令和346日目

2020/04/10

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

世界の死者10万人超え

米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が10日、世界全体で10万人を超えた。2日に5万人を上回り約1週間で倍増した形で、増加の勢いは全く衰えていない。

9日付の世界保健機関(WHO)の状況報告によると、死者の72%は欧州地域事務所管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)に集中している。4月に入り米国での死者数も急増しており、9日にはスペインを上回って、世界最悪のイタリアに次ぐ多さとなった。《共同通信》

歌舞伎町で外出自粛呼びかけ

日本最大級の繁華街、東京・新宿の歌舞伎町で10日夜、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、東京都や新宿区の職員、都医師会の医師らが通行人や店舗に取り組みへの協力や外出自粛を呼び掛けた。《共同通信》

警視庁、繁華街のパトロール強化

新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言や外出自粛要請を受け、全国の警察は便乗事件やトラブル防止のため警戒活動を強化している。警視庁は10日も繁華街でパトロールを行った。

新宿・歌舞伎町では10日夜、都の休業要請発表で多くの店が閉じており、人通りがまばらな中、マスクを着けた制服の警察官が巡回。立ち話をしていた若者らに「外出自粛要請が出ているのでご協力お願いします」などと声を掛け、若者らは「分かりました」「帰るところです」などと答えていた。パトカーは通りを回り、マイクを使って協力を呼び掛けた。《共同通信》

イタリア、外出禁止5月まで延長

イタリアのコンテ首相は10日記者会見を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、13日までとしていた外出の原則禁止措置を5月3日まで延長すると発表した。「厳しい選択だが、政治的責任は私が負う」と強調した。政府によると感染した死者は前日から570人増え1万8849人となり、世界最多を更新した。

感染者は前日から3951人増で14万7577人。1日の新規感染者はピーク時の約6600人に比べ減少傾向にある。感染者のうち既に3万455人が回復。症状がないか軽いために自宅待機となっている感染者も6万6534人いる。《共同通信》

石川県・谷本正憲知事「認識が甘かった」

石川県の谷本正憲知事は10日、金沢市内を中心に県内の新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け「局面は大きく変わった。やっぱり石川県に極力入っていただかないようにするという対応を取らざるを得ない」と述べた。県庁で記者団の取材に答えた。

谷本知事は3月27日、東京都が不要不急の外出自粛を求める中、都民に向け「無症状の方はお越しいただければ」などと発言。インターネット上で批判が相次いでいた。谷本知事は10日、「結果として認識が甘かった」「率直に反省しなきゃいかん」と釈明、方針転換した。《共同通信》

鳥取県、初の感染確認

鳥取県は10日、鳥取市の60代無職男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内での感染確認は初めて。

県などによると、男性は7日夕に37度台の発熱があり、呼吸時の胸の痛みや腰回りのだるさを感じていた。9日夜には体温が38度5分まで上昇。10日朝まで発熱が続いたため、県の「発熱・帰国者・接触者相談センター」に電話で相談。鳥取市内の帰国者・接触者外来を受診し、検査で陽性が判明した。症状は軽く、基礎疾患はない。

男性は父、母、妻と同居。3月23~31日に少なくとも5回、来日した外国人グループ約20人を地元の飲食店で接待したという。《共同通信》

愛知、岐阜、三重県が独自の緊急事態宣言

愛知、岐阜、三重の3県は10日、新型コロナウイルス感染拡大を緊急事態と受け止めた独自の宣言をそれぞれ発令した。いずれも改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づく政府の緊急事態宣言の対象になっていないことから、東海3県が一体となって感染拡大を抑え込みたい考えだ。愛知県の大村秀章知事は宣言を踏まえて行う緊急事態措置を発表。医療、県民生活、経済面の支援強化を柱とした特別対策も明らかにした。

京都府は10日、政府の緊急事態宣言の対象地域に加えるよう国に要請すると表明。愛知県も既に同様の要請をしている。《共同通信》

JR西日本「極めて厳しい状況」

JR西日本は10日、新型コロナウイルス感染拡大による政府の緊急事態宣言後の新幹線などの利用状況を発表した。8、9日の山陽新幹線は前の年の同じ時期に比べて83%減少し、北陸新幹線は86%減と大きく落ち込んだ。在来線特急も83%減となり、宣言により出張や旅行を控える動きが強まったことがうかがえた。

長谷川一明社長は定例記者会見で「経験したことがないような極めて厳しい状況だ」と述べ、臨時列車などの追加運休の検討を進めているとした。ただ在来線の普通列車については、一定の利用があることから現時点で通常ダイヤを維持する方針も明らかにした。《共同通信》

政府、立皇嗣の礼を延期

菅義偉官房長官は10日の記者会見で、秋篠宮さまが皇位継承順1位になられたことを国内外に示す19日の「立皇嗣の礼」について、延期する方向で調整すると表明した。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の発令を踏まえ、現行計画通りの開催は困難と判断した。新たな日程は、改めて皇位継承に関する式典委員会を実施して決定する。《共同通信》

力士が感染

大相撲力士の新型コロナウイルス感染が10日、初めて確認された。2週間の延期が決まった大相撲夏場所(5月24日初日、両国国技館)について、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は開催を目指す姿勢は変わらないとしつつ、「世の中の状況も緊迫している。どういう方向性に持っていくか、決めていかないと」と語った。今後の状況次第では、夏場所の開催判断に影響を与えることになりそうだ。

協会員に一人でも感染者が出たらその時点で中止するという条件付きで開催した3月の春場所を、感染者を出さずに15日間を乗り切った角界。場所後も力士らは不要不急の外出を控えてきた。それでも感染を防ぐことはできず、芝田山部長は「(春場所が開催された大阪から)帰ってくる道中で感染した可能性もある」としている。《産経新聞》

HIKAKINさん、小池知事との対談動画をアップ

人気ユーチューバーHIKAKIN(30)が10日、公式ユーチューブチャンネル「HIKAKIN TV」で小池百合子東京都知事(67)との対談動画をアップした。

HIKAKINは「小池都知事にコロナのこと質問しまくってみた」と題して、ビデオ通話で小池知事と対談。先月にアップした「若いみんなへ ヒカキンより」という外出自粛を呼びかける動画で「#うちで過ごそう」というハッシュタグを付けたことが対談実現のきっかけになったと説明した。まず「都知事は忙しい中、貴重な時間をいただきましたので、僕も若者代表として、たくさんの人に新型コロナウイルスの正確な情報が届くよう、たくさん質問させていただければと思っています」とした。

小池知事が登場すると、HIKAKINはまず「今できることは何があるか」と質問。小池知事が、国の緊急事態宣言に合わせて都でも緊急事態措置を行ったことを説明し「一番大きいのは『おうちにいましょう』ということなんです。『Stay Home』」と言うと、HIKAKINも「世界でもハッシュタグ『#Stay Home』ってすごいツイッターで書かれている」と応じた。

またHIKAKINは都内の病床数についても質問。7日の対談時点の情報として、小池知事は「今週末には病床は1700、これから全部で4000床にしていこうということです。重症者の方々向けには東京全体で100床、最大で700床を確保する」と説明した。

その後もHIKAKINは「自分がコロナの疑いがある時に、どういう動きをするのがベストか」「日本で若者の重症者は出ている?」「やむを得ず電車に乗らなければならない時に気をつけるべきことは」「ソーシャルディスタンスとはどういう意味か」など質問。小池知事も約20分間、質問に応じた。

HIKAKINは最後に「僕のようなYouTuberや、インフルエンサーと呼ばれる若者に影響力を持っている人ができることは」と聞くと、小池知事はあらためて「Stay Home」のフリップを掲げ「みんなで打ち勝っていきたい」と発信を求めた。《朝日新聞》

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【東京株式市場】

10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。新型コロナウイルス感染拡大への警戒感は根強かったが、日銀が株式相場を買い支えることへの期待などから買いが優勢になった。終値は約2週間ぶりの高値を付けた。

終値は前日比152円73銭高の1万9498円50銭。東証株価指数(TOPIX)は13.06ポイント高の1430.04。出来高は約13億7022万株だった。《共同通信》

【大林宣彦さん】死去

「時をかける少女」など広島県尾道市を舞台にした青春映画で知られる映画監督の大林宣彦さんが10日午後7時23分、肺がんのため東京都内の自宅で死去した。82歳。広島県出身。葬儀・告別式は家族葬を行い、後日お別れの会を開く。

2016年に進行した肺がんが判明し、闘病しながら撮った「花筐 HANAGATAMI」が17年12月に公開。最新作「海辺の映画館 キネマの玉手箱」が20年4月に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となっていた。《共同通信》



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