平成3599日目

1998/11/15

【沖縄県知事選挙】稲嶺恵一氏が初当選

任期満了に伴う沖縄県知事選は15日投票、即日開票の結果、自民県連推薦の新人で県経営者協会特別顧問の稲嶺恵一氏(65)が現職の大田昌秀氏=民主、共産、社民、自由連、沖縄社大推薦=と、新人で政治団体代表の又吉光雄氏(65)の2候補を破り初当選、保守陣営が8年ぶりに県政を奪還した。県選管発表の最終投票率は76.54%で前回の62.54%を14ポイント上回った。

日米両政府が返還合意した米軍普天間飛行場の代替施設として、沖縄本島北部への軍民供用空港建設を提唱した稲嶺氏の当選は、県内移設を求める小渕政権と自民党に追い風となり、対米関係や沖縄振興策を進める上でも好材料。既に海上ヘリ基地案見直しを表明した政府は、県側と移設先をめぐる調整を再スタートさせる。稲嶺氏は近く上京し、野中広務官房長官らと会談したい意向だ。

県内移設に反対した大田氏の落選により沖縄の基地政策は一部転換の節目を迎えるが、新空港の建設候補地で反対運動が起きるのは必至とみられ、「普天間」の返還実現には曲折が予想される。

「普天間」とともに沖縄の懸案である米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市への移設について、稲嶺氏は積極姿勢を示しており、移設に向けた動きが具体化する可能性が高い。

海上基地反対を明確にした稲嶺氏は告示後、基地政策自体にはほとんど触れなかった。県内完全失業率が9%前後で推移する深刻な雇用情勢を背景に、「県政不況」と大田氏の経済政策を判した。当日有権者数は93万9545人。

沖縄県知事選で初当選した稲嶺惠一氏(65)は同日深夜、那覇市内の選対事務所で記者団の共同インタビューに応じ、大田県政の下で悪化していた国との関係の修復について「先ほど小渕総理とも(電話で)話したが、さっそくあしたの朝からでも、一日も早くアクションを起こしたい」と述べ、小渕首相との会談の早期実現に強い意欲を示した。《共同通信》

政府は15日の沖縄県知事選で自民党が推した新人の稲嶺恵一氏が当選したのを受けて「基地問題の現実的解決、政府と連携した経済対策の重要性を訴えた稲嶺氏の当選を心から歓迎したい」との野中広務官房長官の談話を発表した。

額賀福志郎防衛庁長官は同日夜、選挙結果について「県民の判断を重く受け止め、(海上ヘリ基地案を)絶対推進するということでなく、話し合いで解決することが大事だ」と述べ、海上ヘリ基地構想の断念を表明。今後、稲嶺氏の公約に沿って同県北部地域に軍民共用空港を建設する構想を軸に早急に県側と協議する方針だ。

しかし、海上案は安全性や環境問題などを考慮して打ち出した経緯があるだけに、今後の折衝は難航が必至だ。

選挙戦に入り、政府首脳は海上へリ基地建設を事実上、断念する方針を表明し、稲嶺氏を側面支援してきた。稲嶺知事の誕生で中断していた政府と県の対話が再開するが、政府部内からは早くも「国策に協力してくれれば予算で配慮する」との発言も出ており、経済振興策も本格化しそうだ。《共同通信》

民主党の羽田孜幹事長は15日、「沖縄県知事選挙の結果について」の談話を発表した。

談話では大田候補の当選を勝ち取ることができなかったことについて「ご期待に添えなかったことをお詫び」し、米軍基地の在り方や経済振興策が主な争点となった選挙戦において「わが党が掲げた基本認識と基本政策は県民の一定のご評価をいただいた」と述べている。《民主党ニュース》



【大相撲九州場所】8日目

大相撲九州場所8日目(15日・福岡国際センター)ただ一人負け無しの平幕琴錦はこの日も勝ち、8連勝で勝ち越し、首位を守った。横綱若乃花は、同じ1敗だった小結武双山を上手投げで下し7勝目。前日敗れた大関武蔵丸は、海鵬の逆転の下手投げに2敗目を喫し一歩後退した。横綱貴乃花は闘牙を落ち着いて寄り切り、大関貴ノ浪は玉春日を上手投げで退け、ともに6勝目を挙げた。3連敗中だった千代大海は貴闘力との関脇同士の一番を制し、5勝3敗とした。全勝の琴錦を1敗で追うのは、若乃花と平幕の土佐ノ海。貴乃花ら四人が2敗で続く展開となった。《共同通信》

【東京国際女子マラソン】浅利純子選手、3年ぶり2度目の優勝

東京国際女子マラソンは15日、東京・国立競技場を発着とするコースに外国招待10選手を含む281選手が参加して行われ、元世界チャンピオンのベテラン浅利純子(ダイハツ)がゴール直前で20歳の市橋有里(住友VISA)をかわし、2時間28分29秒で、1995年大会以来2度目の優勝をした。

28キロ付近で序盤から集団を引っ張ったカトリン・ドーレ・ハイニッヒ(ドイツ)らが遅れ、トップ争いは日本人選手3人に絞られた。宮崎安澄(積水化学)が脱落した後、浅利と市橋の一騎打ちは競技場内まで続き、最後の直線でリードした市橋を浅利が抜き返した。市橋は同タイムの2位。初マラソンの宮崎は3位と健闘した。《共同通信》

【柔道・女子体重別選手権】

柔道の全国女子体重別選手権は15日、日本武道館で7階級を行い、48キロ級は世界選手権3連覇の田村亮子(トヨタ自動車)が優勝した。田村は危なげなく勝ち進み、決勝で長井淳子(コマツ)と対戦。技のポイントは取れなかったものの、片襟をつかむ警告が相手に与えられてリードし、優勢勝ちした。52キロ級はアトランタ五輪銅メダリストの楢崎(旧姓菅原)教子(ダイコロ)が磯崎祐子(筑波大)に優勢勝ちして優勝。63キロ級は新改七星(兵庫・夙川学院高)が、6月の全日本学生女子体重別選手権優勝の山田真由美(埼玉大)を崩れけさ固めで破った。《共同通信》

【ゴルフ・服部道子選手】今季5勝目

伊藤園レディース最終日(15日・千葉県グレートアイランドクラブ=6364ヤード、パー72)服部道子が66で回り、54ホールのツアー新記録となる通算19アンダ−、197を出し今季5勝目、通算12勝目を挙げた。

初日から首位の服部は3番からの5連続を含む8バーティー(2ボギー)を奪い、2位の具玉姫(韓国)と肥後かおりに11打の大差をつけて快勝。これまでの国内ツアー最少打数記録は2年前のこの大会でローラー・デービース(英国)が出した199だった。

服部は優勝賞金1080万円を獲得し、賞金女王争いでも2位の原田香里との差を約1650万円に広げ、初の栄冠に大きく前進した。《共同通信》



11月15日のできごと