1996 平成8年3月13日(水)

平成2622日目

平成8年3月13日(水)

1996/03/13

【中国】4発目のミサイル発射

台湾の国防部(国防省)スポークスマンは13日朝、中国軍が事前予告している台湾南部の高雄西方海域に同日未明、ミサイル1発を撃ち込んだ、と発表した。

8日から15日までの予定で中国軍が行っている台湾近海へのミサイル演習は、8日に予告海域の基隆東方海域に1発、高雄西方海域に2発、それぞれ撃ち込んでおり、これで計4発となった。

中国軍は12日から、広東、福建両省近くの台湾海峡南部で、第二弾の海空合同実弾演習を20日までの予定で開始したばかり。中国軍の同時並行的な演習は、23日の台湾総統選挙に向けて軍事圧力を強めるのが狙いとみられ、米海軍の空母機動部隊も接近している台湾海峡の緊張を一層高めるとともに、国際的な中国への反発も強まりそうだ。

国防部の発表によると、今回撃ち込まれたのも、8日と同様の地対地中距離ミサイルM9。射程約600キロのM9は戦術核ミサイルとしても使用可能だが、前回と同様に、火薬など爆発物を搭載せず、制御機器などを積んだだけの空弾とみられている。

M9は移動式で、前回は江西省楽平の第二砲兵(ミサイル)部隊が、福建省永安付近から発射しており、今回も江西省と福建省厦門を結ぶ鉄道沿いの移動発射台から発射されたとみられるが、具体的な発射場所については確認されていない。

一連の演習の中国の狙いは、独立傾向を強める李登輝総統の再選に圧力を掛けることだが、台湾のメディアによる世論調査では、演習で逆に李総統の支持率が上がる傾向が出ている。《共同通信》



【安室奈美恵さん】シングル「Don’t wanna cry」発売

【住専国会】

土井たか子衆院議長、強行採決回避を提案

土井たか子衆院議長は13日午後、住宅金融専門会社(住専)処理問題で長期化している国会空転の打開に向け、議長の下で与党3党、新進党、共産党の5党幹事長・書記長会談を開くよう2度に渡って呼びかけた。しかし新進党はいずれも拒否したため、正常化への進展はみられなかった。

これを受けて土井議長は同日夜の新進党以外の各党との会談で、衆院予算委の審議に関し「大幅な審議時間を取り、予算案の強行採決はしない」ことを新たに提案し、与党と共産党は了承した。

しかし新進党は上原康助予算委員長が同党の対応を「極めて遺憾」とする談話を発表したことに態度を硬化、今後の議長調整に応じるには上原委員長発言に対する対応が必要としているため、事態収拾のめどは立っていない。《共同通信》

上原康助衆院予算委員長、新進党を批判

衆院予算委員会の上原康助委員長が13日、新進党の座り込みを批判。「不法な封鎖であり、遺憾だ」との談話を発表したことが新進党を刺激し、土井たか子衆院議長が呼び掛けた与野党5党の幹事長会談がずれ込む事態に発展した。

「常識的なことを言っただけ」と言う上原氏に対し、新進党は談話を「果たし状」(草川昭三予算委理事)と受け止め、対立の火に油を注いだ。同日夜には上原氏自身の永年勤続表彰を祝うパーティーがあり、新進党を二重に刺激する結果となった。《共同通信》

新進党、「休戦提案」を拒否

新進党は13日、土井たか子衆院議長が呼び掛けた5党幹事長会談への出席を拒否、上原康助衆院予算委員長の「遺憾」談話をめぐり土井、上原両氏がどう対応するかを見極める構えだ。

新進党抜きの4党会談での合意についても「審議時間を十分にとると言っても担保がない。時間だけでなく審議の中身が問題」(幹部)と指摘。仮に5党会談に応じるとしても、同合意は受け入れられないとの立場をとっており、14日のブラジル大統領国会訪問による「休戦」提案には応じず、ピケも解かない方針。《共同通信》

【政界談話室】

外相臨時代理を務める橋本龍太郎首相は13日、「外相なんて生まれて初めてだ」と言いながら、外務委員会の開かれる衆院別館に入ったが、ロビーでは、別館での予算委員会開催を警戒する新進党議員らから「ご苦労さま」と皮肉の声。秘書官らとエレベーターに乗り込むと、今度は重量オーバーで警告音が鳴り出し「エレベーターも、首相を乗せたくないからブザーを鳴らすんだ」とからかわれたが、首相は苦笑するばかり。短気で知られる首相だが、国会内で与野党折衝が続けられている微妙な時だけに何事も我慢?

○・・・新進党の石田幸四郎常任顧問はこの日午後、都内で開かれた住専税金投入抗議集会で「昔の自民党政権なら大事な時、野党党首を呼んで意見を聞いたが、村山政権になってからいっぺんもない。強引に自分たちで決めている」と厳しく批判。返す刀で、大分弁で「やるときはやるきいのう」と書かれた村山富市社民党党首のポスターを取り上げ「住専問題で『困った時は逃げるきいのう』という言葉がぴーんときた」と強調、自らも閣僚を務めた細川、羽田両政権が、住専問題の解決を回避したと批判されていることなど、どこ吹く風。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ブラジル大統領夫妻招き晩さん会

国賓として来日しているブラジルのカルドゾ大統領夫妻を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が13日夜、皇居・宮殿の豊明殿で開かれた。

天皇陛下は「貴国が長年にわたり、移住者を快く受け入れ、活躍の場を与えられたことを深く感謝しています。修好100周年と大統領の訪問を契機として、友好と協力のきずなが一層強まるよう希望します」などとスピーチ。

ルドゾ大統領は「この晩さん会での交歓が、友好の新時代を画するものと認識しています」とこたえ、全員で乾杯した。

晩さん会にはブラジル側から大統領夫妻のほか、ランプレイア外相ら、日本側は両陛下、皇太子ご夫妻ら皇族方のほか橋本龍太郎首相らが出席。土井たか子衆院議長は国会混乱のため欠席した。《共同通信》

【大相撲春場所】4日目

大相撲春場所4日目(13日・大阪府立体育会館)今場所初めて横綱、大関陣がそろって白星で3勝1敗。横綱貴乃花は落ち楕いて剣晃を寄り切り、大関貴ノ浪は小城ノ花を左外掛けで退けた。大関の若乃花は小結土佐ノ海を破り、武蔵丸は浪之花を送り出した。琴錦と魁皇の関脇対決は、琴錦が速攻で寄り切り4連勝。関脇武双山と平幕の琴の若も勝って、幕内の全勝はこの3人。十両は金親が4戦全勝。



3月13日のできごと