平成357日目
1989/12/30
この日のできごと(何の日)
【海部俊樹首相】陶芸に挑戦
年末静養で29日から茨城県入りした海部首相は30日午前、長女の睦さんとともに同県笠間市の笠間焼展示販売店を訪れ、陶芸に取り組んだ。
首相は笹目宗兵衛同市長らの案内で展示された名品を見学、しばしの陶芸談義のあと、大皿の絵付けを勧められ「紙と違って緊張しちゃうな」と笑いながらも「対話改革」などと揮ごうした。
さらに陶工・川瀬久米さん(72)の指導でロクロを使って茶碗作りに挑戦。続いて挑戦した睦さんに「わからなければ私に聞きなさい」とジョークを飛ばすなど上機嫌だった。午後は水戸市で県立近代美術館、偕楽園などを訪れて年末の一日を楽しんで帰京した。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【ニュージーランド】遊覧機が墜落
ニュージーランド南東西岸のフィヨルドで有名な観光地ミルフォードサウンドで30日午後3時半ごろ、日本人観光客計12人を乗せて飛行中の軽飛行機2機が空中で接触、うち1機が入り江内の海中に墜落した。
墜落した軽飛行機には、日本人観光客6人とニュージーランド人パイロットの計7人が乗っており、これまでに2人の遺体が収容された。機体は水深約300メートルの海底に沈んでいるとみられ、地元警察などが救出活動にあたっているが、捜索は難航しており、行方不明の残る5人も絶望視されている。
もう1機は、辛うじて近くの空港に緊急着陸。日本人観光客6人とパイロットは無事だった。
在ニュージーランド日本大使館は現場に職員を派遣し2遺体の身元の確認を急ぐとともに、情報収集を進めている。現地は日没のため捜索はいったん打ち切られ、31日朝から再開される。
墜落したのは「フィヨルドランド航空」所属、また無事着陸したのは「ミルフォードサウンド景観サービス」所属の遊覧飛行機。
日本人客12人は遊覧船でのフィヨルド観光を終えた後、2機でミルフォードサウンド空港を出発、フィヨルドの景観を楽しみながら約100キロ離れたクインズタウンの宿舎に戻る途中だった。《共同通信》