平成5791日目

2004/11/15

【外務省・藪中三十二局長】日朝実務者協議内容を拉致被害者家族に説明

日朝実務者協議を終えた外務省の藪中三十二外務相アジア大洋州局長は15日午後、内閣府で拉致被害者家族会と会い、協議内容や持ち帰った物証について説明した。北朝鮮側は再調査の結果、安否不明の拉致被害者10人は当初調査と同じく「8人死亡、2人未入国」だったと表明。

横田めぐみさん=失踪当時(13)=のものとする遺骨や写真など多数の物証を渡す一方で、これまで示した死亡診断書に誤りがあったことを認めた。政府は遺骨鑑定や提供資料の分析を急ぎ、拉致問題解明に全力を挙げる。《共同通信》

小泉首相は15日夜、今回の日朝実務協議結果について、「北朝鮮の努力の跡はうかがえるが、まだ日本側として納得できる内容でない点もある。再度、報告をよく検討し、もう一度精査する必要がある」と北朝鮮側の説明に不満を表明した。さらに「これで終わりとは考えていない」と強調した。

北朝鮮に対する経済制裁については「(慎重姿勢に)変わりはない。対話と圧力だ」と語った。《読売新聞》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【生稲晃子さん、川野太郎さん】乗車中のタクシーが事故、軽いけが

俳優、川野太郎さん(44)と女優、生稲晃子さん(36)が15日、山口県内で行っていたテレビ番組の収録の帰りに交通事故にあい、軽傷を負った。

山口署によると、2人はジャンボタクシーに7人で乗車。同日午後3時15分ごろ、山口市吉敷の国道9号交差点で、右折してきた広島市の無職男性(77)の乗用車と衝突。川野や生稲ら6人と、乗用車の男性の妻(72)は近くの病院に運ばれたが、いずれも軽傷という。同署はタクシーの男性運転手(53)と無職男性から事情を聴いている。

川野さんらは関西テレビの旅情報番組「走れ!ガリバーくん」の撮影のため14日から同県内に滞在。15日は、大阪と東京に帰るため新山口駅と山口宇部空港に向かう途中だったという。《サンスポ》

【この日の民主党】

田村謙治衆議院議員が初登院

都築譲前衆議院議員の辞職に伴い、衆議院比例区東海ブロックで繰り上げ当選となった田村謙治衆議院議員が15日、国会に初登院した。田村議員は決算委員会に所属することが決まった。

田村議員は静岡市出身の36歳。東京大学から旧大蔵省・財務省勤務を経て、民主党静岡県第4区総支部長。やや緊張した面持ちで登院した田村議員は、この後、諸手続きや党本部の挨拶回りをこなすなど、慌ただしい1日を過ごした。

岡田代表、釜ヶ崎地区や大阪刑務所などを訪問

岡田克也代表は15日、全国視察の一環として大阪府を訪れ、釜ヶ崎地区や大阪刑務所などを訪問した。

はじめに西成区の釜ヶ崎地区を訪れた岡田代表らは、NPO「釜ヶ崎支援機構」の山田實理事長の案内であいりん公共職業安定所、西成労働福祉センター、夜間宿泊所などを見て回った後、萩之茶屋夜間宿泊所で大阪府・大阪市の各担当者からホームレス支援についての取り組みや問題点などの説明を受けた。

岡田代表は「ホームレス支援法はつくったが、民主党が考えているほどうまく機能していない。就労支援やメンタルケアなど、自立を支援するための総合的な施策が必要だ」と現実に即しさらに一歩踏みこんだ法改正の必要を説いた。釜ヶ崎地区訪問には、辻恵、稲見哲男、中川治、阿久津幸彦各衆議院議員と松岡徹参議院議員が同行した。

岡田代表は午後には大阪刑務所を視察。松本大阪刑務所長とともに、受刑室、作業工場、風呂場などの所内を順次視察した。刑務所幹部職員から概況説明では、当面の大きな課題として、「収容率の慢性的な超過」「外国人受刑者の急増」「受刑者の高齢化・処遇困難化」など三点が示された。また、これからの刑務所のあり方について、PFIの導入や、受刑者の日課を作業中心から教育の割合を増やすなど、刑務所改革に向けての幅広い意見交換を行った。この視察には辻恵、樽井良和、阿久津幸彦衆議院議員が同行した。

夕方からは、民主党大阪府総支部連合会主催の講演会があり、300名以上の聴衆を前に岡田代表は、「透明性の確立」「社会的公正の実現」「地方分権の推進」などを中心に講演し、「今の政治の行き詰まりを自民党ではどうすることもできない。民主党がしっかりすることが大事だ。政権を取る準備はもうできている。皆さんの一層のご支援をいただきたい」と政権奪取に強い意欲を示すとともに、党へのさらなる支持を訴えた。その後の質疑では聴衆から、自衛隊のイラク派遣問題、年金問題、党組織の拡充などについて質問が出された。岡田代表は、それぞれの質問に対して、一つひとつ丁寧に答えていた。《民主党ニュース》



11月15日 その日のできごと(何の日)