平成2503日目

平成7年11月15日(水)

1995/11/15

【Jリーグ・ニコスシリーズ】ヴェルディ川崎が制覇

Jリーグ・ニコスシリーズ第23節(15日・等々力陸上競技場ほか=7試合)優勝まで「あと1勝」に迫っていたヴェルディ川崎が柏レイソルを2−0で破り、勝ち点59(19勝4敗)で3年連続のニコス制覇を果たした。

一昨年のサントリーシリーズで、鹿島アントラーズが2試合を残して優勝したのがこれまでで最も早い優勝決定。川崎は今回、これを上回る3試合を残した時点での栄冠獲得となった。

サントリーシリーズを制した横浜マリノスとのチャンピオンシップは30日(国立競技場)と12月6日(会場未定)に行われる。《共同通信》



【大相撲九州場所】4日目

大相撲九州場所4日目(15日・福岡国際センター)今場所初めて横綱、大関陣がそろって安泰だった。貴乃花は元気な湊富士を危なげなく寄り切り、曙は関脇琴錦を左から突き落とし、両横綱は1敗を守った。大関武蔵丸は寺尾を豪快に押し出して4戦全勝。若乃花は新小結琴稲妻を寄り切って1敗をキープ。貴ノ浪は大至を寄り切り2勝2敗とした。関脇魁皇は土佐ノ海を熱戦の末、右下手出し投げで破った。武双山は水戸泉に敗れ2敗目。幕内の全勝は武蔵丸、魁皇と平幕の安芸乃島の3人となった。十両も若ノ城ら3人が全勝。

【米・クリントン大統領】訪日が中止に

マカリー米報道官は15日、クリントン大統領が19日から予定していた日本訪問を中止し、代わりにゴア副大統領が大阪を訪問すると発表した。副大統領はアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に出席するが、東京への公式訪問は行わず大阪で20日に村山首相と会談する。

予算編成をめぐる議会との対立で行政機能の一部停止という事態が続いていることが理由。報道官によると、大統領は15日夜(日本時間16日朝)、村山首相に約20分電話して訪日中止を伝えた。首相は中止を了承するとともに副大統領の訪問を歓迎した。《共同通信》

【APEC大阪会議】開幕

アジア太平洋経済協力会議(APEC)の第7回閣僚会議が15日夕、大阪市内のホテルで域内18カ国・地域からの外相、貿易担当相が出席した夕食会と非公式会合で実質的に開幕した。16、17両日の閣僚会議の後、19日に村山富市首相、江沢民中国国家主席らが出席して非公式首脳会議を開く。

閣僚会議は、域内の貿易・投資自由化を先進国は2010年、発展途上国は2020年までに達成することをうたった「ボゴール宣言」を実行に移すため、自由化の基本ルールとなる「行動指針」の合意を目指す。《共同通信》

【河野洋平外相】韓国・孔魯明外相と会談

河野洋平外相と孔魯明外相による日韓外相会談が15日午後、大阪市内のホテルで開かれ、孔外相は日韓併合条約の不平等性を明確に認めた村山富市首相の金泳三大統領への親書について「真摯な努力に敬意を表したい」と述べ、韓国政府として評価する考えを表明した。

河野外相は「一身を賭して両国関係の改善のために努力したい」と強調、事態打開のため、18日の日韓首脳会談で関係修復に向け踏み出したいとの意向を示した。

両外相は、歴史認識を深めるため民間の学者による共同研究を促進することとで合意。孔外相は江藤隆美前総務庁長官らの発言について「韓国国民は自尊心を傷つけられた」と指摘。「二度と繰り返してはならない」と述べ、日本の過去の植民地支配に関する歴史認識を政府内で徹底し、同様の発言問題が再発しないよう厳しく求めた。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は15日午後、野坂浩賢官房長官とともに総理府の地下講堂で開かれている文化作品展を見学。総理府職員らによる絵画、写真、俳句などの作品に交じって首相が「忍」、官房長官は「忍耐は人間を大きくする」としたためた書道の作品を出展しているためで、記者団が「日々、忍の一文字という心境か」と問い掛けると、首相は「隣に書いてあったじゃないか、『人間を大きくする』と…」とにっこり。「有終の美」発言など、最近、意思疎通に欠けるとの指摘もある首相と官房長官だが、作品では見事な連係プレー。

○・・・新進党の海部俊樹党首はこの日午後、党本部でゴルバチョフ元ソ連大統領と会談。ゴルバチョフ氏は「身辺でずいぶん激変があったことは知っているが、(海部氏は)ちっとも変わらない」と、1991年4月の日ソ首脳会談以来の顔合わせとあって懐かしそうにあいさつ。海部氏は「今は野党党首として、この一年は選挙に明け暮れている。夏の参院選では(将来に)期待できるよい得票を有権者からもらった」と、自らの活躍ぶりを強調した。ところがゴルバチョフ氏は「新しい党の名前を教えてほしい」。予想もしない質問に海部氏はただ言葉を失うばかり。《共同通信》

【オウム真理教・上祐史浩被告】容疑事実認める

国土利用計画法違反事件に絡み、有印私文書偽造、同行使の疑いで再逮捕されたオウム真理教幹部の上祐史浩被告(32)=偽証罪で起訴=が捜査当局の調べに対し「教団を守るためだった」などと、容疑事実を認める供述をしていることが15日分かった。起訴済みの偽証罪についても、既に認めているという。

上祐被告は逮捕当初、供述を拒んでいた。教団の表看板として疑惑を否定し続けてきた上祐被告が容疑事実を認めたことは、今後ほかの被告らの供述にも影響することが予想される。

調べによると上祐被告はほかの幹部と共謀し、教団による平成2年の熊本県波野村の土地取得が、実際には県への届け出が必要な「売買」だったにもかかわらず、届け出の必要がない「贈与」に見せ掛けるため、売買代金として元地権者に支払った3500万円が融資だったとする融資契約書偽造などを計画。同年10月下旬ごろ、「オウム真理教殿、1年契約で3500万円の融資を受けました」と書き込んだ元地権者名義の受領書通を偽造した。

さらに2年11月から3年1月までの間、地権者と教団との「覚書」と題する融資契約書1通も偽造し、これら2通を4年6月に熊本地裁で開かれた国土利用計画法違反事件の公判に証拠として提出した疑いが持たれている。《共同通信》

【坂本弁護士一家殺害事件】さちよさん、孫のめい福祈る

オウム真理教幹部に殺害されたとされる坂本堤弁護士の母さちよさん(64)が15日午前、孫の竜彦ちゃん=当時(1つ)=の遺体が見つかった長野県大町市郊外の湿地帯を訪れ、雪に覆われた現場で花を供え、めい福を祈った。

朝から冷え込み、小雪が激しく舞う中、さちよさんは坂本さんが勤めていた横浜法律事務所の弁護士2人に付き添われ、午前9時半ごろ現場に。2カ月前の捜索の説明を受け、竜彦ちゃんの遺体が埋められていた場所にしゃがんで、そっと花を供え、手を合わせた後、白くなった付近の山々をじっと見渡していた。《共同通信》



11月15日のできごと