平成1042日目

1991/11/15

この日のできごと(何の日)

【米中外相会談】人権問題で平行線

一昨年の天安門事件以来初めてベーカー米国務長官が15日午後(日本時間同)、北京入りし、同日夕から市内の釣魚台国賓館で銭其琛・中国外相と約2時間にわたって会談を行った。

新華社電によると、会談では、銭外相が「中米関係の困難は双方にとって不利」として早期関係改善を求めたのに対し、ベーカー長官は「両国は共通の目標をもっており、それは関係の保持だ」と指摘、貿易不均衡など二国間問題で双方の見解の隔たりが依然大きいことをうかがわせた。

また、銭外相は、中国に対する制裁措置解除を求めたが、新華社電はベーカー長官の回答には触れておらず、同意しなかった模様だ。

米国筋によると今回の会談で最大の懸案である人権問題では、ベーカー長官は「米国としては人権問題を無視できない」として、天安門事件に関連した政治犯の釈放問題などで中国に善処を求めた。

米中間の主要問題である人権、武器輸出、貿易不均衡、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題などが会談の中心議題となった。これに対する中国側の反応は明らかになっていないが、会談を伝えた同日夜の新華社電は、人権問題には全く言及しておらず、中国側が米側の見解に反発、平行線をたどったものとみられる。《読売新聞》

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【大相撲九州場所】6日目

大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)休場明けの北勝海は苦手の曙に一方的に寄り切られて2敗となった。

大関陣は、霧島が若花田の注文相撲をうまくさばき、小錦も起利鍋に完勝。新入幕の貴ノ浪は大若松を寄り倒し、全勝を守った。1敗は両大関と琴錦の3人だけとなった。《読売新聞》

【信楽高原鐵道】衝突事故から半年、試運転開始

今年5月の衝突事故以降、運休している信楽高原鐵道は、12月上旬をめどにした運行再開に備え、15日午前から試運転を始めた。

修理・整備の終わった2両編成の列車に、車両メーカーや県の関係者ら約10人が乗り、信楽ー貴生川駅間の全線(14.7キロ)を走行。踏切の警報機の作動状況やブレーキ、加速などの車両性能を点検した。

16日からは同区間で1日6〜8往復の操縦訓練運転を実施する。《共同通信》

【社会党・佐藤三吾氏】リクルート事件「3点セット」提出を要求

衆院予算委員会は15日、社会党の佐藤三吾氏が質問、リクルート事件に関与した宮澤首相、渡辺外相、加藤官房長官、渡辺郵政相に対し、事件との関連を明確にするため株式売買約定書など「3点セット」の提出を要求した。宮澤首相は衆院予算委と同様、参院予算委での取り決めに従って提出を約束、渡辺郵政相も前向きの姿勢を示した。

しかし渡辺外相は「株は実業家の長男が買ったものであり、長男といえども人格は別、提出の確約はできないが話はする」と答弁。加藤官房長官も「私の事務所には丹念に記録をファイルする能力がないので一つ二つそろえられない場合もある」と述べ、努力する姿勢を見せたが3点セットをそろえて提出するのは難しいとの考えを示した。

このため審議は一時中断。結局、理事会で協議した結果(1)首相分は衆院予算委提出後、速やかに参院予算委にも提出する(2)3閣僚分は次回参院予算委までに提出する、の点で合意、再開後の委員会質疑終了後、中村委員長がこの旨を発言した。《共同通信》

【台湾】列車同士が衝突、33人死亡

15日午後4時30分(日本時間同5時30分)ごろ、台湾北西部の苗栗県造橋郷の台湾縦貫鉄道西部幹線の頭份駅の北で、高雄発台北行きの特急「自強号」と台北発高雄行きの急行「莒光号」が衝突し、少なくとも乗客33人が死亡、100人以上が負傷した。台湾政府交通部に入った連絡によると、この事故で自強号に乗っていた沖縄県今帰仁村役場の農業視察団の一行16人(添乗員1人を含む)ら日本人17人のうち、4人が死亡、10人が重軽傷を負った。

現場は台北から南へ約150キロの地点にある単線の線路。待避線に入っていた自強号が莒光号の通過を確認せずに動き出し、莒光号の後部に衝突、自強号の前3両と莒光号の後ろ4両が脱線したという。地元警察で原因を調べている。

今帰仁村の農業視察団ツアーを組織した沖縄ツーリスト(本社・那覇市)によると、一行は、13日午前11時10分、那覇発の中華航空機で台北入り。バスで台中を経て台湾南部の高雄で花卉栽培の農園を視察した後、15日午後1時高雄発の特急「自強号」で台北へ戻る途中。16日に帰国の予定だった。同ツーリストと運輸省旅行業課に入った情報だと、一行は先頭の10号車に乗っていたという。《読売新聞》

【米・ヒルズ通商代表】コメ問題決断促す

渡辺美智雄外相とカーラ・ヒルズ米通商代表部(USTR)代表は15日夜、外務省飯倉公館で開かれた外相主催夕食会で意見交換した。新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)についてヒルズ代表と渡辺外相は、各国が譲歩し合う中で年内合意を目指すことが必要との認識で一致した。

ただ、農業問題について渡辺外相は「コメ問題は特に頭が痛い」と国内の困難な状況について理解を要請。これに対し、ヒルズ代表は「各国とも難しい問題を抱えており、米国でも繊維問題がある。しかし、(さまざまな分野を抱える)ウルグアイ・ラウンド全体と一しての大きな内容が重要だ」と指摘し、渡辺外相もこれに同意した。

羽田孜蔵相は15日夕、来日中のカーラ・ヒルズ米通商代表部(USTR)代表と、大蔵省で約30分間会談、関税・貿易一般協定(ガット)の新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)を中心に意見交換した。 ヒルズ代表は焦点の農業問題について、「日本は(農業問題を)どうするのか」と述べ、コメ問題での決断を促した。これに対し羽田蔵相は「コメは日本人の主食であり、例外なき関税化は出来ない」との立場を改めて強調した。《読売新聞》

【マジック・ジョンソン氏】エイズ対策委員に

ホワイトハウスは15日、エイズウイルスに感染していることを公表した米プロバスケット界のスター選手マジック・ジョンソン氏(33)が、米政府の「エイズ対策全国委員会」の委員に就任することになったと発表した。

ブッシュ米大統領が12日、同委員会に参加するよう要請したのを快諾したもので、ジョンソン氏は、異性間性接触について教育活動をしたいといっている。《読売新聞》



11月15日 その日のできごと(何の日)