イラク・フセイン大統領「ブッシュ大統領は裏切りのユダだ」(平成2年12月30日) 紀宮清子内親王殿下、婚約内定(平成16年12月30日) イラク・フセイン元大統領、死刑執行(平成18年12月30日) 韓国・釜山市、日本総領事館前に少女像(平成28年12月30日) カルロス・ゴーン被告「私は今レバノンにいる」(令和元年12月30日)
平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
引用記事は名前、住所など一部修正、抜粋しています。
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正していますがあらかじめご了承ください。
1989 平成元年12月30日(土)
平成357日目
【海部俊樹首相】陶芸に挑戦
年末静養で29日から茨城県入りした海部首相は30日午前、長女の睦さんとともに同県笠間市の笠間焼展示販売店を訪れ、陶芸に取り組んだ。
首相は笹目宗兵衛同市長らの案内で展示された名品を見学、しばしの陶芸談義のあと、大皿の絵付けを勧められ「紙と違って緊張しちゃうな」と笑いながらも「対話改革」などと揮ごうした。
さらに陶工・川瀬久米さん(72)の指導でロクロを使って茶碗作りに挑戦。続いて挑戦した睦さんに「わからなければ私に聞きなさい」とジョークを飛ばすなど上機嫌だった。午後は水戸市で県立近代美術館、偕楽園などを訪れて年末の一日を楽しんで帰京した。《読売新聞》
1990 平成2年12月30日(日)
平成722日目
【イラク・フセイン大統領】「ブッシュ大統領は裏切りのユダだ」
フセイン・イラク大統領は30日夜、テレビを通じて新年のメッセージを発表し、ブッシュ米大統領をキリストを裏切ったユダにたとえるとともに、ファハド・サウジアラビア国王もイスラムの裏切り者と呼び強い調子で非難した。国連安全保障理事会の決議したイラク軍のクウェート撤退期限が1月15日に迫っているが、メッセージの中ではクウェート撤退問題に一切触れなかった。
フセイン大統領は「世界の覇権をめぐる善と悪の対決で悪意のわなにはまったユダはキリストを裏切った。彼らが神にのろわれるように」と述べ、ブッシュ大統領がユダのようにキリストの教えに背いていると非難した。
さらに、イスラムの2つの聖地の守護者であるファハド国王は「2つの聖地の裏切り者」と呼ばれるべきだ」と述べ、外国の軍隊を聖地のあるサウジアラビアに入れたことを非難した。《共同通信》
【海部俊樹首相】内閣改造について会見
海部首相は30日、今回の内閣改造・党役員人事について記者会見し、人事滞留、不満解消のための「ガス抜き改造」との批判に対し、新たな国際貢献策作り、政治改革、日ソ外交、ウルグアイ・ラウンドなど目前の政策課題実行のために「政策の継続性」を優先する立場から三役、主要3閣僚の留任を決めたと強調した。
また「新人閣僚12人の清新さに期待する」と指摘。新閣僚の抜てきにあたっては党政調での活躍ぶりや経験を重視したと述べ、各派の入閣候補リストをそのまま受け入れたものではないとの姿勢を強調した。《共同通信》
1991 平成3年12月30日(月)
平成1087日目
【日銀】公定歩合を引き下げ
日本銀行は30日朝、臨時政策委員会を開き、公定歩合(現行年5.0%)を0.5%引き下げ、年4.5%とすることを決め、即日実施した。公定歩合の引き下げはことし7月1日、11月14日に続き3回目で、合わせて1.5%の利下げとなった。
三重野日銀総裁は同日午前の記者会見で「特に来年1−3月は企業が来年度事業計画の策定時期に当たる。企業マインドは、高度成長時との比較で(景気の)調整過程を深刻に受け止めており、てこ入れしておきたい」と利下げの狙いを説明した。《共同通信》
【米・ブッシュ大統領】アジア太平洋4カ国歴訪に出発
ブッシュ米大統領は30日朝、日本を含めたアジア太平洋4カ国歴訪に出発した。今回の歴訪は、国内の経済停滞を輸出振興、雇用創出で解決するため、訪問国の一段の市場開放を目指す経済ミッション的な色彩が濃い。
宮澤首相とは互いに現職の首脳としては初顔合わせ。米政府内では経済問題に大きく偏向せず「バランスのとれた日米首脳会談が好ましい」との意見も広がっている。《共同通信》
1992 平成4年12月30日(水)
平成1453日目
【東証大納会】17,000円割れ
バブル経済の崩壊、景気後退の影響で、夏場の一時期を除いて株価が値下がりを続けた1992年の東京株式市場は、1年間の取引を締めくくる30日の大納会でも、深刻な証券不況を象徴するように、平均株価(225種)が大幅に下落、約1ヶ月半ぶりに1万7000円を割り込んだ。
企業業績の一段の悪化を背景に、株価は年明け以降もさらに下落する懸念が強く、株価回復のためにも本格的な景気刺激策を求める声が強まりそうだ。《共同通信》
1993 平成5年12月30日(木)
平成1818日目
【東証大納会】終値1万7417円24銭
30日、今年最後の取引となった大納会の東京株式市場は、年末で見送りムードの強い中、政府の景気対策への期待感などから小口の買い注文が入り、平均株価(225種)の終値は前日終値に比べ145円21銭高の1万7417円24銭と続伸した。《共同通信》
【公明党・石田幸四郎委員長】“政治改革法案”骨格修正に否定的
公明党の石田委員長(総務庁長官)は30日午後、NHK番組の収録で、政治改革法案が不成立の場合について「与野党ともに成立させる責任があり、細川首相だけの責任とは言い難い」と述べ、首相の責任だけが問われる問題ではないとの認識を表明、「直ちに解散や総辞職につながらない」と述べた。
また、法案の修正問題については「衆院段階で与野党で修正協議をしている。骨格については変える状況にない」と述べ、骨格部分の再修正には応じられないとの考えを強調した。《共同通信》
1994 平成6年12月30日(金)
平成2183日目
【東証大納会】
東京株式市場は30日午前、今年最後の取引の大納会で、盛り上がりに欠けた1年を締めくくった。平均株価(225種)の終値は、前日に比べ29円92銭安い1万9723円06銭で小幅反落。今年の最安値となった1月4日の大発会の終値よりは2353円32銭の値上がりとなり、2年連続上昇した。
取引終了後の午前11時すぎ、東京証券取引所1階の立会所に1000人以上の証券マンが集まった。一年の最後を値上がりで飾れなかったこともあり、半沢保博東証常務の音頭に合わせた恒例の手締めに、証券マンは厳しい表情で「来年こそは」との期待をこめた。《共同通信》
【村山富市首相】地元でくつろぐ
地元大分県入りしている村山首相は滞在3日目の30日、別府市に移り、散策や親しい友人との食事などゆったりとした一日を過ごした。しかし31日の帰京後は離党問題で揺れる社会党内の調整や、日米首脳会談など重要課題が控えており、お国入りの余韻に浸る余裕はなさそうだ。
首相はこの日、別府市の観光名所「海地獄」を訪れ、温泉でゆでた卵を試食したり、お茶会で自らお茶をたてたりとリラックス。散策後は記者団に「温かい皆さんの気持ちはひしひしと伝わってくる。ふるさとは大事にしないといけない」と上機嫌。
「東京では地獄が待っているのでは」という質問に「誠心誠意やれば必ず極楽に行ける」と軽くかわした。《共同通信》
1995 平成7年12月30日(土)
平成2548日目
【新進党・小沢一郎党首】「村山内閣を早期解散に」
新進党の小沢一郎党首は30日午後、共同通信など各社のインタビューに答え、衆院解散・総選挙の時期について「できるだけ早くだ。われわれも準備を急がなければならない」と述べ、来年1月から始まる通常国会では住宅金融専門会社(住専)問題などで村山内閣を早期解散に追い込んでいきたいとの決意を強調した。
住専問題をめぐる政府与党の対応については「役人に(公的資金導入を)無理強いして、世間から評判が悪いとなったら役人の責任を追及して政治家はけろっとしているというのは、どこの世界にもない」と述べ、政治の責任を明確化するために武村正義蔵相は辞任すべきだとの考えを示した。《共同通信》
【自民党・加藤紘一幹事長】住専問題「細川、羽田政権にも責任」
自民党の加藤紘一幹事長は30日午後のテレビ朝日の番組で、住宅金融専門会社(住専)問題処理に絡む武村正義蔵相の責任問題について「責任追及は通常国会で激しくなるだろうが、与野党の立場はそんなに違わない」と述べ、細川、羽田政権時代の対応についても政治責任があると指摘、けん制した。
加藤幹事長は同時に「武村氏が辞めたら(住専処理策の)決め方が間違いだったということになる。国民にしっかり説明し、情報を公開した上で(責任問題は)判断すべきだ」と強調した。《共同通信》
1996 平成8年12月30日(月)
平成2914日目
【東証大納会】終値19,361円35銭
東京株式市場は30日、大納会で今年最後の取引が行われた。年末で薄商いの中、円相場が今年最安値をつけたため、保有株の含み益が目減りすることを嫌って外国人投資家が売り姿勢を強めるとの思惑などで値を下げ、平均株価(225種)は一時260円を超える下げ幅となった。
しかし、取引終了にかけて証券会社の自己売買部門が買い戻しを入れたため急速に下げ渋った。戦後初の大納会での年初来安値という不名誉な記録は免れたものの、年末終値が5年連続2万円を下回るさえない大納会となった。
この日の終値は前週末比7円69銭安の1万9361円35銭。出来高は1億4900万株。《共同通信》
【在ペルー日本大使公邸占拠事件】ペルー政府が妥協案
日本大使公邸人質事件でペルー政府は、公邸に立てこもる極左ゲリラ、トゥパク・アマル革命運動(MRTA)全員のキューバへの出国と、投獄中の最高幹部ビクトル・ポライ服役囚らの待遇改善を軸とする妥協案をゲリラ側に提示していることを日本側に非公式に伝えた。リマの複数の外交筋が30日、明らかにした。《共同通信》
1997 平成9年12月30日(火)
平成3279日目
【新進党】6党へ分裂へ
解党する新進党で新党結成を表明した各グループは30日、旗揚げの準備作業を進め、小沢一郎氏らが「自由党」、衆院旧公明党は「新党平和」とそれぞれ党名を決定した。また小沢辰男元厚相が、中間派の若手衆参両議院らとともに11人で新党「フロンティア・ネット」の結成を表明、新進党は6党に分裂した。《共同通信》
【小渕恵三外相】韓国・金大中次期大統領と会談
小渕恵三外相は30日午前、ソウルの新政治国民会議の党本部で、韓国の次期大統領に決まった金大中氏と会談した。金氏が外国要人と会談するのは大統領選当選後初めて。金大中氏は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との関係について「(1992年発効の)南北基本合意書を生かして南北首脳会談をしていけばよい」と南北首脳会談に意欲を示した。
また「(北朝鮮と)外国の接触を進めることが重要だ」と述べ、北朝鮮の対外開放を促すことが重要との認識で小渕外相と一致。北朝鮮政策で連携を密にしていくことでも合意した。《共同通信》
1998 平成10年12月30日(水)
平成3644日目
【小渕恵三首相】内閣改造は1月13日以降
小渕恵三首相は30日、自民、自由両党の連立に伴う内閣改造の日程について、当初予定していた1月6日を見送り、訪欧から帰国する13日以降にずれ込む可能性を示唆した。
首相は30日、記者団が官邸で「(29日夜の)小沢一郎自由党党首との会談が実現までに難航したが、改造のスケジュールに見直す点も出てくるのか」と質問したのに対し、「一任を受けていることだから、考えましょう」と述べ、改造日程の見直しを示唆した。
29日の党首会談では、人事問題が先行していることに小沢代表が強い不満を表明。安全保障問題など政策協議を優先的に実行するよう迫り、首相もこれを了承した経緯がある。《共同通信》
【映画監督・木下恵介さん】死去
「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾歳月」など、日本人の心に染み入る数々の名作を生んだ映画監督、文化功労者の木下恵介氏が30日午前3時10分、脳梗塞のため東京都港区の自宅で死去した。86歳。静岡県出身。近親者のみで31日に密葬を行う。
昨年10月に脳梗塞で入院、約1ヶ月後に退院。自宅で療養していた。9月に亡くなった黒澤明監督に続き、日本映画の黄金時代を築いた巨匠がまた逝った。《共同通信》
1999 平成11年12月30日(木)
平成4009日目
【オウム真理教・上祐史浩幹部】正大師の地位返上
29日出所したオウム真理教の上祐史浩幹部(37)が30日、教団ナンバー2の「正大師」の地位を返上した。村岡達子代表代行名のファクスが、報道各社に届き、教団関係者が地位返上の事実を確認した。
団体規制法では、公安調査庁が請求した観察処分の要件の一つとして「無差別大量殺人当時の役職員が現在も役職員」と規定しており、公安当局は「役職員ではないと装う新法逃れ」と指摘している。《共同通信》
【皇太子妃雅子殿下】流産、手術
懐妊の兆候があった皇太子妃雅子さま(36)は30日、宮内庁病院で再検査を受けられ、宮内庁は同日夜、記者会見し「けい留流産と診断され手術を受けられた」と発表した。皇太子ご夫妻にとって、結婚から6年半で初めての妊娠だったが、残念な結果となった。《共同通信》
2000 平成12年12月30日(土)
平成4375日目
【全国高校ラグビー】佐賀工、137得点
ラグビーの全国高校大会第3日は30日、東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合を行い、Aシードの佐賀工(佐賀)が砺波(富山)から21トライを奪い、大会史上最多得点となる137−0で大勝した。
ほかのAシードも順当勝ちし、前回準優勝の埼玉工大深谷(埼玉)は国学院栃木(栃木)を後半突き放し、63−5で圧勝。伏見工(京都)仙台育英(宮城)も3回戦に勝ち進んだ。《共同通信》
【フィリピン】連続爆破テロ
フィリピン国家警察などによると30日午後、マニラ首都圏の駅や米国大使館付近など5ヶ所で爆発が相次ぎ、計14人が死亡、90人以上が負傷した。同国ではエストラダ大統領の弾劾裁判が進行中で社会不安が高まっており、警察と軍はイスラム過激派などによる同時多発テロの可能性が高いとみて捜査、大統領も緊急閣議を招集し、対応を協議した。
マニラの日本大使館に日本人が被害にあったとの情報は入っていない。大使館は在留邦人に外出を控えるよう呼び掛けている。《共同通信》
2001 平成13年12月30日(日)
平成4740日目
【自民党・加藤紘一元幹事長】小泉人気「陰り出る」
自民党の加藤紘一元幹事長は30日、テレビ東京の番組で、小泉人気に今後陰りが出るとの見通しを示した。加藤氏は抵抗勢力との綱引きを演じる首相の改革路線とは「考え方が少々違う」との立場。
この日も「(景気低迷を引き起こしている)病気の名が分からないのに、一生懸命その辺の家庭薬を飲んでいる感じがする」と辛口評論した上で「科学技術などの知的資産で勝負すべきだ」と注文をつけた。《共同通信》
【皇太子妃雅子殿下】天皇、皇后両陛下に産後のあいさつ
皇太子妃雅子さま(38)は30日午前、皇居・御所を訪ね、天皇、皇后両陛下に産後の忌み明けを伝えるあいさつをされた。関係者によると、皇室では伝統的に出産はけがれと位置付けられ、産後31日目に汚れを清めるおはらいの儀式がある。この日の朝、東宮御所で儀式が一日前倒しで行われた後、雅子さまは車で皇居へ。
皇居・宮内庁病院を8日に退院して以来、初めて東宮御所の外に姿を見せた雅子さまは、窓を開け報道関係者らににこやかに手を振り、産後も順調に回復していることを示した。《共同通信》
2002 平成14年12月30日(月)
平成5105日目
【東証大納会】終値8578円95銭
今年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場の日経平均株価終値は前週末比135円10銭安の8578円95銭と、年末の株価としては1982年末以来、20年ぶりに9000円の大台を割り込んで1年の取引を締めくくった。《共同通信》
【地村保志さん夫妻】「自立の道、探る」
「今ごろ紅白(歌合戦)をしているんだろうなぁと思っていた」30日、記者会見した地村保志さん、富貴恵さん夫妻は、24年間過ごした朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)での年越しの様子をこう振り返り、日本に強い望郷の念を抱き続けていたことを明らかにした。
その思いが実った帰国から2カ月半。「来年は自分なりに自立していく道を探りたい」夫妻は一日も早い子供の帰国を待ちながら、故郷での再出発を力強く誓った。《福井新聞》
2003 平成15年12月30日(火)
平成5470日目
【吉野家】牛肉禁輸長期化なら牛丼中止へ
牛丼チェーン店最大手の吉野家ディー・アンド・シーの安部修仁社長は30日記者会見し、牛海綿状脳症(BSE)発生による米国産牛の輸入停止を受け、「来年2月半ばまでに輸入が再開しなければ、牛丼の提供を中止する」と発表。経営基盤に重大な影響が及ぶ可能性を示唆した。
それまでの間は深夜閉店店舗の拡大や「カレー丼」など牛肉を使わないメニューの追加を柱とする営業見直し策で当面の在庫減少を抑える。《共同通信》
【イラン・バム地震】犠牲者4万人に
イランのハタミ大統領は30日、ケルマンで記者会見し、南東部を襲った大地震で被害の最も大きかったバムとその周辺の人口が約12万人で、その3分の1の約4万人が地震で死亡したことを明らかにした。死者数4万人は、1990年のイラン北西部での大地震の被害に匹敵する規模となった。《共同通信》
2004 平成16年12月30日(木)
平成5836日目
【紀宮清子内親王殿下】婚約内定
宮内庁の湯浅利夫長官は30日午前、天皇家の長女紀宮清子さま(35)と東京都職員、黒田慶樹さん(39)の婚約が内定したことを正式に発表した。一般の結納にあたる納采の儀を経て、来年秋にも挙式の見通し。
紀宮さまと黒田さんは午後3時から宮内庁で記者会見した。
冒頭、紀宮さまは「こうして発表できることを大変うれしく思っています」と述べつつ、「高松宮妃殿下がお亡くなりになり、この日をご一緒に迎えることができなかったことが残念です」と言い添えた。スマトラ沖大地震・インド洋津波で多くの犠牲者が出ている時期の発表を「心苦しく思っております」とも語った。
黒田さんは「両陛下に温かく見守っていただき、秋篠宮同妃両殿下には格別のご配慮をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。
幼なじみだった2人は昨年1月、秋篠宮邸で久しぶりに再会。それぞれの印象について「温かい笑顔が心に残った」(紀宮さま)、「こまかい心配りがあり、心の安らぎのようなものを感じた」(黒田さん)と語った。《朝日新聞》
2005 平成17年12月30日(金)
平成6201日目
【東証大納会】終値1万6111円43銭
今年最後の取引となった30日の東京株式市場は3日ぶりに反落し、日経平均株価(225種)は前日比232円77銭安の1万6111円43銭で大納会の取引を終えた。昨年末に比べ4622円67銭高く、3年連続で前年末を上回った。年間の上昇率は40.24%に達し、バブル経済期の幕開けの1986年(42.61%)に迫る高い伸びとなった。《読売新聞》
【警視庁など】拉致実行犯2人を特定
北朝鮮による地村保志さん夫妻と蓮池薫さん夫妻の拉致事件で、警視庁公安部と新潟、福井両県警は30日までに、別の拉致事件に関連し国際手配中の元工作員辛光洙容疑者(76)と、警視庁が1985年に摘発したスパイ事件の主犯格とされた「朴」と呼ばれる工作員を拉致の実行犯として断定した。《共同通信》
2006 平成18年12月30日(土)
平成6566日目
【イラク・フセイン元大統領】死刑執行
イラク中部ドゥジャイルのイスラム教シーア派住民148人を殺害したとして、人道に対する罪で死刑が確定していた同国元大統領サダム・フセイン(69)に対する絞首刑が30日午前6時(日本時間同日正午)ごろ執行された。人道に対する罪で元国家元首が処刑されたのは初めて。34年にわたり同国を強権支配し、2003年のイラク戦争で政権の座を追われた独裁者フセインは、自国民の手で裁かれ、「犯罪者」として刑死した。《読売新聞》
2007 平成19年12月30日(日)
平成6931日目
【福田康夫首相】訪中「内容あった」
福田首相の4日間にわたる訪中は、中国側の盛大な歓迎や周到な準備を印象付けるものとなった。
首相は30日、訪中の意義について、「大変内容のある訪問だった。中国の指導者と突っ込んだ話もした。日中は協力すると両国以上の力を発揮できる。協力関係がないと世界全体にとっていいことがない」と記者団に強調した。29日夜の山東省書記主催の夕食会でも、胡錦濤国家主席の来日が「桜の咲くころ」に予定されていることを踏まえ、「私の訪中は梅の花を咲かせる旅だ」と胸を張った。
首相の最後の訪問地となったのは孔子の故郷、山東省曲阜市。孔子廟視察は「日中が古くから思想的な共通点を持つことを確認したい」という首相の希望で実現した。中国側は、文化財保護の柵を急きょ撤去し、入念に清掃、民族衣装による舞を披露して歓迎した。《読売新聞》
2008 平成20年12月30日(火)
平成7297日目
【J1・神戸】我那覇和樹選手を獲得
Jリーグ1部(J1)神戸は30日、J1川崎を戦力外となった元日本代表のFW我那覇和樹(28)を獲得したと発表した。
我那覇は沖縄・宜野湾高から1999年に川崎に加入。6試合で3得点の日本代表経験も持つが、故障もあってクラブでの出場機会が減り、今季J1は15試合で2得点に終わっていた。《共同通信》
【東証大納会】終値8859円56銭
今年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)の終値が前日比112円39銭高の8859円56銭と4営業日連続続伸した。しかし、昨年の大納会終値からの年間下落率は42.1%と、バブル経済崩壊が始まった1990年(38.7%)を超え、1949年の算出開始以来、過去最大となった。《共同通信》
2009 平成21年12月30日(水)
平成7662日目
【東証大納会】終値1万546円44銭
2009年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場は3日ぶりに下落、日経平均株価(225種)は前日比91円62銭安の1万546円44銭で終了し、前年末(8859円56銭)より19%高く、3年ぶりにプラスに転じた。
世界的な金融危機による株安から立ち直りを見せたものの、リーマン・ショック直前の水準である1万2000円にはほど遠く、世界の主要株価と比べて回復ペースは遅れた。《読売新聞》
【鳩山由紀夫首相】「公約実現する会」政治団体に該当せず
鳩山由紀夫首相は30日午後、自らを中心とする民主党議員の政策グループ「政権公約を実現する会」が政治資金規正法上の政治団体として届けていないことについて「派閥ではなく、純粋な勉強会としてスタートした」と述べ、届け出が必要な団体には該当しないとの認識を示した。《共同通信》
2010 平成22年12月30日(木)
平成8027日目
【東証大納会】終値1万228円98銭
2010年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場は、外国為替市場での円高を受けて幅広い銘柄が売られ、日経平均株価(225種)は前日比115円62銭安の1万228円92銭で取引を終えた。
ギリシャなど欧州の財政危機を発端とする世界同時株安や円高を受け、09年末(1万546円44銭)より3.0%(317円)低く、2年ぶりに下落した。東証1部全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は前日比9.21ポイント低い898.80。東証1部の年間売買代金は前年比3.8%減の354兆円と6年ぶりの低水準だった。《読売新聞》
【サッカー・槙野智章選手】独・ケルン移籍
サッカーのJリーグ1部(J1)の広島は30日、日本代表DF槙野智章(23)がドイツ1部リーグのケルンに完全移籍することで合意したと発表した。今季限りで広島との契約を満了する槙野は、今季終了後にドイツ1部のホッフェンハイムの練習に参加するなど、海外移籍を目指していた。
各年代別の代表を経験した槙野は06年シーズンに広島ユースからトップチームに昇格。J1通算86試合13得点。フル代表では通算4試合に出場し、来年1月にカタールで行われるアジア・カップ日本代表にも選出されている。《共同通信》
2011 平成23年12月30日(金)
平成8392日目
【東証大納会】終値8455円35銭
今年最後の取引である大納会を迎えた30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は、前日比56円46銭高の8455円35銭で取引を終え、大納会の終値としては1982年の8016円67銭以来、29年ぶりの安値を記録した。
東日本大震災による被災や外国為替市場での歴史的な円高水準の定着、世界的な景気後退懸念など、日本企業の業績を圧迫する不安材料がいくつも重なったことで投資家心理が冷え込み、株価を押し下げた。市場では欧州財政危機の長期化懸念が漂っており、2012年も当分は厳しい相場環境が続きそうだ。《共同通信》
【政府】消費増税案を決定
政府は30日、社会保障と税の一体改革の関係5閣僚会合を開き、消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%と2段階で引き上げることを柱とした一体改革大綱素案の「政府案」を決定した。富裕層に限定した所得税の最高税率引き上げや低所得者の国民健康保険料軽減などを盛り込むことで、格差是正に取り組む姿勢も示し、増税に理解を求める考えだ。
野田首相は、記者団に「先送りできない課題」と述べ、来年1月の第1週に政府、与党の社会保障改革本部で大綱素案を正式決定する考えを表明。3月末までに消費税増税の関連法案を国会に提出する方針だ。《共同通信》
2012 平成24年12月30日(日)
平成8758日目
【米・オバマ大統領】銃規制法に全力
オバマ米大統領は30日、NBCテレビのインタビューで、コネティカット州の小学校で子供ら26人が犠牲となった銃乱射事件を受け検討されている銃規制強化に関する法案に関し、成立に「全力を傾ける」と強調した。
オバマ氏は事件後、銃規制の具体策を13年1月末までにまとめ、法案化を促し、すぐに実行に移す決意を表明。30日のインタビューでは、殺傷能力の高いライフルなどの販売禁止や、銃購入者の身元調査厳格化などへの自らの支持を「明確にしてきた」と述べた。
全米ライフル協会が学校に銃を持った警官の配置を提案していることは「唯一の解決策ではない」との考えを示した。《共同通信》
【安倍晋三首相】原発新設に前向き姿勢
安倍晋三首相は30日、TBS番組で今後の原発政策をめぐり「新たにつくっていく原発は、事故を起こした東京電力福島第1原発とは全然違う。国民的理解を得ながら新規につくっていくということになる」と述べ、新規の原発建設を容認する姿勢を示した。
「福島第1は津波を受けて電源を確保できなかったが、福島第2は対応した。その違いを冷静に見極める必要はある」と指摘した。
福島第1原発を29日に視察し、民主党政権が決めた2030年代の原発ゼロ目標を転換する考えを重ねて示していた。《共同通信》
2013 平成25年12月30日(月)
平成9123日目
【アクリフーズ農薬混入事件】群馬県、工場に立ち入り調査
水産大手マルハニチロホールディングスの連結子会社アクリフーズの冷凍食品から農薬が検出された問題を受け、群馬県は30日、食品衛生法に基づき、同社の群馬工場(大泉町)に立ち入り調査した。
館林保健福祉事務所の職員を派遣し、農薬を検出した商品の流通ルートや消費者からの苦情内容の詳細、工場内で使用する薬剤などを関係者への聞き取りと書類で確認。
アクリフーズは29日、群馬工場で生産したピザやコロッケの一部から基準値を超えた「マラチオン」を検出、90品目約630万パックを自主回収すると発表した。《共同通信》
【中国】安倍首相との対話を拒否
中国外務省の秦剛報道局長は30日の記者会見で、安倍晋三首相の靖国神社参拝について「中国人民は歓迎しない。中国の指導者も会うはずがない」と述べ、安倍首相との対話を拒否する姿勢を示した。
中国は沖縄県・尖閣諸島をめぐり、日本側が領有権問題の存在を認めていないとして、これまでも首脳会談を拒否してきたが、首相の靖国参拝で一層困難となった。
秦局長は一方で「(安倍首相が)現在やるべきことは、中国政府と人民に対し、誤りを認めることだ」と述べ、歴史認識問題で対応を改めることが対話の前提と強調。《共同通信》
2014 平成26年12月30日(火)
平成9488日目
【ボクシング・井上尚弥選手】2階級制覇
ボクシングのトリプル世界戦各12回戦は30日、東京体育館で行われ、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級8位の井上尚弥(大橋)が王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)に2回3分1秒でKO勝ちし、日本選手最短となるプロ8戦目で2階級制覇を果たした。戦績は8戦全勝(7KO)。ナルバエスは12度目の防衛に失敗した。
世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級王座決定戦で、3位の八重樫東(大橋)は1位のペドロ・ゲバラ(メキシコ)に7回2分45秒でKO負けし、3階級制覇はならなかった。《共同通信》
【ナッツリターン事件】大韓航空前副社長を逮捕
大韓航空の機内で趙顕娥前副社長(40)が、客室乗務員のナッツの出し方に怒って離陸を遅らせたナッツ・リターン事件で、ソウル西部地検は30日、航空保安法違反などの疑いで、大韓航空の趙顕娥前副社長を逮捕した。《共同通信》
2015 平成27年12月30日(水)
平成9853日目
【スケート全日本スプリント選手権】高木美帆選手が初の総合優勝
スピードスケートの全日本スプリント選手権最終日は30日、北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルであり、女子は高木美帆(日体大)が前日に続いて1000メートルを制して初の総合優勝を飾った。2位は押切美沙紀(富士急)、3位は500メートルで連勝した神谷衣理那(高堂建設)。小平奈緒(相沢病院)は5位と振るわず、総合5連覇はならなかった。男子は大和田司(味のちぬや)が初の総合優勝を決めた。《朝日新聞》
【韓国挺身隊問題対策協議会】少女像増設宣言
旧日本軍の従軍慰安婦問題で、28日の日韓合意に反発している韓国の元慰安婦支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」は30日、ソウルの日本大使館前に建てたものと同種の少女像の設置を韓国内外に広げる運動を展開すると宣言した。
日本は大使館前の少女像の撤去を求めており、韓国側が応じるかどうかは韓国が設立する財団への10億円の拠出を含めた合意の履行に影響する見通し。挺対協は撤去に応じない考えも鮮明にしており、撤去が実現しないまま別の場所で像が設置され続ければ、日本政府は態度を硬化させそうだ。《共同通信》
2016 平成28年12月30日(金)
平成10219日目
【韓国・釜山市】日本総領事館前に少女像
韓国南部・釜山の日本総領事館前の歩道で30日、地元の市民団体が従軍慰安婦被害を象徴する少女像を設置した。釜山市東区は28日に同団体が設置を試みた際は「不法設置物だ」として強制撤去したが、市民から抗議が殺到、設置黙認に転じた。杉山晋輔外務事務次官は30日、李俊揆駐日韓国大使に対し「極めて遺憾だ」と抗議し、撤去を要求した。
日本政府は韓国政府や釜山市などに設置を認めないよう求め、韓国政府も東区に同様の要求をしていた。朴槿恵大統領が親友の国政介入疑惑を巡り弾劾訴追され、政権の抑えが効かなくなっていることが浮き彫りとなり、問題の長期化は必至だ。《共同通信》
【ボクシング・井上尚弥選手】4度目の防衛に成功
ボクシングのダブル世界戦が30日、東京・有明コロシアムであり、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)=大橋=は、世界ボクシング協会(WBA)同級前王者の河野公平(36)=ワタナベ=に6回TKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。
国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の八重樫東(33)=大橋=が、同ミニマム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(32)=タイ=に12回TKO勝ちし、2度目の防衛に成功した。《朝日新聞》
2017 平成29年12月30日(土)
平成10584日目
【ボクシング・ダブル世界戦】井上尚弥選手がV7、拳四朗選手がV2
プロボクシングのダブル世界戦は30日、神奈川・横浜文化体育館で行われ、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は王者・井上尚弥(24=大橋)が挑戦者で同級6位のヨアン・ボワイヨ(29=フランス)を、3回1分40秒にTKOで下し、同王座の7度目の防衛に成功した。
井上尚は1回終了間際に左フックで最初のダウンを奪うと、3回にいずれも左ボディーで3度のダウンを追加し勝負を決めた。具志堅用高(協栄)、山中慎介(帝拳)に並び国内歴代2位となる世界戦9度目のKO勝利。スーパーフライ級ではこの試合が最後となり、来年は1階級上のバンタム級に転級し、3階級制覇を狙う。
また、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦は王者・拳四朗(25=BMB)が挑戦者で同級11位のヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)を4回1分12秒にTKOで下し、2度目の防衛に成功した。《スポニチ》
2018 平成30年12月30日(日)
平成10949日目
【ボクシング・トリプル世界戦】拳四朗選手がV5
ボクシングのトリプル世界戦が30日、東京・大田区総合体育館で行われ、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級暫定王座決定戦で同級5位の井上拓真(大橋)が同級2位のタサーナ・サラパット(タイ)に3-0で判定勝ちし、暫定王座に就いた。井上拓は13戦全勝(3KO)、25歳のタサーナは49戦48勝(33KO)1敗。
世界ボクシング機構(WBO)スーパーフェザー級王者で27歳の伊藤雅雪(伴流)は、同級1位のエフゲニー・チュプラコフ(ロシア)に7回2分11秒でTKO勝ちし、初防衛戦を飾った。伊藤は27戦25勝(13KO)1敗1分け。28歳のチュプラコフは21戦20勝(10KO)1敗。
WBCライトフライ級王者で26歳の拳四朗(BMB)は同級7位のサウル・フアレス(メキシコ)に3-0で判定勝ちし、5度目の防衛を果たした。拳四朗は15戦全勝(8KO)、フアレスは35戦24勝(13KO)9敗2分け。《産経新聞》
2019 令和元年12月30日(月)
令和244日目
【カルロス・ゴーン被告】「私は今レバノンにいる」
金融商品取引法違反と会社法違反の罪で起訴された前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)は米国時間の30日(日本時間31日)、米国の代理人を通じて声明を発表し「私は今レバノンにいる」と明らかにした。海外渡航禁止の条件で保釈されていながら無断出国、逃亡した。2020年4月に始まる予定だった公判の見通しは立たなくなった。《共同通信》
【東京株式市場】大納会
2019年最後の株式取引となる大納会の30日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)の終値は前週末比181円10銭安の2万3656円62銭だった。年末の株価としては1990年の2万3848円71銭以来、29年ぶりの高値で取引を終えた。《読売新聞》
2020 令和2年12月30日(水)
令和610日目
【COVID-19】小池都知事「かつてない第3波」
東京都の小池百合子知事は30日午後に臨時記者会見を開き、都内の新型コロナウイルスの感染状況に「大変厳しく、重要な局面。かつてない大きさの第3波が襲ってきている。いつ感染爆発が起きてもおかしくない」と危機感を強調した。年末年始は会食や帰省などを自粛して自宅で静かに過ごすよう重ねて呼び掛けた。
都内の感染者は、30日まで16日連続で曜日ごとの最多を更新し、減少の兆しが見えない。小池氏は「受けられるはずの医療が受けられず、助かるはずの命が助からなくなる恐れがある」と訴えた。
英国などで確認された変異種も国内で確認され「最大級の警戒、備えが必要だ」と説明した。《共同通信》
【東京株式市場】大納会
今年最後の取引となる大納会を迎えた30日の東京株式市場の日経平均株価は、年末としてはバブル経済期の1989年以来31年ぶりの高値となった。終値は前年末と比べ3787円55銭(16%)高の2万7444円17銭で、2年連続のプラス。新型コロナウイルス感染拡大を受けた各国の経済対策や、市場に資金を供給する日銀などの金融緩和政策が株価を押し上げた。上昇ペースの速さには期待先行の面があるとみられ警戒感も指摘される。《共同通信》