令和930日目

2021/11/15

この日のできごと(何の日)

【横田めぐみさん】拉致から44年

新潟市で中学1年だった横田めぐみさん(当時13歳)が北朝鮮に拉致されてから15日で44年となった。母親の早紀江さん(85)は記者会見で「とにかく元気でいて。希望を持って待っていて」と、めぐみさんに呼びかけた。

めぐみさんは1977年、バドミントン部の練習を終えて帰宅途中に北朝鮮の工作員に拉致された。北朝鮮は2002年の日朝首脳会談で日本人拉致を認めたが、めぐみさんについては「死亡」と主張し、帰国は実現していない。

早紀江さんの記者会見は9日、自宅がある川崎市で行われた。めぐみさんの小学6年の時の書き初めや、手作りのペンダントを紹介。めぐみさんは筆のとめ、はねを納得するまで何度も書き直していたという。早紀江さんは「一生懸命だった姿を、年末が近くなると思い出す」と語った。

救出活動に尽力してきた夫の滋さんは昨年6月、87歳で亡くなった。遺骨はまだ、自宅にある。早紀江さんは「言葉に表せない焦燥感がある。(めぐみさんに)『お父さん頑張ったんだよ』と早く伝えたい」と話し、めぐみさんらの帰国に向け、「岸田首相には、日朝首脳会談を実現させてほしい」と求めた。

岸田内閣で拉致問題相を兼ねる松野官房長官は14日、新潟市を訪れ、めぐみさんが拉致された現場周辺を視察。記者団に「内閣を挙げて、解決に向けて進んでいきたい」と述べた。《読売新聞》

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【東京株式市場】

週明け15日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日連続で上昇した。終値は前週末比166円83銭高の2万9776円80銭。前週末の米国株式市場が上昇したことや、株価の高いハイテク関連銘柄に買い注文が膨らんだことが相場をけん引した。

東証株価指数(TOPIX)は7.92ポイント高の2048.52。出来高は約11億6300万株。《共同通信》

【北京証券取引所】開業

中国に新設された北京証券取引所で15日、株取引が始まった。中国では香港、上海、深圳を含めて4カ所目の証券取引所となる。中小企業の資金調達ルートを拡充するため、習近平国家主席が主導して開設した。中国経済の下押し圧力が強まる中、企業の活力向上につながるかどうかが注目される。

中国メディアによると、81社が北京証取に上場した。取引所は従来の店頭市場「新三板」を基本として設立された。習氏が9月、政府主催のサービス産業の展示会でビデオ演説し、開設を発表していた。《共同通信》

【大相撲】

大相撲九州場所2日目(15日・福岡国際センター)横綱、大関陣は今場所初の安泰。一人横綱の照ノ富士は大栄翔を土俵際での逆転の右すくい投げで辛くも下し、2連勝とした。

両大関は快勝。正代は小結逸ノ城を寄り切って初白星を挙げた。貴景勝は阿武咲を力強く突き出して2勝目。

関脇は明暗を分けた。御嶽海は隆の勝を押し出して2連勝、明生は若隆景のはたきに屈して連敗スタートとなった。新小結霧馬山も2敗目を喫した。《共同通信》

【エンゼルス・大谷翔平選手】会見

米大リーグで投打の「二刀流」で活躍したエンゼルスの大谷翔平選手(27)が15日、東京都千代田区の日本記者クラブでの記者会見に出席し、米球界を席巻した渡米4年目のシーズンを振り返った。来季に向けては「もっともっと高いレベルで数字が残ると思う」と意気込んだ。

大谷選手は10月末に帰国し、この日は上下グレーのスーツにネクタイ姿で、記者会見場に登場した。投手として9勝2敗、156奪三振をマーク。「一番よかったのは、イニング数、試合数をこなせたこと」と話した。日本人最多記録を塗り替える46本塁打を放った打撃については「46本まず打てたというのが一番」と控えめに述べた。

今季最も印象に残った選手について、投手はオールスター戦でナショナルズに在籍していたシャーザー選手を挙げた。打者については「誰か1人というのは難しい」としつつ、ホームラン王を争ったゲレロ選手(ブルージェイズ)らの名前を挙げた。《読売新聞》

【菅田将暉さん、小松菜奈さん】結婚発表

人気俳優の菅田将暉さん(28)と小松菜奈さん(25)が結婚したと、それぞれの所属事務所を通じて15日発表した。

2人は連名で「出会った頃から変わらず私達は戦友であり、心の支えであり、これからは家族になります。人生を共に考え進んでいくこと、とっても楽しみです!」とコメントを出した。

2人は2016年の映画「ディストラクション・ベイビーズ」「溺れるナイフ」、20年の「糸」の他、CMでも共演してきた。《共同通信》

【JR福島駅】69歳男、80代女性に切り付け

15日午後3時50分ごろ、福島市栄町のJR福島駅西口広場で、80代女性が男に刃物で腹部を切り付けられた。福島署によると、女性は病院に搬送されたが会話ができる状態で、命に別条はないという。男は通行人に取り押さえられ、署が傷害容疑で現行犯逮捕した。自称住所不定、無職のA容疑者(69)で「記憶にない」と供述している。

福島県警によると、「男が両手の刃物を振り回している」などの通報が相次いだ。現場付近に小型ナイフ2本が落ちており、凶器とみて押収した。捜査関係者によると、女性は「容疑者と面識はない」と説明している。

目撃者によると、女性は階段脇で腰掛けていた。《共同通信》

【伊豆諸島】軽石の報告相次ぐ

小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火で発生した可能性がある少量の軽石が伊豆諸島の伊豆大島など計5島の海岸や沖合で確認されたことが15日、都への取材で分かった。現時点で船舶の航行などへの影響はないが、都は大量の流入があった場合、港にオイルフェンスを設営して入り口をふさぐなどの対応を検討している。

都によると、軽石が見つかったのは伊豆大島のほか、三宅島、御蔵島、式根島、神津島。

12日には伊豆大島の海岸で1〜10センチくらいの軽石が数個確認された。14日は、神津島沖に軽石が漂流していると漁協から報告があったほか、御蔵島と三宅島の岸壁などに漂着していた。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染79人

国内で15日、新たに79人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1日当たりの感染者数としては今年最少で、内訳は神奈川18人、埼玉11人、大阪8人など。100人を下回ったのは今月1日以来。東京は7人で今年最少だった。死者は愛知で1人が確認された。

厚生労働省によると、重症者は前日と変わらず85人のままだった。首相官邸のウェブサイトによると、ワクチンの2回目を接種した人の割合は75%を超えた。

佐賀で1人、過去の感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【スーパーコンピューター・富岳】4期連続4部門で世界一

理化学研究所は15日、計算科学研究センター(神戸市)で3月から本格稼働中のスーパーコンピューター「富岳」が、計算速度など性能ランキング4部門で世界一になったと発表した。4期連続の「4冠」は世界初。

計算速度ランキング「TOP500」では、富岳は毎秒44京2010兆回の計算が可能とされ、2位の米オークリッジ国立研究所の「サミット」(14京8600兆回)に約3倍の差をつけた。

国内では他に産業技術総合研究所(17位)、東京大(18位)などのスパコンもランクインした。富岳は他に、産業利用、AI活用、ビッグデータ処理など計算性能の3部門でも1位となった。《共同通信》

【岸田文雄首相】仏・マクロン大統領と電話会談

岸田文雄首相は15日、フランスのマクロン大統領と初となる電話会談を行い、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け連携を強化していく方針で一致した。マクロン氏は首相就任に祝意を示した。

両首脳は今年5月の仏練習艦隊「ジャンヌ・ダルク」の日本寄港など日仏の安全保障協力が飛躍的に深化していることを歓迎し、引き続き緊密に連携していく方針を確認した。首相は欧州連合(EU)の「インド太平洋戦略」策定にフランスが主導的役割を果たしたことを評価。マクロン氏は「日仏関係強化のため首相と協力していきたい」と述べた。

両首脳は中国をめぐる地域情勢について意見を交わしたほか、北朝鮮による拉致問題の解決に向けて連携することを確認した。新型コロナウイルスや気候変動など地球規模の課題についても協議した。《産経新聞》

【米国】ロシアが衛星破壊と非難

プライス米国務省報道官は15日の記者会見で、ロシアがミサイルを使った人工衛星の破壊実験を同日実施したと発表した。大量の宇宙ごみの発生も確認したとしており、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士らへの脅威を高める「危険で無責任な行為だ」と非難した。

ロシアはこれまでにも衛星破壊実験を繰り返している。米国は、ロシアが攻撃手段の開発を加速させて宇宙空間の軍事利用を進めているとみて警戒を強めている。

今回の実験の詳細は不明だが、国務省によると、ロシアは自国の衛星をミサイルで破壊し、確認できるだけでも1500個以上の宇宙ごみが発生したとみられるという。《共同通信》

【ミャンマー】スー・チー氏を新たに告発

ミャンマー国軍の統制下にある選挙管理委員会は15日、昨年11月の総選挙で不正をした疑いで、軟禁中のアウン・サン・スー・チー氏ら計16人を新たに告発した。国軍が明らかにした。スー・チー氏は既に汚職や国家機密漏えいなどの容疑で訴追され、裁判が続いている。

総選挙では、スー・チー氏が率いた国民民主連盟(NLD)が圧勝。国軍は不正があったとして今年2月にクーデターを起こし、スー・チー氏の政権を転覆させ、選挙結果を無効にした。

国軍によると、選管職員を脅迫したり、圧力をかけたりして、資格のない人に投票させるなどした疑いがあるとしている。《共同通信》

【EU】ベラルーシ制裁強化で合意

欧州連合(EU)各国は15日、ベラルーシが意図的に難民らをEU側に送り込んでいるとして同国への制裁を強化することで合意した。ブリュッセルで同日開催のEU外相理事会で具体的な制裁内容を協議。欧州メディアなどによると、加担する航空会社や旅行代理店など計約30個人・企業が新たに対象となり、資金凍結などの措置が科される見通し。

ベラルーシとポーランド国境では、数千人が立ち往生。夜は氷点下の寒さとなり、死者も複数に上ると報じられている。ベラルーシ側は制裁が強化されればロシア産天然ガスを欧州に輸送するパイプラインを止めると警告している。《共同通信》



11月15日 その日のできごと(何の日)