平成300日目

平成元年11月3日(金)

1989/11/03

【福井県越前町】玉川岩盤崩落事故から3ヶ月半、仮設道路完成

“観光国道”3カ月半ぶりに開通–。越前町玉川で起きた岩石崩落事故で通行止めになっていた国道305号線(玉川ー左右、3.7キロ)は3日、仮設道路が完成し共用開始した。

この日は午前8時半から県土木部、越前町の関係者らが出席。事故で死亡した15人に献花、黙とうをささげた後、交通安全を祈願。同9時から通行止めのバリケードを撤去し、仮設道路の通行を始めた。7月16日の惨事以来、遮断されていた海岸道路を3ヶ月半ぶりに観光バスやマイカーが通過した。地元の人たちは6日の越前ガニ解禁に間に合ったことで、開通にホッとした様子だった。

仮設道路は延長233メートル、幅員7メートルの2車線。事故現場から海側に橋りょうを設けて建設。8月から工事を進めていた。道路わきに設置された「落石の恐れあり」の警戒標識やむき出した岩肌が、事故の悲惨さを思い出させた。《福井新聞》




【あ・うん】降旗康男監督作品公開

【東ドイツ】広範な改革を公表

東ドイツのクレンツ社会主義統一党書記長兼国家評議会議長は3日夜、全国向けのテレビ、ラジオで緊急演説を行い、憲法裁判所の新設を含む広範な政治、経済、社会改革のための行動計画の概要を公表、併せてホーネッカー前書記長の体制を支えた政治局員5人の更迭を発表した。

ホーネッカー前書記長の解任以降「方向転換」を合言葉に改革への姿勢を打ち出したにもかかわらず、市民の大量脱出と民主化要求デモの勢いは衰えをみせていない。

こうした国内状況を背景に、クレンツ書記長は国民に改革への政治を信頼してほしいと呼び掛け、出国を考えている人々には思いとどまるよう訴えた。《共同通信》

【リトアニア】ソ連からの独立志向明確に

ソ連からの分離運動が起きているバルト地方リトアニア共和国は3日の共和国最高会議で、ソ連で初めて共和国独自の国籍とパスポートを導入する「国籍法」をほぼ全会一致で採択した。

同法は、リトアニアが完全な主権を回復するまで共和国国民はソ連国籍も持つとうたい、ソ連と共和国の二重国籍がソ連からの離脱実現までの過渡的措置であることを強く示唆している。

最高会議はこの日、リトアニア国民が連邦憲法に制約されないとの共和国憲法の改正も行っており、リトアニアは1940年に編入されたソ連からの分離独立を目指すことを共和国ぐるみで公然と宣言、その動きを加速させることになった。《共同通信》

【全日本フィギュア選手権】伊藤みどり選手が8度目の優勝

フィギュアスケートの第33回全日本フリー選手権は3日、名古屋市の邦和スポーツランドみなとアイスリンクで男女シングルの自由演技などを行い、女子は世界チャンピオンの伊藤みどり(東海学園女短大)が4年連続8度目の優勝、男子はベテランの藤井辰哉(駿台ク)が初優勝した。

伊藤は5種類の3回転ジャンプを鮮やかに決めたのをはじめ、世界の女王にふさわしい安定した演技で高得点をマークし、今季の開幕戦を飾った。2位には八木沼純子(東京・品川高)が続いた。《共同通信》

11月3日のできごと