令和199日目

2019/11/15

この日のできごと(何の日)

【大嘗宮の儀】

皇位継承に伴う皇室の儀式として、皇居・東御苑で行われた「大嘗祭」の中心儀式「大嘗宮の儀」が15日未明に終了した。これにより国の儀式として行われた「即位の礼」とあわせ、天皇陛下の即位関係の主要な儀式が終わった。

天皇陛下は東御苑に建てられた大嘗宮で、14日夜の「悠紀殿供饌(ゆきでんきょうせん)の儀」に続き、15日午前0時半頃から同3時15分頃まで「主基殿供饌の儀」に臨まれた。悠紀殿の時と同じく、新穀などの神饌(しんせん)を供え、自身も食し、国家や国民の安寧を祈願された。皇后さまも拝礼された。

皇居周辺の気温は午前2時時点で10・9度まで下がった。陛下が14日夜から計5時間半近くに及んだ二つの儀式を終え、皇后さまとともにお住まいの赤坂御所に戻られたのは15日午前4時半頃だった。

主基殿の儀式に参列したのは、安倍首相ら三権の長、ノーベル賞受賞者の山中伸弥さん、日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕さんら425人で、14日夜の悠紀殿の儀式より85人少なかった。平成の大嘗祭で問題視された参列者の私語はほぼなかった。

儀式を終えた大嘗宮は今後、取り壊される。それに先立ち、今月21日から来月8日まで一般に公開される。参観希望者は午前9時から午後3時までに坂下門から皇居に入る。

今後も皇室行事としての即位関連儀式は続く。陛下は16日と18日、皇后さまと共に皇居・宮殿で、大嘗祭の参列者を招いた「大饗の儀」に臨まれる。その後、12月初旬までに皇祖を祭る伊勢神宮(三重)や初代とされる神武天皇の陵、孝明から昭和まで4代の天皇陵をそれぞれ訪れ、即位を報告される。《読売新聞》

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【北海道】一気に真冬に

真冬並みの寒気を含む低気圧に覆われた道内は15日、上川管内上川町層雲峡で積雪が30センチに達するなど、各地で雪模様となった。札幌の中心部でも正午現在で7センチの積雪を記録し、各地で小中学校が臨時休校し、フェリーや飛行機の欠航が出た。

札幌管区気象台によると、15日正午時点での積雪は層雲峡が最も深かったほか、上川管内美瑛町で23センチ、同管内下川町が20センチだった。札幌では路面電車(市電)の軌道を除雪するササラ電車が午前5時から今季初めて出動し、朝から自宅前などで除雪する姿が見られた。

雪の影響で、宗谷、空知管内を中心に道内の小中学校、高校、特別支援学校の計86校が臨時休校した。

フェリーは津軽海峡フェリーが午前7時大間(青森)発函館行きの1便の欠航を決めた。新日本海フェリーは16、17日の舞鶴(京都)―小樽間の往復便を欠航する。新千歳空港では正午現在、新千歳―稚内の往復便が欠航。道路では倒木の恐れがあるなどとして正午現在、道道3路線3区間が通行止めとなっている。

冷え込みも厳しく、全道173観測地点のうち、165地点で最低気温が氷点下となった。最も低かったのが根室管内中標津町で氷点下8.8度、釧路管内弟子屈町で同7.5度、オホーツク管内遠軽町白滝で同7.3度。札幌は手稲区手稲山口で同3.7度だった。

道内は16日にかけて冬型の気圧配置が続くため、気象台は日本海側を中心に吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に注意を呼びかけている。《北海道新聞》

【富山市】クマに襲われ3人重軽傷

15日午前6時40分ごろ、富山市上滝(大山)の東町・東新町公民館近くの路上で、ラジオ体操帰りの70代男性3人が相次いでクマに襲われ、1人が重傷、2人が軽傷を負った。3人を襲ったのは成獣とみられ、市や猟友会が周辺をパトロールしたが、見つからなかった。県内でのクマによる人身被害の発生は5日連続。被害者は2004年の統計開始以降2番目に多い計17人で、異常事態が続いている。

現場は上滝地区東部の住宅地。県道を挟んで常西合口用水が流れ、近くに富山地方鉄道の大川寺駅や上滝小学校がある。

ラジオ体操は公民館の中で行われ、住民約10人が参加していた。体操を終えた5人が一緒に帰宅中、クマが公民館脇にあるごみ集積場から突然現れたという。最初に頭部を引っかかれた男性(76)が重傷、次いで右脚をかまれた男性(76)と左脚をかまれた男性(75)が軽傷を負った。

近くに住む男性(60)は「クマが出るような場所ではないのに。本当に怖い」と不安げに話した。被害発生を受け、上滝小は児童登下校時の保護者付き添いを継続させた。

県内では11日に南砺市井波地域で2人、12、13日は立山町で1人ずつ、14日は南砺市福光地域で1人がそれぞれ重傷を負っている。県は12日にツキノワグマ出没警報第2報を発令した。《北日本新聞》

【しなの鉄道】全線で運行再開

台風19号の影響で一部区間が不通となっていた、しなの鉄道線(長野県)が15日、約1カ月ぶりに全線での運行を再開した。通学に利用する高校生や地元住民からは「久しぶりに日常が戻ってきた」と歓迎の声が上がった。

しなの鉄道線は、大屋駅(上田市)と田中駅(東御市)の間で線路付近の高架の道路橋が崩落。上田―田中間の運休が続いていたが、道路橋の補修工事が14日に完了した。

JR東日本などは10月23日から今月14日まで、公共交通機関に頼る高校生らが登校できるように、並行して走る北陸新幹線や臨時バスを組み合わせた代替輸送をしていた。《共同通信》

【神奈川県箱根町】大涌谷観光を再開

神奈川県箱根町は15日、箱根山の噴火警戒レベル引き下げを受け、観光名所の大涌谷など火口周辺への立ち入り規制を今年5月以来、半年ぶりに解除した。名物「黒たまご」の販売など土産物店の営業も再開。箱根ロープウェイは大涌谷駅での下車が可能となり、本格的な紅葉シーズンに向け、観光の幅が広がる。

大涌谷周辺に立ち入りできるのは午前9時から午後5時まで。ガスの危険がある一部通路は規制を続ける。

箱根ロープウェイは10月下旬に全線で運行を再開していたが、大涌谷駅は乗り換えのみで、駅の外に出られなかった。

【大相撲九州場所】6日目

大相撲九州場所6日目(15日・福岡国際センター)一人横綱の白鵬が平幕明生を危なげなく上手出し投げで下し、1敗で単独トップに立った。

かど番大関の高安は妙義龍に寄り倒され、3連敗で2勝4敗。大関貴景勝は玉鷲に押し出されて2連敗で3勝3敗となった。関脇御嶽海は宝富士に寄り切られて4敗目を喫し、場所後の大関昇進は絶望的となった。新小結朝乃山は小結遠藤に下手投げで敗れて2敗目。

1敗の白鵬を2敗で朝乃山、小結北勝富士、明生ら12人が追う大混戦となった。《共同通信》

【プロ野球・DeNA】筒香嘉智外野手をポスティング申請

プロ野球DeNAは15日、筒香嘉智外野手(27)が米大リーグに移籍するためにポスティングシステムの申請手続きを日本野球機構(NPB)に行ったと発表した。大リーグ機構(MLB)が全30球団に契約可能選手として通知後、譲渡金を支払う意思を持つ全ての球団が30日間交渉できる。

筒香は海外フリーエージェント(FA)権の資格を満たすのは早くても2021年のシーズン中で、今オフに移籍するためには球団の了承を得てポスティング制度を利用する必要があった。《共同通信》

【プロ野球・ヤクルト】嶋基宏捕手を獲得

ヤクルトは15日、今季まで楽天でプレーした嶋基宏捕手(34)を獲得したと発表した。楽天から野球協約の減額制限を超えるダウン提示を受け、退団を申し入れて了承されていた。

嶋は愛知・中京大中京高から国学院大を経て2007年に大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天に入団し、13年には球団初の日本一に貢献した。今季はけがなどで57試合の出場にとどまった。

ヤクルトは今季、チーム防御率が12球団ワーストの4.78とバッテリーの強化が課題となっている。経験豊富な嶋には若手選手の育成などにも期待がかかる。《共同通信》

【東京株式市場】

15日の東京株式市場は、米中貿易協議で「第1段階」の早期合意が近いとの思惑的な買いが入り、日経平均株価(225種)は3日ぶりに反発した。終値は前日比161円77銭高の2万3303円32銭。上げ幅は一時200円に迫った。

東証株価指数(TOPIX)は12.27ポイント高の1696.67。出来高は約13億6500万株。

朝方は上昇して始まったが、下落に転じる場面もあり方向感を欠いた。

その後、クドロー米国家経済会議委員長が「第1段階」の合意に近づいているとの認識を示したと伝わると買いが優勢となった。《共同通信》

【コクヨ】ぺんてるを子会社化

コクヨは15日、文具大手ぺんてる(東京)の株式を買い付け、子会社化すると発表した。ぺんてる株を37.80%保有しているが過半数の50%超に増やす計画。コクヨは今年9月、ぺんてるの筆頭株主になったと発表。両社の提携を前進させるため協議を始めることでも合意していたがその後の協議は難航。子会社化することで局面を打開したい考えだ。

東京都で記者会見したコクヨの黒田英邦社長は「提携協議中にぺんてる側が第三者との資本提携を進めていると匿名の情報提供があった」と説明。株主らへの悪影響を避けるため、ぺんてるの子会社化を決めたと理解を求めた。《共同通信》

【セブン―イレブン】無断発注で2人懲戒

セブン―イレブン・ジャパンの永松文彦社長は15日、店舗を担当する本部社員が店のオーナーに無断で商品を発注した内規違反が今年2件あり、社員2人を懲戒処分にしたと明らかにした。処分の詳細は個人情報を理由に非開示としたが、永松氏は「本当にあってはいけない非常にゆゆしき問題だ」と述べ、経営体制を見直す考えを表明した。

また11月から8店舗で実施している深夜休業の本格実施について、来年1月に計75店舗へ拡大することも明らかにした。

永松氏は聞き取りで「(店舗担当者の)評価の見直しをしなくてはいけない」と指摘。今後、オーナーからの意見を重視していく考えを示した。《共同通信》

【韓国・文在寅大統領】日本との軍事情報共有は困難

韓国の文在寅大統領は15日、エスパー米国防長官と大統領府で会談し、安全保障上の理由で韓国向けの輸出規制を強化した日本とは、軍事情報の共有が難しいとの認識を伝えた。大統領府が明らかにした。エスパー氏は韓国側に、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定を見直すよう求めていたが、日本の譲歩を前提とする韓国の立場の強固さが浮き彫りになった。

協定は23日午前0時に失効が迫っている。エスパー氏は「この事案が円満に解決されるよう日本にも努力を要請する」と応じた。文氏は「韓米日の安保協力も重要で、継続して力を注いでいきたい」とも述べた。《共同通信》

【中国】北大教授を解放

菅義偉官房長官は15日の記者会見で、中国当局に9月から拘束されていた北海道大の40代の男性教授が解放されたと発表した。同日、日本に帰国した。健康上の問題はないという。中国外務省によると、北大教授は岩谷將氏で、反スパイ法などに違反したものの、保釈したと明らかにした。

菅氏は「政府としてありとあらゆる機会に中国側に働き掛けてきた」と強調。解放の理由について「政府としては具体的には承知していない」と述べるにとどめた。

中国外務省は、岩谷教授について国家機密に触れる資料を収集した疑いで調べたと明らかにした。教授は容疑を認め、中国当局は訓戒処分を行ったとしている。《共同通信》

【安倍晋三首相】桜を見る会前夜祭「参加者が全額負担」

安倍首相は15日夜、首相主催の「桜を見る会」を巡る問題で、後援会員らが参加する「前夜祭」や観光ツアーの旅費、宿泊費などの費用は全額、参加者の自己負担で、「事務所や後援会としての収入、支出は一切ない」と述べた。政治資金規正法や公職選挙法に違反しないとの認識を示した。首相官邸で記者団に語った。

今年の「桜を見る会」の前日にあたる4月12日夜に東京都内のホテルで自身の後援会員らを集めた前夜祭については、野党から、参加費5000円が安すぎ、「法律違反の可能性がある」との指摘が出ていた。

首相は価格について、「大多数がホテルの宿泊者であり、事情を踏まえ、ホテル側が設定した」と説明。会場入り口で事務所側が集めた参加費をホテル側に全額渡し、自身の事務所の収入や支出はないとした。そのうえで、政治資金規正法上の収支報告書への記載は必要なく、有権者への寄付を禁じた公職選挙法違反にも当たらないとの認識を示した。

首相は、自らの事務所が参加者を募集し、参加人数が膨らんでいたことについて、「長年の慣行とはいえ、私自身も反省しなければならない」と陳謝した。桜を見る会の開催要領によると、「招待範囲」は約1万人だったが、2014年度以降、出席者は年々増え、今年度は約1万8200人だった。

野党は衆参両院予算委員会での集中審議開催を求めている。首相はこの点について、「国会から求められれば、説明責任を果たすのは当然のことだ」と述べるにとどめた。《読売新聞》

【囲碁・小川誠子さん】死去

囲碁棋士六段で、テレビ対局の聞き手などで人気を集めた小川誠子(おがわ・ともこ)さんが15日午後3時頃、病気のため東京都内の病院で亡くなった。68歳だった。告別式は未定。

福井市出身。中学生で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会に優勝し、「おかっぱ本因坊」として話題になり、木谷実九段の内弟子となった。1970年にプロ入りし、79年に女流選手権戦で初優勝。女流本因坊や女流鶴聖などタイトル獲得数は4。日本棋院理事や棋士会長などを歴任した。

NHK杯囲碁トーナメントの聞き手を長く務め、穏やかな語り口で人気を集めた。10月30日に休場届を出していた。《読売新聞》



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