平成301日目

1989/11/04

この日のできごと(何の日)

【坂本堤弁護士一家殺害事件】

11月4日のできごと(何の日) 坂本弁護士一家殺害事件

坂本弁護士一家殺害事件の実行犯の供述によると、犯行状況は凄惨なものだった。実行犯はオウム真理教の中川智正、岡崎一明、村井秀夫、新實智光、早川紀代秀、端本悟の6人である。1989年11月4日午前3時頃、横浜市磯子区にあるアパート2階の自宅で就寝中の坂本弁護士一家3人を実行犯が襲撃した。

まず、端本が、いきなり眠っている坂本弁護士(当時33)の身体の上に馬乗りとなり、同弁護士が目をさますや、声を上げさせないようにするため同弁護士の顎を手拳で数回殴打し、次いで、岡崎が、上半身を起こそうとした坂本弁護士の背後に回り込み、右手を同弁護士の首に回して同弁護士の着衣であるパジャマの左奥襟辺りをつかんだ上、それを右方向に引っ張り、パジャマの布地を使って同弁護士の首を絞めた。

坂本弁護士は、背後から首を絞め付けている岡崎を振り払おうとして必死に抵抗したが、岡崎を振り払うことができないまま、間もなく、その場で窒息死した。

一方、新實は、寝室に入ると、すぐに、同室で寝ていた妻、都子さんの身体の上に馬乗りとなり、騒がれないように口を両手で塞ぐなどして身体を押さえつけた。都子さんは、苦痛を押して「子供だけはお願い」などと龍彦ちゃんの助命を哀願した。

この間、傍らで寝ていた龍彦ちゃんが、目を覚まして泣き声を上げたことから、同児の側にいた中川は、龍彦ちゃんに声を上げさせないようにするとともに、同児を窒息死させるため、その場にあったタオルケット様のもので同児の鼻口を押さえ、それを数分間続けたところ龍彦ちゃんがぐったりした。

中川は、都子さんの背後から、右手を首に回した上、首を絞続け、間もなく、その場で都子さんを窒息死させた。また、都子さんから離れた新實は、中川の暴行によってぐったりし、けいれん状態を引き起こしている龍彦ちゃんを殺害するため、同児の鼻口を手で押さえ続け、間もなく、その場で窒息死させた。《読売新聞》

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