平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1989 平成元年2月27日(月)
平成51日目
【大相撲・寺尾関】新関脇に昇進
日本相撲協会は27日、3月12日から大阪府立体育館で始まる大相撲春場所の新番付を発表。けれん味にない突き、押し相撲で人気を集める寺尾が新三役でいきなり西の関脇に昇進した。関脇在位を連続9場所に伸ばした兄の逆鉾と東西に並び、史上初めての兄弟同時三役の快挙を達成した。《共同通信》
【竹下登首相】侵略事実あった
大喪の礼による自然休会を終えて27日、衆院予算委員会が審議を再開、昭和63年度補正予算案に対する質疑を行った。
この中で竹下首相は第二次世界大戦をめぐる認識について「侵略的事実があったことは否定できない」と述べ「後世の史家が評価すべきだ」とする国会答弁を事実上、訂正した。
侵略戦争認定を避けた竹下首相の発言については中国、韓国などアジア各国から強い反発を招き、大喪の礼に参加した関係国首脳との会談でも、首相自らが釈明せざるを得ない事態となっていた。《共同通信》
1990 平成2年2月27日(火)
平成416日目
【ソ連最高会議】大統領制導入を可決
ソ連のゴルバチョフ政権は27日午前続開した最高会議の連邦・民族合同会議で大統領制導入に関する憲法修正案を提出。同会議はソ連で初の大統領制に関する討議を行い、大統領制導入について賛成347、反対24、棄権43で可決、臨時人民代議員大会を3月12、13の両日開催することも可決した。《共同通信》
【特別国会】海部俊樹自民党総裁を首相指名
総選挙を受けて第118特別国会が27日召集され、午後の衆参両院本会議で海部俊樹自民党総裁を第77代首相に指名した。また衆院議長に自民党の桜内義雄元外相、同副議長に社会党の村山喜一元副委員長を選出、正副議長は党籍を離脱した。
与野党勢力が逆転している参院でも総選挙での自民、社会両党の突出、公明、共産、民社敗北の結果により野党間に亀裂が生まれ、野党の首相候補一本化は成立しなかった。このため昨夏の臨時国会の「土井社会党委員長指名議決」は再現せず、衆参両院とも海部首相指名となった。《共同通信》
1991 平成3年2月27日(水)
平成781日目
【湾岸戦争】多国籍軍がクウェート全土を解放
クウェート市を包囲していた多国籍軍は2月26日夜から27日朝にかけて市内に突入、同市を解放した。市民らはクウェート国旗やジャビル首長の肖像画を掲げ、昨年8月のイラク軍の侵攻以来、約7ヶ月ぶりの首都奪回となった。
イラク南部では26日夕、米軍の主力である第七軍団の第三機甲師団と第一歩兵師団がイラク軍の最精鋭部隊、大統領警護隊の一個師団と交戦し撃破した。多国籍軍は敗走するイラク軍に対する追撃の手を緩めておらず、クウェート領内に加えて、イラク南部をも制圧する勢いをみせている。《共同通信》
【政府】湾岸戦争継続を支持
政府は27日朝の湾岸危機対策本部(本部長・海部首相)の8回目の本部会合で、イラクにクウェート正統政府の復権や賠償責任を求めたすべての国連安保理事会決議を受諾しない限り、多国籍軍の対イラク戦闘行動の継続を全面的に支持するとの方針を決定し、改めてブッシュ米大統領の戦争継続表明を日本として支持するとの意思統一をした。《共同通信》
1992 平成4年2月27日(木)
平成1146日目
【水戸地裁】「DNA」証拠能力を初認知
栃木県内で昨年1月、女性2人に乱暴したなどとして婦女暴行と強盗致傷などの罪に問われた群馬県邑楽郡大泉町、無職A被告(42)の判決公判が27日午前、水戸地裁下妻支部で開かれた。
市川瀬明裁判長は「被害者や目撃者の証言などに加え、犯行現場に残された犯人の体液と被告人の血液のデオキシリボ核酸(DNA)型が一致することから、婦女暴行についても被告人の犯行であることは明らか」として検察側が提出したDNA鑑定の証拠能力を認め、A被告に懲役10年(求刑同12年)を言い渡した。
最高裁によると、裁判所がDNAの証拠能力を認める判定をしたのは初めて。《共同通信》
【自民党・金丸信副総裁】日銀を批判
自民党の金丸副総裁は27日昼の竹下派総会であいさつし、景気が下降局面にあることから現在4.5%の公定歩合をさらに0.5%引き下げるとの考えを重ねて強調するとともに、宮澤首相の政治決断を求めた。
金丸氏は「日銀は政治家の感覚とは違っているようだ。あの時(昨年末)、1%引き下げていたら景気も急に下降することはなかった」と述べ、経済界や自民党などから高まっている利下げ要求に応じない日銀を批判した。《共同通信》
1993 平成5年2月27日(土)
平成1512日目
【ノルディックスキー・世界選手権】
ノルディックスキーの世界選手権は27日、ノーマルヒル・ジャンプが行われ、24歳の原田雅彦(雪印)が優勝した。
日本選手の世界選手権制覇は五輪が同選手権を兼ねた1972年札幌五輪70メートル級純飛躍の笠谷幸生、今大会複合個人の荻原健司(北野建設)同団体(河野、阿部、荻原)に次いで4個目になる。ジャンプでの金メダル獲得は笠谷以来21年ぶり。
原田は昨年のアルベールビル五輪ラージヒル、団体、今大会のラージヒルといずれも4位に終わっており、念願のメダル獲得を一番上の金で飾った。期待された葛西紀明(地崎工業)は10位だった。《共同通信》
【宮澤喜一首相】独・コール首相と会談
宮澤首相は27日午前、東京・元赤坂の迎賓館でコール・ドイツ首相と約2時間20分会談し、7月の先進国首脳会議(東京サミット)での対ロ支援問題や今後の両国関係について意見交換した。《共同通信》
1994 平成6年2月27日(日)
平成1877日目
【リレハンメル五輪】閉幕
第17回冬季オリンピック・リレハンメル大会は27日、閉幕した。環境五輪をアピールし、サラエボ救済運動を通じて国際平和も訴えた今大会は、新時代の五輪の方向性を示した。閉会式では、五輪旗を引き継いだ1998年の次回開催都市、長野に対し、リレハンメルが環境に優しい五輪、平和運動に貢献する五輪の精神も継承するよう求めた。
閉会式は、午後8時(日本時間28日午前4時)から、日本選手も活躍したスキー・ジャンプ会場で行われた。全競技を終えた、史上最多の67国・地域からの参加選手団が和やかに入場。五輪旗はリレハンメルのトロン市長から、国際オリンピック委員会(IOC)のサマランチ会長の手を経て、長野市の塚田佐市長に引き渡された。《共同通信》
【細川護熙首相】「施政方針」7日に
細川首相が政治改革修正法案成立後に内閣改造の構えを崩していない中で、連立与党の調整は28日以降、大詰めを迎える。
首相は27日夜、当初は3月4日に予定していた施政方針演説を、週明けの7日に行うことになるとの見通しを記者団に語った。これは与党内調整が難航することを見越して、今週末ぎりぎりまで改造のタイミングを模索し続ける意向を示唆したものとみられる。
しかし、社会、民社、新党さきがけの3党が早期改造反対の立場を堅持している上、日程的にも窮屈なことから新生党内にも慎重論が出始めた。このため連立内部の決定的な亀裂回避のために改造が先送りされる可能性も出てきた。《共同通信》
1995 平成7年2月27日(月)
平成2242日目
【平成7年度予算】衆院通過
平成7年度予算が27日、衆院を通過。年度内成立が確定した。村山首相は引き続き阪神大震災の復興対策に全力を挙げる一方、特殊法人見直しなどできしみの目立つ与党内の再結束を図り、4月の統一地方選と7月の参院選をにらみながら政府の主導権を確保する方針だ。
与野党とも統一地方選などの選挙対策を本格化させる一方、国会では経営破たんした東京協和、安全信用組合への監督責任問題、10兆円を超える復興財源としての増税問題、政府系金融機関見直し、国会の不戦決議などで対決姿勢を深めることになろう。《共同通信》
【新進党・海部俊樹党首】村山首相退陣を促す
新進党の海部党首は27日、1995年度予算の衆院通過に伴い記者会見し、阪神大震災での政府の対応に触れ「初動の遅れ、リーダーシップの欠如が被害を拡大したことは紛れもなく、人災の面も否定できない。村山首相には辞任に値する重大な政治責任がある」と批判、あらためて首相の退陣を強く促した。《共同通信》
1996 平成8年2月27日(火)
平成2607日目
【オウム裁判】新実智光被告が全面否認
地下鉄、松本両サリン事件など重大事件の大半に関与したとされるオウム真理教幹部新実智光被告(31)の初公判が27日、東京地裁(田尾健二郎裁判長)で開かれ、信者Aさん=当時(29)=リンチ殺害、元看護婦監禁、犯人隠匿・隠避の3事件が審議入りした。
新見被告は人定質問で職業を「麻原尊師の直弟子です」と答え、起訴事実については「共謀もしていないしやってもいません」と全面否認した。《共同通信》
【代理署名訴訟】橋本首相「期限後も米軍が使用」
衆院予算委員会は27日、外交、安全保障問題についての集中審議を行った。橋本龍太郎首相は、沖縄の米軍基地強制使用をめぐる代理署名訴訟に関連し、「わが国として条約上の義務を履行できない状態が起きないよう努力したい」と述べ、訴訟の行方にかかわらず、使用期限後も引き続き米軍に使用させる意向を示した。《共同通信》
1997 平成9年2月27日(木)
平成2973日目
【橋本龍太郎首相】プルサーマル推進を福井県知事らに要請
プルトニウムを軽水炉で利用するプルサーマル計画を推進するため、橋本龍太郎首相は27日、原発が集中する福井、福島、新潟の3県知事を招いて懇談し、理解と協力を求めた。
栗田幸雄福井県知事らは「国民の理解を得ているとはいえない」として「国民合意形成に向け、さらに国が前面に出た努力をしてほしい」と要請。同計画への具体的な回答はしなかった。《共同通信》
1998 平成10年2月27日(金)
平成3338日目
【橋本龍太郎首相】ODA監視を強調
橋本龍太郎首相は27日の衆院予算委員会で、政府開発援助(ODA)の実施状況に関連して「国会が事後チェックできるようにすることは考えなければならない」と述べ、ODAに対する国会の関し機能強化に前向きの姿勢を表明した。
ただ、ODA監視などのための基本法制定要求に対し、首相は機動的対応が制限されるとの認識から「首をかしげる」と突っぱねた。改革の遠藤和良氏への答弁。《共同通信》
1999 平成11年2月27日(土)
平成3703日目
【阪神・野村克也監督】就任後初のオープン戦は白星発進
西武3−11阪神◇27日◇安芸
「勝ち負けより内容だから」。野村監督は阪神のユニホームで初めて飾った大勝にも平静を装った。だが自然と笑みがこぼれる。その内容に手ごたえを感じたからだ。
オープン戦のテーマに掲げた機動力の行使が随所に見られた。四回には坪井、五回には浜中が盗塁。六回には一死からエンドランを決めた。そして八回には代走の高波が二盗。その直後に三塁手の送球のすきを突いて三進する好走も見せ、得点につなげた。
坪井こそ昨年から正選手だが、浜中は野村監督がそのセンスにほれ込む20歳の新戦力。高波も「飯田に一番似ている」とこのキャンプで目をつけた若手だ。そんなこともうれしさを倍増させるのだろう。
課題が尽きないことに変わりはない。だが選手がそれを自覚していることに光明を感じる。「いいですね、実戦は。教材がいっぱいある」。尽きない課題を前に、苦難よりも楽しみを感じている。《共同通信》
【小渕恵三首相】学生と懇談
27日、小渕首相は東京都文京区の学生寮「和敬塾」を訪れ、寮生と懇談した。これは首相が進めている対話集会の一環で、教育改革に反映させるのが目的。約1時間にわたった対話集会で、首相は学生からのさまざまな質問や意見に答えた。《首相官邸》
2000 平成12年2月27日(日)
平成4068日目
【衆院宮城6区補選】民主・大石氏返り咲き
自民党の小野寺五典氏の議員辞職に伴う衆院宮城6区補欠選挙は27日投開票され、民主党公認で党県副代表の元衆院議員大石正光氏(55)が、社民党公認の元気仙沼市議菅野哲雄氏(51)、共産党公認の党県常任委員芳賀芳昭氏(58)、無所属の塾経営伊藤智巳氏(38)の3新人を破って4度目の当選を果たし、約3年4カ月ぶりに返り咲いた。
民主党は越智通雄前金融再生委員長の辞任に続き、この補選の勝利を勢いに、衆院の早期解散・総選挙に追い込みたいとしている。《共同通信》
【自民党・森喜朗幹事長】解散は4月以降に
自民党の森喜朗幹事長は27日夜、埼玉県所沢市で講演し、解散・総選挙について「(2000年度)予算を執行して様子を見るべきだ。解散して、国会が閉じていれば、手を打てなくなる」と述べ、4月以降、経済動向を慎重に見極めて判断すべきだとの考えを示した。《共同通信》
2001 平成13年2月27日(火)
平成4434日目
【自民党】森首相退陣へ直談判も
森喜朗首相の進退問題をめぐり、自民党は27日、党大会が行われる3月13日まで首相の自発的な決意表明がなかった場合、古賀誠幹事長ら執行部が「直談判」し、退陣を迫る方向で調整に入った。
古賀執行部が退陣要求を突きつけるタイミングは、今後の情勢を見極めながら判断する方針だが、党大会から2001年度予算成立前後になる見通し。その場合、公明、保守両党とも連動して「森おろし」を強めるとみられる。《共同通信》
【森喜朗首相】米特使と会談
ハワイ沖の米原潜と実習船衝突事故をめぐり、米政府特使のファロン海軍作戦部長(大将)は27日午後、来日し、同日夜、森喜朗首相と首相官邸で約30分間会談した。
特使は、謝罪と遺憾の意を表したブッシュ大統領の親書を手渡すとともに、えひめ丸引き揚げに「最善を尽くす」と約束。被害者や家族への補償についても「しかるべきタイミングで詳細を詰めていきたい」と誠実に対応する考えを伝えた。《共同通信》
2002 平成14年2月27日(水)
平成4799日目
【ダイエー】100店閉鎖などの再建策を発表
経営再建中の大手スーパー、ダイエーは27日、UFJ、三井住友、富士の主力取引銀行3行による5200億円の金融支援や普通株の大幅減資、グループの赤字店100店閉鎖、本体人員の2000人削減などを柱とする「新3カ年計画」を発表した。
巨額のリストラ損失の計上で、2002年2月期決算は単体の当期純損失が4500億円と巨額赤字に陥る見通し。このため役員5人を降格、役員年俸を最高50%引き下げることも決めた。《共同通信》
【政府】デフレ対応策を決定
政府は27日、経済財政諮問会議で総合的なデフレ対応策を決定した。不良債権処理を進めるため金融庁による大手銀行への特別検査を厳罰化し、結果を公表。3月期決算へ反映させる。
政府はデフレ脱却を「長期戦」(小泉純一郎首相)ととらえ、3月の規制改革推進3カ年計画、6月の税制改革と経済活性化の基本方針を含めて対応。首相は会議で「引き続き検討を深めてほしい」と述べた。《共同通信》
2003 平成15年2月27日(木)
平成5164日目
【ヤンキース・松井秀喜外野手】オープン戦で2ラン
米大リーグのオープン戦が始まった27日、ヤンキースの松井秀喜外野手(28)がいきなり「米国第1号」ー。タンパのレジェンズフィールドで行われたレッズ戦。松井選手は「5番・左翼」で先発し、三回二死一塁の第2打席で左腕のジミー・アンダーソン投手から右越えにライナー性の打球で2点本塁打を放った。
松井選手は喜びをむしろ抑え気味に、淡々とグラウンドを一周。鮮烈な本塁打デビューにベンチ内でナインらがハイタッチで祝福。これに松井選手も笑顔で応えた。《共同通信》
【江藤隆美元建設相】「内閣改造すべき」
自民党の江藤・亀井派会長の江藤隆美元建設相は27日昼の同派総会で「今の内閣は張り子の虎、ならぬ張り子の風船で、中身がないから迫力がない。思い切って政策転換をするなら、内閣改造をすべきだ。見かけ倒しだけで政権を維持するようでは100年後に悔いを残す」と述べ、大幅な内閣改造を求めた。
江藤氏は「総理、総裁が嘘をつくことを『大したことはない』と言うなら、教育はあったものではない。もっと誠実な、まじめなものの考え方が必要だ」と小泉純一郎首相の政治姿勢も批判した。《共同通信》
2004 平成16年2月27日(金)
平成5529日目
【東京地裁】オウム・松本智津夫被告に死刑判決
地下鉄、松本両サリンの無差別大量テロ殺人事件など、計27人が死亡した13事件で殺人罪などに問われたオウム真理教、本智津夫被告(48)=教祖名麻原彰晃=に対し、東京地裁は27日午後、求刑通り死刑の判決を言い渡した。
小川正持裁判長は「被告は一連の犯行の源であり首謀者」とし「救済の名の下に日本支配を考えた動機は、あまりにも浅ましく愚かしい限りで、極限の非難に値する。遺族らの悲嘆は深く、極刑をもって臨む以外に道はない」と厳しく指弾した。
一連の事件で死刑判決は12人目。犯罪史上、未曾有の大量殺人に走った教団の「教祖」が極刑となり、教団をめぐる事件の一審はすべて終了した。
弁護側は直ちに控訴した。現在の弁護団は控訴審は担当せず、第二東京弁護士会の松井武弁護士が私選弁護人に就任した。
小川裁判長は午後の判決理由朗読で、松本サリンなど午前中の7事件に続き、地下鉄サリンなど6事件についても無罪主張を退け、松本被告と実行犯の共謀(実行犯への指示)を認めて、全事件の有罪を認定した。
2005 平成17年2月27日(日)
平成5895日目
【中津川一家6人殺傷事件】
27日午後1時50分ごろ、岐阜県中津川市坂下、会社員Fさん(39)から「義父に刺された」と、110番通報があった。中津川署員が、Fさんの妻の父親で同市職員のH容疑者(57)方に駆けつけたところ、家の中で計6人が首を絞められるなどして倒れていた。
うち乳幼児2人を含む5人が死亡したほか、H容疑者宅から逃げようとしていたFさんも腹を刺されて重傷。H容疑者は、自分が殺したことを認めているが、自分の首を刃物で刺しており、重体。同署は回復を待って殺人容疑で取り調べる。《朝日新聞》
2006 平成18年2月27日(月)
平成6260日目
【WBCスーパーフライ級タイトル戦】徳山昌守選手、初防衛
世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は27日、大阪市中央体育館で行われ、チャンピオンの徳山昌守(金沢)が挑戦者で同級1位のホセ・ナバーロ(米国)を3-0の判定で下し、昨年奪回した王座の初防衛に成功した。
昨年7月に川嶋勝重(大橋)からタイトルを取り戻した徳山は、これで通算9度目の王座防衛となった。戦績は36戦32勝(8KO)3敗1分け。31歳5カ月での世界王座防衛は、日本のジム所属選手の最年長記録。《共同通信》
【小泉純一郎首相】「おれなんか毎日入院しないと」
「あれくらいのストレスで入院しちゃうなら、おれなんか毎日入院しないといけない」小泉純一郎首相は27日の自民党役員会で、ライブドアの送金指示メールを国会で取り上げた民主党の永田寿康議員が入院するなど、混迷を深める民主党を痛烈に皮肉った。
ただ、永田氏の進退問題には「除名というのは死刑宣告みたいなものだから民意を大事にしないといけない」と述べ、懲罰委員会での除名処分に慎重な姿勢をみせた。《共同通信》
2007 平成19年2月27日(火)
平成6625日目
【最高裁】君が代伴奏命令は「合憲」教諭の敗訴確定
東京都日野市立小学校の入学式で「君が代」のピアノ伴奏を拒否して戒告処分を受けた音楽教諭の女性(53)が、「校長の職務命令(伴奏指示)は思想、良心の自由を侵害するもので憲法違反」として処分取り消しを求めた行政訴訟の上告審判決が27日、最高裁第3小法廷であった。
那須弘平裁判長は職務命令について「思想および良心の自由を定めた憲法19条に反するとはいえない」との初判断を示した上で女性教諭側の上告を棄却した。女性教諭の訴えを退けた2審・東京高裁判決が確定した。《産経新聞》
【日本版NSC】報告書決定
日本版「国家安全保障会議」(NSC)創設に向けた有識者会議「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」(議長・安倍晋三首相)は27日夕、首相官邸で最終会合を開き、NSCのメンバーを首相、官房長官、外相、防衛相の4人とする報告書を正式決定。首相に提出した。《共同通信》
2008 平成20年2月27日(水)
平成6990日目
【米・ライス国務長官】米兵暴行事件で福田首相に謝罪
来日したライス米国務長官は27日、福田康夫首相と首相官邸で会談し、冒頭で米兵女子中学生暴行事件など相次ぐ米兵による不祥事に関し謝罪した。
ライス氏は「沖縄で起きた事件は極めて遺憾で申し訳なく、深刻に受け止めている。被害者の方とご家族のことを心配している」とした上で「再発防止に向けて最大限努力したい」と述べ、再発防止策について日米で協力して取り組む意向を示した。
ライス国務長官は町村信孝官房長官、高村正彦外相、石破茂防衛相とも会談し、冒頭で同様に謝罪した。《琉球新報》
2009 平成21年2月27日(金)
平成7356日目
【嘉手納基地爆音訴訟】国に56億円の賠償命令
米空軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の周辺住民5540人が、米軍機の早朝、夜間の飛行差し止めと、騒音被害に対する損害賠償を国に求めた「新嘉手納爆音訴訟」の控訴審判決が27日、福岡高裁那覇支部であった。
河辺義典裁判長は、総額約28億円(対象原告3881人)の支払いを命じた1審・那覇地裁沖縄支部判決を変更し、原告5519人を対象に、総額約56億2692万円の賠償を命じた。飛行差し止め請求と将来の損害賠償請求などは退けた。《毎日新聞》
【2009年度予算案】衆院通過
2009年度予算案が27日、衆院を通過し年度内成立が確定した。麻生太郎首相は大規模な追加経済対策と外交で政権浮揚を図り、内閣支持率の動向もにらみながら衆院解散の時期も模索する。ただ自民党内では「麻生首相では衆院選を戦えない」との声が強まっており、予算と関連法案が年度内に成立すれば、4月には一気に退陣論が拡大する可能性もある。《共同通信》
2010 平成22年2月27日(土)
平成7721日目
【バンクーバー五輪】第16日
バンクーバー五輪第16日の27日(日本時間28日)、スピードスケート女子団体追い抜き決勝が行われ、日本(穂積雅子=ダイチ、小平奈緒=相沢病院、田畑真紀=ダイチ)はドイツに敗れ、銀メダルとなった。
日本は一時、ドイツに1秒7以上の差をつけたが、終盤に猛追に遭い、最後は100分の2秒差で逆転されて金メダルに届かなかった。15歳の高木美帆(北海道・札内中)の出場機会はなかった。日本女子スピードスケートでは、1998年長野大会500メートルで岡崎朋美(富士急)が銅を獲得して以来のメダルで、銀メダルは史上初めて。今大会の日本勢のメダルは、銀3、銅2となった。
【岡田克也外相】普天間県内移設やむなし
岡田克也外相は27日、三重県四日市市で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外や国外の移設について「実現可能な具体案があるかというと非常に厳しい」と述べ、県内移設はやむを得ないとの認識を示した。《共同通信》
【鳩山由紀夫首相】地方分権推進に決意
鳩山由紀夫首相は27日、高知県入りし、尾崎正直知事らとの意見交換会で地方分権の推進に向けた決意を示した。商店街や老人施設を視察したほか、民主党参院議員の事務所にも足を運び、夏の参院選をにらんだ支持拡大を訴えた。《共同通信》
2011 平成23年2月27日(日)
平成8086日目
【ラグビー第48回日本選手権】サントリー、9年ぶり4度目の優勝
第48回日本選手権決勝◇27日◇東京・秩父宮ラグビー場
サントリーが三洋電機を37-20で破り、9年ぶり4度目の優勝を飾った。
トップリーグ(TL)プレーオフ決勝のリベンジを狙ったサントリーは、9点差に詰め寄られた後半25分にWTB長友泰憲(25)が、右隅にトライを決めて勝負を決定づけた。初優勝のTLに次ぐ2冠を逃した三洋電機は、7連覇の新日鉄釜石(現釜石シーウェイブス)と神戸製鋼に次ぐ史上3チーム目の4連覇を逃した。《日刊スポーツ》
【民主党・小沢一郎元代表】菅首相に事実上の退陣要求
民主党の小沢一郎元代表は27日午後、宮城県岩沼市での党所属議員のパーティーで「このまま解散・総選挙になれば、まさに一昨年とは全く逆の風の中で選挙戦を戦うことになりかねない」と述べ、菅政権で衆院選に臨めば、民主党が大惨敗するとの認識を示した。事実上の退陣要求とみられ、党内での「菅おろし」の動きが加速しそうだ。《共同通信》
2012 平成24年2月27日(月)
平成8451日目
【エルピーダメモリ】経営破綻
経営再建中の半導体大手エルピーダメモリは27日、会社更生法の適用を東京地裁に申請し、経営破綻した。世界的な過剰生産による製品価格の下落や長引く円高で資金繰りが悪化し、自主再建を断念した。負債総額は昨年3月末時点で4480億円となり、国内製造業の破綻では過去最大。《共同通信》
【野田佳彦首相】沖縄県・仲井真弘多知事と会談
就任後、初めて沖縄を訪問している野田佳彦首相は27日午前、県庁で仲井真弘多知事と会談した。
野田首相は「今年は本土復帰40周年にあたるので、具体的に沖縄の振興と米軍基地の負担軽減が前進する年にしなければならない。国の責務を強く感じている」と強調。この上で米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めたが、仲井真知事は県外移設の姿勢を崩さず、同問題に関する話し合いは平行線をたどった。《宮古新報》
2013 平成25年2月27日(水)
平成8817日目
【故・市川団十郎さん】葬儀・告別式
3日に66歳で死去した歌舞伎俳優市川団十郎さんの葬儀・告別式が27日正午から東京都港区の青山葬儀所で営まれた。小雨の中、江戸歌舞伎を象徴する大名跡を担った名優に俳優仲間や芸能関係者ら約2500人が別れを告げた。《共同通信》
【安倍晋三首相】「運も実力のうち」
安倍晋三首相は27日、東京都内で開かれた中小企業経営者らとの意見交換会で、12年度補正予算が26日の参院本会議で1票差で可決されたことに触れ「『安倍さん、運がいいね』と言われるが、運も実力のうちだ」と述べた。「ねじれ国会」の政権運営に自信を示したとみられる。《毎日新聞》
2014 平成26年2月27日(木)
平成9182日目
【大阪市・橋下徹市長】失職
出直し選挙に出馬するとして辞職願を提出した橋下徹大阪市長(日本維新の会共同代表)は27日、地方自治法の規定により自動失職した。大阪都構想に反対する勢力を市と大阪府の法定協議会から排除すると選挙公約に明記する方針だ。ただ主要各党は候補擁立を見送っており、3月9日に告示される選挙戦の構図や争点は固まっていない。《共同通信》
【村山富市元首相】河野談話見直しを批判
社民党の村山富市元首相は27日、日本記者クラブで記者会見し、従軍慰安婦問題をめぐり旧日本軍の関与を認めた1993年の河野洋平官房長官談話(宮沢内閣)の検証に意欲を示す安倍政権や日本維新の会を批判した。
「事実がなかったとあげつらって、詮索する意味はない。軍が作戦上の必要から慰安所をつくったのは間違いない」と主張した。談話作成の経緯に関し「軍関係者や政府の資料を調べて、総合的に判断したと思う。根拠もなく軽はずみに作ったものではない」として、見直しは国際的な反発を招くと強調した。《共同通信》
2015 平成27年2月27日(金)
平成9547日目
【川崎中1少年殺害事件】少年3人逮捕
川崎市川崎区の多摩川河川敷で同区の中学1年、Uさん(13)が遺体で見つかった殺人、死体遺棄事件で、神奈川県警川崎署捜査本部は27日、Uさんの知り合いの少年3人が事件に関わった疑いが強まったとして、殺人容疑でリーダー格の少年(18)と17歳の少年2人の計3人を逮捕した。リーダー格の少年は容疑を否認している。
Uさんは20日午前2時ごろに殺害されたとされ、現場近くの防犯カメラに写った映像の解析などから少年3人が浮上した。Uさんに似た人物ら4人以上が河川敷へ向かう姿が写り、その後、1人少ない人数で戻っており、いなくなったのはUさんとみられる。
司法解剖の結果、Uさんの死因は首を鋭利な刃物で傷つけられたことによる出血性ショックだった。多数存在する傷の形状などから複数の刃物が使われた可能性が高く、Uさんは集団暴行の末に殺害されたとみられている。《産経新聞》
【第38回日本アカデミー賞】「永遠の0」8冠
第38回日本アカデミー賞の授賞式が27日、東京都港区のホテルで開かれ、山崎貴監督の「永遠の0」が作品賞や監督賞、主演男優賞(岡田准一さん)など最多8部門で最優秀賞を受賞した。岡田さんは「蜩ノ記」の演技で最優秀助演男優賞も獲得。男優で主演と助演の最優秀賞を同時受賞するのは史上初めて。《共同通信》
2016 平成28年2月27日(土)
平成9912日目
【スーパーラグビー】レッズ・五郎丸歩選手が初得点
南半球の強豪が集う世界最高峰の「スーパーラグビー(SR)」が開幕。日本代表FB五郎丸歩(29)とフランカーのツイが所属するレッズがワラタスと対戦し、五郎丸が前半27分から途中出場、公式戦デビューを果たした。前半を0ー20で折り返した後半4分にPGを決め初得点をあげた。その後、同9分のPGは惜しくも右に外れた。同19分にもGを決め5得点を挙げるも試合は10-30で敗れた。ツイは先発出場した。《日刊スポーツ》
【J1】開幕
明治安田J1第1ステージ第1節第1日(27日・エディオンスタジアム広島ほか=8試合)昨季王者の広島はホームで川崎に0―1で敗れ、黒星スタートとなった。川崎は終盤、小林が決勝点を決めた。
昨季第1ステージを制した浦和は柏に2―1で、元日本代表の小倉監督が就任した名古屋はJ2から復帰した磐田を1―0で下した。昇格組では大宮がFC東京を1―0で破り、福岡は1―2で鳥栖に屈した。仙台は横浜Mを、甲府は神戸を、新潟は湘南を破った。《共同通信》
2017 平成29年2月27日(月)
平成10278日目
【韓国憲法裁判所】弾劾審判が結審
韓国憲法裁判所は27日、朴槿恵大統領の罷免の可否を審理する弾劾審判の最終弁論を開き、結審した。朴氏は出廷せず、訴追内容を全て否認し、罷免を認めないよう求める意見書を代理人弁護士が読み上げた。
憲法裁は決定の言い渡し日は後日決めると表明。3月13日に李貞美所長代行(裁判官)が任期切れで退任するため、同日までに言い渡すとみられる。国政空白の一層の長期化は避けられる見通しになったが、朴氏の支持者は早期結審に反発を強めており、混乱は続きそうだ。朴氏は意見書で、国政の混乱を巡り「私の不覚で国民を傷つけ残念だ」と述べた。《共同通信》
【大阪府豊中市】森友学園用地を調査
大阪市の学校法人「森友学園」が、大阪府豊中市に建設中の小学校用地から出たごみ交じりの土砂を埋め戻したとされる問題で、豊中市は27日、廃棄物処理法に基づき現地を調査した。施工業者からの聞き取りも実施。市の担当者は記者会見で「ごみ交じりの土を1年近く仮置きしていたと説明を受けた」と述べ、ごみを事実上放置していたとの認識を示した。
担当者は「埋め戻しがあったかどうかは現場で確認できなかった」と説明。現場でごみの保管を明示した掲示板がなく、廃棄物処理法の保管基準に違反するとの見解を明らかにした。《共同通信》
2018 平成30年2月27日(火)
平成10643日目
【フィギュア・羽生結弦選手】「人生をかけた結果が金メダル」
平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりの五輪連覇を果たした羽生結弦選手(23)(ANA)は27日、東京都内の各所で記者会見に臨み、4年後の北京冬季五輪について、「未定だが、もし出る事になったら、絶対に勝ちたい」と語った。
この日は朝から日本選手団の一連の行事に出席。午後からは一人で、日本外国特派員協会と日本記者クラブで相次いで会見し、その後は所属先のANA本社で祝勝会と大忙しだった。日本記者クラブでの会見では、9歳の頃から「スケートに人生を懸けていた」と明かし、「人生すべてをかけた結果がこの金メダルだった」と振り返った。《読売新聞》
2019 平成31年2月27日(水)
平成11008日目
【米朝首脳会談】
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は27日夜(日本時間同)、ベトナムの首都ハノイで2度目の米朝首脳会談を開始した。28日まで2日間にわたる直接対話で、昨年6月にシンガポールで行われた史上初の米朝首脳会談で確認された「最終的かつ全面的に検証された非核化」に向け、北朝鮮にどこまで具体的措置の実行を確約させられるかが最大の焦点となる。
米朝首脳は夕食会場である高級ホテル「ソフィテル・レジェンド・メトロポール・ハノイ」に相次ぎ到着。午後6時半(日本時間午後8時半)ごろ、約8カ月ぶりに顔を合わせた2人は約10分程度のあいさつを経て、通訳を交えて1対1で短時間会談した。《産経新聞》
2020 令和2年2月27日(木)
令和303日目
【COVID-19】安倍晋三首相、全国の小中高へ休校を要請
安倍晋三首相は27日、首相官邸で開かれた肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの対策本部会合で、感染拡大を防止するため全国すべての小中高校や特別支援学校を週明け月曜日の3月2日から休校とするよう要請すると表明した。期間は「春休みまで」とした。
首相は感染拡大を防ぐため「今後1、2週間が極めて重要」としており、感染症対策のための全校休校という極めて異例の措置に踏み切った。《産経新聞》
2021 令和3年2月27日(土)
令和669日目
【立憲民主党・枝野幸男代表】「夫婦別姓公約に」
立憲民主党の枝野幸男代表は27日のオンラインイベントで、次期衆院選で選択的夫婦別姓制度の実現を訴える考えを示した。「公約に間違いなく入る。導入に合意しない政党とは連立政権を組まない」と強調。制度に賛成している共産、国民民主、社民各党との連携に弾みをつけたい狙いがありそうだ。
自民党にある選択的夫婦別姓への反対論について「感情論だ。嫌だから嫌としか言いようがなく、根深い」と指摘。自民内の賛成派として野田聖子幹事長代行の名前を挙げ「自民の一定数が賛成してくれば(関連法案は)成立する」と期待感を示した。《共同通信》
2022 令和4年2月27日(日)
令和1034日目
【ウクライナ侵攻】
首都キエフ攻防戦続く
ウクライナに侵攻したロシア軍は27日も首都キエフの西側に部隊を集結して封鎖を維持、攻防戦が続いている。キエフ市内では銃撃や爆発音が相次いだ。ウクライナ大統領府はロシア軍の燃料補給を狙った反撃やキエフ西側の部隊への砲撃で、ロシアの進軍がほぼ止まっていると説明した。
国連難民高等弁務官事務所は26日、ウクライナからポーランドなどに約11万6千人が避難したと表明。状況が悪化すれば、避難民は400万人に上る恐れもあるとした。
東部ドンバス地域では親ロシア派の部隊が前進、ウクライナ側に数十キロ侵入して支配地域を拡大しているもようだ。《共同通信》