令和1034日目

2022/02/27

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

首都キエフ攻防戦続く

ウクライナに侵攻したロシア軍は27日も首都キエフの西側に部隊を集結して封鎖を維持、攻防戦が続いている。キエフ市内では銃撃や爆発音が相次いだ。ウクライナ大統領府はロシア軍の燃料補給を狙った反撃やキエフ西側の部隊への砲撃で、ロシアの進軍がほぼ止まっていると説明した。

国連難民高等弁務官事務所は26日、ウクライナからポーランドなどに約11万6千人が避難したと表明。状況が悪化すれば、避難民は400万人に上る恐れもあるとした。

東部ドンバス地域では親ロシア派の部隊が前進、ウクライナ側に数十キロ侵入して支配地域を拡大しているもようだ。《共同通信》

ウクライナ、停戦交渉に合意

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ベラルーシとの国境でロシアと停戦交渉を行うと発表した。交渉に前提条件は付けないとした。ロシア側は、交渉はベラルーシ南東部ゴメリ州で行うとしている。ロシアのプーチン大統領は27日、ショイグ国防相らに対し「北大西洋条約機構(NATO)側から攻撃的な発言が行われている」と述べ、核抑止力部隊を高い警戒態勢に置くよう命じた。NATO側をけん制する狙いとみられる。

ウクライナに侵攻したロシア軍は27日、首都キエフ西側に部隊を集結して封鎖を維持、攻防戦を続けてきた。

EU、ロシア航空機に領空閉鎖

欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は27日、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアの航空機に対して領空を閉鎖するなど新たな制裁強化策を発表した。ウクライナに対する武器調達のための資金を供与することも明らかにした。攻撃を受けている国にEUが武器調達の資金を供与するのは初めて。

ロシアの侵攻を正当化しEUを分裂させるために、うそを広めているとして、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデー」と「スプートニク」のEU圏内での活動を禁止とする。ベラルーシに対しても、侵攻に関与しているとして鉄鋼や木材などのEUへの輸出を停止する制裁を科す。《共同通信》

ロシア反戦デモ、4000人超拘束

ウクライナ侵攻を受けてロシア各地で広がっている反戦デモで、当局に拘束された参加者がこれまでに40以上の都市で計4200人を超えたと、ロシアの人権団体「OVDインフォ」が27日明らかにした。当局は反戦ムードの拡大阻止に躍起になっている。

デモに加わると拘束されるとの懸念からソーシャルメディアで反戦の意思表示をする人も多く、女性が「戦争反対」と書かれたバッグを持つ写真が投稿されたりしている。ただデモを「無許可で違法」と見なす当局の規制やメディア統制のため、抗議活動の広がりは限定的だ。《共同通信》

ロシアでのサッカー国際試合禁止

国際サッカー連盟(FIFA)は27日、ウクライナに侵攻したロシアに対し、国際試合の主催を禁止すると発表した。ホーム戦は中立地で無観客として開催する。国名の使用も認めず、ロシア・サッカー連合(RFU)の代表として試合を行い、国旗や国歌も禁じた。

今後もIOCやUEFAなどと協議し、状況が改善されない場合は大会から除外などさらなる制裁措置を検討する。

ポーランド、スウェーデン、チェコが3月のW杯欧州予選プレーオフでロシアとの対戦を拒否している問題については3協会と解決策を探る方針を示したが、ポーランド協会は予選からのロシア除外を強く要求した。《共同通信》

G7外相、対ロシア制裁で連携

先進7カ国(G7)外相は日本時間27日深夜から28日未明にかけて、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けてオンラインで緊急会合を開いた。ロシアの行動を強く非難した上で、制裁を含む今後の対応や、ウクライナへの支援を巡って緊密に連携する方針で一致した。

日本からは林芳正外相が出席した。会合の後半にはウクライナのクレバ外相も参加し、G7の支援に謝意を表明。G7側は、ウクライナの主権と領土の一体性に対する支持を伝達した。

G7は24日に首脳によるテレビ会議を開き、ロシアの侵攻を非難する声明を発表。G7外相も19日にドイツに集まって協議、22日にも緊急電話会合を開いた。《共同通信》

楽天・三木谷氏、ウクライナに10億円寄付

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は27日、ロシアの侵攻を受けているウクライナを支援するため、ウクライナ政府に10億円を寄付する方針を明らかにした。三木谷氏はツイッターに「家族と相談し、寄付することにしました」と投稿した。同社広報によると、ウクライナ大使館を通じ、個人寄付する。

三木谷氏は、ウクライナのゼレンスキー大統領に宛てた英文の文書も公開。2019年初夏に首都キエフで同大統領と面会したことに触れ、「このいわれのない攻撃に対し、勇敢に抵抗する姿を見て、日本でできることはないかと考えた」と説明、寄付金は「人道的活動に使ってもらう」としている。《共同通信》

岸田首相、ロシア決済網排除を支持

プーチン大統領らロシア政府関係者の資産凍結などの追加制裁も発表。ウクライナに対し、新たに1億ドル(約115億円)の緊急人道支援を行う方針も示した。首相は、ロシアによるウクライナ侵攻について「暴挙には高い代償を伴うことを示す」と強調し、「ロシアの侵略により、関係をこれまで通りにしていくことはもはやできない」と述べた。

この日は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との電話会談を調整したが、整わなかった。

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【北朝鮮】弾道ミサイル発射

韓国軍合同参謀本部は27日、北朝鮮が同日午前7時52分(日本時間同)ごろ、首都平壌の順安付近から弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を日本海に向けて発射したと明らかにした。岸信夫防衛相は記者団に弾道ミサイルだと指摘。飛距離は約300キロ、最高高度は約600キロで、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されると述べた。北朝鮮のミサイル発射は今年8回目。2月に入ってからは初となる。

日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。航空機や船舶などへの被害は確認されていない。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第2節第2日(27日・三協フロンテア柏スタジアム=1試合)柏が細谷とドウグラス、小屋松のゴールで横浜Mに3―1で逆転勝ちし、開幕2連勝とした。アンデルソンロペスが先制した横浜Mは、畠中ら2人が退場処分を受けた。《共同通信》

【大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会】

大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会は27日、大阪府庁前から大阪城公園までの大阪市内のコースで行われ、初マラソンの星岳(コニカミノルタ)が2時間7分31秒で優勝を果たした。

山下一貴(三菱重工)が2位、浦野雄平(富士通)が3位に入った。

今回から市民参加型の大阪マラソンと、五輪や世界選手権の男子代表選考会を兼ねて滋賀県で実施されてきたびわ湖毎日マラソンが統合された。《共同通信》

【卓球・水谷隼選手】引退セレモニー

昨年の東京五輪で卓球の混合ダブルスを制し、日本卓球界初の金メダルを獲得した水谷隼さん(32)が27日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で引退セレモニーに臨み「思い残すことはない」としみじみと現役生活を振り返った。式典はTリーグの試合前に行われた。

東京五輪の男子団体でともに銅メダルを獲得した張本智和(木下グループ)らとエキシビションマッチを披露。五輪2連覇の馬竜(中国)ら海外選手からのビデオメッセージも受け取り、現役選手から胴上げされてねぎらわれた。目を潤ませて「たくさんの仲間がいてくれた。あとは後輩たちに託したい」と話した。《共同通信》

【バレーボール・藤井直伸選手】胃がん公表

バレーボール男子で昨夏の東京五輪代表のセッター藤井直伸選手(30)=東レ=が27日、自身のインスタグラムで「胃がんのステージ4」であることを公表した。目の不調を訴えてVリーグの試合で欠場が続いており、検査で判明した。

目の不調は「がんが脳の方にも転移していることが影響しているみたい」という。「前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っている」とつづった。脳の放射線治療が終了し、抗がん剤の治療に入るという。

藤井選手はバレーボールの元女子日本代表セッターの佐藤美弥さんと昨年結婚した。《共同通信》

【W杯・ジャンプ】

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は27日、フィンランドのラハティで個人第21戦(ヒルサイズ=HS130m)が行われ、北京冬季五輪の個人2種目で金、銀のメダルを獲得した小林陵侑(土屋ホーム)は1回目に125m、2回目に最長不倒の130.5mを飛び、合計278.0点で今季8勝目、通算27勝目を挙げた。

ハルボルエグネル・グラネル(ノルウェー)が小林陵と同点で今季2勝目、通算13勝目。雪印メグミルク勢は佐藤幸椰が20位、伊東大貴が29位、佐藤慧一が30位で、小林潤志郎は2回目に進めず33位だった。《共同通信》

【立憲民主党】党大会

立憲民主党は27日、定期党大会を東京都内で開いた。泉健太代表は夏の参院選に関し「総力を挙げて勝ち抜いていく。野党による改選過半数の獲得を目指す」と決意を表明した。改選1人区の野党候補一本化に向けた調整を進めると強調。立民として「女性候補者5割達成」を目標とする考えも重ねて示した。「与野党が拮抗する政治を目指す」とした2022年度の活動計画を採択した。

泉氏は、全国で32ある改選1人区について「政党間の候補者調整を党本部、県連が連携して進めていく」と語った。「ジェンダー平等の先頭に立たせてほしい」と述べ、女性候補者を積極的に擁立する意向を示した。《共同通信》

【COVID-19】国内新規感染6万3703人

国内で27日、新たに6万3703人の新型コロナウイルス感染者が確認された。先週の同じ曜日と比べて10%余り少ないが、依然として高い水準。死者は143人が報告された。厚生労働省によると、全国の重症者数は前日から25人減り、1482人だった。

感染者の内訳は東京1万321人、大阪6707人、神奈川5697人、埼玉4952人、愛知4344人など。死者は東京28人、愛知13人、千葉と大阪で各12人などだった。

大阪で過去に公表した感染者7人を取り下げた。《共同通信》

【北海道神恵内村長選】高橋氏6選

原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、第1段階の文献調査が行われている北海道神恵内村で27日、任期満了に伴う村長選が投開票され、いずれも無所属で、調査を受け入れた現職高橋昌幸氏(71)が、隣の泊村で脱原発活動を行う新人瀬尾英幸氏(79)を破り、6選を果たした。選挙戦は36年ぶり。

高橋氏は第2段階の概要調査に進む際に「住民の意見を聞く」としており、住民投票の実施に前向きな意向を示している。

同様に文献調査が行われている寿都町でも昨年10月に町長選が行われ、調査推進派の現職が反対派の新人を破り、6選を果たしている。《共同通信》

【沖縄県石垣市長選】中山氏4選

任期満了に伴う沖縄県石垣市長選が27日投開票され、岸田政権が支援する無所属現職の中山義隆氏(54)=自民、公明推薦=が、無所属新人の元市議砥板芳行氏(52)を破り4選を果たした。投票率は70.54%。政府が進める陸上自衛隊配備計画を巡る対応が争点の一つとなっていた。

玉城デニー知事を支える勢力「オール沖縄」は砥板氏を支援したが及ばなかった。

政府は南西諸島防衛のため22年度、市内に陸自駐屯地を開設、地対空・地対艦ミサイル部隊などを配備する方針。中山氏は配備を容認する立場で、砥板氏は配備の賛否を問う住民投票条例案を、市議会に提出する意向を示していた。《共同通信》



2月27日 その日のできごと(何の日)