令和889日目

2021/10/05

この日のできごと(何の日)

【真鍋淑郎氏】ノーベル物理学賞受賞

スウェーデンの王立科学アカデミーは5日、2021年のノーベル物理学賞を、真鍋淑郎・米プリンストン大上席研究員(90)=愛媛県出身、米国籍=ら3氏に授与すると発表した。真鍋氏は大気と海洋の循環を考慮した気候変動のモデルを開発。二酸化炭素などの温室効果ガスに着目し、地球温暖化の予測に関する先駆的な研究を続けた業績が高く評価された。

日本人のノーベル賞受賞者は28人目。19年に化学賞に選ばれた吉野彰旭化成名誉フェロー(73)以来、2年ぶりの快挙。物理学賞は15年の梶田隆章東京大卓越教授(62)以来12人目。

2021年のノーベル物理学賞が贈られることが決まった米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さん(90)は5日、米プリンストンの自宅で「非常にありがたく、タイムリーな賞だ」と満面の笑みで喜びを語った。

「気候物理学というトピックで受賞したことを非常に光栄に思っている」。気候変動が深刻な問題となる中、自らの研究が評価された意義を強調した。

真鍋さんは「日本でも大洪水や崖崩れが頻繁に起き、同規模の台風でも雨量が増えている」と指摘。「初めは気候変動がこれほど問題になるとは夢にも思っていなかった。好奇心を満たす研究を続けてきただけだ」と話した。《共同通信》

岸田首相は5日、真鍋淑郎さんのノーベル物理学賞受賞決定について、「日本での研究活動の積み重ねをもとに、世界から認められたことを日本国民として誇りに思う」との談話を発表した。談話では、「政府としても、人材育成など未来への投資を積極的に進めていく」としている。《読売新聞》

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【東京株式市場】

5日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は約2年5カ月ぶりに7営業日連続で下落、節目の2万8000円を割って取引を終えた。原油相場の上昇に伴う米インフレ進行や日本経済の再生が遅れることが懸念された。

終値は前日比622円77銭安の2万7822円12銭。東証株価指数(TOPIX)は26.17ポイント安の1947.75。出来高は約15億1132万株だった。《共同通信》

【プロ野球・5日】

オ9−0日

オリックスが3本塁打を放って8連勝とした。一回に紅林の10号2ランで先制すると、五回は宗の7号ソロで加点。六回にはモヤの11号3ランなどで4点を奪った。山崎福が7回無失点で8勝目。日本ハムは投打に精彩を欠いて完敗。

ソ7−7楽

乱打戦の末に引き分けた。ソフトバンクは一回に中村晃が満塁本塁打を放ったが5−7と逆転され、七回に栗原、八回はリチャードと、2本のソロで追い付いた。楽天は先発早川が五回途中で5失点と精彩を欠いた。

ロ2−0西

ロッテが4投手の無失点リレーで逃げ切った。一回にマーティンの適時二塁打で先制し、二回に田村の適時打で加点。石川が6回無失点で4勝目を挙げ、益田が35セーブ目。西武は打線がわずか1安打に抑え込まれて3連敗を喫した。

中4−3広

中日が今季初めてサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。3−3の九回2死満塁から高橋周が押し出し四球を選んだ。柳が8回3失点と粘り、R・マルティネスが今季初勝利。3点差を追い付いた広島は菊池保が乱調で、4連敗となった。

ヤ3−2巨

ヤクルトが接戦を制して4連勝とした。三回に村上の遊ゴロの間に1点を挙げ、四回に西浦、サンタナの連続ソロで加点した。小川は6回2失点で9勝目。巨人は打線が追い上げたが及ばず高橋が四回途中3失点で7敗目を喫した。

D2−5神

阪神が4連勝。一回に中野の適時二塁打や大山の適時打などで4点を先制し、三回に大山の19号ソロで加点した。青柳は6回2失点で11勝目、スアレスが37セーブ目。DeNAは1分けを挟んでの3連敗で、今季の負け越しが決まった。《共同通信》

阪神の佐藤輝明内野手が5日のDeNA23回戦(横浜スタジアム)の一回に右前適時打を放ち、投手を含めた連続無安打のセ・リーグのワースト記録は59打席で止まった。8月21日の中日13回戦(バンテリンドームナゴヤ)以来の安打。プロ野球記録は64年の嵯峨(東映)の77。《共同通信》

ヤクルト・雄平外野手、引退会見

今季限りで引退するヤクルトの雄平外野手が5日、東京都内の球団事務所で記者会見し、19年間の現役生活を振り返った。今季は度重なる故障で出遅れ、1軍での出場はなかった。「集大成と臨んだシーズンで力になれなかった。まだやりたいとも思うが、そういう気持ちでやめられるのも幸せかな」としみじみ語った。

投手として通算18勝をマークした後、制球難に苦しんで2010年から野手に転向。強力打線の一角を担い15年にはセ・リーグ優勝を決めるサヨナラ打を放った。今後は未定だが、将来的な指導者への関心を示し「もっと野球を学ぶことが大事。常に上を目指すのはこれからも一緒」と語った。《共同通信》

【将棋】

将棋の第69期王座戦5番勝負の第4局は5日、神戸市で指され、後手の永瀬拓矢王座(29)が122手で挑戦者の木村一基九段(48)を破り、対戦成績3勝1敗で3連覇を果たした。タイトル獲得は通算4期目となった。

永瀬王座は横浜市出身。2009年にプロ入りし、19年5月に初タイトルとなる叡王を奪取。同年10月には王座を初獲得した。今シリーズの相手は、最年長で初タイトルを奪取して「中年の星」と話題を呼んだ木村九段。開幕局は落としたものの、その後は一気に3連勝して王座を守った。

木村九段の二つ目のタイトル獲得は、ならなかった。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染982人

国内で5日、新たに982人の新型コロナウイルス感染者が確認された。内訳は大阪176人、東京144人、神奈川77人、埼玉67人など。死者は大阪6人、東京と神奈川で各5人、沖縄4人など計36人だった。

厚生労働省によると、重症者は前日から38人減って655人となった。

千葉と神奈川で各2人、青森と福岡で各1人、過去の感染者を取り下げた。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致事件】

蓮池さん「明確な拉致解決策議論を」

北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(64)=新潟県柏崎市=が5日、新潟市内で報道陣の取材に応じ、次期衆院選での与野党の論戦に関し「一日も早い拉致問題解決を望む、といった当たり障りのない表現はもういい。こうすべきだという解決への方針、考え方をぶつけ合ってほしい」と述べ、明確な解決策の提示を求めた。

岸田文雄首相については、外相だった2015年に慰安婦問題を巡る日韓合意を実現したことを踏まえ「粘り強さがあるのではないか」と期待。一方で、拉致問題担当相を官房長官が兼務し専任の大臣がいないことに「不安もある」とした。《共同通信》

【岸田文雄首相】米大統領と電話会談

岸田文雄首相は5日午前、バイデン米大統領と電話会談し、日米同盟を強化し「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて連携する方針で一致した。4日の就任後、外国首脳と協議するのは初めて。バイデン氏は中国を念頭に沖縄県・尖閣諸島が米国の防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象だと明言した。首相は6日に実施する各府省の副大臣・政務官人事などに関し「さまざまな課題にスピード感を持って対応したい」と記者団に語った。岸田内閣が本格始動した。

電話会談でバイデン氏は日米豪印の枠組み「クアッド」を含め、関係強化に期待していると伝えた。日米同盟の強固さも確認した。《共同通信》

【TBS・ひるおび!】野党が大紛糾

5日のTBS「ひるおび!」に野党4幹部が出演した。立憲民主・福山哲郎幹事長、共産党・小池晃書記局長、日本維新・松井一郎代表、国民民主・玉木雄一郎代表が出演した。

岸田文雄政権が誕生し、衆院を14日に解散しての総選挙前倒しを、各党が批判する中、大阪からリモート出演した松井氏は「これまで我々以外の野党の皆さんは国会開会したら冒頭不信任出すと言ってたんだから、別に批判することじゃない」と指摘。ニヤリとして「立憲民主も共産も自民党倒したくて仕方ないんだから、批判するのはおかしい」と言い放ち、小池氏らは憮然とした表情に。

さらに野党の候補者1本化がテーマになると、松井氏は「共産党さんは日米同盟破棄ですよ。自衛隊は違憲。立憲民主党はよく覚悟したな」と批判した。

これに福山氏が、「閣外からの限定的な政策の実現に対しての協力という形。政権の中に入っていただくわけでない」と反論し、小池氏は「独自政策は持っているが、共闘の中に政権の中に持ち込むことはしない」とし、「何も文句言われる筋合いはない」と返した。

その後は、互いの発言にピクつきながら、リモート画面を通しての直接バトルとなり、「共産党は日米安保基軸でいいんですか?」「当面課題については力合わせてやっていく」「選挙目当ての談合」「違います」と応酬が始まり、紛糾。

司会の恵俊彰が「ここで!」「ちょっと、すみません…」と制止するも、ヒートアップが止まらない状況となった。《デイリースポーツ》

【フランス】カトリック性虐待33万人

フランスのカトリック教会での未成年者らに対する性的虐待を調査した独立委員会は5日、被害者は1950年以降で推計約33万人に上り、うち21万6千人が聖職者による被害者だとする報告書を教会側に提出した。虐待した聖職者は推計2900〜3200人で、教会活動に関わった聖職者以外の関係者による虐待もあった。

カトリック聖職者による未成年者らへの性的虐待は世界各国で近年明らかになり、ローマ教皇庁(バチカン)も対策に乗り出しているが、フランスでの全国的な実態調査は初めて。被害の深刻さは社会に大きな衝撃を広げそうだ。《共同通信》



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