平成5060日目

2002/11/15

この日のできごと(何の日)

【中国共産党】新総書記に胡錦濤氏

中国共産党は15日午前第16期中央委員会第1回総会(一中総会)を北京で開き、江沢民氏(国家主席)を引き継ぐ新総書記に胡錦濤国家副主席(59)を選出、第四世代の指導部政治局常務委員会を発足させた。常務委員は7人から9人に増えた。

国際社会で影響力を増す中国だが、市場経済の進展とグローバル化が進む中、貧富の格差拡大や価値観の多様化などで国民の「党離れ」も強まっており、新指導部は経済の高成長を維持しながら国内の安定を図ることが重要な課題だ。

ただ、胡氏の政治的な力量は未知数。軍の最高指導機関である党中央軍事委員会主席には江沢民氏の留任が決定。江氏は後見人として指導部を支えることになりそうだ。

来年春の全国人民代表大会(全人代−国会)で胡氏が国家主席に就任、朱鎔基氏の後任首相には温家宝副首相(60)が就くのは確実で、「胡−温体制」を党務のまとめ役となる曽慶紅・前党中央組織部長(64)が補佐することになりそうだ。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【プロ野球】

金本知憲外野手、阪神入団が決定

広島からフリーエージェント(FA)宣言した金本知憲外野手は15日、岡山市内のホテルで阪神から2度目の入団交渉を受け、4年契約の総額12億円で合意した。星野監督が同席して約1時間の交渉後、金本は「優勝するため、タイガースを強くするため、必要な戦力だと言われた。その熱意に応えようと思った」と、入団を表明した。背番号は未定。正式な入団発表は来週中にも行われる。

金本は13日の初交渉で既に条件提示を受けており、この日は星野監督から現場の方針を伝えられ、気持ちを固めた。星野監督は「層も厚くなる。勝負強い男だし、何とかしてくれるという期待感がある」と話した。(金額は推定)《共同通信》

【日米野球】

日米野球第5戦は15日、東京ドームで行われ、大リーグ選抜がウルフ(フィリーズ)の好投などで全日本に4−0で勝ち、通算成績を2勝3敗とした。米選抜は四回にボンズ(ジャイアンツ)の適時二塁打で先制。五回にはスパイビー(ダイヤモンドバックス)の初本塁打とイチロー(マリナーズ)の二塁打で2点を追加。八回にも途中出場のバレル(フィリーズ)の左犠飛で加点した。先発のウルフは6回1安打の快投。救援陣も得点を許さなかった。

全日本は藤井(ヤクルト)が六回まで3失点と踏ん張ったが、打線は二回に小久保(ダイエー)、九回に谷(オリックス)が放った2安打に抑えられた。《共同通信》

【大相撲】

大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)単独トップに立つ大関朝青龍が貴ノ浪を切り返しで退げ、全勝を守った。1敗だった横綱武蔵丸は左手首のけがで休場した。ほかの大関も白星。千代大海口は小結旭天鵬を寄り切り、武双山は玉乃島を突き出し、ともに1敗を堅持。かど番の栃東は北勝力を引き落とし、連敗を3で止めて2勝目を挙げた。関脇は琴光喜が3勝目を挙げたが、若の里は5敗目。朝青龍を追う1敗は千代大海、武双山と安芸乃島の3人となった。《共同通信》

【女性知事3氏】提言発表

千葉県の堂本暁子、大阪府の太田房江、熊本県の潮谷義子の3知事が15日、健康、福祉、暮らしなど女性や生活者の視点を生かした政策提言を発表、小泉純一郎首相に申し入れた。

提言は、成熟した社会をつくる「優しい革命」を目指すとし、(1)「食」の安全・安心の確保(2)小児救急医療(3)子育て環境の整備(4)ドメスティックバイオレンス、児童虐待対策(5)女性の健康−の5項目を掲げた。

そのため、分かりやすい食品表示制度の確立や不妊治療への医療保険の適用、虐待から子どもを守る親権の一部停止制度創設などを求めた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ジャイアンツは15日、新庄剛志外野手(30)を自由契約にすると発表した。球団側は新庄が移籍先を自由に探せるような手続きをとっている。ジャイアンツ側は発表したリリースの中で、ブライアン・サビーン・ゼネラルマネジャー(GM)が「先発メンバーとして毎日のようにプレーしたいという彼の希望を聞き、そういう場を探す機会を与えたいと思っていた」と理由を説明した。新庄は今季、打率2割3分8厘、9本塁打、37打点に終わっていた。《共同通信》

【この日の民主党】

代表・幹事長が党所属議員との期別懇談会

民主党の鳩山由紀夫代表、中野寛成幹事長は、党所属国会議員との期別懇談会を15日にスタートさせた。

中野幹事長は、「まず率直な意見交換が何より重要と考え開催した。今日の懇談では、党に対する国民の信頼回復のため、代表・幹事長がいっそう迅速にリーダーシップを発揮すべきだというような前向きで建設的な意見、大変な危機感が表明された」と定例記者会見で報告した。

初日は、2期生との会に17人、1期生との会に13人が参加。出席者が少なかったことについては、「国会日程等で出席できなかった方もいたのだと思う。出席できなかった人にはあらためて場をセットしたい」としている。また、今後、恒常的に党所属国会議員と幹部との意見交流を図るため、党本部内に「サロン」を設けることを役員室で検討していることも明らかにした。

「雇用・中小企業対策で一刻も早く補正予算編成を」中野幹事長

民主党の中野寛成幹事長は、15日の定例記者会見で、政府が補正予算編成に着手したことに関連し「民主党は、一刻も早く補正予算を編成すべきだと主張している。雇用・中小企業などの深刻な状況を踏まえたものにすべきだ。また、(補正予算の財源については)極力、国民負担を求めるのでなく、ムダな予算の削減による組み替えでまかなうべきだ」と表明。また、補正予算編成を必要とする事態を招いた政府の責任について「本来、当初予算で万全の対応をすべきものであり、政府の責任はきわめて重大だ。その反省や説明責任をまったく果たしていない」と小泉首相の姿勢を厳しく批判した。

中野幹事長はまた、政府がテロ特措法に基づく自衛隊派遣に関する基本計画を半年間延長するとともに、自衛隊の支援活動を拡大する方針を決めたことについて、「政府は19日に閣議決定したのち国会に報告すると聞いているが、アフガンの事態が沈静化し、またイラク攻撃も予想される事態のなかで、なぜ今拡大するのか。おざなりの国会報告で済むものではない。法制定時に民主党が主張したように、国会での議論を経て承認する仕組みの必要性は明らかだ」と述べた。イラクが国連決議の受け入れを決めたことについては、「民主党は、イラクが国連の査察受け入れなど、関連決議をすべて履行すべきだと言ってきた。イラクが一応受諾の意思を伝えたことをふまえ、今後は、イラクが国連に最後まで協力し、査察が実効あるものとなり、平和裡に解決することを願ってやまない」と表明した。

中野幹事長はさらに、参議院で審議中の人権擁護法案に関連し、「折も折、名古屋刑務所での重大な人権侵害事件が起こった。与野党の立場を超えて、実態解明と解決を図るべきだ。民主党は、独立した人権擁護機関の必要性を訴えてきた。政府案のように人権委員会を法務省内に設けても、今回のように法務省の機関自体が人権侵害を行う可能性があると主張してきたが、それが実証された。民主党の法案大綱のように、人権委員会を内閣府所管に改めるなど抜本修正を政府自らから提案すべきだ」と述べ、あくまでも政府案の可決阻止、抜本修正協議を求める方針を明確にした。

坂口厚労相が40歳以下のC型肝炎健診を実施する方針を表明したことにも言及。「わが党の家西議員が取り組んできたものだが、坂口厚生労働大臣がこれを全国の保健所で実施すると決めたのは、画期的なことだ」と表明するとともに、家西議員がC型肝炎患者の治療体制整備などに向けてさらに努力していく意向であることを紹介した。《民主党ニュース》



11月15日 その日のできごと(何の日)