平成1938日目

1994/04/29

この日のできごと(何の日)

【柔道・全日本選手権】

柔道の全日本選手権は29日、東京・日本武道館で推薦、各地区代表の計36選手が参加して行われ、2年連続3度目の決勝進出を果たした金野潤三段(四国・綜合警備保障)が、決勝でバルセロナ五輪78キロ級の金メダリスト、吉田秀彦四段(東京・新日鉄)に優勢勝ちし、初優勝した。六連覇を狙った小川直也五段(推薦・日本中央競馬会)は準決勝で吉田に敗れた。

小川が日本選手に敗れたのは、1988年6月の全日本選抜体重別選手権95キロ超級決勝で、斉藤仁と対戦して以来。

金野は武器とする受けの強さを発揮して安定して勝ち上がり、吉田との攻防でも優勢の判定を得た。《共同通信》

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【自民党小渕派・小渕恵三会長】会期末までに不信任案を

自民党小渕派の小渕恵三会長は29日、前橋市で記者会見し、「首相指名で羽田氏に投票した社会党が内関に協力しないなど不正常内閣であり、国会の会期末までには不信任案を出すべき」と新内閣と厳しく対決していく姿勢を示した。

解散について「新選挙制度は細川内閣が国会に出した。その副総理が首相になったのだから、新しい制度の下でしか解散できない」と解散権が実質的に拘束されているとの見方を示した。また、予算の早期成立の声が高まっていることに触れ「早期成立に異論はないが、立法府としてきちんと議論すべきだ。例年通り両院で1カ月ずつくらいは審議すべきだ」と語った。

自民党選挙本部の事務総長に就任したことを受け、次期総選挙候補者の選考基準について「離党者などが出て、選考基準の決定が遅れていることは事実。地方の実情もあり、300選挙区のうち候補者が立てられないところも相当あるかもしれない。連休明けから全国を回り実情を調べたい」と述べた。《共同通信》

【柿沢弘治外相】集団的自衛権「再検討が必要」

柿沢外相は29日昼、テレビ朝日のニュース番組に出演、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題に関連し憲法上行使できないとされている集団的自衛権について「再検討する必要がある時期にきている」と見直しに向けた憲法論議の展開が必要との見解を示した。

外相は、集団自衛権行使の禁止について「日米安保条約が有効に機能するのかどうか、有事に対応できるのか」と指摘した上で「この際、国民的議論をしていただきたい」として、仮に容認する場合、国民的合意をできるだけ幅広く得るべきとの考えを強調した。

また外相は、国連安保理が北朝鮮に対し制裁決議をした際の日本の対処について「例えば、日本の基地から(出動する)米軍の活動についての後方支援はきちっとやらなければならない」として、そのための法整備、有事立法をめぐる研究を重ねるべきだとの考えを強調した。法整備について米軍の艦船に対する洋上での給油などは、現行法ではできないことを指摘した。

ただ外相は、北朝鮮の核開発問題に対して「状況の推移を見て対応すべきだ。あまり先走ると、北朝鮮に何か事を構えると受け止められかねない」と述べ、あくまでも外交的努力が重要との認識も示した。《共同通信》

【羽田孜首相】外遊日程が決定

羽田首相の就任後初めての外遊となる5月2日からのイタリア、フランス、ドイツ、ベルギー欧州4カ国歴訪の日程が29日決まった。羽田首相は5月2日夕、政府専用機でローマに向け出発。3日午後、ローマ法王ヨハネパウロ二世と会見後、イタリアのチャンピ首相と会談する。4日にパリに入り、ミッテラン・フランス大統領と会談する。《共同通信》



4月29日 その日のできごと(何の日)