平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1988 昭和63年4月10日(日)
【瀬戸大橋】開通
9年半の歳月と1兆1300億円の巨費を投じた世界一の道路鉄道併用橋・瀬戸大橋(本州四国連絡橋児島ー坂出ルート)が10日開通した。まずJR瀬戸大橋線(本四備讃線、岡山ー高松間72.1キロ)がこの日の始発から新ダイヤで開業、続いて午後4時からは瀬戸中央自動車道(岡山県・早島ー香川県坂出市間37.3キロ)の一般使用が始まった。
これによって、JRの鉄路は列島四島を一本に結んだことになり、”離島”四国にとっては、百年の夢の実現。瀬戸内新時代の始まりと、その経済効果などに大きな期待が寄せられている。
その一方で、関西などの大資本進出を恐れる声や、乱開発による環境破壊、橋そのものによる騒音公害を懸念する声もある。また、大橋と四国、大橋と関西圏を結び付ける周辺道路の整備が遅れており、特に四国内の道路網整備が急務と指摘されている。《共同通信》
1989 平成元年4月10日(月)
平成93日目
【竹下登首相】社会党・田辺前書記長と意見交換
社会党の田辺前書記長は10日夕、首相官邸に竹下首相を訪ね、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問の成果を説明し、今後の日朝関係改善へ向け意見交換した。
その中で、首相は関係改善の具体的内容を検討するため政府、自民党と社会党の間で実務者レベル協議の場を設けるよう要請し、田辺氏はこれを了承した。《共同通信》
【竹下登首相】コスモス社からも3000万円
竹下首相が自民党幹事長だった昭和62年に開催したパーティーに関連して、これまで明らかになっていたリクルート社のパーティー券購入(2000万円)とは別に、リクルートコスモス社が3000万円のパーティー券を購入していた新たな事実が10日、関係者の証言で確認された。
これによりリ社グループから竹下首相とその周辺に対しては、非公開株売却益や政治献金を含めて総額約1億3000万円という巨額の資金が流れていたことになる。《共同通信》
1990 平成2年4月10日(火)
平成458日目
【オリックス・門田博光選手】通算1500打点達成
ダイエー6−6オリックス◇10日◇神戸
オリックスの門田博光選手(42)は10日、グリーンスタジアム神戸でのダイエー1回戦で史上6人目の通算1500打点の快記録をマークした。初打点は南海(現ダイエー)時代の1970年4月26日の東映(現日本ハム)戦で記録している。
記録達成まであと1打点と迫っていた同選手は1回、二死一塁に山内孝から右中間へ今季1号(通算512号)の2点本塁打を放ち、王、野村、張本、長島、大杉に続き現役選手では最多の1500打点に到達した。《共同通信》
【海部俊樹首相】選挙制度審答申「最大限に尊重」
衆院予算委員会は10日、平成2年度予算案の総括質問を続け、野党側は政治改革、外交・防衛問題などについて政府の考えをただした。
政治改革について海部首相は「政治制度と選挙制度が基本をなす重要な問題」とした上で、小選挙区比例代表制への改正が盛り込まれる選挙制度審議会の答申は「最大限に尊重する」との意向を表明した。《共同通信》
1991 平成3年4月10日(水)
平成823日目
【自民党・小渕恵三幹事長】PKO成立を目指す
自民党の小渕幹事長は10日、共同通信社とのインタビューに応じ、当面の政治課題について所信を明らかにした。小渕氏は国連の平和維持活動(PKO)への協力について「自公民3党の合意がある。これを基にまず幹事長・書記長の話し合いを進めたい。今国会にできれば願いたい」と述べ、3党間の結論が得られれば今国会に提出、成立を目指す姿勢を明らかにした。《共同通信》
【海部俊樹首相】「桜を見る会」開催
海部首相は10日、東京・新宿御苑で各界代表役8000人を招いて恒例の「桜を見る会」を開いた。会場へ向かう車中で桜吹雪のネクタイを締め直す力の入れようで、桜の木の下では「まさに春らんまんだ」「八重もしだれも見事なもんだ」と上機嫌で、あたかも“わが世の春”をおう歌しているふう。
そこで記者団が「昨年に比べると招待者の混雑が少なかったようだ」と水を向けると、首相はキッとした表情で「だって(開催の)時間帯が違うもん」と反発。それでも、大人げないと思ったのか「もっとゆっくり桜見物をしたかったが、国会優先。仕方ないな」と半ばつくり笑い。《共同通信》
1992 平成4年4月10日(金)
平成1189日目
【ボクシング・鬼塚勝也選手】初戴冠
世界ボクシング協会(WBA)ジュニアバンタム級王座決定12回戦は10日、東京体育館で行われ、同級1位の鬼塚勝也(協栄)が同級2位のタノムサク・シスボーベー(タイ)に判定で勝ち、新チャンピオンになった。
日本人の世界チャンピオンは通算31人目。これで日本の世界王者は辰吉丈一郎(大阪帝拳)、井岡弘樹(グリーンツダ)と合わせ、1982年7月以来、10年ぶりに3人となった。《共同通信》
【ボクシング・平仲明信選手】初戴冠
世界ボクシング協会(WBA)ジュニアウェルター級1位の平仲明信(沖縄)がチャンピオンのエドウィン・ロサリオ(プエルトリコ)に挑戦したタイトルマッチ12回戦は10日、メキシコ市で行われ、平仲が1回1分32秒TKO勝ちし、二度目の世界挑戦でタイトル奪取に成功した。
10日には東京でWBAジュニアバンタム級の鬼塚勝也が王座に就いており、平仲は日本人通算32人目の世界王者となった。《共同通信》
【宮澤喜一首相】解散念頭にPKO審議
宮澤首相は10日昼、自民党の衆院当選1回生議員22人を首相官邸に招き、昼食をとりながら約1時間懇談した。この中で首相は国連平和維持活動(PKO)法案の審議に関連して「ぎりぎりのところまで戦うことにせざるを得ないかもしれない」と述べた。
これは同法案審議の行方によっては衆院解散もあり得るとの渡辺外相らの見解を念頭においた発言と受け止められており、首相の強い決意を示したものだ。《共同通信》
1993 平成5年4月10日(土)
平成1554日目
【ジャパンオープンテニス】伊達公子選手が連覇
テニスのジャパンオープン第6日は10日、東京・有明テニスの森公園で行われ、女子シングルス決勝は第1シードの伊達公子選手(ヨネックス)が第8シードのステファニー・ロッティーア選手(オランダ)を6−1、6−3で順当に下して同種目で大会初の連破を達成、賞金2万7000ドル(約300万円)を獲得した。《共同通信》
【プロ野球】開幕
プロ野球ペナントレースは10日、セ・パ両リーグ同時に開幕。注目の長嶋巨人は東京ドームでナイター。新外国人のバーフィールドの本塁打で近藤新監督の横浜を突き放し5−2で快勝。昨年優勝のヤクルトは神宮球場のナイターで幕を開けたが広島に1−5で敗れた。甲子園のデーゲーム、阪神ー中日は毎回の20安打を放った中日が12−5で圧勝。
いずれもデーゲームだったパは、王者の西武が地元西武球場で根本新監督のダイエーに4−7で敗れ、2年連続の黒星スタート。藤井寺球場では鈴木新監督の近鉄が8回のブライアントのホームランで4−3と大沢監督の日本ハムに逆転勝ちし、初の開幕投手となった野茂は完投勝利を挙げた。ロッテはグリーンスタジアム神戸で8−1とオリックスに快勝した。《共同通信》
1994 平成6年4月10日(日)
平成1919日目
【ジャパンオープンテニス】伊達公子選手が3連覇
テニスのジャパン・オープン最終日は10日、東京・有明の森公園で各種目決勝を行い、女子シングルスは伊達公子(ヨネックス)が女子初の3連覇を達成、男子シングルスはピート・サンプラス(米国)が2年連続2度目の優勝を飾った。
優勝賞金2万7000ドル(約280万円)を獲得した伊達は、1月のニューサウスウェールズ・オープン(豪州)に続き今季ツアー2勝目(通算4勝目)。同種目の優勝3度は最多。《共同通信》
【ボスニア】NATO機が空爆
サラエボの国連防護軍スポークスマンは10日、北大西洋条約機構(NATO)軍所属の米軍F16戦闘機2機が同日夕、ボスニア・ヘルツェゴビナ東部のゴラジュデを包囲、攻撃を続けるセルビア人武装勢力を爆撃したと発表した。
NATO空軍機は2月に、セルビア人勢力の軍用機4機を飛行禁止区域のボスニア上空で撃墜しているが、地上への空爆はボスニア内戦で初めてであり、1949年4月のNATO発足以来でも初めて。《共同通信》
1995 平成7年4月10日(月)
平成2284日目
【金大中氏】来日
1973年8月の拉致事件以来、約22年ぶりに日本を公式訪問した韓国のアジア・太平洋平和財団の理事長で前民主党共同代表の金大中氏は10日午後、成田空港に到着、空港内で記者会見し「かねてからの宿願を達成したような心境」などと語った。
同行の韓国国会議員や出迎えた田英夫参院議員らとともに会見した金大中氏は「拉致事件やその後の死刑宣告に対し救援運動をしてくれた日本国民や在日同胞に心から感謝するため参りました」と韓国語で声明を読み上げた。
しかし金大中氏がこれまで日韓両国政府に求めてきた事件の真相究明と原状回復については「(究明などを)あきらめたわけではない。今回の訪日は、韓国政府から旅券、そして日本政府からビザの発給を受けたが、それと(私の求める)原状回復は別」と述べ、今回の訪日が原状回復に結びつくものではないことを強調した。《共同通信》
【連立与党】結束強化を確認
連立与党は10日、東京と大阪両知事選での敗北、既成政党批判を深刻に受け止め、3与党の結束強化を確認する一方、統一地方選後半戦や参院選に向け、それぞれ党内態勢の立て直しに入った。
執行部への責任論は統一地方選への後半戦への影響や政権基盤を揺るがす事態を避けるため表立っては出ていない。村山首相は緊急円高対策の取りまとめなどを挙げ、政権の求心力確保を目指す方針だ。
これに対し、新進党は「対立軸をはっきりさせ、村山政権を攻める」(首脳)と対決姿勢を鮮明にしており、首相は後半国会の運営で苦しい局面に立たされそうだ。《共同通信》
1996 平成8年4月10日(水)
平成2650日目
【スピッツ】シングル「チェリー」発売
【与党3党、新進党】「住専予算」事実上の凍結で合意
与党3党と新進党は10日深夜の国対委員長会談で、1996年度予算案のうち、6850億円の住宅金融専門会社(住専)関連予算について、予算書を修正して「制度を整備した上で措置する」との「凍結」とも取れる追加条項を入れることで合意した。
これにより今国会最大の焦点である「住専」予算案は、一部修正の上、11日に衆院予算委、衆院本会議で可決され参院に送付されることになった。
また新たに金融問題特別委(仮称)の設置と、自民党の加藤紘一幹事長らの証人喚問を同特別委で取り扱うことも併せて合意し、喚問問題は事実上先送りとなった。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】玉虫色の決着を否定
橋本龍太郎首相は10日夜、住専予算をめぐる与野党合意が事実上の凍結ともとれることについて「どうして、どこにそんなことが書いてあるのか。制度を整理した上で措置するということがなぜ凍結なのか。法案が通らなければ予算が執行できないのは当たり前で、それ以上でも以下でもない」と指摘、玉虫色の決着との批判に反発した。《共同通信》
1997 平成9年4月10日(木)
平成3015日目
【在ペルー日本大使公邸占拠事件】政府譲歩を容認
ペルーの日本大使人質事件でトゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループが要求する仲間の服役囚釈放に関し、ペルー内務省の情報機関が「服役囚再審」の形でペルー政府が譲歩することもやむを得ず、武力行使は既に「選択肢にない」と分析していることが10日、分かった。
釈放に強く抵抗してきた警察を管轄する内務省側が政府の譲歩に理解を示し、武力行使を「排除」したことは、軍・警察側に配慮せざるを得ないフジモリ大統領の決断を容易にし平和解決に大きなプラス材料となる。《共同通信》
【衆院特別委】米軍用地特措法改正案を可決
沖縄米軍用地の継続使用を可能にする米軍用地特別措置法(特措法)改正案は10日夜、衆院安保土地特別委員会で、自民、新進、民主、太陽、21世紀の各党派の賛成多数で可決された。共産党と与党の社会党は反対した。
橋本龍太郎首相と小沢一郎新進党党首との党首会談での合意で改正案成立は早々に確定。民主党も賛成方針を決めたため、24日からの首相訪米前の来週後半には参院で可決、成立する運びとなっている。《共同通信》
1998 平成10年4月10日(金)
平成3380日目
【日本銀行】接待汚職で98人処分
日銀は10日午前、金融汚職に伴う内部調査結果と行内処分を発表した。
逮捕・起訴されたA前証券課長の直属の上司だった理事ら営業局(4月1日付で金融市場局に改組)関係の幹部5人に最高5カ月の減給20%とけん責処分を実施。一般行員にもけん責や戒告、厳重注意など処分対象者は98人に達した。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】省庁改革法案「今国会で成立を」
衆院は10日午後の本会議で、2001年1月から1府12省庁体制への移行開始を目指す中央省庁改革基本法案の趣旨説明と質疑を行った。橋本龍太郎首相は「今後、必要となる作業は極めて膨大だ。今国会でぜひとも成立させてほしい」と強く要請した。
郵政3事業の郵政公社化に伴う郵便貯金などの扱いについては「基本的に現行の国の保証と同様に考えていくことが適当ではないか」と述べ、新型公社は独立採算制で企業原則を採用するものの、郵便貯金の元利支払いなどの国家保証は継続するとの考えを示した。《共同通信》
1999 平成11年4月10日(土)
平成3745日目
【天皇、皇后両陛下】結婚40年祝い音楽会
天皇、皇后両陛下の結婚40周年にあたる10日、祝賀の音楽会がお二人を迎えて、皇居・東御苑の桃樺楽堂で開かれ、昭和34年の結婚を祝って團伊玖磨氏が作曲した行進曲「祝典」など、ゆかりの楽曲が披露された。
音楽会は侍従、女官らが企画。皇太子ご夫妻や皇族方、親族はじめ、両陛下のそばで働いた現旧の職員ら約180人が出席。会終了後に、両陛下を交え懇談した。《共同通信》
【野中広務官房長官】総裁選前倒し検討を
野中広務官房長官は10日午後、那覇市で記者会見し、9月の自民党総裁選の前倒し実施や、特例による小渕恵三首相の総裁任期の1年延長を党内で検討すべきだとの考えを表明した。
野中氏は「通常国会が終わり、統一地方選の節目をつけた段階で総裁選を前倒しすべきだという意見がある。内外の課題を抱える中、昨年本格的総裁選をやったから、それから任期2年を定めるべきだという考え方もある」と指摘。「党内にはさまざまな意見があり、党内の意見集約をしなければならない」と強調した。《共同通信》
2000 平成12年4月10日(月)
平成4111日目
【青木幹雄官房長官】臨時代理の具体的指示なし
青木幹雄官房長官は10日午後の衆院本会議で、入院中の小渕恵三首相から2日夜に首相臨時代理への就任を要請された経緯について「(前首相からは)有珠山噴火があり、何かあればよろしく頼む」と伝えられただけで具体的な指示は受けていなかったことを認めた。
青木氏は3日の記者会見で「有珠山対策など一刻もゆるがせにできないので、検査結果によっては官房長官が臨時代理の任にあたるように」との指示を受けたと説明していた。国会答弁でこれを修正した。《共同通信》
【森喜朗首相】政権発足手順「何ら問題はない」
国会は10日午後、衆院本会議で森喜朗首相の所信表明演説に対する初の代表質問を行い、首相は小渕恵三前首相の緊急入院から総辞職に至る手順に「何ら問題はない」と言明した。
民主党の鳩山由紀夫代表が「森政権の誕生は密室劇で正当性に疑義がある」と批判したのに対し、首相は自自公連立政権の解消後、自民党幹部と都内のホテルで協議したことは認めたが「(首相)後任問題を話し合ったことはない。指摘は不適当だ」と反発した。《共同通信》
2001 平成13年4月10日(火)
平成4476日目
【森喜朗首相】退陣の心境を明かす
森喜朗首相は10日午後、党本部で開かれた全国幹事長会議であいさつし、報道陣を前にした公の場で初めて退陣の意向を表明、決断に至った心境を明らかにした。
首相は「森では参院選を戦えない、代えないといけないという声があることは十分に承知している。地方で退陣(を求める)決議があったことも理解しないといけない」と指摘。その上で「自分が党にとって大きな阻害となるなら、この身をささげて党が変わるなら幸せなことだ」と述べ、党内の意向を酌んだ判断だったことを強調した。《共同通信》
2002 平成14年4月10日(水)
平成4841日目
【日産・モコ】日産初の軽自動車発売
【小泉純一郎首相】企業献金制限「議論待つ」
小泉純一郎首相は10日午後、今国会初の党首討論で、公共事業受注企業からの寄付制限について、与党の議論を示すのにとどまり、寄付の全面禁止を求めた民主党の鳩山由紀夫代表の提案には具体的に答えなかった。
首相は先月28日の与党3党首会談で、受注企業からの献金規制を検討する考えを表明するなど積極的に主導する姿勢を強調していたが、「非現実的」などとする自民党内の反発に配慮して発言を後退させたとみられる。《共同通信》
2003 平成15年4月10日(木)
平成5206日目
【川口順子外相】独外相と会談
欧州を訪問中の川口順子外相は10日昼、最初の訪問国のドイツ・ベルリンでフィッシャー外相と会談した。両外相は、イラク戦争後の復興について国連が中心的役割を果たすべきだとの認識で一致、今後も両国が緊密に協力していくことを確認した。
イラク国内の治安対策について両外相は会談後の記者会見で「戦争当事者の米英両国が中心となって安全を確保すべきだ」との考えを明らかにした。川口外相は記者会見で「イラク復興は現場の推移を見て、弾力的に行うことが必要だ。国連安全保障理事会の決議を追求すべきだ」と強調した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】与党党首と会談
小泉純一郎首相は10日夜、公明党の神崎武法、保守新党の熊谷弘両代表と首相官邸で会談し、有事関連と個人情報保護両法案に加え、「政治とカネ」の問題を受け与党内で検討している政治資金規正法改正案の今国会中の成立を図る方針を確認した。
イラク戦争終結後の復興支援については、国連中心の枠組みづくりに努力することで一致。首相は「(4月末からの)連休中の外遊日程は決まっていないが、国際世論醸成のために外交努力を考えている」と意欲を表明した。《共同通信》
2004 平成16年4月10日(土)
平成5572日目
【イラク日本人人質事件】小泉首相、家族との面会を拒否
イラクの日本人人質事件で、被害者3人の家族らが10日午前、東京都内で記者会見し、小泉純一郎首相に求めていた面会について、外務省を通じて拒否の回答があったことを明らかにした。家族側は「外務省からの情報開示がない」などと政府の対応に強く反発。首相との面会は今後も求め続けるという。
家族によると、外務省側は「事態がデリケートで、首相も全力で解決にあたっているが、会っても話すことは何もないだろう」と説明。「今後も首相は会わないという方針に変更はない」と伝えたという。《共同通信》
2005 平成17年4月10日(日)
平成5937日目
【中国】各地で反日デモ
中国南部の広東省広州市で10日、日本の国連安全保障理事会常任理事国入りなどに反対する約2万人の群衆が日系スーパー、ジャスコの入る商業施設前に集まり、投石などの抗議行動をした。
これに先立ち約3000人が、日本総領事館の入る市中心部のホテル周辺を取り囲み気勢を上げた。同省深セン市でも約1万人がデモを行った。《共同通信》
2006 平成18年4月10日(月)
平成6302日目
【民主党】新執行部があいさつまわり
民主党の小沢一郎代表ら新執行部は10日夕、国会内で開かれた自民党役員会の場を訪れるなど各党幹部にあいさつ回りした。小沢氏が「こういう顔ぶれでやらせてもらう」と声を掛けると、小泉純一郎首相は自民党離党組の小沢氏、鳩山由紀夫氏、渡部恒三国対委員長らを見回し「何か懐かしい顔ぶれだな」。
この後、官邸で記者団に「田中・竹下派の皆さんと話しているような気持ちになって、野党と言われてもぴんとこなかった」と述べた。《共同通信》
【小泉純一郎首相】交通安全運動中央大会に出席
4月10日、小泉首相は都内の小学校で開催された「平成18年春の交通安全運動中央大会」に出席し、式典や交通安全教室に参加した。
首相は挨拶で児童たちに「交通事故に遭ったら元気でいられなくなっちゃうでしょ、交通事故に遭わないようにみなさん気をつけましょう」と交通安全を呼びかけた。その後警視庁マスコット「ピーポくん」と共に交通安全教室に参加、首相自ら歩行者や高齢者に対する交通事故防止のためのアドバイスをした。《首相官邸》
2007 平成19年4月10日(火)
平成6667日目
【ペンタックス】合併問題で社長が退任
カメラ大手のペンタックスは10日、臨時取締役会を開催、光学ガラスメーカー、HOYAとの合併計画をめぐり取締役会が分裂、社内を混乱させた責任を取って浦野文男社長(63)が退任、綿貫宜司取締役上級執行役員(54)が社長に昇格する人事を決めた。綿貫氏は同日付で社長に就いた。HOYAとの合併計画についてはいったん白紙に戻すことを決議し、経営統合について協議を継続する方針を確認した。《共同通信》
【安倍晋三首相】ドミニカ国首相と会談
10日、安倍首相は官邸でドミニカ国のルーズベルト・スケリット首相と首脳会談を行った。安倍首相が「21世紀における新たな枠組みに基づいて、今後とも水産分野を含めて協力を継続し、貴国発展への首相の努力に対して私達も支援をしていきたいと思います」と述べたのに対し、スケリット首相は「日本の皆様からの寛大な支援について感謝申し上げます」と応じた。《首相官邸》
2008 平成20年4月10日(木)
平成7033日目
【愛子内親王殿下】学習院初等科の入学式に出席
皇太子家の長女愛子さま(6つ)が10日、学習院初等科(東京都新宿区)に進学、ご夫妻とともに入学式に出席した。紺色のセーラー服、赤いスカーフの制服姿の愛子さまは雅子さまと手をつなぎ、にっこりと笑顔で初等科校舎へ。
宮内庁によると、講堂で行われた式では、父母席でご夫妻が見守る中、愛子さまは「わたしたちは今日から学習院初等科の1年生です。よい子になります」と同校伝統の誓いの言葉を同級生と一緒に述べた。《共同通信》
【福田康夫首相】「日銀法には欠陥」
福田康夫首相は10日夜、日銀正副総裁人事案の度重なる参院不同意を受け、衆参両院の同意を必要とする日銀法に関し「今までの経緯を考えると明らかに欠陥がある。それは認める」と表明した。首相が現行法の不備を明言するのは異例。官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》
2009 平成21年4月10日(金)
平成7398日目
【天皇皇后両陛下】ご結婚50年
天皇、皇后両陛下が結婚50年を迎えられた10日、皇居・宮殿ではさまざまな祝賀行事が行われ、宮内庁庁舎前で記帳も受け付けた。宮殿では午前、宮内庁長官らが相次いでお祝いのあいさつ。
続いて三権の長による祝賀で麻生太郎首相がお祝いの言葉を述べ、陛下は「私どもはこれからも2人で力を合わせ、国民の期待に沿い努めを果たしていきたいと思っております」と応じた。皇太子、秋篠宮両ご夫妻ら皇族もお祝いに訪れた。《共同通信》
【麻生太郎首相】「北ミサイル」新決議採決に固執せず
麻生太郎首相は10日夕、官邸で記者会見し、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射をめぐる国連安全保障理事会協議について「決議にこだわって内容が分からないものになっては意味がない。議長声明、決議とあるが、きちんとした国際社会のメッセージが伝わることが一番大事だ」と述べ、日本が求めていた新決議採決に固執せず議長声明も容認する姿勢を表明した。《共同通信》
2010 平成22年4月10日(土)
平成7763日目
【たちあがれ日本】旗揚げ
無所属の平沼赳夫元経済産業相(70)、自民党に離党届を提出した与謝野馨元財務相(71)らは10日午後、都内のホテルで記者会見し、新党「たちあがれ日本」の結党を発表した。政党要件を満たす国会議員5人で発足し、代表には平沼氏、「共同代表」に与謝野氏が就任。夏の参院選で民主、自民両党から離れた有権者の受け皿となり、「第三極」として影響力を確保することを目指す。《時事通信》
【鳩山由紀夫首相】芸能花伝舎を訪問
鳩山首相は10日、廃校となった小学校を利用した東京・西新宿の「芸能花伝舎」を訪れ、 俳優の松たか子さんらによる舞台稽古などを見学した。殺陣の構えを講師から教わり、殺陣用の刀を贈られた首相は、記者団に対し、「政官業のしがらみをどんどん切り捨てていかないといけない」と語っていた。《読売新聞》
2011 平成23年4月10日(日)
平成8128日目
【東京都知事選挙】石原慎太郎氏が圧勝
東京都知事選は10日、現職の石原慎太郎氏(78)が圧勝、4選を果たした。石原氏は「(4期目の政策も)同じことをやるしかないが、プラスアルファ災害対策。東京からメッセージを発信して日本の復興を進めていきたい」と述べ、首都の防災や東日本大震災の復興に力を入れると述べた。《共同通信》
【菅直人首相】3度目の被災地視察
菅直人首相は10日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市と、仙台市の陸上自衛隊東北方面総監部を日帰りで訪れた。石巻市役所では宮城県の村井嘉浩知事、亀山紘市長らと会談。がれきの撤去作業が続く市街地や、避難所の高校にも足を運んだ。首相の被災地視察は3度目。《日経新聞》
2012 平成24年4月10日(火)
平成8494日目
【中日・浅尾拓也投手】142ホールド達成
中日の浅尾拓也投手(27)が10日、巨人1回戦(東京ドーム)で今季4ホールド目を記録し、ジェフ・ウィリアムス(元阪神)を抜いてプロ野球新記録の通算142ホールドを達成した。6―5の8回に6番手で登板し、三者凡退に抑えた。通算登板試合数は288。しかし、降板後に追い付かれてチームが白星を逃したため「記録よりチームの勝ちに貢献したい」と笑みはなかった。
1点リードの8回に登板し、高橋由を右飛、小笠原、代打ボウカーは連続三振で片付けた。右腕は「自分の感覚でいいなという球を投げられた」と投球内容には納得した様子だった。ホールドは中継ぎ投手が同点もしくはセーブの条件を満たす状況で登板し、1死以上を奪い、リードを保つか同点のまま降板した場合に記録される。《スポニチ》
【野田佳彦首相】英・キャメロン首相と会談
野田佳彦首相は10日、キャメロン英首相と首相官邸で会談し、英国と防衛装備品の共同開発を進めることで合意した。政府が昨年12月に武器輸出三原則を緩和して以来、他国と共同開発に乗り出すのは初めて。
両首脳は北朝鮮の長距離弾道ミサイルとみられる「人工衛星」打ち上げやイランの核開発問題への対応についても協議し、両国が緊密に連携する方針を確認した。《日経新聞》
2013 平成25年4月10日(水)
平成8859日目
【岸田文雄外相】米・ケリー国務長官と会談
岸田文雄外相は10日午後(日本時間11日未明)、訪問先のロンドンで米国のケリー国務長官と会談し、新型弾道ミサイル発射の動きを見せる北朝鮮に対し、日米が緊密に連携して対処していく方針を確認した。両氏はミサイル発射を「懸念する」として強く自制を求め、断固たる対応を継続していくことで一致した。
日米外相の会談は、北朝鮮が3月11日に朝鮮戦争の休戦協定の「白紙化」を宣言し、朝鮮半島情勢が緊迫化して以降初めて。《共同通信》
【安倍晋三首相】教科書検定基準見直しの必要性強調
安倍晋三首相は10日午前の衆院予算委員会で、文部科学省が告示している教科書検定基準について「改正教育基本法の精神が生かされていない。(教科書をチェックする)検定官に認識がなかったのではないか」と批判し、検定制度見直しの必要性を強調した。さらに首相は「教科書の採択が教育的な視点でされているか。(そのような)視点が必要だ」と述べ、採択制度についても見直すべきとの考えを示した。《産経新聞》
2014 平成26年4月10日(木)
平成9224日目
【台湾】学生が議場を退去
台湾で中国と結んだサービス貿易協定の発効に反対して立法院(国会)を占拠していた学生らは10日、立法院から退去した。王金平・立法院長(国会議長)の譲歩案を受け、協定の早期発効に歯止めがかかると判断した。3月18日から24日間続いた騒動は一応の決着をみるが、今後の対中融和政策の遅れが予想されるなど馬英九政権には痛手だ。
数百人の学生らは議場内を掃除し、10日夜に立法院から退去。リーダー格の学生は協定の扱いなどについて「今後も注目し続ける」と演説し、馬政権をけん制した。《日経新聞》
【中山雅史さん】安倍首相を表敬訪問
安倍晋三首相は10日、元サッカー日本代表の中山雅史さんらの表敬を受けた。6月に開幕するワールドカップ(W杯)ブラジル大会を前に、優勝トロフィーが世界90カ国を巡回するツアーの一環。トロフィーを受け取った首相は「ブラジル大会で日本の夢を果たしてください」と語った。
トロフィーは12日、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市に移動。中山さんらで作るドリームチームに、地元の子どもが挑むスペシャルマッチが予定されている。《毎日新聞》
2015 平成27年4月10日(金)
平成9589日目
【ソウル中部警察署】「集団万引き」で埼玉県内の高校生22人を摘発
韓国ソウルの大型ショッピングモールで「集団万引」を行ったとして、ソウル中部警察署は10日、窃盗容疑で埼玉県内にある高校のサッカー部所属の生徒22人を摘発したと発表した。
警察によると、生徒22人は3月27日午前10時半ごろ、ソウル・東大門(トンデムン)のショッピングモールビル「ミリオレ」のアクセサリー売り場で、9店舗からベルトや財布など計約70点、総額約252万ウォン(約27万7千円)相当を盗んだ疑いが持たれている。《産経新聞》
2016 平成28年4月10日(日)
平成9955日目
【競泳・北島康介選手】引退会見
競泳の男子平泳ぎでアテネ、北京両五輪2冠の北島康介(33)=日本コカ・コーラ=が10日、東京辰巳国際水泳場で引退会見を開き、「ここまで長く真剣勝負させてもらった。幸せな選手生活。悔いはない」と振り返った。
第一線を退くことについて、「非常に寂しい。レースは1、2分で終わるがそこまでの過程が濃かった。心に穴があいた感じになるのかな」と話した。《朝日新聞》
2017 平成29年4月10日(月)
平成10320日目
【フィギュア・浅田真央選手】現役引退を表明
フィギュアスケート女子の2010年バンクーバー冬季五輪銀メダリストで、世界選手権で日本人最多3度の優勝を果たした浅田真央(26)=中京大=が10日、自身のブログで「突然ですが、私、浅田真央は、フィギュアスケート選手として終える決断を致しました」と記し、現役引退を表明した。6位だった14年ソチ五輪のシーズン後に心身の疲労を理由に休養。昨季復帰したが、日本女子の出場枠が2に減った平昌五輪まで1年を切った時期に決断した。
昨年12月の全日本選手権で12位に終わり「自分を支えてきた目標が消え、選手として続ける自分の気力もなくなりました」などと説明した。《共同通信》
2018 平成30年4月10日(火)
平成10685日目
【瀬戸大橋】開通から30年
本州の岡山県、四国の香川県を道路と鉄道で結ぶ瀬戸大橋が10日、開通30年を迎えた。車の通行は1日2万2000台と開通当初の2.1倍に増え、JR瀬戸大橋線は1日2万1000人が利用、人の往来や物流を支えるインフラとして定着した。近年は交流人口を増やす玄関口としての機能を高め、人口減が進む地域に活力を吹き込む。《日経新聞》
2019 平成31年4月10日(水)
平成11050日目
【天皇、皇后両陛下】結婚60年
天皇、皇后両陛下は10日、結婚60年を迎え、皇居・宮殿「松の間」で祝賀行事に臨まれた。同日午前は皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻をはじめとする皇族方がご出席。皇太子さまが両陛下の前に歩み寄って一礼した後「ご結婚60年、心からお祝い申し上げます」とあいさつをされると、天皇陛下は「どうもありがとう」と応じられた。
皇族方に続き、安倍晋三首相ら三権の長も宮殿を訪れ、祝意を伝えた。《産経新聞》
【桜田義孝五輪相】辞任
桜田義孝五輪相(69)は10日夜、東京都内で開かれた自民党所属国会議員のパーティーで東日本大震災の被災者を傷つける発言をしたとして安倍晋三首相に辞表を提出した。首相は受理し、後任に鈴木俊一元五輪相(65)を充てる方針を決めた。
今月5日に道路整備をめぐる「忖度」発言で辞任した塚田一郎元国土交通副大臣と同様、事実上の更迭となった。閣僚の辞任は第2次安倍内閣以降、8人目。平成29年4月には当時の今村雅弘復興相が東日本大震災の被害を「まだ東北で良かった」と発言した責任を取って辞任している。《産経新聞》
2020 令和元年4月10日(金)
令和346日目
【COVID-19】世界の死者10万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が10日、世界全体で10万人を超えた。2日に5万人を上回り約1週間で倍増した形で、増加の勢いは全く衰えていない。
9日付の世界保健機関(WHO)の状況報告によると、死者の72%は欧州地域事務所管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)に集中している。4月に入り米国での死者数も急増しており、9日にはスペインを上回って、世界最悪のイタリアに次ぐ多さとなった。《共同通信》
【HIKAKINさん】小池知事との対談動画をアップ
人気ユーチューバーHIKAKIN(30)が10日、公式ユーチューブチャンネル「HIKAKIN TV」で小池百合子東京都知事(67)との対談動画をアップした。
HIKAKINは「小池都知事にコロナのこと質問しまくってみた」と題して、ビデオ通話で小池知事と対談。先月にアップした「若いみんなへ ヒカキンより」という外出自粛を呼びかける動画で「#うちで過ごそう」というハッシュタグを付けたことが対談実現のきっかけになったと説明した。まず「都知事は忙しい中、貴重な時間をいただきましたので、僕も若者代表として、たくさんの人に新型コロナウイルスの正確な情報が届くよう、たくさん質問させていただければと思っています」とした。《朝日新聞》
2021 令和3年4月10日(土)
令和711日目
【COVID-19】まん延防止重点措置、初の週末
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が「まん延防止等重点措置」の対象に東京、京都、沖縄の3都府県の追加を決めてから最初の週末となった10日、羽田空港では、利用者が戸惑いつつ、旅行や用事のために各地へ向かった。
多くの国内線が就航する羽田空港第1ターミナルは朝から、スーツケースを持った利用客の姿が見られた。1泊2日で沖縄に向かう宇都宮市の無職女性(52)は「まさか沖縄にまで措置が出るとは思わなかった」。久しぶりの旅行だが「楽しむのは最低限にします」と遠慮がちに話した。《共同通信》
2022 令和4年4月10日(日)
令和1076日目
【ロッテ・佐々木朗希投手】完全試合達成
プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で史上16人目、16度目の完全試合を達成し、13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した。
プロ野球での完全試合は1994年5月18日に巨人の槙原寛己が広島戦でマークして以来28年ぶりで、20歳5カ月での達成は史上最年少。指名打者制のあるパ・リーグでは78年8月31日に阪急の今井雄太郎がロッテ戦で果たして以来44年ぶり。
打者27人から19三振を奪い、95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合最多記録に並んだ。《共同通信》