令和1076日目

2022/04/10

この日のできごと(何の日)

【ロッテ・佐々木朗希投手】完全試合達成

プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(20)が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で史上16人目、16度目の完全試合を達成し、13者連続奪三振のプロ野球新記録も樹立した。

プロ野球での完全試合は1994年5月18日に巨人の槙原寛己が広島戦でマークして以来28年ぶりで、20歳5カ月での達成は史上最年少。指名打者制のあるパ・リーグでは78年8月31日に阪急の今井雄太郎がロッテ戦で果たして以来44年ぶり。

打者27人から19三振を奪い、95年に野田浩司(オリックス)がマークした1試合最多記録に並んだ。《共同通信》

28年ぶりの快挙を演じたのは20歳の伸び盛り。今後の成長に期待は高まる。プロ野球ロッテの佐々木朗希投手が10日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス3回戦で、21世紀に入ってからは初めて、史上16人目となる完全試合を達成した。

自慢の速球と落差のあるフォークボールで相手打線を寄せ付けず、今季2勝目。完全試合とあって記録づくめの圧巻の投球を演じた。一回2死からプロ野球新記録の13者連続奪三振をマークし、1試合最多に並ぶ19奪三振。打球がまともに前に飛ばなかった。

初回から自慢の速球がうなった。160キロ台を連発すると、各打者は速球をファウルにするのが精いっぱいで、追い込まれれば、140キロ台のフォークボールにバットが空を切った。

“佐々木劇場”はさらに続く。三回には自己最速に並ぶ164キロをマーク。四回2死で迎えた吉田正をフォークで仕留めて10者連続の新記録とし、さらに五回も3者三振で記録を伸ばした。外野への当たりはわずか二つ。まさに圧巻の投球だった。

九回、スタンドがざわつく。一人の走者も出していない。「あまり意識していなくて、打たれたらそれでいいかなと思って(捕手の)松川を信じて投げた」。この平常心が快挙を支えた。野手にとっても緊張は最高潮に達していただろう。最後は代打杉本をフォークで空振り三振に仕留めて締めくくった。《産経新聞》

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【プロ野球・10日】

ロ6―0オ

ロッテは佐々木朗が160キロ台の剛速球を軸に19奪三振と圧巻の投球で完全試合を達成した。打線は一回1死二、三塁から内野ゴロの間に1点を先制。六回に松川の3点二塁打などで5点を加えた。オリックスは今季4度目の零敗。

日3―2楽

日本ハムがサヨナラ勝ち。2―2の延長十回1死二塁で近藤が決勝の右中間二塁打を放った。新人北山が2回無失点の好救援で2勝目。楽天は七回に西川の2点二塁打で追い付いたが、5番手の松井裕が痛打されて連勝が4で止まった。

西6―0ソ

西武が先発全員、今季最多12安打で快勝し連敗を7で止めた。一回にオグレディの1号ソロで先制。五回は4連打などで3点を加えた。5回無失点のエンスが来日初登板勝利。ソフトバンクは投打がかみ合わず今季初の零敗を喫した。

神0―1広

広島が3連勝で首位浮上。遠藤は制球が良く、速球を軸に7回2/3を無失点で一昨年11月以来の白星。二回のマクブルームの一発による1点を守った。阪神はガンケルの好投に報えず、九回1死三塁の同点機も逸して3連敗(1分け挟む)。

巨1―2ヤ

ヤクルトが逆転勝ち。0―1の四回に山田の4号ソロで同点とし、七回に捕逸で勝ち越した。高橋は緩急を自在に操り、4安打1失点でプロ初完投となる今季2勝目。巨人は打線がつながらず、2カード連続の負け越し。《共同通信》

【スケートボード】

スケートボードの強化指定選手の選考対象大会、マイナビ日本オープン最終日は10日、神奈川県藤沢市の鵠沼海浜公園スケートパークでパークの本戦が行われ、女子は昨年12月の日本選手権を制した14歳の草木ひなの(AXIS)が53.53点で優勝した。21歳の小川希花が47.27点で2位、東京五輪銀メダルで13歳の開心那(WHYDAH GROUP)が45.67点で3位だった。

男子は16歳の永原悠路が74.63点で優勝した。23歳の笹岡建介(MKグループ)が71.33点で2位、13歳の桜井壱世が60.03点で3位だった。《共同通信》

【ゴルフ】

富士フイルム・スタジオアリス女子最終日(10日・埼玉県石坂GC=6475ヤード、パー72)35歳の上田桃子が3位から1イーグル、3バーディー、2ボギーの69とスコアを伸ばし、通算9アンダーの207で昨年5月以来の優勝を逆転で果たした。米ツアー会員として出た大会の1勝を含め国内通算17勝目。賞金1800万円を獲得した。

昨季賞金女王で前回覇者の稲見萌寧と3週連続優勝を目指した西郷真央がともに69で回り、沖せいら、福山恵梨と同じく3打差の2位となった。前日首位の鈴木愛は78と崩れ、通算2アンダーの21位に終わった。《共同通信》

【競馬・第82回桜花賞】

第82回桜花賞(10日・阪神11R1600メートル芝18頭、G1)3歳牝馬3冠レースの第1戦。7番人気のスターズオンアース(川田将雅騎乗)が1分32秒9で制し、G1制覇で重賞初勝利を飾った。1着賞金は1億3千万円。川田騎手はこのレース2勝目、高柳瑞樹調教師は初勝利。

スターズオンアースは中団待機から最後の直線で力強く抜け出し、差し切った。鼻差の2着は3番人気のウォーターナビレラ、さらに半馬身差の3着は6番人気のナムラクレア。1番人気のナミュールは10着に敗れた。《共同通信》

【F1】

自動車のF1シリーズ第3戦、オーストラリア・グランプリ(GP)は10日、メルボルンで決勝が行われ、13番手からスタートしたアルファタウリの角田裕毅は15位だった。同僚のピエール・ガスリー(フランス)は9位で入賞した。

ポールポジションから出たフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)が今季2勝目、通算4勝目を挙げた。昨季のドライバー部門を制したレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)はマシントラブルでリタイアした。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第8節最終日(10日・カシマスタジアムほか=8試合)横浜Mは終盤に西村らがゴールを決め、鹿島に3―0で快勝した。勝ち点18で2位に浮上し、連勝が5で止まった鹿島は得失点差で3位。広島は柴崎の得点で福岡に1―0で勝って3連勝とした。

札幌は名古屋を2―0で破り、今季初勝利。C大阪は神戸を1―0で下し、湘南と磐田は無得点で引き分けた。神戸と湘南は未勝利が続く。京都は鳥栖に快勝し、FC東京―浦和、清水―G大阪は引き分けた。川崎、横浜M、浦和、神戸はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場のため次戦は5月になる。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染4万9172人

国内で10日、新たに4万9172人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京8026人、神奈川4098人、大阪3652人など。死者は大阪11人、神奈川5人など計39人が確認された。

厚生労働省によると、全国の重症者は前日より5人減って484人だった。

過去に公表された感染者について、大阪や山梨などで取り下げがあった。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

キーウ州で1222人の死亡確認

ウクライナの検事総長は10日放送の英スカイニューズ・テレビのインタビューで、ロシアの侵攻後に多数の民間人が殺害されたキーウ(キエフ)州で計1222人の死亡を確認したと述べた。《共同通信》

【京都府知事選】

任期満了に伴う京都府知事選は10日投開票され、無所属現職の西脇隆俊氏(66)=自民、立民、公明、国民推薦=が、「京都地方労働組合総評議会」議長の新人梶川憲氏(62)=共産推薦=を破り、再選を果たした。非共産と共産系が対決する前回と同様の構図を制した。

投票率は37.58%で前回を2.41ポイント上回った。

西脇氏の陣営は、与野党4党の系列府議や経済団体が中核となり、連合京都など幅広い支援を受け、組織戦を展開した。新型コロナや2018年の西日本豪雨への対応など1期目の危機管理の実績をアピール。長く共産と活動してきた労働組合のトップである梶川氏を圧倒した。《共同通信》

【パキスタン】カーン首相が失職

パキスタン下院は10日、カーン首相への不信任案を賛成多数で可決した。与党側も一部造反した。カーン氏は失職。下院暫定議長は新首相選任手続きを11日に始める意向を表明した。経済失策を問責する野党側が提出した不信任案に対抗しカーン氏側は3日に下院を解散したが最高裁が違憲と判断し、審議再開を指示。地元メディアによると、パキスタンで首相不信任案可決は初めて。

カーン氏は野党側が「外国勢力」と結託していると主張し、政権交代は受け入れられないとして国民に抗議行動を呼びかけていた。カーン氏への支持は根強く、パキスタンで内政の混迷が深まる恐れがある。《共同通信》



4月10日 その日のできごと(何の日)