平成4740日目
2001/12/30
この日のできごと(何の日)
【明石砂浜陥没事故】
30日午後0時50分ごろ、兵庫県明石市大蔵海岸通り1丁目の大蔵海岸で、東京都中野区の会社員Aさん(34)と長女Bちゃん(4つ)が散歩中、Bちゃんの足元の砂浜が突然陥没し、Bちゃんが砂に埋まった。約25分後に救出されたが、Bちゃんは窒息状態で意識不明の重体。
大蔵海岸は人工海岸で、今年2月、現場から約50メートル南に同様の陥没が見つかった。明石市は護岸部分のすき間から砂が流出し、空洞ができた可能性があるとして応急処置し、砂浜を管理している国土交通省側に本格的な対策を要望したが実施されていなかった。
明石署では安全管理に問題があったのではないかとみて、陥没との関連にnついて市や国の担当者から事情を聴いている。
調べなどでは、長さ約2.3メートル、幅約0.8メートル、深さ約1.6メートルの穴ができ、Bちゃんは両手首だけを残して全身が砂に埋まったという。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【サッカー・第80回高校選手権】開幕
サッカーの第80回高校選手権は30日、東京・国立競技場で開会式と開幕戦1試合が行われ、東福岡(福岡)が初出場の国士舘(東京B)を3−0で下した。
過去2度優勝の東福岡は前半2分に左サイドを破ったMF池元の折り返しを川上が決めて先制、後半は7分と27分にFKなどで加点した。
開会式は前回優勝の国見(長崎)を先頭に都道府県大会を勝ち抜いた48の代表校(東京は2校)が入場行進、選手宣誓は東邦(愛知)の村松主将が行った。《共同通信》
【自民党・加藤紘一元幹事長】小泉人気「陰り出る」
自民党の加藤紘一元幹事長は30日、テレビ東京の番組で、小泉人気に今後陰りが出るとの見通しを示した。加藤氏は抵抗勢力との綱引きを演じる首相の改革路線とは「考え方が少々違う」との立場。
この日も「(景気低迷を引き起こしている)病気の名が分からないのに、一生懸命その辺の家庭薬を飲んでいる感じがする」と辛口評論した上で「科学技術などの知的資産で勝負すべきだ」と注文をつけた。《共同通信》
【皇太子妃雅子殿下】天皇皇后両陛下に産後のあいさつ
皇太子妃雅子さま(38)は30日午前、皇居・御所を訪ね、天皇、皇后両陛下に産後の忌み明けを伝えるあいさつをされた。関係者によると、皇室では伝統的に出産はけがれと位置付けられ、産後31日目に汚れを清めるおはらいの儀式がある。この日の朝、東宮御所で儀式が一日前倒しで行われた後、雅子さまは車で皇居へ。
皇居・宮内庁病院を8日に退院して以来、初めて東宮御所の外に姿を見せた雅子さまは、窓を開け報道関係者らににこやかに手を振り、産後も順調に回復していることを示した。《共同通信》
【ペルー】ビル火災の死者270人超す
ペルーの首都リマの繁華街で29日夜に発生したビル火災で、リマの消防当局は30日、現場から276人の遺体が収容されたことを明らかにした。負傷者は約180人。地元ラジオ局RPPなどが伝えた。
炎上した商業ビルの捜索は同日夜、いったん終了し31日朝に再開、消防当局は死者数は最終的に300人を超えるとみている。
火災現場では30日朝、警察や消防当局が本格的な現場検証を開始した。これまでの調べでは、29日夜、花火店の男性が「チョコラテ」と呼ばれる新型の輸入花火に火を付けたところ暴発した。目撃証言などから、当局は他の露店や、小売店がひしめき合うビル内部に飛び火して炎上したとの見方を強め、これに年末の買い物客の混雑などが加わり大惨事に至ったとみている。《共同通信》
【アルゼンチン】暫定大統領が辞任表明
経済危機による社会不安が高まっているアルゼンチンのロドリゲス暫定大統領は30日深夜(日本時間31日午前)、テレビ演説し、与党・正義党内の支持が得られなかったとして辞任を表明した。ロドリゲス氏は「党有力者が祖国より党内政治を優先させた」と非難した。
プエルタ上院議長が再び、一時的に大統領職を引き継ぎ、国会の上下院議員総会を招集、再度、暫定大統領を選ぶはずだったが、同議長も31日未明、議長辞任を表明。カマニョ下院議長は同日、1月1日に後任を選出する同総会を招集すると発表した。政権を安定させるため、任期はデラルア元大統領の任期満了である2003年末までにする可能性も出ている。
アルゼンチンでは経済政策への不満から暴動が全土に波及、デラルア政権が20日に崩壊し、23日に就任したばかりの暫定大統領も与党内の抗争で1週間で退陣に追い込まれ、混迷が深まった。
国家元首や上院議長の相次ぐ辞任で政情は安定せず、暫定大統領が提唱した新国債「アルヘンティノ」の発行など今後の危機打開策も実現が危ぶまれており、後任を早期に選出することで事態の収拾を図る。《共同通信》