平成4111日目

2000/04/10

【韓国、北朝鮮】6月に首脳会談

韓国の朴在主統一相と朴智元・文化観光相は10日午前(日本時間同)、金大中大統領が6月12日から14日まで平壌を訪問、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記と史上初の南北首脳会談を行うと発表した。北朝鮮も公式メディアを通じ同時公表した。

北朝鮮の核、ミサイル問題などで高まっていた朝鮮半島の緊張、対立関係を平和共存に転換させる重大な契機となるとともに、北朝鮮と日本、米国との関係改善にも極めて前向きな影響を与えるとみられる。

これまで対外的な会談などの活動がほとんど伝えられなかった金総書記を初の首脳会談の場に引き出したことは、金大統領が進めてきた政経分離を原則とした対北朝鮮政策の成果。13日の総選挙直前の発表は金大統領率いる与党、新千年民主党(民主党)への追い風になるのは確実だ。

文化観光相が8日に北京で北朝鮮のアジア太平洋平和委員会の宋浩京副委員長(次官級)と交わした合意書によると、金大統領は「金国防委員長(金総書記)の招請で」平壌を訪問する。南北は4月中に準備協議を開催するとしている。

首脳会談の議題について、朴統一相らは具体的に言及せず「離散家族再会問題など幅広く協議されるだろう」とした。《共同通信》




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【天皇、皇后両陛下】ハンガリー大統領迎え晩さん会

国賓として来日中のゲンツ・ハンガリー大統領夫妻を歓迎する天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会が10日夜、皇居・宮殿の豊明殿で開かれた。

陛下は冒頭、1956年のハンガリー動乱や、ハンガリーがベルリンの壁崩壊に先立ち旧東ドイツ市民を旧西ドイツへ出国する道を開いた出来事を挙げ「今日、民主主義と自由を享受しつつ発展している貴国の姿に接するとき、大統領をはじめ多くの人々の不屈の努力に深く思いを致すのであります」とあいさつした。

大統領は「この決して簡単とは言えない社会改革の時期に、日本からの政治的、経済的支援に対するハンガリー国民、政府の感謝の意を表明させていただきます」と述べた。

ハンガリー側は駐日大使ら、日本側は両陛下のほか皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻など皇族方、森喜朗首相夫妻をはじめ政財界関係者らが出席した。陛下と大統領のスピーチの後に乾杯。宮内庁楽部が「美しき青きドナウ」など両国ゆかりの曲を演奏、140人の出席者はフランス料理を楽しみながら歓談した。《共同通信》

【森喜朗首相】政権発足手順「何ら問題はない」

国会は10日午後、衆院本会議で森喜朗首相の所信表明演説に対する初の代表質問を行い、首相は小渕恵三前首相の緊急入院から総評職に至る手順に「何ら問題はない」と言明した。民主党の鳩山由紀夫代表が「森政権の誕生は密室制で正統性に疑義がある」と批判したのに対し、首相は自自公連立政権の解消後、自民党幹部と都内のホテルで協議したことは認めたが、「(首相)後任問題を話し合ったことはない。指摘は不適当だ」と反発した。

首相は衆院解散・総選挙の時期については明言を避け、有珠山噴火対策や7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)などを挙げて「山積する課題に全力を尽くす。『選挙管理内閣』との指摘を払拭したい」と強調した。

青木幹雄官房長官は前首相の緊急入院に際し、危機管理が欠如していたとの非難に対して「責任は私にあることは十分承知している」と表明。首相は「臨時代理をあらかじめ置くことを含めて検討を指示しており、速やかに結論を得て対処する」と述べ、内閣の危機管理対策に万全を期す考えを示した。

鳩山氏は平成11年度の実質成長率について「0.6%達成の政府公約は実現可能か」と迫った。首相は「おおむね、実績見込み程度の成長実現を期待している」と述べ、財政再建の必要性を認めながらも「まずは景気を民需中心の本格的な回復軌道に乗せることが重要だ」と強調した。鳩山氏のほか野中広務(自民党)、坂口力(公明党)各氏らへの答弁の中で述べた。《共同通信》

【森喜朗首相】英ロ首脳と電話会談

森喜朗首相は10日、プーチン次期ロシア大統領、ブレア英国首相と相次いで電話会談し、7月の沖縄サミットに向けた外交政策に意欲を示した。プーチン次期大統領との会談では、旧ソ連との交流に献身的に尽くした父の故茂喜氏(前石川県根上町長)の話題が上がり、ブレア首相とは学生時代から趣味であるラグビー談議に花を咲かせ、早くも両氏とは親近感を覚える場面となった。

「ロシアに行くということは、故郷を訪れるような感じがする」。森首相は、プーチン氏が茂喜氏の業績に言及したのにこたえた。茂喜氏は昭和38年、日ソ協会県連合会長に就き、同町とイルクーツク州シェレホフ市との橋渡し役などを務め、死後、同市内には記念碑が建立され、遺骨も分骨されている。

首相はプーチン次期大統領に対し、「町を挙げてお祝いの会があったと承知している。これは非常にうれしい」と語り、父子二代での日ロ友好の取り組みに感慨ひとしおの様子だった。

ブレア氏との会談では森首相は「学生時代にラグビーをやっていたので、ラグビー発祥の地である英国には特別の親近感がある」と切り出した。

この中で、首相は10日午前に官邸を訪問したプレスコット英副首相からラグビージャージーをプレゼントされたことも披露した。これに対し、ブレア氏が「英国要人が地元選挙区チームのジャージーを贈るのは珍しい」と持ち上げる場面もあった。

森首相が「ブレア夫人の出産に世界中が注目している」と話題を変えると、ブレア氏は「私は政策よりも、育児休暇を取るか取らないかで世界に知られているようだ」とユーモアで応じた。《北國新聞》

【青木幹雄官房長官】臨時代理の具体的指示なし

青木幹雄官房長官は10日午後の衆院本会議で、入院中の小渕恵三前首相から2日夜に首相臨時代理への就任を要請された経緯について「(前首相からは)有珠山噴火があり、何かあれば万事よろしく頼む」と伝えられただけで、臨時代理に就くよう具体的な指示は受けていなかったことを認めた。民主党の鳩山由紀夫代表の質問に答えた。

青木氏は3日の記者会見では「有珠山対策など一刻もゆるがせにできないので、検査結果によっては官房長官が臨時代理の任に当たるように」との指示を受けたと説明していた。国会答弁でこれを修正した。

前首相の病状に関する医師団からの正式発表がないため、臨時代理就任の経緯などをめぐって論議を呼びそうだ。野党は「事実隠ぺい」の責任を厳しく迫るものとみられる。

青木氏は国会後の記者会見で「病人相手の話だから正確なものをきっちり記憶して話しているわけではない」と釈明した。

本会議では前首相の病状について、2日午後9時前の段階で医師団から病状急変の連絡を受けながら、2日午後11時半の記者会見では入院理由は「過労のため」と不正確な発表をしていたことを明らかにした。

前首相の深刻な状況を察知しながら実質的に隠ぺいしたわけだが、青木氏は「一国の首相の病状は急いで対応する必要があると同時に、混乱を招かないよう慎重に対応する必要があると判断した」と正当性を主張した。

記者会見では、前首相との面会前に家族と医師団から磁気共鳴診断装置(MRI)による脳画像をもとに病状の説明を受けたことを紹介。「入院時の写真は非常に鮮明だったが、中間的に写した写真は右の方が私でも分かるような(出血した)状態だった」と述べ、脳こうそくの病状が進行していたことを明かした。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・自民党の村上正邦参院議員会長は10日、「醒夢克病癒痛恨」(夢よりさめ、病にかち、痛恨をいやさん)と小渕恵三前首相の回復を願う心の漢詩を携え記者団の前に姿を現した。小渕後継をめぐる青木幹雄官房長官らとの協議を講演で明かし、野党側の「密室協議」批判を呼び、記者団と接触を断っていた。「謹慎していた」と説明した村上氏は「官房長官は国会で責められるのか。かわいそうだな」とぽつり。しかし「おれと青木の言っていることで違いがあるか」とも発言、慎重居士にはなりきれない?《共同通信》

【この日の民主党】

「森首相誕生までの密室劇は、国民無視の秘密主義」鳩山代表が代表質問で

森喜朗新首相の所信表明演説に対する代表質問が10日、衆院本会議で始まった。民主党からは鳩山由紀夫代表と枝野幸男政調会長代理が質問に立った。自民党の野中広務幹事長の鳩山代表攻撃に対し、枝野議員が即座に反論するなど、森内閣との論戦は緒戦から激しい火花を散らした。

鳩山代表は、小渕前首相の入院から森首相誕生までの不透明な密室劇について、(1)入院からその事実が国民に知らされるまで、22時間もの時間が置かれたのはなぜか。(2)その間、何があったのか。自民党内の派閥間調整と公明党の了解を取り付ける工作ではないか。(3)青木官房長官は会見で「首相に意識があるかどうかも承知しない」と述べながら、翌朝には「臨時代理を本人から指名された」と発言した。それが事実なら、なぜ直後の会見で発表しなかったのかなどの疑問について明確な説明を求めた。

そのうえで、「密室劇の背景にあるのは、国民を無視した前近代的な秘密主義そのもの。民主党は、一切の秘密主義を排するよう強く求める」と述べた。

これに対し、森首相は「経緯に何ら問題はない」と答え、青木官房長官は「総理の病状の公表は急いで対応する必要があると同時に、病状が分からない段階で混乱を招くことがないよう、慎重に対応する必要があると私が判断した」「2日の午後7時ごろ病院に行き、短時間だが(小渕)総理と会った。その際、総理より『何かあれば万事よろしく頼む』旨の指示を受けた」等と答えた。

鳩山代表はさらに、「森新総理の誕生には実に不可解なことが多く、二重三重の虚偽に包まれている。」と指摘し、「森政権の正当性には大いなる疑義がある」と主張した。しかし首相は、「私は衆参両院で指名された。疑義はない」などと突っぱねた。

鳩山代表は、森内閣の政策についても「新政権が何をしようとしているのか、全く理解できない」と述べ、(1)警察不祥事の責任が問われている保利国家公安委員長をなぜ再任したのか。(2)警察の信頼回復や教育改革に取り組むと言うが具体的に何をするのか。(3)所信演説で「経済の大胆な構造改革に取り組む」と言及したがバラマキ政策をストップさせる覚悟があるのか、などを追及。さらに森首相の「エイズがきた発言」「韓国労働者蔑視発言」など、相次ぐ失言を取り上げ、「人権感覚ゼロのこうした発言は森喜朗に染みついたものではないか」と批判した。

鳩山代表は景気についても言及。今年度の名目成長率がマイナス0・4%を下回ることが確実なことなどを挙げ、「前政権から引き継いだ0・6%成長の公約は達成できるのか」とただしたが、首相は「平成11年度はおおむね実績見込み程度の成長実現を期待している」など、脳天気に答えた。

鳩山代表は最後に、民主党と自民党との違いについて「政官業のゆ着構造から解放された若さゆえの覚悟にある」と述べ、「国民の審判を受けていない以上、選挙管理内閣として一刻も早く解散し、21世紀の未来を国民の審判に委ねるよう」強く求めた。

「野中発言はきわめて卑劣な行為」枝野議員が厳しく反撃

10日の衆院本会議で鳩山代表に続いて民主党から質問にたった枝野幸男政調会長代理は、先に質問した自民党の野中広務幹事長が「(小渕前首相の)心と体をぼろぼろにした原因のいくつかは鳩山党首みずからの発言にある」と述べたことに対し、「公党の党首がお互いに政策論争をぶつけ合ってきたことに対し、それが病気の一因だと本会議場で発言することは品位に欠ける非人間的な発言。民主主義の政策論争を否定するきわめて卑劣な行為だ」と厳しく反論。加えて「小渕前首相の病に対する国民の同情を利用するような発言は、小渕氏にも不謹慎だ」と、野中幹事長の卑しい狙いを厳しく指摘した。

枝野議員は警察不祥事に関連し、森首相の後援会長を務めた人物が首相の地元の石川県公安委員に就任し、委員在任中に森氏の政治資金パーティで乾杯の音頭をとったことをとらえ、「依頼した首相の見識を疑う」とただした。しかし首相は「まったく問題ない」と述べ、問題意識のかけらも示さなかった。

次に枝野議員は教育改革を取り上げ、「本当に教育を考えるなら、まず大人、とくに政治がルールを守り、嘘をつかないという倫理と道徳の基本を自ら実践すべき」とし、「ルール無視の政治、ゆ着の政治の中心を歩んでこられた森首相が声高に倫理や道徳を訴えても説得力がない」「長年、文教行政の中心にあって、ひずみを生み出したのは首相自身」と自民党文教族のボスといわれる首相を攻撃したが、首相は建前論を述べるだけだった。

枝野議員は最後に「首相の所信表明には改革への具体的意欲が感じられない」「今必要なことは既得権としがらみを断ち切る勇気だ。私たち民主党はこの勇気をもっている」と述べ、質問を締めくくった。

「史上初の南北首脳会談を歓迎」伊藤NC外交安保大臣が談話

民主党ネクスト・キャビネット(NC)の伊藤英成外交・安全保障大臣は10日、韓国と北朝鮮との史上初めての南北首脳会談が6月、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で行われるとの発表を受け、「決定を率直に歓迎したい」との談話を発表した。

伊藤大臣はこのなかで、「会談が成功裡に終わること、この歴史的な一歩が日朝協議や米朝協議の実りある成果につながり、ひいては朝鮮半島及び北東アジアの平和と安定に資するよう期待したい」と述べた。南北首脳会談は、韓国の金大中大統領が平壌に、金正日・朝鮮労働党総書記を訪ねて開催される。

党主催で映画「どら平太」の試写会を開催

民主党が主催した映画「どら平太」(市川崑監督)の試写会が10日、東京都内で行われ、約200人の招待者とともに、羽田幹事長、熊谷幹事長代理、小宮山広報委員長らが鑑賞した。

この試写会は「世直しをめざす主人公の姿が党のイメージにぴったり」と企画したもの。最初に羽田幹事長が「民主党もこの映画に学び、一つの時代を画する活動をしていきたい」とあいさつ。観賞後記者に囲まれた幹事長は、「痛快な映画だった。民主党も悪や腐敗を切りたいね」と感想を述べていた。映画は5月13日から全国の東宝系で公開される。

「慰安婦」問題解決に向け、民主党独自法案提出

民主党は10日、参院に「戦時性的被害者問題の解決の促進に関する法律案」を提出した。

この案は、いわゆる「慰安婦」問題解決に対する国の姿勢を明らかにし、解決のための基本的な枠組みと道筋を定め、「慰安婦」の名誉を回復する措置を国の責任でおこなおうとするもの。発議者の本岡昭次・江田五月・千葉景子・円より子各参院議員が事務総長に手渡し、記者会見で発表した。発議者はほかに輿石東・竹村泰子各議員。民主党単独提出。

本岡参院議員会長は会見で、「こういう問題を片隅においやらず、日本は人権を大事にする国だと世界に発信したい」と述べ、今後、他党へも理解と協力を求め、成立をはかっていく意欲を示した。

「慰安婦」問題は90年に初めて参院で取り上げられた。政府は93年、ようやく軍の関与を認めたが、被害者に対する国家補償は「二国間条約で解決済み」として行わなかった。政府は95年に民間団体の「女性のためのアジア平和基金」を設立、国民の募金による償い金の支給で問題を終わらせようとしてきた。しかし、償い金は多くの被害者から受け取りを拒否され、同事業は行き詰まりを見せている。《民主党ニュース》



4月10日 その日のできごと(何の日)