平成1939日目

平成6年4月30日(土)

1994/04/30

【羽田孜首相】「普通の人」をアピール


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羽田首相は30日、首相公邸住まいの初めての朝を迎えたが、内閣発足までの疲れが出たのか起床は午前9時すぎ。公邸生活の準備が整っていたいため、午後にはカーディガン姿で官邸の職員が利用する食堂に顔を出し、殿様と言われた細川首相とは違う「普通の人」をアピール。

「ここのアジフライ定食がうまいと聞いたんで。僕は食堂とかが好きなんだよ」と、アジフライ定食とたぬきうどんを注文、一気に口にかき込んでいた。

公邸住まいについては「だだっ広くて一番奥の狭い部屋で寝ている。旅館でも広い部屋は駄目なんだよ。テーブルがなくて会議ができない」とちょっぴり不満の様子だった。《共同通信》



【羽田内閣】支持率51.6%

共同通信社は羽田新内閣が発足したことを受けて4月29、30日の両日、全国1000人を対象に電話による緊急世論調査を実施した。

羽田内閣の支持率は51.6%、不支持率は31.3%だった。

この支持率は、昨年8月の細川前内閣の発足時を24.1ポイント下回り、平成3年の宮沢自民党政権誕生時に比べても3.5ポイント低くなっている。

羽田内閣を支持する理由は「他に適当な人がいない」が48%と圧倒的に高かった。不支持の理由では「新生党の小沢一郎氏(代表幹事)の影響力が強すぎる」が58%と、『二重権力』への反発が強く、「少数与党政権」の19%を大きく上回った。《共同通信》

【自民党・河野洋平総裁】羽田政権倒閣迫る

自民党の河野総裁は30日夕のNHKテレビ番組録画撮りで、羽田新政権への対応について「予算が成立すれば、この政権では他に何も仕事をするものはない。その局面で政権の交代を迫る」と述べ、平成6年度予算成立後に羽田政権の倒閣を迫る考えを表明した。

河野氏は、党内の一部で出ている中選挙区による次期総選挙の可能性について「新しい選挙制度での解散を望みたい」と否定、あくまで小選挙区比例代表並立制による総選挙を目指す意向を強調した。その上で内閣不信任案の提出については「想定している」と述べた。これは、予算成立後の内閣不信任案提出によって、羽田内閣の総辞職を求める考えを明確にしたものだ。

同時に河野氏は「政権構想を提示して、受け入れてくれる人と多数を取る必要がある」と述べ、社会党などとの連携を強める意向を強調した。《共同通信》

【社会党・村山委員長】さきがけなどと新会派

社会党の村山委員長は30日夜のNHK録画撮りで、新党さきがけとの関係について「この8カ月間、いろいろな意味で志を一つにやってきた。連休明けには公式に両党の代表で国会運営などの問題で話し合いたい」と述べ、5月中旬にも連携強化のため具体的な話し合いに入る意向を示した。また、統一会派問題でも「さきがけだけでなく、日本新党から出た人も含め、協力の進め方によっては大いに結構ではないか」と、日本新党を離党した「グループ青雲」を入れた新会派結成に意欲を見せた。

一方、衆院の解散・総選挙については、少数与党政権の現状から「行き詰まればやむを得ないのではないか」と述べ、現行の中選挙区制度の下での解散もあり得るとの見方を示した。《共同通信》

【中華航空機墜落事故】ボイスレコーダー解析

名古屋空港での中華航空墜落事故で運輸省航空事故調査委員会は30日、回収したボイスレコーダー(CVR)の墜落直前の騒然とした操縦室内のやりとりを解析、公表した。

CVRの会話記録から、事故機はA副操縦士(26)が操縦、着陸体勢に入ったが、指示された着陸復行(ゴーイングアラウンド)に手間取り、墜落直前、B機長(42)に交代したとみられ「機が失速するぞ」と緊迫した声の跡、失速警報装置が2回鳴っていたことが分かった。

事故委は直接事故原因には触れなかったが「高過ぎる」という会話などから進入高度が高過ぎ進入角度が大きくなったため着陸復行しようとしたが、うまくいかず、失速、墜落したとの見方を固めた。《共同通信》



4月30日のできごと