平成5425日目

2003/11/15

この日のできごと(何の日)

【社民党】新党首に福島瑞穂氏

社民党は15日午後、党本部で両院議員総会を開き、衆院選惨敗の責任を取り辞任した土井たか子党首(74)の後任に、福島瑞穂幹事長(47)=参院比例代表=を選出した。任期は2年。

幹事長ポストは、起用が固まっていた照屋寛徳衆院議員(58)が「自分は党務の経験もなく、適任ではない」と固辞。当面は空席とし、代行職を置くことになった。福島氏は議席が18から6に激減した衆院選結果を受け、党勢立て直しが最大の課題となるが、幹事長不在という苦しい形でのスタートとなった。

国対委員長には新たに横光克彦衆院議員(60)=比例九州ブロック=を充て、政審会長は現職の大脇雅子参院議員(69)=比例代表=の続投を決めた。幹事長代行は今後の常任幹事会で決めるが、幹部の一人は「照屋氏を時間をかけて説得する」と述べた。

福島氏は議員総会後の都道府県連代表者会議で「再生社民党、新生社民党を新たにつくっていく決意で頑張っていく」と表明。その後の記者会見で土井氏の路線を継承する考えを強調した。

土井氏も「新党首を先頭に党が一つになり、再生、再建に取り組むことを切にお願いする」と結束を求めるとともに、「マスコミに『消滅』とか『合併』という見出しが躍っているが、わが党がなくなることは許されない」と、民主党との合流を強く否定した。《共同通信》

社民党の新党首に就任した福島瑞穂前幹事長は15日午後、党本部での記者会見などで、今後の課題について「参院選で勝つことを最大の課題として取り組む」と述べ、来年夏の参院選での党勢回復に全力を挙げる考えを表明した。

党の在り方に関しては「第三極としての存在意義を深めたい」と述べ、自民、民主の二大政党化に対して独自性発揮を優先する方針を強調し、民主党との合流、合併ロンを否定。統一会派に関しても「今のところ考えていない」と述べた。

土井たか子前党首が衆院選の最中に言及した民主党との連立政権構想についても「(判断の)必要性がなくなった。必要が生じた段階であらためて議論したい」と述べ、白紙に戻すことを示唆した。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲九州場所7日目(15日・福岡国際センター)横綱武蔵丸が土佐ノ海の引っ掛けに敗れ、3勝4敗とまた黒星が先行。取組後に現役引退を決めた。土佐ノ海は単独史上3位となる11個目の金星獲得。横綱朝青龍は関脇旭天鵬を寄り切り、1敗を守った。旭天鵬は6敗目。大関栃東は安美錦を押し出し7連勝とし、平幕の北勝力とともに全勝を守った。

大関千代大海は小結高見盛を引き落とし、武双山は小結岩木山を押し出し、ともに2敗を堅持。大関魁皇は栃乃洋の左すくい投げに屈して3敗目を喫した。高見盛は黒星が先行し、岩木山は7連敗。関脇若の里は琴光喜を下して白星が先行。全勝の2人を追う1敗は朝青龍と平幕の玉乃島、旭鷲山、琴ノ若。十両は黒海がただ1人全勝。《共同通信》

【Jリーグ】

Jリーグ1部(J1)第2ステージ第13節第1日(15日・横浜国際総合競技場ほか=6試合)上位チームが相次いで敗れ、混戦に拍車がかかってきた。勝ち点で前節首位の浦和は、試合終了間際に失点して0−1で清水に惜敗し、前節2位のF東京も0−1でG大阪に苦杯を喫した。

市原は1−0でC大阪を下し、勝ち点22で暫定2位に浮上し、横浜Mは1−2で鹿島に逆転負けし、第1ステージとの完全優勝が危うくなってきた。神戸と柏は2−2、大分−名古屋は0−0でともに引き分けた。

Jリーグ2部(J2)第43節第1日(15日・博多の森球技場ほか=5試合)広島が2−1で鳥栖を下し、わずか1年でJ1復帰を決めた。

勝てば初のJ1昇格となる新潟は1−2で福岡に敗れ、湘南と2−2で引き分けた川崎とともに、J1昇格枠の最後の一つを23日の最終節で争うことになった。《共同通信》

【日米防衛首脳会談】

石破茂防衛庁長官は15日午前、防衛庁で米国のラムズフェルド国防長官と会談、イラク復興支援などをめぐり協議した。会談後の共同記者会見で石破長官はイラクへの自衛隊派遣について「現地の情勢を注視しつつ自衛隊の能力にふさわしい責任の履行を早期に実現したい」と表明。国防長官は日本の貢献策に関して「主権国家として自分で考え、妥当と思うことをやってもらいたい」と日本の自主的判断を尊重し、派遣時期にこだわらない姿勢を示した。

ただ、石破長官は自衛隊の具体的な派遣時期について「現地の情勢を見極めて慎重な判断をしたい」と述べるにとどめた。国防長官は日本が表明した50億ドル(約5500億円)の資金拠出にあらためて謝意を示した。

沖縄の基地問題に関連して、ラムズフェルド長官は米軍の再編成を日本を含む同盟国と検討していく考えを強調したが、具体的な方向性は「決まっていない」と指摘。石破長官は「沖縄の負担軽減のため日米で合意していることを着実に実行したい」と強調した。またミサイル防衛について国防長官は「各国で協力することで抑止力が高まる」として日本の力に期待を表明した。

これに先立ち、国防長官は川口順子外相とも外務省飯倉公館で会談。北朝鮮の核開発問題に関する6カ国協議に向け米国が提案した「安全の保証」文書化について「日米安保体制に悪影客を与えることはあり得ない。ブッシュ大統領が日米安保体制を傷つけるようなことは決してない」と明言した。さらに、難航している日米地位協定に基づく刑事裁判手続きの見直し問題を早期に解決する必要があるとの認識で一致した。《共同通信》

【トルコ】連続爆弾テロ

トルコからの報道によると、トルコ最大の都市イスタンブールにある二つのシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で15日、自動車爆弾による連続テロが起きた。イスタンブールの保健当局は、20人が死亡し、257人が負傷したと発表した。

ギュル外箱は、自爆テロの可能性があるとし、「国際的なつながりのあるテロ組織」の犯行との見方を示した。トルコのイスラム過激派組織「イスラム大東方攻撃隊・戦線」(IBDA−C)が犯行を認める声明を出したが、声明を疑問視する声もある。アクス内相は、国際テロ組織アルカイダが関与している可能性も排除できないとしている。

イスタンブールの日本総領事館によると、現場は観光客が多い場所ではなく、日本人が巻き込まれたとの情報はない。同日はユダヤ教の安息日に当たり、多くのユダヤ人が礼拝に訪れていた。《共同通信》

【イラク情勢】

イラク駐留米軍によると、北部のモスルで15日夕、米第101空挺団所属のUH60ブラックホーク・ヘリコプター2機が空中衝突して墜落、少なくとも米兵17人が死亡、5人が負傷した。

米軍当局者は「墜落原因は調査中」としているが、ロイター通信などは米軍当局者の目撃証言として、1機にロケット弾が命中し炎上、もう1機を巻き込んで2機とも墜落したと伝えた。

中部ファルージャ郊外で2日に輸送ヘリコプターが撃墜され16人が死亡した攻撃を上回り、イラク戦争開戦以降、襲撃や戦闘で米軍に一度に出た死者としては最悪となった。旧フセイン政権支持勢力など、米軍の占領統治に反対するグループの攻撃とみられる。《共同通信》



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