平成1087日目

平成3年12月30日(月)

1991/12/30

【米・ブッシュ大統領】アジア太平洋4カ国歴訪に出発

ブッシュ米大統領は30日朝、日本を含めたアジア太平洋4カ国歴訪に出発した。今回の歴訪は、国内の経済停滞を輸出振興、雇用創出で解決するため、訪問国の一段の市場開放を目指す経済ミッション的な色彩が濃い。

宮沢首相とは互いに現職の首脳としては初顔合わせ。米政府内では経済問題に大きく偏向せず「バランスのとれた日米首脳会談が好ましい」との意見も広がっている。《共同通信》



【陸上・ディーン元気さん】誕生日

【日銀】公定歩合を引き下げ

日本銀行は30日朝、臨時政策委員会を開き、公定歩合(現行年5.0%)を0.5%引き下げ、年4.5%とすることを決め、即日実施した。公定歩合の引き下げはことし7月1日、11月14日に続き3回目で、合わせて1.5%の利下げとなった。

三重野日銀総裁は同日午前の記者会見で「特に来年1−3月は企業が来年度事業計画の策定時期に当たる。企業マインドは、高度成長時との比較で(景気の)調整過程を深刻に受け止めており、てこ入れしておきたい」と利下げの狙いを説明した。しかし今回の抜き打ち的な利下げには、来月7日のブッシュ大統領来日を控え、日本が内需拡大による経済成長維持に取り組む姿勢を示すという対米配慮も強く働いているとみられる。《共同通信》

【レバノン・ベイルート】車爆弾テロ

ベイルートからの報道によと、30日朝、買い物客でにぎわう西ベイルートのアル・バスタ地区で道路わきに駐車した車に仕掛けられた爆弾が爆発、レバノン警察当局の情報では、婦人や子供を中心に少なくとも30人が死亡、120人が負傷した。負傷者の中には、たまたま現場付近を車で通ったワザン元首相もいた。昨年10月のレバノン内戦終結以来、最悪の爆弾テロ。

爆発で付近の商店やアパートがメチャメチャに破壊されたほか、家庭のプロパンガス・ボンベも誘爆を引き起こし、被害を拡大した。

付近はイスラム教地区の西ベイルートでも親イラン・シーア派組織「ヒズボラ」の影響力の強い地域で、現場から50メートルのところにはレバノン駐留シリア軍の検問所がある。犯行声明はまだないが、シリア軍の駐留下で進められる国内再統一に反発する勢力か、反ヒズボラ勢力による犯行の可能性が強い。《読売新聞》

【マザー・テレサ】重体

米カリフォルニア州ラホヤにあるスクリップス病院は30日、ノーベル平和賞を受賞したカトリック修道女、マザー・テレサ(81)が、肺炎のため同病院に入院、手術を受けたが、重体であると発表した。

発表によると、マザー・テレサはメキシコのティフニァナで肺炎にかかり、さる26日、ラホヤの病院へ移送された。その後、心臓への血液の流れが不十分になり、心臓機能障害が起きたため、29日に冠状動脈を広げる手術を受けたという。マザー・テレサは重体だが、持ち直しているという。

マザー・テレサはユーゴスラビア生まれ、18歳で修道女となった。1949年、インド・カルカッタのスラム街に初の修道院を建設して以来、約40年間、恵まれない人々への奉仕活動を続け、79年、ノーベル平和賞を受賞した。《読売新聞》



12月30日のできごと