平成297日目

平成元年10月31日(火)

1989/10/31

【三菱地所】米・ロックフェラーグループ買収

日本企業による米国企業の買収が相次ぐ中で三菱地所は31日、米国ニューヨークの象徴とも言えるロックフェラーセンタービルなどを所有する大手不動産会社のロックフェラーグループの発行済み株式数の51%を取得、事実上買収することで合意したと発表した。取得額は8億4600万ドル(約1200億円)。

三菱地所はロックフェラー社の現在の経営陣をそのまま引き継ぎ、当面は三菱地所側から役員を送り込むことはしない方針。今後、ロックフェラー社の開発事業に共同経営者として参加するほか、東京・丸の内地区の臨海部再開発「みなとみらい21事業」などでロックフェラー社の蓄積したノウハウを導入することにしているが、名門企業の買収は、ソニーのコロンビア・ピクチャーズ・エンターテインメントの買収(34億ドル=
約4800億円)とともに米社会の反発を呼ぶ恐れもある。《共同通信》




【WBAジュニアバンタム級タイトル戦】松村謙二選手、戴冠ならず

世界ボクシング協会(WBA)ジュニアバンタム級タイトルマッチ12回戦は31日、神戸市のワールド記念ホールで行われ、挑戦者の同級4位、松村謙二(JA加古川)はチャンピオンのカオサイ・ギャラクシー(タイ)に12回TKO負けして再挑戦に失敗した。

これで日本のボクサー(日本のジムに所属する外国人選手を含む)の世界挑戦は18連続失敗とワースト記録を更新し、昨年11月に世界ボクシング評議会(WBC)ストロー級王者だった井岡弘樹(グリーンツダ)が敗れて以来、日本人の世界王者は依然として不在。カオサイは12度目の防衛成功となった。《共同通信》

【自民党】海部俊樹総裁再選を了承

自民党の第51回臨時党大会が31日正午すぎから東京・日比谷公会堂で開かれ、海部首相の党総裁再選を正式に決めた。参院選での自民党大敗を受けて発足した海部政権は、次期衆院選での過半数死守という重い課題を背負って、これから2年間の新しい任期に入った。

再選された海部首相はあいさつで、政治改革、税制改革、農業問題の3課題に取り組む決意を表明。特に消費税について「国民の理解を得られるよう必要な見直しを進める」と強調した。《共同通信》

【政府】朝鮮総連を治安上注目

参院予算委員会は31日午前9時半すぎ開会、海部首相ら全閣僚が出席してパチンコ疑惑をめぐる集中審議に入った。

古賀公安調査庁次長は、在日朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する認識について(1)朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と密接な関係がある(2)治安情勢いかんで今後も暴力的破壊活動をする危険性がある–とした上で「治安上重要な注目をする団体」との見解を改めて示した。

また、浅野自治省選挙部長は、小山一平参院議員(社会党)が朝鮮総連から献金を受けたとされる点について「昭和61年7月の選挙の収支報告書には朝鮮総連や、在日朝鮮人を思わせる寄付者の記載はないとの長野県からの報告があった」と述べた。《共同通信》




10月31日のできごと