平成1934日目

平成6年4月25日(月)

1994/04/25

【羽田孜氏】第80代首相に選出


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国会は25日午後の衆参両院本会議で、細川首相の後継を選ぶ首相指名選挙を行い、新生党党首の羽田副総理兼外相(58)がいずれも過半数を獲得して第80代、51人目の首相に決まった。新政権発足に合わせ同日夜、連立与党内に新たな統一会派「改新」(小沢辰男代表)が結成された。

新生党、改革(日本新党)、民社党、改革の会、自由党の5党会派が誕生し、衆院で130人の勢力となった。

しかし社会党は同党を外して進められたことに強く反発、緊急三役会議などを開いて対応を協議した。党内には政権離脱もやむなしとの意見も出ており「羽田新内閣」の組閣工作は大幅に遅れ、26日以降に持ち越した。《共同通信》

第80代首相に選ばれた羽田孜新首相(58)=新生党党首=は25日夜、官邸で連立与党党首会談を開き、組閣作業に着手した。しかし社会党は他の与党が、同党を外して衆院に新たな統一会派「改新」を結成したことに猛反発。三役会議で対応を協議した結果、組閣には参加せず連立離脱の方針を決定、村山委員長が26日午前1時すぎの緊急記者会見で正式に表明した。こうした事態で組閣作業は大幅に遅れ、新内閣の発足は26日に持ち越した。非自民の第二期連立政権である羽田新政権は枠組みを大きく変え、波乱のスタートとなった。

羽田新首相誕生に合わせて、25日夜に発足した「改新」には新生党、改革(日本新党)、民社党、改革の会、自由党の5党会派が参加、無所属議員を含め130人の勢力となった。新党みらいも近く合流する予定で、公明党もいずれ加わるとみられる。「改新」は新・新党を視野に入れるとともに、自民党に対抗する将来の二大政党制をにらんだものであり、政界再編の新たな引き金になろう。

午後8時半すぎに始まった党首会談で、村山社会党委員長は連立の枠組みを崩すような新会派に反発、経緯について説明を求めた。新会派を推進した大内民社党委員長らは、羽田新政権の基盤強化を狙ったものであると説明したが、村山委員長は納得せず党首会談を中断して党に戻り久保書記長らと協議した。穏健な多党制を目指す社会党は新・新党につながる統一会派構想にはかねてから反対している。

その上、組閣当日に突然結成したことは「背信行為」と受け止めており、連立離脱もやむを得ないとの結論に達した。非自民の連立政権は昨年夏に細川政権として発足したが、先に新党さきがけ(武村正義代表)が新生、公明両党主導の政局運営に反発して新政権で閣外協力に転じた例がある。

今回の「改新」では先に自民党を離党した自由党が新たに連立に加わったものの、衆院で74人を擁する社会党が離脱することで政権は不安定さを増すことになろう。羽田新内閣の布陣は当初、細川内閣の閣僚を引き継ぐ形で小幅な入れ替えにとどまるとみられていた。しかし政権の枠組みが変わったことで、相当大幅な人事になるとみられる。《共同通信》



【細川内閣】総辞職

細川内閣は25日午前10時からの臨時閣議で総辞職した。昨年8月9日に宮沢前自民党内閣を引き継いで以来、在職日数は260日に及んだ。

細川首相は総辞職に当たり「内外にわたり難問が山積する中、改革の道半ばにして、その任を去るのは誠に忍び難く、また国民の皆さま方にも大変申し訳ない」とする談話を発表した。

談話は辞職理由について「国民生活に深いかかわりのある新年度予算の成立が大幅に遅れている事態の政治的責任に加え、私自身の問題にかかわる道義的責任を明確にすることが、政治の最高指導者として取るべき道であると判断し、総理の職を辞することとした」と説明している。《共同通信》

【政界談話室】

○…新首相に決まった羽田新生党党首は25日、拍手と歓声の中、同党議員総会に姿を見せ、「名誉とやりがいのある立場をいただいた。みなさんの知恵と勇気と情熱を貸していただきたい」と決意表明。「もし(日本が針路を)誤れば、ならくの底に落ち、昔日本という列島があったなということにもなりかねない」と物騒な警告をしたかと思うと、その一方で「何もバズーカ砲を担いで行けと言うんじゃない。日本が世界に貢献することはいっぱいある」と訴える場面も。政治家としてトップの座に上り詰めた緊張からか、初日からいささか脱線気味。

○…この日、内閣総辞職の臨時閣議を終えて最後の記者会見に臨んだ武村官房長官は、閣議で自ら「いたらぬ官房長官でした」と発言したことを紹介。「今日が372回目の記者会見で、これをもってみなさんとお別れします。大変お世話になりました」と神妙な表情を見せた。8カ月を振り返って「いきなり海に飛び出し、シケも多かったが、久々に陸に上がれる心境だ。心機一転充電しながら次に備えたい」と決意を新たに会見を締めくくった。日ごろ自らをカバに例える武村氏だが、政界のサバイバル合戦の中、陸に上がったカバの力量が試される。《共同通信》

【手塚治虫記念館】兵庫県宝塚市に開館

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【スピッツ】シングル「空も飛べるはず」発売

【大相撲・魁皇関】小結昇進

日本相撲協会は25日朝、大相撲夏場所の番付を発表。横綱、大関陣の顔ぶれは変わらないが、春場所で大活躍した21歳のホープ、魁皇が新小結に昇進したのが注目される。先場所、1横綱2大関を倒した魁皇は、名門友綱部屋から15年ぶりの新三役となった。《共同通信》



4月25日のできごと