令和524日目

2020/10/05

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】米・トランプ大統領、退院

新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)は5日、入院していたワシントン近郊のウォルター・リード軍医療センターを退院し、大統領専用ヘリで3日ぶりにホワイトハウスに戻った。トランプ氏は再選を目指す11月3日実施の大統領選で劣勢にあり、早期に公務に復帰して巻き返しを図りたい考えだ。

トランプ氏は5日午後6時38分(日本時間6日午前7時38分)ごろ、水色のマスクにスーツ姿で医療センターの建物から歩いて姿を現し、報道陣に「本当にありがとう」と述べて右手の親指を突き上げた。

医療センターを飛び立った専用ヘリは約8分間の飛行の後、ホワイトハウスの南庭に到着した。トランプ氏はマスクを外してホワイトハウスのポーチに立ち、敬礼して専用ヘリが飛び立つのを見送った。

トランプ氏のコンリー主治医ら医師団が5日、記者会見で明らかにしたところによると、トランプ氏は過去72時間以上にわたり発熱がなく、血中の酸素濃度も正常だった。呼吸障害も訴えておらず、「この24時間で快方に向かい続け、病院が定める退院の基準を満たした」としている。

コンリー氏は「大統領は危機を完全に脱したわけではない」としつつ、「臨床上の状態からみて安全に帰宅できる状態にある」と述べた。「ホワイトハウスでは、当センターと同じ医療行為を受けることができる。世界最高水準の医療を24時間体制で受けられる」とも指摘した。

トランプ氏は医療センターで5日までの4日間にわたり治療薬「レムデジビル」の投与を受けた。最後となる5回目の投与は6日にホワイトハウスで行われる。医師団によると、トランプ氏は向こう7~10日間は自主隔離下で執務を行うことになるとみられる。

トランプ氏は退院に際し、ツイッターで「気分は上々だ!新型コロナを恐れるな。(コロナに)自分の人生を支配されるな」とした上で「トランプ政権の下では本当に素晴らしい薬が開発され、知見も得られた。20年前よりも気分がいい!」と強調した。

一方、ホワイトハウスでは5日、マクナニー大統領報道官の新型コロナ感染が確認されたほか、ロイター通信によるとホワイトハウス報道官室の職員2人の感染も判明した。《産経新聞》

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【東京株式市場】

週明け5日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。トランプ米大統領の新型コロナウイルス感染で前週末に急落した反動で買い戻された。

終値は前週末比282円24銭高の2万3312円14銭。東証株価指数(TOPIX)は28.03ポイント高の1637.25。出来高は約10億4647万株だった。《共同通信》

【COVID-19】

国内感染新たに281人

国内では5日、新型コロナウイルスの感染者が21都道府県と空港検疫で新たに281人確認された。死者は東京都2人、神奈川県、大阪府各1人の計4人。

都内では、66人の感染が判明した。12日ぶりに1日当たりの感染者が70人を下回ったが、都は「月曜は毎週、報告数が少なくなる」として警戒を呼びかけている。都によると、重症者は前日から1人減の25人。感染者の半数の33人は感染経路が特定できていない。

都教育委員会は5日、23区内の都立高校で生徒3人と教員2人の計5人が感染したと発表した。5人は互いに濃厚接触しておらず、個別に感染したとみられるという。この高校内での濃厚接触者は計63人に上り、同校は5日から5日間の臨時休校を決めた。《読売新聞》

ANA、半年ぶりにホノルル線再開

全日本空輸(ANA)が5日、新型コロナウイルスの感染拡大により3月下旬から運休していた成田―ホノルル線を約半年ぶりに再開した。当面はビジネス客や留学生らの利用を想定し、10月は19日と合わせ2往復運航。11月は羽田から2往復運航し、成田は需要を踏まえ調整する予定。

米ボーイング社の中型機787を使用。ホノルル線はコロナ感染拡大前は年間搭乗率9割以上の高収益路線で、19年には超大型機エアバスA380を投入し顧客獲得に注力していた。

5日夜の出発便には約30人が搭乗。ハワイ州の自宅に向かうという女性(35)は「ようやく帰れるので本当にありがたい」と話した。《共同通信》

エアアジア・ジャパン、事業継続を断念

中部国際空港(愛知県常滑市)を拠点とする格安航空会社(LCC)の「エアアジア・ジャパン」は5日、事業の継続を断念すると正式に発表した。同日、国土交通省に12月5日付で全4路線を廃止すると届け出た。新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少が理由だ。コロナの影響で、国内の航空会社が事業を撤退するのは初めて。《読売新聞》

【箱根駒ケ岳ロープウェー】急停止

5日午後2時ごろ、神奈川県箱根町の「箱根駒ケ岳ロープウェー」が急停止し、乗客計33人が取り残された。約2時間後に全員救助され、けが人はいなかった。運営会社は6日を運休とし、原因を調べる。

運営会社によると、ロープウエーは上下線で、ゴンドラ2両が出発直後、地上約7メートルの地点で停止。乗っていた同社のスタッフが非常ドアを開け、ロープを使って1人ずつ降ろした。山頂付近のゴンドラの乗客は、同社が用意したバスで下山した。

ロープウエーは芦ノ湖畔と駒ケ岳を結ぶ全長約1800メートル。《共同通信》

【プロ野球・5日】

神6―1巨

阪神は3年目の高橋がプロ初完投、無四球で自己最多4勝目を飾った。変化球がさえ、5安打1点に抑え、14奪三振。五回に大山のリーグ最多に並ぶ24号2ランで勝ち越し、六回は高橋がプロ初適時打。巨人は桜井が踏ん張れず3敗目。

【ゴルフ・上田桃子選手】熊本豪雨被害に全英賞金を寄付

女子ゴルフの上田桃子が5日、故郷の熊本県庁を訪れ、7月の豪雨災害への義援金として、6位に入った8月のAIG全英女子オープンで獲得した賞金から渡航費など必要経費を除いた全額の1千万円を寄付した。マネジメント会社が発表した。

上田は「コロナ禍の中、熊本の人たちに少しでも頑張っている姿が届けられればという思いで戦いました。一日でも早い復旧、復興を願っております」との談話を出した。《共同通信》

【自民党・岸田文雄前政調会長】「ポスト菅へ精進」

自民党岸田派(宏池会)は5日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開催した。会長の岸田文雄前政調会長は、菅義偉首相に敗れた先の総裁選に触れ「次は勝利できるよう政策を磨く。力を蓄え、精進したい」と訴えた。これに先立ち同派の古賀誠名誉会長は岸田氏に辞意を伝えた。関係者が明らかにした。パーティーも欠席した。

岸田氏は、池田勇人元首相が創設した宏池会の流れを共にくむ麻生派や谷垣グループを再結集する「大宏池会」構想を念頭に「宏池会の大きな固まりを実現できるよう、先頭に立って汗をかきたい」とも強調した。《共同通信》

【政府】中国の尖閣領有権主張サイトに抗議

加藤官房長官は5日の記者会見で、中国国家海洋局直属の「国家海洋情報センター」が沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張するサイトを開設したことに対し、外交ルートを通じて抗議したことを明らかにした。

サイトは、明治維新後に「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)を盗んだ」と訴えているが、加藤氏は「中国側の独自の立場に基づく主張は全く受け入れられない」と突っぱねた。《読売新聞》

【菅義偉首相】任命拒否「前例踏襲主でよいのか」

菅義偉首相は5日、内閣記者会のインタビューに応じ、日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を見送った理由について「推薦された方をそのまま任命してきた前例を踏襲してよいのかを考えてきた」と述べた。6人が過去に、安全保障関連法など政府提出法案を批判したことは「(見送りと)全く関係ない」と否定した。首相は「既得権益、あしき前例主義の打破」を政権運営の基本方針に掲げており、今回の人事でもこうした方針を示す狙いがあるとみられる。

首相は「日本学術会議は政府機関で、年間約10億円の予算で活動している。任命される会員は公務員だ」と指摘。過去の省庁再編でも学術会議の在り方が議論されてきた経緯に触れ「総合的、俯瞰(ふかん)的活動を確保する観点から判断した」と語った。現在の任命の仕組みは「会員が自分の後任を指名することも可能な仕組みだ」とも述べた。

学問の自由の侵害だとの批判には「全く関係ない。どう考えてもそうではない」と反論。「それぞれの時代の制度の中で、法律に基づいて任命を行っている」として、法令上の問題もないとした。

一方、外交については「『自由で開かれたインド太平洋』を戦略的に推進し、中国、ロシアを含む近隣諸国と安定的な関係を築く」と表明。北方領土返還交渉については、安倍晋三前首相とプーチン露大統領の会談結果などを踏まえて交渉を進めるとし「平和条約交渉の対象は四島の帰属の問題だというのが一貫した立場だ」とした。

憲法改正については「(国会の)憲法審査会で各党が考え方を示し、与野党の枠を超えて建設的な議論を行い、国民的な議論につなげてもらいたい」と期待感を表明。敵基地攻撃能力に関しては「憲法の範囲内で国際法を順守しつつ、専守防衛の考え方のもと、わが国の平和と安全を守り抜く方策を検討したい」と語った。東京五輪・パラリンピックについては「来夏に安全・安心な大会を実現する」と明言し、新型コロナウイルス対策に万全を期して準備を進めるとした。《産経新聞》



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