平成3644日目

1998/12/30

【小渕恵三首相】内閣改造は1月13日以降

小渕恵三首相は30日、自民、自由両党の連立に伴う内閣改造の日程について、当初予定していた1月6日を見送り、訪欧から帰国する13日以降にずれ込む可能性を示唆した。

首相は30日、記者団が官邸で「(29日夜の)小沢一郎自由党党首との会談が実現までに難航したが、改造のスケジュールに見直す点も出てくるのか」と質問したのに対し、「一任を受けていることだから、考えましょう」と述べ、改造日程の見直しを示唆した。

29日の党首会談では、人事問題が先行していることに小沢代表が強い不満を表明。安全保障問題など政策協議を優先的に実行するよう迫り、首相もこれを了承した経緯がある。《共同通信》



【映画監督・木下恵介さん】死去

「二十四の瞳」「喜びも悲しみも幾歳月」など、日本人の心に染み入る数々の名作を生んだ映画監督、文化功労者の木下恵介氏が30日午前3時10分、脳梗塞のため東京都港区の自宅で死去した。86歳。静岡県出身。近親者のみで31日に密葬を行う。

昨年10月に脳梗塞で入院、約1ヶ月後に退院。自宅で療養していた。9月に亡くなった黒澤明監督に続き、日本映画の黄金時代を築いた巨匠がまた逝った。

オリエンタル写真学校を経て昭和8年、松竹蒲田撮影所に入所。15年召集され中国で従軍後、16年復員。18年「花咲く港」で監督デビュー、伸び伸びとした演出で才気を見せた。同年、黒澤監督も「姿三四郎」でデビュー。以来二人はライバルとして競い、日本映画を支える二本柱に成長する。

戦後は、日本最初の長編カラー映画で高峰秀子との名コンビの第一作となる「カルメン故郷に帰る」(26年)、戦争で夫を亡くした女性の悲劇をリアルに描いた「日本の悲劇」(28年)など、世相を反映した名作を発表。女性教師と島の子供たちとの心の触れ合いを軸に、軍国主義を告発した「二十四の瞳」(29年)は深い感動を呼び、名声を決定的にした。

その後も「野菊の如き君なりき」(30年)「喜びも悲しみも幾歳月」(32年)などヒット作を次々に発表したが、躍進するテレビメディアにいち早く注目し、ホームドラマに転進。主宰する木下プロダクションでTBS系の「木下恵介劇場」などを手掛け成功を収めた。

51年映画に復帰。「衝動殺人息子よ」(54年)「父よ母よ」(55年)で健在ぶりを発揮。63年の「父」が映画49作目で最後の作品に。《共同通信》



12月30日のできごと