平成8128日目
2011/04/10
【菅直人首相】3度目の被災地視察
平成23年4月10日、菅総理は東日本大震災の状況把握のため、宮城県内の被災地、避難所等を訪問しました。
航空自衛隊の松島基地に到着した菅総理は、大津波の被害を受けた同基地内を回り、自衛隊員らを激励した後、石巻市役所を訪れ、村井嘉浩宮城県知事、亀山紘石巻市長、阿部秀保東松島市長、安住宣孝女川町長等から状況報告を受けました。
続いて、石巻市内の被災現場の状況を確認し、避難所を慰問しました。
その後、仙台市にある自衛隊の東北方面総監部を訪れ、東日本大震災の復旧活動等にあたる自衛隊員らを激励しました。《首相官邸》
菅直人首相は10日、震災被災地の宮城県石巻市を視察した。首相の被災地訪問は3度目で、宮城は初めて。震災1カ月で閣僚や与野党幹部の被災地視察も本格化しており、復旧活動に追われる現地には困惑する声も漏れている。
首相は午前8時半に自衛隊のU4多用途支援機で東松島市の航空自衛隊松島基地に到着し、石巻へ。3月21日に視察を予定していたが天候不良を理由に取りやめた場所で「水産関係の被害をぜひ聞きたい」(首相)とのこだわりから、改めて日程に組み入れた。
午前11時前、がれきの山と化した石巻漁港に到着した首相は、拡声機を手に「沿岸部で漁業がしっかり再開できるよう全力で応援したい」と叫び、漁業関係者とともに「頑張ろう、石巻」と拳を上げた。石巻市役所では、庁舎内の地元FMラジオ局の番組に飛び入りで出演し、「決して石巻の皆さんを孤立させることはないと約束する。菅直人も皆さんのために頑張ります」と語った。
震災直後は被災地に向かう交通網が寸断されていたこともあって、現地視察は首相ら一部にとどまっていた。だが、震災から3週間を過ぎた頃から、閣僚や与野党の幹部も続々と訪れるようになった。10日に首相と会談した宮城県の村井嘉浩知事は「訪れていただくと被災者が大変、安心すると思う」と評価した。《朝日新聞》
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【東京都知事選挙】石原慎太郎氏が圧勝
東京都知事選は10日、現職の石原慎太郎氏(78)が圧勝、4選を果たした。石原氏は「(4期目の政策も)同じことをやるしかないが、プラスアルファ災害対策。東京からメッセージを発信して日本の復興を進めていきたい」と述べ、首都の防災や東日本大震災の復興に力を入れると述べた。《共同通信》
【大阪維新の会】府議選で単独過半数獲得
大阪府議選(定数109)と大阪市議選(同86)は10日投開票され、橋下徹知事が代表の「大阪維新の会」は府議会で単独過半数を獲得した。大阪市議会では過半数に届かなかったが、33議席まで大きく躍進し第一党を確保した。維新の会は民主、自民両党など既成政党を押しのけて改選前議席を上回り、国政にも影響を与えるのは必至だ。市議選では既成政党がいずれも改選前議席を下回り、政権与党の民主は18議席を8議席に減らす惨敗となった。《産経新聞》
【野々村竜太郎氏】兵庫県議選に初当選
野々村竜太郎氏は2011年4月10日、兵庫県議選西宮市選挙区(定数7)で、候補者10人中、7番目の11291票で最下位当選し、「5度目の正直」を果たした。44歳のときだった。
この選挙は橋下徹氏が「大阪維新の会」を旗揚げして初の統一地方選で、大阪府議会や大阪市議会などで議員を大量当選させた「維新の風」が吹いていた。野々村氏はまったく関係ない「西宮維新の会」を名乗り立候補。自民党が候補者調整に失敗して票が割れたこともあり、最下位で滑り込んだ。野々村氏は当時「保守票が割れて自民現職が票を減らしたため、初当選がかなった」(2011年4月12日付朝日新聞阪神版)と語っていた。《ハフィントンポスト》
【東日本大震災】死者1万3013人に
警察庁によると、東日本大震災による死者は、7日深夜の余震を含め、10日午後7時現在で12都道県の1万3013人にのぼった。行方不明は6県で1万4608人。負傷者は18都道県で4684人。
確認されている死者数は宮城7929人、岩手3811人、福島1211人、茨城22人、千葉18人、東京7人、栃木と神奈川で各4人、青森3人、山形2人、北海道、群馬で各1人。
行方不明となっているのは宮城6460人、岩手4721人、福島3423人、千葉2人、青森、茨城各1人。
建物被害は全壊4万8734戸、道路損壊は2136カ所にのぼる。
岩手、宮城、福島での死者のうち、10日午前10時現在で、身元が判明したのは1万791人。遺族や自治体に引き渡された死者は1万1241人となった。《朝日新聞》