
令和930日目
【横田めぐみさん】拉致から44年
新潟市で中学1年だった横田めぐみさん(当時13歳)が北朝鮮に拉致されてから15日で44年となった。母親の早紀江さん(85)は記者会見で「とにかく元気でいて。希望を持って待っていて」と、めぐみさんに呼びかけた。
めぐみさんは1977年、バドミントン部の練習を終えて帰宅途中に北朝鮮の工作員に拉致された。北朝鮮は2002年の日朝首脳会談で日本人拉致を認めたが、めぐみさんについては「死亡」と主張し、帰国は実現していない。《読売新聞》