平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。

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1989 平成元年10月5日(木)

平成271日目

【ダライ・ラマ氏】ノーベル平和賞受賞決定

オスロからの報道によると、ノルウェー議会ノーベル賞委員会は5日、1989年のノーベル平和賞にチベット独立運動の指導者でチベット仏教の最高位聖職者であるダライ・ラマを選んだ。賞金は300万スウェーデン・クローナ(約6415万円)で、授賞式は12月にオスロで行われる。

ダライ・ラマは1959年3月の民族解放闘争失敗と中国軍のチベット制圧でインドへ亡命。以後チベット独立運動の精神的最高指導者として世界各地で活動してきた。《共同通信》

【海部俊樹首相】自衛隊海外派遣に「前向き」

海部首相の所信表明に対する各党代表質問は2日目の5日、衆参両院本会議で続行された。午後の衆院で、民社党の永末委員長が平時における平和目的のための自衛隊海外派遣についてただしたのに対し、海部首相はわが国の国際協力、平和への貢献への観点から「国民の声、国会論議などを踏まえ、今後検討させて頂く」と述べ、前向きの姿勢を明らかにした。《共同通信》

1990 平成2年10月5日(金)

平成636日目

【プロ野球・オリックス】新愛称は「ブルーウェーブ」

オリックスは5日、神戸市内のホテルで今季限りの「ブレーブス」に代わる新愛称を「ブルーウェーブ(青い波)」に決定したと発表した。

来季から神戸市のグリーンスタジアム神戸を本拠地球場とする同球団では、8月13日の専用球場移転発表の際に愛称の変更も併せて発表。8月末までに8万6934通集まった一般公募の結果をもとに、9月14日に各界の著名人や神戸市民の代表を加えた選考委員会で検討し、最終的には「神戸の都市イメージを明確に表現できること、若々しさや、先端的なイメージを代表すること」などを基準に球団が決定した。《共同通信》

【海部俊樹首相】トルコ首脳と会談

トルコ訪問中の海部首相は5日午前、アンカラの旧首相府でトルコのアクブルト首相と約1時間半会談し、二国間の経済協力問題、イラクのクウェート侵攻後のペルシャ湾岸情勢について意見交換した。《共同通信》

日本の首相として初めてトルコを公式訪問中の海部首相は5日夜、アンカラの大統領官邸にオザル大統領を表敬訪問し、約1時間半にわたってペルシャ湾岸情勢を中心に意見交換、湾岸危機解決に向けて、国連決議に基づく対イラク経済制裁強化が必要との認識で一致した。《共同通信》

1991 平成3年10月5日(土)

平成1001日目

【海部俊樹首相】正式に退陣を表明

海部首相は5日午後、首相官邸で内閣記者会と会見し「政治改革の実現に不退転の決意で取り組んできたが、結果は(政治改革関連三法案が)廃案だ。責任を明らかにすることも政治改革の一つだ」と述べ、今期限りで退陣し、次期自民党総裁選に出馬しない考えを正式に表明した。

同時に、首相は「新しい指導者が(政治改革を)必ずやってくれることを強く求める」と、新首相に政治改革を最重要課題として実現するよう要請。さらに「あとわずかな任期だが、内外の諸問題に取り組んでいきたい」と、今月30日の総裁任期まで完投する意向を明らかにした。《共同通信》

【自民総裁選】宮澤喜一氏、三塚博氏、渡辺美智雄氏が出馬表明

自民党総裁選は5日、宮澤喜一氏に続き渡辺美智雄、三塚博の両氏が正式に立候補を表明、3氏の争いとなった。最大派閥の竹下派は会長代行の小沢一郎氏が出馬を辞退したため独自候補擁立を断念、3氏のうち宮澤、渡辺両氏のどちらを支持するかをめぐって6日も派内調整を続ける。《共同通信》

1992 平成4年10月5日(月)

平成1367日目

【近鉄・赤堀元之投手】プロ初完封

ダイエー0−3近鉄◇5日◇藤井寺

今季初先発した赤堀が、元気のないダイエーからプロ初完封をマーク。力のある速球でぐいぐいと押し、ほとんどが詰まった当たりだった。外野に打球が達したのは、許した散発3安打とブーマーの右飛の4度だけで、20個の内野ゴロ(三ゴロ失策1含む)を数える安定した内容だった。

打線は一回の先制パンチで赤堀を援護した。新井の左前打の後、ブライアントが左へ流し打ちの37号本塁打。さらに二塁打の石井を鈴木が中前打でかえして3点目を挙げた。《共同通信》

【自民党竹下派】混乱脱出の出口見えず

自民党竹下派は5日の常任幹事会を皮切りに、金丸前副総裁の5億円献金問題で大きく揺らいだ派内態勢の立て直しに乗り出したが、派内の確執、国民世論を背景にした竹下派批判という「内憂外患」の中で、混乱脱出の出口は見いだせなかった。

この日の常任理事会、幹部会後、出席者は「心を一つ、静かに謙虚に」(渡部通産相)「うちは初めからまとまっている」(奥田運輸相)など、ことさら平静さを装う発言を繰り返した。しかし、5億円問題の処理を一手に引き受け、派内確執の一方の当事者である小沢代表代行は姿を見せず、対立の深さを感じさせた。《共同通信》

1993 平成5年10月5日(火)

平成1732日目

【ニュートラム住之江公園駅車両暴走事故】

10月5日のできごと(何の日)

5日午後5時半ごろ、大阪市住之江区1-1の大阪市営の新交通システム「ニュートラム南港ポートタウン線」住之江公園駅で、中ふ頭発住之江公園行き電車(無人運転、4両編成)がホームの停止位置を56メートルオーバーラン、駅の車止めに衝突した。

約290人の客は将棋倒しになるなどして、178人がけがをした。大阪市消防局が救急車などで、市内十数ヶ所の病院に運んだが人数が多く、駅前にビニールシートを広げて応急手当てに当たるなどした。ほとんどは軽傷のもよう。《共同通信》

【中国】核実験

北京放送によると、中国政府は5日声明を発表し、1年ぶりの地下核実験を同日実施したことを認めるとともに、遅くとも1996年までに核実験全面禁止条約を締結すべきだと呼び掛けた。細川首相は同日夕、中国が1年ぶりに地下核実験を行ったことに対して「極めて遺憾です。そのひと言に尽きます」と述べた。《共同通信》

1994 平成6年10月5日(水)

平成2097日目

【福井地裁】「選挙権は日本国籍を有するものに限る」

永住資格があり県内に居住する在日韓国人4人が地方参政権を与えられていないことで「国籍条項のある地方自治法と公職選挙法は住民の選挙権を保障した憲法に違反する」として、国と福井市など4選挙管理委員会を相手に選挙人名簿未登録の違法確認と1人100万円の損害補償を求めた訴訟の判決が5日、福井地裁であった。

野田武明裁判長は「憲法上、参政権が保障されているのは日本国籍を有する者の限られる」として請求を棄却または却下。しかし、定住外国人の地方参政権を認める立法例が諸外国にあり、わが国でも市町村レベルでは許容されるとの見解が成り立つと、消極的ながら立法政策上の可能性を示唆した。《福井新聞》

【村山富市首相】解散「考えず」

国会は5日午後1時からの衆院本会議で村山首相の所信表明演説に対して与野党が代表質問を行った。

首相は衆院解散・総選挙について「景気対策や政治改革の推進など国内外の課題が山積する中、政治の空白は許されず現下の解散は考えない」と述べ、野党「改革」の羽田新生党党首らの区割り法成立後早期の解散、退陣要求を拒否した。《共同通信》

1995 平成7年10月5日(木)

平成2462日目

【坂本弁護士一家殺害事件】麻原被告、幹部の犯行認める

坂本弁護士一家事件で、オウム真理教教組の麻原彰晃被告(40)が5日までの捜査当局の調べに対し「あの事件は『建設省大臣』の早川紀代秀被告(46)と教団幹部岡崎一明容疑者(34)が勝手にやったことだ。自分は知らない」と供述、同事件が教団幹部らによる犯行という点は認めたものの、自分が犯行を指示した事実などについては否認していることが分かった。

捜査当局によると、麻原被告はこの供述について調書に署名などはしていないというが、同被告を担当する横山昭二弁護士は共同通信の取材に対し「破壊活動防止法などの適用を免れるため、一連の犯行を指示したことを認め、調書に署名した」と述べた。《共同通信》

【村山富市首相】不良債権「金融当局に一定の責任」

武村正義蔵相の財政演説に対する代表質問が5日午後、衆参両院本会議で行われた。村山富市首相は巨額の不良債権発生を招いた金融当局の責任について「バブルの発生と崩壊という金融環境の激動期に、事前の経営チェックの機能が必ずしも十分果たされたとは言い難い」と述べ、一定の責任を認めた。《共同通信》

1996 平成8年10月5日(土)

平成2828日目

【国税局】富山のヤミ米販売業者を強制捜査

東京、金沢国税局は5日、無許可で自家製のどぶろくを販売していたとして酒税法違反の疑いで富山県婦負郡婦中町、米販売店「ヤミ米城」経営の川崎磯信さんの自宅と、東京都杉並区の米販売店など数カ所を強制捜査し、どぶろくの入ったプラスチック製バケツや納品書類などを押収した。

川崎さんは「個人が楽しむ酒の製造、販売が酒税法で規制されているのはおかしい」と主張。自家製のどぶろくに「役人ごろし」と名付けて東京、富山で1キロ1000円で販売してきており「裁判などを通じてさらに世間にアピールしていきたい」としている。《共同通信》

【民主党・菅直人代表】減税財源を発表すべき

民主党代表の菅直人厚相は5日午後、遊説先の山梨県昭和町で記者会見し、18兆円減税などを盛り込んだ新進党の選挙公約について「財源は赤字国債で賄うのか、将来消費税を10%にして穴埋めするかなど、財源も併せて発表するのが責任ある政党だ」と批判した。

選挙後の社民党との連携については「現段階では、具体的な政策協議は一切予定していない。民主党は自社さの枠組みから独立した位置にあり、(土井たか子党首になって)社民党が今後どうなるか、政策的にも定かでない」と述べ、当面念頭にないことを明らかにした。《共同通信》

1997 平成9年10月5日(日)

平成3193日目

【ボクシング】

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアライト級タイトルマッチ12回戦は5日、東京・両国国技館で行われ、挑戦者で同級11位の畑山隆則(横浜光)はチャンピオンの崔龍洙(韓国)と1−1の判定で引き分け、タイトル奪取はならなかった。日本人選手の世界挑戦は15戦連続失敗となった。《共同通信》

【サッカー日本代表・岡田武史新監督】「流れ変える」

サッカーの日本代表は5日、岡田武史・新監督のもと、ワールドカップ(W杯)フランス大会アジア最終予選B組、対ウズベキスタン戦に向けてチャーター機でタシケント入りした。市内のグラウンドで早速1時間ほど練習で始動。岡田監督は「ウズベキスタンに勝てば流れを変えられる」と決意を新たにしていた。

代表監督の任期途中での交代は日本では異例とあって、選手の間に動揺があるが、岡田監督は3年間、代表チームのコーチを務め、選手から兄貴分として慕われている存在。4日深夜のミーティングでは「自分の指導に不満がある人は申し出てほしい。全員の力で次の試合に臨みたい」と選手に伝え、一丸で後半戦を戦うことを強調した。《読売新聞》

1998 平成10年10月5日(月)

平成3558日目

【サッカー日本代表】トルシエジャパン始動

トルシエ新監督率いるサッカーの日本代表候補の強化合宿が5日、福島県Jヴィレッジで始まった。

トルシエ監督は初日から独自のやり方を披露した。少しでも多くの選手情報を得るためとの理由から、公表していた午前11時からのパス回しなどの練習とは別に、午前7時半から早朝トレーニングを実施、午後は練習はなく、選手はマッサージを受けたりしてリラックスした。

合宿にはワールドカップ(W杯)フランス大会を戦った選手を中心に31人が参加。城(横浜M)森島(C大阪)は足の故障のため午後に引き揚げ、最終日の8日まで29人が練習を続ける。《共同通信》

【小渕恵三首相】2次補正を大幅増額

小渕恵三首相は5日、1998年度第2次補正予算の事業規模を10兆円から大幅に増額するとともに、7兆円の所得・法人減税の規模を中・低所得者向け減税の積み増しで拡大することを軸とした追加の緊急景気対策を策定する方針を固めた。首相は6日の閣議で各閣僚に検討を指示、自民党とも調整して具体案を早急に取りまとめる。

今国会終了後、あらためて11月にも臨時国会を召集し、補正予算案や税制関連法案の早期処理を図る方針だ。《共同通信》

1999 平成11年10月5日(火)

平成3923日目

【 SPEED】解散発表

女性4人組の人気アイドルグループ、SPEED(スピード)が5日午後、東京都内で記者会見を開き、来年3月末で解散することを発表。4人や所属事務所ライジングプロダクションの平哲夫社長によると、ソロ活動とのスケジュール調整が難しくなり4人に解散をい提案。解散後はそれぞれ、数週間から数ヶ月間は充電期間として休み、その後は全員がソロ活動を発展させるという。《共同通信》

【小渕第2次改造内閣】発足

10月5日のできごと(何の日)
https://www.kantei.go.jp/

衆院で357議席(議席比率71%)、参院では141議席(同56%)を占める自民、自由、公明(改革クラブを含む)3党の連立政権が5日、正式に発足した。小渕恵三首相は参院での過半数割れという状況を克服するため、党内や支持者に異論を抱えながらも自由党に続き「政権の安定」を旗印に公明党との連立に大きくかじを切った。《共同通信》

2000 平成12年10月5日(木)

平成4289日目

【ユーゴスラビア】ミロシェビッチ政権崩壊

ユーゴスラビアの野党支持者らによる連邦議会などの占拠を受け、セルビア民主野合連合のコシュトニツァ氏は5日夜、連邦議会前に集まった市民に向けて演説、「セルビアを解放した」と述べ、大統領として国政掌握を宣言した。

独立系ベタ通信によると、ユーゴ連邦軍参謀本部の報道官は6日、「軍はセルビアの民主プロセスに介入しない。選挙における国会の意思を尊重する」と言明、政変への不介入とともに新政権受け入れの方針を明らかにした。東欧最後の強権的指導者として君臨してきたミロシェビッチ政権は事実上崩壊した。《共同通信》

【森喜朗首相】あっせん法案成立に期待感

公務員に対する政治家らの口利き行為を制限する「あっせん利得処罰法案」は5日午後、野党欠席のまま衆院本会議で自民、公明、保守が提出した与党案の趣旨説明と質疑が行われ、審議入りした。

森喜朗首相は同法案の意義について「政治倫理の一層の確立のためには、政治家一人ひとりの自覚が必要だが、政治家の廉潔性を疑わせる事件が後を絶たず、国民の政治不信が深まっている。(法案成立は)政治の自浄能力を示し国民の政治への信頼回復のために寄与する」と述べ、今国会での成立に期待感を示した。《共同通信》

2001 平成13年10月5日(金)

平成4654日目

【社民党党首選】土井たか子氏が無投票再選

社民党党首選は5日午後、現職の土井たか子党首が立候補を届け出、他の立候補者がないため無投票での再選が決定した。土井氏は1996年12月、村山富市・前党首から禅譲を受けて党首に就任した後、これで3回連続無投票当選。旧社会党時代を合わせれば7選目となる。任期は2年。

当選後の記者会見で、土井氏は「若い人の力を存分に発揮していただけるような環境整備をするのが任務だ」と述べ、党再生のため若手登用を中心に党内人事の一新に着手する考えを示した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】自衛隊派遣「活動地域限定せず」

小泉純一郎首相は5日、衆院予算委員会で、テロ対策特別措置法案に基づく自衛隊の派遣地域について「無限定といえば無限定だ。どこで戦闘行為が行われるか分からないのだから」と述べ、今後の展開次第でアフガニスタン周辺地域以外への派遣もあり得るとの認識を表明した。同時に「戦闘行為が行われている所には行かない、武力行使はしない(という意味では)限定されている」と強調した。《共同通信》

2002 平成14年10月5日(土)

平成5019日目

【プロ野球・日本ハム】大島康徳監督に退任を通告

日本ハムの小嶋武士球団社長は5日、東京ドームで大島康徳監督と会談し、来季の契約更改を行わないことを通告した。同球団社長は先月30日の取締役会で、米大リーグ、レンジャーズのトレイ・ヒルマン・マイナー統括部長を来季の監督に招く方針を固め、球団フロントにも説明していたが、大島監督にはこの日初めて正式な通告を行った。《共同通信》

【自民党・麻生太郎政調会長】小泉首相に政策転換を要求

自民党の麻生太郎政調会長は5日、大阪府高槻市で講演し「デフレの下での不況だから、政府が公共投資、減税、規制緩和を率先してやる以外、手がない」と述べ、財政出動の必要性をあらためて強調した。

「景気を回復させないでおいて、財政再建に手をつければデフレになる。そろそろやめたらどうか」と小泉純一郎首相に財政運営の転換を求めた。《共同通信》

2003 平成15年10月5日(日)

平成5384日目

【石原伸晃国交相】藤井道路公団総裁を更迭

石原伸晃国土交通相は5日記者会見し、日本道路公団の藤井治芳総裁(67)の更迭を発表した。藤井総裁に6日午前に辞表を提出するよう指示した。債務超過の財務諸表の隠ぺい問題や左遷人事など独善的な運営による公団内部の混乱などから、2005年4月に迫った公団民営化の障害になると判断した。《共同通信》

【民主党】合併大会

10月5日のできごと(何の日)
https://www.dpfp.or.jp/

民主党は5日午後、都内のホテルで旧自由党との合併大会を開き、菅直人代表は「新たに加わった候補者とともに必ずや政権交代を成し遂げていく」と次期衆院選での政権奪取に不退転の決意を強調した。菅氏は先に発表したマニフェスト(政権公約)に加筆した最終版のマニフェストを発表。その中で特に重視する「ひも付き補助金全廃」など重点公約7項目を「脱官僚宣言ー5つの約束 2つの提言」として提示した。

小沢一郎旧自由党党首も「日本を立て直すには自民党政権を倒して本当の改革を断行する以外にない」と強調した。《共同通信》

10月5日のできごと(何の日)
https://www.dpfp.or.jp/

民主党は5日の旧自由党との合併大会で、10日に迫った衆院解散へ向け、臨戦態勢を整えた。国会議員204人を擁する「大野党」は、政権交代を目標に掲げる。その真価は、11月の衆院選で早速、問われることになる。

民主党の菅代表は大会であいさつし、「過去2回の衆院選では、衆院小選挙区制という『仏』に政権交代という『魂』を入れることはできなかった。民主党が次の衆院選で勝てば、政権交代という、多くの国で当たり前のことが日本で初めて実現する」と訴えた。

民主党はこの大会を衆院選の「総決起大会」と位置づけ、党公認の新人候補者研修会も併せて行った。候補者は、菅氏や小沢一郎・旧自由党党首と並んでポスター用写真を撮影した。

菅、小沢両氏は壇上で、がっちり握手を交わして両手を掲げ、蜜月(みつげつ)ぶりをアピールした。

自民党が「小泉首相―安倍幹事長」を前面に打ち出すのに対抗し、民主党は「菅―小沢」の「2枚看板」で、マニフェスト(政権公約)を通じた徹底した政策論争を仕掛ける方針だ。《読売新聞》

2004 平成16年10月5日(火)

平成5750日目

【小泉純一郎首相】郵政民営化「内閣一丸で」

政府は5日、全閣僚をメンバーとする郵政民営化推進本部(本部長・小泉純一郎首相)の初会合を首相官邸で開いた。首相は郵政民営化について「(政府が閣議決定した)基本方針に基づき次期通常国会に法案を提出、確実な成立のため内閣が一丸となって取り組む必要がある」と指示、民営化法案の策定と成立に強い自信を示した。《共同通信》

2005 平成17年10月5日(水)

平成6115日目

【プロ野球・巨人】原辰徳氏が監督に復帰

巨人は5日、原辰徳監督の就任を発表した。2003年、球団首脳との確執が原因で辞任して以来、3シーズンぶりの復帰となる。3年連続で優勝を逃し、低迷するチームの再建は、02年に「ジャイアンツ愛」を合言葉にチームをまとめ上げ、就任早々日本一になった47歳の指揮官に託されることになった。

堀内監督は契約期間を1年残して辞任した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】国債発行圧縮を指示

小泉純一郎首相は5日、首相官邸で谷垣禎一財務相と会談し、2006年度予算について、国債の新規発行額を05年度予算(34兆3900億円)より2兆2000億円超圧縮するとともに、政策実行に使う一般歳出の規模も05年度(47兆2800億円)以下に抑制する方針で合意した。

一般歳出や国債発行を前年度以下に抑制できれば2年連続となる。予算編成作業が本格化する前のこの時期に、国債発行額や一般歳出に上限を設けることで、抜本的な歳出削減に取り組む姿勢を鮮明にする。《共同通信》

2006 平成18年10月5日(木)

平成6480日目

【耐震強度偽装事件】ヒューザー元社長が無罪主張

耐震強度偽装事件で、構造計算書の偽造を知りながらマンションを販売したとして詐欺罪に問われた「ヒューザー」(破産手続き中)社長、K被告(53)の初公判が5日、東京地裁(毛利晴光裁判長)であった。

K社長は罪状認否で「そのような犯罪を行ったことは一切ございません」と、無罪を主張した。被害を受けたマンション住民に対しては「(結果的に)誤った判断で大変なご迷惑をおかけした」と謝罪した。

検察側は、K社長がマンション引き渡し前に構造計算書の改ざんを認識しながら、隠蔽(いんぺい)していたと指摘。被告・弁護側と主張が真っ向から対立する構図となった。《朝日新聞》

【安倍晋三首相】「指導者に戦争責任」

安倍晋三首相は5日、就任後初めての衆院予算委員会で、先の戦争をめぐり、祖父の故岸信介元首相を含む指導者の責任を認めた。同時に(1)「植民地支配と侵略」を明記した1995年の村山富市首相談話(2)旧日本軍の強制を認めた従軍慰安婦問題に関する93年の河野洋平官房長官談話の2つを、首相個人としても継承する考えを明言した。

中韓両国首脳との会談を8、9の両日に控え、歴史認識で一歩踏み込んだ形だ。《共同通信》

2007 平成19年10月5日(金)

平成6845日目

【西武・伊東勤監督】辞意表明

プロ野球西武の伊東勤監督(45)が5日のソフトバンク戦後、福岡市内のホテルで記者会見し、26年ぶりにBクラスに沈んだ成績不振の責任を取って今季限りで辞任すると表明した。

伊東監督は同日の試合前、小林信次球団社長に辞意を伝え、球団側は慰留を断念。現役時代から西武一筋だった同監督は「いくさに負けたら大将が責任を取るのは当然。弱者は去るということ」と話した。《スポーツ報知》

【福田康夫首相】インド洋給油活動「国益資す」

福田康夫首相は5日の参院本会議の代表質問で、インド洋での海上自衛隊の給油活動について「国際的に高く評価されており、国益にも資する。国民や野党に理解してもらえるよう全力を尽くす」と強調。民主党などに政府の新法案に関する協議を呼び掛けた。

また「政治とカネ」の問題に関し「閣僚は政治資金の透明性を確保する責任が格段に大きい」と述べ、問題が指摘された場合の十分な説明が不可欠との認識を示した。《共同通信》

2008 平成20年10月5日(日)

平成7211日目

【緒形拳さん】死去

映画「楢山節考」「復讐するは我にあり」やドラマ「太閤記」などに出演、日本を代表する個性派俳優として知られた緒形拳さんが5日午後11時53分、肺がんのため死去した。71歳。東京都出身。葬儀は7日、近親者のみで行った。

葬儀後に記者会見した俳優で長男の緒形幹太さん、次男緒形直人さんらによると、家族以外には病気を隠し仕事を続けてきたが、4日夕に体調が悪化、病院に運ばれた。

1958年に新国劇に入団し、俳優の辰巳柳太郎さんに師事。60年、舞台「遠い一つの道」でデビュー。65年に大河ドラマ「太閤記」の主人公、秀吉役に抜てきされ、人気を得た。68年に新国劇を退団後も、人間味あふれる演技で幅広く活躍、癖のある独特の風ぼうや、鬼気迫る演技で圧倒的な存在感を示した。《共同通信》

2009 平成21年10月5日(月)

平成7576日目

【足利事件】検事正が菅谷さんに謝罪

栃木県足利市で90年、4歳女児が殺害された足利事件で、宇都宮地検の幕田英雄検事正は5日、再審開始が決まった菅家利和さん(62)と宇都宮市の地検庁舎で面会し、謝罪した。検察幹部が菅家さんに直接謝罪するのは初めて。

また、地検は足利事件とは別の女児殺害2事件で、菅家さんが宇都宮地検などに取り調べを受けた際の録音テープを弁護団に開示した。《毎日新聞》

【花巻東高・菊池雄星投手】プロ志望届提出

米大リーグ挑戦も視野に入れ、進路が注目されている岩手・花巻東高の菊池雄星投手は5日、岩手県高校野球連盟にプロ志望届を提出した。

菊池投手は同日、岩手県花巻市の同校グラウンドで報道陣の取材に応じ、日米どちらのプロ球界を目指すかについて「進路は全く決めていない。監督とよく相談して、なるべく早く決断したい」と語った。《時事通信》

2010 平成22年10月5日(火)

平成7941日目

【阪神・マートン外野手】シーズン213安打

プロ野球、阪神のマット・マートン外野手(29)が5日、ヤクルト最終戦(神宮)の2回に中前安打を放ち、今季142試合で通算211安打として、シーズン最多安打のプロ野球新記録を樹立した。さらに5回に右前安打、9回に二塁打を放ち、記録を「213」に伸ばした。

マートンは3日の広島戦で、1994年にイチロー(オリックス、現マリナーズ)が130試合でマークした210安打のプロ野球記録に並んでいた。来日1年目で新記録を打ち立てたマートンは「イチロー選手のことは尊敬している。試合数では比較できないが、日本の野球の中で記録を達成できたことを良かったと思う」と話した。《朝日新聞》

2011 平成23年10月5日(水)

平成8306日目

【スティーブ・ジョブズ氏】死去

米電子機器大手アップルは5日、共同創業者のスティーブ・ジョブズ前最高経営責任者(CEO)が同日死去したと発表した。56歳。iPod、iPhone、iPadなど革新的な多機能携帯電話や多機能端末などを次々と生み出し、経営不振だったアップルを世界最大のIT企業に導いた。米国でも有数のカリスマ経営者だった。オバマ米大統領は「最も偉大な米国の革新者の一人だった」と死を悼む声明を発表した。

大学中退後、20代でアップルコンピュータ(現アップル)を共同創業。経営方針の対立から一時去った。2011年8月にCEOを辞任していた。《共同通信》

2012 平成24年10月5日(金)

平成8672日目

【自民、公明】両党首が早期解散を要求

自民党の安倍晋三総裁と公明党の山口那津男代表は5日午前、国会内で会談し野田佳彦首相が呼び掛けている民主、自民、公明3党党首会談で、衆院解散の時期を「近いうちに」とした先の合意の誠実な履行を要求するとともに、年内の解散を求めていくことで一致した。首相が解散時期への言及を避けた場合は厳しく対峙する方針だ。

両党は他党に呼び掛けて来週にも野党党首会談を開き、臨時国会召集などで首相への圧力を一層強める構えだ。《共同通信》

2013 平成25年10月5日(土)

平成9037日目

【中日・山崎武司内野手】引退試合

プロ野球、中日の山崎武司内野手(44)が5日、名古屋市のナゴヤドームで引退試合として行われたDeNA戦に「4番・一塁」でフル出場した。第2打席で中前打を放った。試合前には長男が務めた始球式をマウンドから見守り笑顔を見せた。試合後のセレモニーでは「山あり谷あり波瀾万丈の野球人生、皆さんの応援があったからここまでたどり着いた」と感謝の言葉を述べた。

山崎内野手は1987年に愛知・愛工大名電高から中日に入団。96年に初の本塁打王を獲得すると、99年には主軸としてリーグ優勝に貢献した。その後はオリックス、楽天を経て、昨季から中日に復帰した。《共同通信》

【阪神・桧山進次郎外野手】引退試合

プロ野球阪神で実働22年の球団最長記録を持つ桧山進次郎外野手(44)が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で引退試合として行われた巨人戦に「5番・右翼」で昨年5月27日以来の先発で出場し、3打数無安打だった。今季最多の観衆4万7046人が詰め掛けた中、長男が投手、次男が捕手を務めた始球式では左打席に立った。試合の打撃結果は左飛、右飛、一ゴロで八回の守備からベンチに退いた。《共同通信》

2014 平成26年10月5日(日)

平成9402日目

【典子女王殿下、千家国麿さん】出雲大社で挙式

高円宮家の次女典子さま(26)と、出雲大社権宮司の千家国麿さん(41)の結婚式が5日、島根県出雲市の出雲大社で行われた。女性皇族の結婚は、2005年の天皇、皇后両陛下の長女黒田清子さん以来。結婚式後、地元市役所に婚姻届が提出され、「千家典子さん」になる。《朝日新聞》

【日本ハム・稲葉篤紀内野手】引退セレモニー

今季限りで現役引退する日本ハム・稲葉篤紀内野手(42)が、楽天最終戦に「5番・右翼」で先発出場。3打数無安打で今季のレギュラーシーズンを終了した。 稲葉は二回の第1打席は左飛、五回には遊ゴロ、七回は中飛に倒れた。守備では一回に右翼を守り、二回以降は一塁にまわった。

試合後の引退セレモニーでは「1995年、ドラフト3位でヤクルトに入団しヤクルト10年、ファイターズ10年、20年という現役生活を送ることが出来ました。これもひとえに皆さんの声援、皆さんの支えがあったからと思います。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。《サンケイスポーツ》

2015 平成27年10月5日(月)

平成9767日目

【大村智・北里大特別栄誉教授】ノーベル医学生理学賞受賞決定

スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞をアフリカなどの寄生虫による感染症に大きな治療効果を挙げている薬剤を開発した大村智・北里大特別栄誉教授(80)ら3人に授与すると発表した。日本人のノーベル賞受賞は2年連続で23人目。医学生理学賞は12年の山中伸弥京都大教授以来となる3人目の快挙。《共同通信》

【環太平洋経済連携協定・TPP】大筋合意

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉は5日、米アトランタでの閣僚会合で大筋合意した。これにより国内総生産で世界の4割近くを占める巨大経済圏がアジア太平洋地域に生まれる道筋がついた。

関税が下がることで、輸入食品が安くなったり、日本の輸出車を海外で売りやすくなったりするなど、日本の食卓や産業にも影響しそうだ。

甘利明TPP相ら、参加12カ国の閣僚による会合が5日朝(日本時間5日夜)再開し、大筋合意を確認。報告を受けた安倍晋三首相は5日夜、記者団に「妥結に至ったことは、日本のみならず、アジア・太平洋の未来にとって大きな成果であった」と語った。《朝日新聞》

2016 平成28年10月5日(水)

平成10133日目

【稲田朋美防衛相】集中砲火

2016年度第2次補正予算案は5日、参院予算委員会で審議入りした。民進党は衆院に続き、稲田防衛相に集中砲火を浴びせる構えだ。この日の参院予算委でも、蓮舫代表らが稲田氏の過去の発言を取り上げ、攻め立てた。安全保障政策に不慣れとされる稲田氏は防戦に立たされたが「(民主党政権)当時は日米同盟はガタガタだった」として民主党政権をやり玉に挙げ、反撃に転じる場面も見られた。

蓮舫氏は「当時は核保有を検討、今は非核三原則を守る。なぜ変わったのか」として、稲田氏が野党時代の2011年に月刊誌の対談で「日本独自の核保有を国家戦略として検討すべきだ」と発言したことを追及した。稲田氏は「(民主党政権)当時は安全保障、防衛に関する大変な危機感の下で対談をした」とした上で、「現在、核保有を全く考えていないし、考えるべきでもない」と答弁。蓮舫氏は「気持ちいいぐらいまでの変節だ」とこき下ろした。《読売新聞》

2017 平成29年10月5日(木)

平成10498日目

【立憲民主党】幹事長に福山哲郎氏

民進党の福山哲郎元官房副長官(参院京都選挙区)は5日、離党届を提出し、立憲民主党に参加した。立憲民主党の枝野幸男代表は国会内で福山氏と会談し、幹事長に起用する考えを伝えた。近く執行役員も発表する予定。今後は衆院選に向け、公約の策定や候補者擁立を加速させる。

民進党関係者によると、立憲民主党への参加が明らかになった参院議員は初めて。《共同通信》

2018 平成30年10月5日(金)

平成10863日目

【防衛省】韓国への護衛艦派遣を見送り

10月5日のできごと(何の日)
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防衛省は5日、韓国が11日に主催する国際観艦式への海上自衛隊の護衛艦派遣を見送ると発表した。韓国側にも、外交ルートを通じて伝達した。韓国は自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を求めていたが、日本側は拒否。双方の要求が折り合わないことから、派遣見送りを決めた。《産経新聞》

【プロ野球・楽天】来季監督に平石洋介氏

プロ野球楽天は5日、平石洋介監督代行(38)に来季の監督就任を要請し、受諾されたと発表した。OBが監督に就任するのは球団で初めて。平石監督代行は「まだシーズンも終わっていないし、話があったばかりなので、とにかく今は目の前の試合に集中していきたい」とコメントした。《産経新聞》

2019 令和元年10月5日(土)

令和158日目

【横田めぐみさん】55歳の誕生日

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の55歳の誕生日に当たる5日、両親が住む川崎市で「拉致被害者家族を支援するかわさき市民のつどい」が開かれ、弟の拓也さん(51)が講演した。被害者家族の高齢化に「時間との闘い。一刻の猶予も許さない」と危機感をにじませて早期解決を訴えた。

拓也さんは講演で、父滋さん(86)に触れ「昨年4月に入院し、今も病院のベッドにいる」と語った。あいさつを予定した母早紀江さん(83)も欠席となり「母も看病のため毎日通院しており体力の限界。大事を取った」と理解を求めた。《共同通信》

2020 令和2年10月5日(月)

令和524日目

【COVID-19】米・トランプ大統領が退院

新型コロナウイルスに感染した米国のトランプ大統領(74)は5日夕(日本時間6日朝)、ワシントン郊外の「ウォルター・リード軍医療センター」から退院し、ホワイトハウスに戻った。入院から3日後の早期退院には、11月の大統領選に向けて復調ぶりをアピールする狙いがあるとみられる。完治はしておらず、体調が再び悪化したり、周囲に感染を広げたりする懸念は残されている。

トランプ氏は退院時、スーツにマスク姿で歩いて登場し、ガッツポーズを見せた。記者団の問いかけには「ありがとう」とだけ応じた。専用車で大統領専用ヘリコプターまで移動し、ホワイトハウス到着後は、マスクを外して敬礼する一幕もあった。《読売新聞》

2021 令和3年10月5日(火)

令和889日目

【真鍋淑郎氏】ノーベル物理学賞受賞

スウェーデンの王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員(90)=愛媛県出身、米国籍=ら3氏に授与すると発表した。真鍋氏は大気と海洋の循環を考慮した気候変動のモデルを開発。二酸化炭素などの温室効果ガスに着目し、地球温暖化の予測に関する先駆的な研究を続けた業績が高く評価された。

日本人のノーベル賞受賞者は28人目。19年に化学賞に選ばれた吉野彰旭化成名誉フェロー(73)以来、2年ぶりの快挙。物理学賞は15年の梶田隆章東京大卓越教授(62)以来12人目。《共同通信》



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