平成2869日目

平成8年11月15日(金)

1996/11/15

【清原和博内野手】阪神と初交渉

フリーエージェント宣言をした西武の清原和博内野手(29)は15日、東京都内のホテルで阪神と入団交渉した。阪神は今季の年俸2億3000万円の1.5倍にあたる3億4500万円の条件を示し、「四番、一塁」の座も確約した。これに対して清原内野手は移籍先として有力な巨人との13日の初交渉と同様に即答を避けた。

阪神からは三好一彦球団社長、吉田義男監督らが出席。約1時間の交渉の中で三好社長は「大阪出身で、甲子園で育った清原選手に大阪に帰ってきてもらって、チームの再構築に力を貸してほしい」と入団を要請し、金銭面の条件については「野球協定で定められた上限を提示した」と明言した。

清原は「話し合いの途中、汗が出るくらい阪神の熱意を感じた」と語ったが、巨人か、阪神かの結論に関しては「両チームともに最大級の評価をしてもらた。両チームの違いも含め、時間をかけて考えたい」と答えるにとどまった。《共同通信》



【競泳・渡部香生子さん】誕生日

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【大相撲九州場所】6日目

大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)全勝だった新入幕の栃東が朝乃若の押しに敗れ、5勝1敗で7人が並んだ。横綱曙は安芸乃島を寄り切り5連勝し、大関武蔵丸も寺尾を突き出して1敗を堅持。関脇魁皇は琴の若を、琴錦は水戸泉をそれぞれ寄り切り5勝目を挙げた。関脇貴闘力は土佐ノ海の首ひねりに屈し、今場所での大関昇進が厳しくなった。大関貴ノ浪は小結武双山を右小手投げで逆転し、若乃花は小結旭豊を寄り切りともに4勝2敗とした。十両は若翔洋が6戦全勝で依然単独トップ。《共同通信》

【ルワンダ難民】帰国開始

ザイール東部ゴマ近郊のムグンガ難民キャンプから15日朝、数十万人近くのルワンダ難民が脱出、ゴマ中心部に逃れてきた。難民は全員ルワンダに帰国する意思を示しており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、このうち約1万人が国境を越え、ルワンダのギセニ地区に入った。

脱出する難民の数はさらに増え続け、ムグンガ・キャンプの国連当局者によると、50万人近くに膨れ上がっている。

ザイール東部の120万人に上るといわれるルワンダ難民が帰国を始めたことで、懸念されていた人道上の危機は当面回避されることになった。《共同通信》

【第7回日ロ外相定期協議】

池田行彦外相とプリマコフ・ロシア外相による第7回日口外相定期協議が15日、都内の外務省飯倉公館で開かれた。プリマコフ外相は焦点の北方領土問題に関連し、歯舞、色丹、国後、択捉四島での両国による「共同経済活動」構想を正式に提案した。

同外相は共同開発では「日ロ双方が四島の主権についての立場を守ることが重要であり、日本側に関心があれば提案を準備する用意がある」と表明。池田外相は四島の帰属にかかわる交渉と、領土返還のための環境整備を同時に進めるべきだとの日本側の基本的立場をあらためて強調。その上で「ロシア側から詳細な提案が示されれば、検討するにやぶさかでない」と述べた。

政府は来年前半にモスクワで開催予定の次回協議で、ロシア側から具体的な提案があるとみて、慎重に対応を検討することにしている。

協議でプリマコフ外相は四島の問題について「新たな刺激が必要だ。(共同開発の)原則と枠組みについて議論できる」として、英国とアルゼンチンが共同で石油採掘などを行うフォークランド諸島の例を指摘。日ロ共同事業が想定される分野として、漁業、水産加工、観光のインフラ整備、交通システムの改善を挙げた。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】早期訪ロに意欲

橋本龍太郎首相は15日の午後、ロシアのプリマコフ外相と会談し、ロシア側の訪ロ招請について「両国の対話レベルを上げていくよう努力すべきだ。できるだけ早い時期にエリツィン大統領と私が会える機会をつくって行きたい」と述べ、早期訪ロに意欲を示した。

外相は「日ロ関係の雰囲気は好転している」としたエリツィン大統領の親書を手渡した。親書は、日ロ間の幅広い分野での関係強化について「真のパートナーとしての協調の基礎を築いている」と評価している。さらに「あらゆる問題を双方が満足できる形で解決する条件をつくることに向けて進んでいる」として、一連の関係進展の重要性を強調している。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は15日、首相官邸で来日中の博覧会国際事務局(BIE)予備調査団一行の訪問を受けた際、一行から「首相は博覧会について詳しいそうだが」と持ち上げられ、苦笑いを浮かべながら「官僚にこき使われているんです」。さらに各国要人との会談やアジア太平洋経済協力会議(APEC)の勉強会など役所の用意する過密スケジュールへの不満もあるのか、「日本の官僚はいささかのためらいもなく政治家をこき使うんです」と続けた。官主導の政治からの脱却を内閣の最大課題に掲げる首相だが、道のりはまだまだ険しいというのが実感か。

○・・・この日午前、国会内で開かれた新進党五役会議の冒頭、遅れて現れた中野寛成国対委員長に向かい、衆院予算委員会理事の権藤恒夫氏が「国対委員長が国会を動かすんだ」と身内のエール。中野氏は「私は腰が重くて動けないと思われている」と、遅れたことの弁解ともとれる言葉で応じた上で「密室協議をやってもマスコミにも見つからない」と意味深長な一言。「なにしろ注目度が低いから」と謙そんしてみせた中野氏、選挙後意気の上がらない党のムードを振り払うためにも、注目だけは集めておこうという意欲は満々。《共同通信》

【参院】友部議員に辞職勧告

参院は15日午後、緊急の議運委理事会を開き、自らの政治団体が運営する共済組合の出資法違反容疑事件で家宅捜索などを受けた友部達夫参院議員(無所属、比例)に、下稲葉耕吉委員長名で議員辞職を勧告することを決めた。

理事会では各党から「事件は詐欺そのものだ」「刑事事件としての究明、事件の解明とは別に政治的、道義的責任をはっきりさせるべきだ」などの意見が相次いだ。これを受け下稲葉委員長が「政治的道義的責任を取って議員を自ら辞めるよう勧めたい」との見解を示し、友部議員が所属していた会派の平成会も勧告を伝えると述べた。

同委が超党派で議員辞職勧告をするのは極めて異例。各党とも友部議員が辞職に応じない場合は、証人喚問や辞職勧告決議案提出の構え。友部議員は事件発覚後の9月中旬、新進党に離党届を提出、今月8日受理され、会派も12日退会した。《共同通信》

【土井隆雄宇宙飛行士】「気合入れて頑張る」

来年10月9日に打ち上げ予定の米スペースシャトル「コロンビア」に、日本人として4人目の搭乗が決まった宇宙飛行士、土井隆雄さん(42)が15日午前、共同インタビューに応じ「11年間このために頑張ってきた。船外活動を楽しみにしている。本番まで、気合を入れて頑張ります」と力強く抱負を述べた。

土井さんは、居住地のテキサス州ヒューストンにある宇宙開発事業団の事務所と東京を結ぶ電話回線を通じて「搭乗決定を報告します。ここまでの支援に感謝します」とあいさつ。11年間は長くなかったかとの問いにも「自分の好きなことをやってきたので短かった。悔いはない」ときっぱり答えた。

日本人で初めてになる船外活動については「自分がシャトルを離れて一つの衛星になるというのは、不思義な感じだ。宇宙基地の建設に向けて、基礎的な技術を学んできたい」と語る一方で「昨年(無重力を模擬した)プールに4回入って訓練してきた。忍耐強さが必要な活動で、自分に向いていると思う」と自信をのぞかせた。

また、同時に選ばれたケビン・クレゲル船長ら4人について土井さんは「同じ釜の飯を食べた同期のメンバーもいて、気心は知れている。これから家族も含めて、より知り合っていきたい」と話していた。《共同通信》



11月15日のできごと