平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1989 平成元年6月17日(土)
平成161日目
【巨人・桑田真澄投手】1安打完封
中日0−3巨人◇17日◇東京ドーム
桑田の投打にわたる活躍と、四番原の一発が効いて巨人が中日を突き放した。桑田は、速球と変化球をうまく組み立て、しかも低めのコースにボールを散らして中日打線につけ入るスキを与えなかった。
二回無死から落合、宇野に連続四球を与えて一、三塁となったが、続く大豊、神山を連続三振、中村を三ゴロに打ち取り走者をくぎづけにしたままだった。七回、先頭の落合に左前に初ヒットを許したが、後続を落ち着いて抑えた。
桑田は被安打1の今季初完封。打っても八回二死一、二塁で、中越え2点二塁打を放ち、自らのバットでダメを押した。原は五回、無死で力投の西本から左中間にアーチをかけ、桑田をもり立てた。西本は1敗の後、7連勝していたが、連勝がストップした。《共同通信》
1990 平成2年6月17日(日)
平成526日目
【花の万博】13万人超える人出
父の日の17日、大阪・鶴見緑地で開かれている花の万博は前日の雨がからりと上がり好天に恵まれ、朝から家族連れらの列が続いた。午後4時現在の入場者は約13万6000人に上り、アジサイやバラなど見頃を迎えた花々の前で記念写真を撮ったり、木陰で弁当を広げたりして梅雨晴れの休日を楽しんだ。《共同通信》
【海部俊樹首相】「(ソ連・ゴルバチョフ大統領)来年早々に訪日」
海部首相は17日、静岡県熱海市のホテルで開かれた自民党婦人部活動者研修会で講演し、今後の日ソ関係に触れた中で、ゴルバチョフ・ソ連大統領が首相あての最近の親書の中で「訪日は来年早々になる予定だ」と伝えてきていることを明らかにした。
ゴルバチョフ大統領が来年春にも訪日することはほぼ確定しているが、親書の形で来日日程が確認されたのはこれが初めて。《共同通信》
1991 平成3年6月17日(月)
平成891日目
【南アフリカ】人種差別法全廃
南アフリカの白人、カラード(混血)、インド人から成る三人種議会(国会)は17日午後、人種と皮膚の色による出生登録を義務付けることでアパルトヘイト(人種隔離)体制の基礎となっていた人種登録法の廃止法案を賛成多数で可決した。
三人種議会は既に、土地所有や居住地域を人種に基いて制限した土地、集団地域法を6月30日付で撤廃することを可決しており、人種登録法の廃止で法律上の差別は消滅することになる。《共同通信》
1992 平成4年6月17日(水)
平成1257日目
【福井・玉川トンネル】開通
岩石崩落により15人の犠牲者を出した越前町玉川の国道305号線で、事故をきっかけに県が建設を進めていた「玉川トンネル」が完成し17日、開通式が行われた。開通に伴い、海岸線を通る旧道は廃道となり、車両、歩行者とも一切通行止めとなった。平成元年7月の惨事以来ほぼ3年ぶりに安全が確保された。《福井新聞》
【宮澤喜一首相】天皇陛下訪中に意欲
宮澤首相は17日、都内で開かれた日本新聞協会の総会で講演し、天皇陛下の中国ご訪問問題について「私は陛下がおいでいただくことが望ましいと考えている」と明言し、この秋の訪中実現に強い意欲を表明した。また、北方領土返還問題に関連して、8月以降にロシアとの外相会談を2度開くとの見通しを示し、その際には引き続き渡辺外相を出席させる考えを表明した。《読売新聞》
1993 平成5年6月17日(木)
平成1622日目
【宮澤内閣不信任案】野党が提出
国会は17日午前9時、政治改革法案不成立確定の責任は重大として社会、公明、民社の3野党が宮沢内閣不信任決議案を衆院に提出した。不信任案を処理する衆院本会議の開会は18日にずれ込む可能性が強まってきた。
不信任案に同調する意向を固めている自民党羽田派は17日午前の緊急総会で、本会議に欠席するか本会議に出席して賛成するかどうかなどの最終判断を羽田代表に一任した。 羽田派が本会議で賛成した場合は、不信任案が可決となる可能性もあり、宮澤首相は本会議に上程される時点で直ちに衆院解散・総選挙に踏み切ることも検討しているもようだ。こうした情勢から、会期最終日まで三日間を残すのみとなった終盤国会は解散含みで緊迫の度を一段と強めた。《共同通信》
1994 平成6年6月17日(金)
平成1987日目
【ロサンゼルス市警】O.J.シンプソン容疑者を逮捕
米ナショナル・フットボール(NFL)の元名選手で俳優のO.J.シンプソン容疑者(46)が17日夜、ロサンゼルス市西部の自宅で、前妻ら2人を殺害した容疑で逮捕された。有罪が確定されれば死刑の可能性もある。
シンプソン容疑者は17日午前、ロサンゼルス郡検事局に告発された後、チームメイトが運転する車で逃走したが、車内で使用した携帯電話の電波を警察が傍受して所在が分かった。高速道路を約1時間半逃走するのを、テレビ各局が上空のヘリコプターから実況中継、全米が警察の追跡劇にくぎ付けとなった。郡検事局の検事は事件を「アメリカン・ヒーロー(英雄)の転落」と形容した。
検事局によると、シンプソン容疑者は12日、前妻のニコルさん(35)とその友人のロナルド・ゴールドマンさん(25)の2人をニコルさん宅で刺殺した疑いを持たれている。発見された後、シンプソン容疑者は約10台のパトカーや多数のヘリコプターに追跡されながら逃走。車内で短銃を頭に突き付け、サンフランシスコに住む母親に会うのを妨害されれば自殺すると脅したが、警察の説得で投降した。《共同通信》
【羽田孜首相】連合・山岸会長と会談
羽田首相と連合の山岸会長との、政権発足後初の「政労トップ会談」が17日午前、首相官邸で行われた。首相は「社会党の復帰を心から期待したい」と述べ、政権復帰への呼び掛けを山岸氏が社会党側に伝えてくれるよう強く要請した。《共同通信》
1995 平成7年6月17日(土)
平成2352日目
【ハリファクス・サミット】閉幕
カナダで開かれていた先進国首脳会議(ハリファクス・サミット)は17日昼、ロシアのエリツィン大統領を加えた「G8」が議長声明を発表、閉幕した。議長声明はサラエボでの大規模な戦闘など一段と激化しているボスニア・ヘルツェゴビナ紛争問題で、紛争当事者の即時停戦や、セルビア人勢力の人質になっている国連防護隊要員の無条件釈放、「連絡調整グループ」の和平提案受け入れを「G8」が結束して当事者に迫ることを明確に打ち出した。《共同通信》
1996 平成8年6月17日(月)
平成2718日目
【徳島市議会】25年間発言ゼロでも議長
17日に開かれた徳島市議会で、初当選以来25年間、一回も本会議で発言していない議員が議長に選出された。本人は「支持者からの要請もなく、発言の必要がなかった」と話しているが、一部の議員からは「議会の良識が問われる」と批判の声が上がっている。《共同通信》
【アトランタ五輪】日本代表498人が決定
日本オリンピック委員会(JOC)は17日、アトランタ五輪に出場する日本選手団を発表した。選手団の総数は498人。海外派遣として過去最大規模だった1992年バルセロナ五輪の377人を超え、史上最多だった東京五輪の437人をも上回る選手団数となった。
選手団の主将は男子マラソンの谷口浩美(旭化成)、旗手は女子柔道の田村亮子(帝京大)が務めることも正式発表された。《共同通信》
1997 平成9年6月17日(火)
平成3083日目/p>
【臓器移植法】成立
臓器提供の場合に限って脳死を「人の死」と認め、脳死の人からの心臓や肝臓などの摘出と移植を可能にする臓器移植法が17日午後の衆院本会議で、賛成323票、反対144票で可決、成立した。
これに先立つ午前の参院本会議は、賛成181票、反対62票で可決。両院ともに賛成は3分の2を大きく上回った。脳死移植を認めた脳死臨調答申から5年4カ月、最初の臓器移植法案(旧法案、昨年9月の衆院解散で廃案)の提出から3年2カ月で、脳死移植立法が初めて実現した。《共同通信》
1998 平成10年6月17日(水)
平成3448日目
【スバル・レガシイツーリングワゴン】フルモデルチェンジ
【橋本龍太郎首相】米・クリントン大統領と電話会談
橋本龍太郎首相とクリントン米大統領は17日、円相場の急落に関して電話で会談、「強い円」と為替市場の安定のため協調行動をとることで一致した。会談を踏まえ両国はニューヨーク外国為替市場で大規模な円買いドル売りの協調介入を実施、円は海外市場で一時1ドル=137円台まで急反発した。先進7カ国は20日に東京で蔵相代理会合を開き、不良債権処理を含む日本経済再生策を協議する。
電話会談でクリントン大統領は「不良債権処理は目に見える形で進めてほしい」と要請、首相は「参院選前にも目に見える形でやっていく」と応じ、金融機関リストラを含む金融システム安定化策を実施する決意を表明した。《共同通信》
1999 平成11年6月17日(木)
平成3813日目
【小渕恵三首相】ドイツへ出発
小渕恵三首相は17日午後、主要国首脳会議(ケルン・サミット)に出席するため、羽田発の政府専用機でドイツに出発した。今回の中心課題であるユーゴスラビア・コソボ問題は復興、難民支援に焦点が移る。《共同通信》
2000 平成12年6月17日(土)
平成4179日目
【森喜朗首相】韓国・金大中大統領と電話会談
森喜朗首相は17日午前、遊説先の名古屋市内のホテルで韓国の金大中大統領と電話で約20分会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記との南北首脳会談の説明を受けた。
金大統領は「日朝国交正常化への強い意欲」を表明した森首相のメッセージを金総書記に伝え、総書記が「喜んで森首相のメッセージを受けます」と応じたことを明らかにした。《共同通信》
2001 平成13年6月17日(日)
平成4544日目
【小泉純一郎首相】道路特定財源「一般化」目指す
小泉純一郎首相は17日、東京都議選の街頭演説で、道路整備に使途を限定している道路特定財源の一般財源化を目指す意向を鮮明にした。首相は「教育、福祉、環境に使いたいと言っても道路にしか使えないのでは地方にとっても不幸ではないか」と指摘。「もっと有効な、道路だけでない他の予算にも使うようにするのが道路財源の見直しだ」と強調した。《共同通信》
2002 平成14年6月17日(月)
平成4909日目
【プロ野球・日本ハム】札幌に移転へ
プロ野球、日本ハム球団の東京都から北海道への保護地域の変更(フランチャイズ移転)が17日、事実上決まった。北海道にプロ野球球団が本拠地を構えるのは初めてとなる。
札幌にフランチャイズ球団があるのは球界にとってふさわしくないと異論を唱えていた西武球団の堤義明オーナーがこの日、北海道の北広島市内で会見し「日本ハムと札幌ドームが話し合って、日本ハムが札幌にフランチャイズを置くことが決まる。わたしたち(西武)は身を引く」と日本ハムの移転計画を容認した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】与党党首と会談
小泉純一郎首相(自民党総裁)は17日午前、首相官邸で公明党の神崎武法代表、保守党の野田毅党首と会談し、重要法案の成立を図るため、19日までの今通常国会会期を7月31日まで42日間延長することを正式に決めた。3党首は延長国会ですべての重要法案の成立を目指すことを確認した。《共同通信》
2003 平成15年6月17日(火)
平成5274日目
【衆院】国会40日間延長を議決
衆院は17日夕の本会議で、通常国会の会期を7月28日まで40日間延長することを自民、公明、保守新の与党3党などの賛成多数で議決した。民主、自由、共産、社民の野党4党は反対した。
焦点は自衛隊を派遣するイラク復興支援特別措置法案の審議日程や、与党と民主党の修正協議の成否に移る。しかし、会期延長に反発した野党は18日以降の国会審議を拒否する方針を確認、民主党の菅直人代表が竹中平蔵金融・経財相に対する不信任案提出の検討を表明するなど、延長国会は波乱含みのスタートになる。《共同通信》
【小泉純一郎首相】沖縄追悼式出席を見送り
小泉純一郎首相は17日、沖縄県糸満市で6月23日に開かれる沖縄全戦没者追悼式への出席を見送ることを決めた。イラク復興特別措置法案の成立を目指し、今国会の会期を7月28日まで40日間延長する方針が決まったことや、平日のため沖縄行きを見送った。《共同通信》
2004 平成16年6月17日(木)
平成5640日目
【パ・リーグ】理事会で近鉄とオリックスの合併を了承
プロ野球大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併問題を話し合うため、緊急に招集されたパ・リーグの理事会(小林哲也理事長=近鉄球団社長)が17日、東京都内であり、リーグとして両球団の合併を了承した。来季以降、5球団でリーグを運営するか、1リーグ制移行を目指すかについての議論はなかったといい、今後の課題として残った。《朝日新聞》
【小泉純一郎首相】ニカラグア共和国大統領と会談
6月17日、小泉首相は官邸でニカラグア共和国のボラーニョス大統領と首脳会談を行った。
小泉首相は捕鯨問題でニカラグアが日本の立場を支持していることに謝意を表明。ボラーニョス大統領は、先の日朝首脳会談に触れ「拉致問題での日本の方針を支持しており、この問題が早期に解決して二度と起きないことを希望する」と述べた。また、大統領は日本から中米諸国への投資拡大を要請した。《首相官邸》
2005 平成17年6月17日(金)
平成6005日目
【プロ野球交流戦】ロッテが単独優勝
プロ野球の交流戦は17日、勝率1位を確定していたロッテが最終戦に勝ち、24勝11敗1分けで単独優勝を決めた。負ければ23勝12敗1分けですでに全日程を終えているソフトバンクと並んで同率1位だったが、先発・清水の好投と福浦の逆転2ランなどでヤクルトに5−1で勝ち、冠協賛社による優勝賞金5000万円を獲得した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】「靖国神社に代わる施設はない」
小泉純一郎首相は17日昼、韓国の潘基文外交通商相が20日の日韓首脳会談で首相の靖国神社参拝に反対、新たな戦没者追悼施設の建設を求める考えを示したことについて「わだかまりなく追悼できる施設は検討してもいいと思うが、いかなる施設をつくっても靖国神社に代わる施設はない」と述べ、靖国神社の存在の必要性を強調した。《共同通信》
2006 平成18年6月17日(土)
平成6370日目
【日本山岳会】中央分水嶺踏破に成功
北海道・宗谷岬から鹿児島県・佐多岬までを結ぶ日本の背骨「中央分水嶺」の踏査に、創立100周年の記念事業として2004年1月から取り組んでいた日本山岳会(会員約6000人)は17日、長野県・霧ケ峰でゴールイン、延べ5200人が参加し約5000キロの踏破に成功した。《共同通信》
【谷垣禎一財務相】小泉改革の総括が必要
谷垣禎一財務相は17日午後、札幌市内で講演し、9月の自民党総裁選について「小泉改革を引き継ぎ、何が足りず、何を新たに付け加えるか夏から秋で議論し、新しい道筋を探り当てていくべきだ」と述べ、総裁選へ向け小泉改革を総括し、改革の新たな方向を国民に提示する必要があるとの考えを強調した。《共同通信》
2007 平成19年6月17日(日)
平成6735日目
【全日本大学野球】早稲田、33年ぶり3度目の優勝
全日本大学野球選手権最終日は17日、神宮球場で決勝を行い、注目の1年生右腕、斎藤が先発した早大(東京六大学)が東海大(首都)を4−1で破り、33年ぶり4度目の日本一となった。準決勝、決勝と好投した斎藤は最高殊勲選手賞に輝いた。《共同通信》
2008 平成20年6月17日(火)
平成7101日目
【宮崎勤死刑囚】刑執行
法務省は17日、88~89年に東京都と埼玉県で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)=東京拘置所収容=ら3人の死刑を執行したと発表した。死刑執行は4月10日以来。鳩山邦夫法相の下での執行は4回目、計13人に上り、93年3月の執行再開以降の法相では最も多い執行数となった。
80年代末の日本社会に衝撃を与えた同事件の発生から丸20年。宮崎死刑囚は捜査や公判で不可解な供述を繰り返し、詳しい動機や背景を語らないまま、06年2月の判決確定から2年4カ月で死刑が執行された。《毎日新聞》
【福田康夫首相】消費税率引き上げに言及
福田康夫首相は17日午後、7月の主要国(G8)首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を前に、都内のホテルで共同通信社など主要国通信社首脳のインタビューに応じ、社会保障費財源としての消費税率引き上げに関し「決断しなければならない大事な時期だ」と早期引き上げは不可避との見解を示した。
衆院の解散・総選挙については来年に先送りしたい意向を鮮明にした。北朝鮮が約束した日本人拉致問題の再調査は早期実施が必要と指摘し、準備次第では経済制裁をさらに緩和する考えも表明した。《共同通信》
2009 平成21年6月17日(水)
平成7466日目
【足利事件】栃木県警本部長が菅谷さんに謝罪
栃木県足利市で1990年に4歳女児が殺害された足利事件の再審請求審で、冤罪の可能性が高まったとして、無期懲役刑の執行停止により釈放された菅家利和さん(62)は17日、宇都宮市の県警本部を訪れ、石川正一郎本部長から謝罪を受けた。捜査幹部が菅家さんに直接謝罪するのは初めて。《時事通信》
【麻生太郎首相】党首討論で窮地脱せず
麻生太郎首相と民主党の鳩山由紀夫代表による2回目の党首討論が17日行われた。首相は「政権担当能力」に焦点をあてるため社会保障の財源論争を仕掛けたが、鳩山氏の反論にあい、内閣支持率が急落した窮地から脱するきっかけをつかむことはできなかった。
鳩山氏は民主党の党勢が自民党を上回っていることを踏まえ、日本郵政の西川善文社長について「政権を獲得した時にはお辞めいただくしかない」と表明。劣勢が印象付けられたことで、自民党内で「麻生降ろし」が始まる可能性がある。《共同通信》
2010 平成22年6月17日(木)
平成7831日目
【探査機はやぶさ】カプセルがオーストラリアから「帰国」
7年ぶりに地球に帰還してオーストラリア南部の砂漠に落下、小惑星「イトカワ」の砂が入っていると期待される探査機「はやぶさ」のカプセルが17日夜、チャーター機で羽田空港に到着した。カプセルは直径約30センチ、高さ約15センチ、重さ約6キロ。14日に回収され、現地で厳重に梱包された。《共同通信》
【菅直人首相】アフガニスタン大統領と会談
菅直人首相は17日、来日したアフガニスタンのカルザイ大統領と官邸で会談し、アフガン復興に向けた最大50億ドル(約4500億円)規模の民生支援について継続実施する意向を表明した。
外国首脳と会談するのは4日の就任後初めてで、カルザイ氏の来日は2006年7月以来。両首脳は2国間関係を拡大するために閣僚レベルを含む協議を継続的に開くことで合意した。《共同通信》
2011 平成23年6月17日(金)
平成8196日目
【ドコモ辻村副社長】iPhone「現時点では発売せず」
NTTドコモは17日に東京都内で開いた株主総会で、米アップル製の多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」について、現時点では発売する考えがないことを明らかにした。辻村清行副社長が、株主からの質問に答えた。
iPhoneは、国内ではソフトバンクモバイルが独占的に販売しているが、ドコモの山田隆持社長は、これまで「(取り扱いを)あきらめていない」との発言を繰り返していた。
辻村副社長は「iPhoneは操作性に優れた端末だ」と認めつつ、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンの販売を強化する方針を示した。《共同通信》
【菅直人首相】インドネシア・ユドヨノ大統領と会談
菅首相は17日、首相官邸でインドネシアのユドヨノ大統領と会談し、尖閣諸島を含む東シナ海や南シナ海での中国の海洋進出の動きなどを踏まえ、海洋安全保障の確立に向けて協力を強化する考えで一致した。《読売新聞》
2012 平成24年6月17日(日)
平成8562日目
【脱原発をめざす首長会議】大飯原発再稼働に抗議
全国35都道府県の市区町村長ら73人でつくる「脱原発をめざす首長会議」は17日、関西電力大飯原発(福井県)の再稼働決定に抗議する声明文を発表した。周辺自治体の住民の合意が十分に得られていない、などと指摘した。18日に野田佳彦首相にあてて提出する。
世話人の村上達也・茨城県東海村長と三上元・静岡県湖西市長が都内で記者会見した。村上村長は「『脱原発依存』を掲げながら、おおい町など立地自治体が転換できるような道筋を政府が示せない。結論ありきのいい加減な決定だ」と野田政権を厳しく批判した。《朝日新聞》
【野田佳彦首相】メキシコへ出発
野田佳彦首相は17日夕、メキシコ・ロスカボスへ向け出発、18日からの20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する。消費増税を含む社会保障と税の一体改革関連法案の修正協議で民主、自民、公明3党が合意した後、焦点は民主党内手続きに移った。21日の今国会会期末を控え、増税反対派が徹底抗戦の構えを強める中、首相周辺には外遊見送りを求める声が出ていたが、首相はG20出席を重視。国内政局に不安を残しつつも、国際社会で日本の存在感を示すことが不可欠と判断した。
G20首脳会議は現地時間の18、19両日行われるが、首相は1日目の世界経済セッションのみに参加。2日目の討議は長浜博行官房副長官に委ね、日本時間の20日早朝に帰国する強行日程だ。《時事通信》
2013 平成25年6月17日(月)
平成8927日目
【岩手】病院を「ここは刑務所か」県議が謝罪会見
インターネットのブログに病院を「ここは刑務所か」「会計すっぽかして帰った」などと書き込み、批判が相次ぐ“炎上”状態となった岩手県議会のK県議(56)が17日、記者会見し「公人としての立場を忘れ、著しく思慮に欠けていた」と謝罪した。
また、問題の発端となったブログを閉鎖していたことも分かった。K県議は、自身が受診した岩手県立中央病院で「241番の方」と番号で呼び出されたことに腹を立て、5日のブログに「ここは刑務所か!」と記述した。《東京スポーツ》
【安倍晋三首相】シリア難民支援に9億円
安倍晋三首相は17日、英国・北アイルランドでの主要国(G8)首脳会議(ロックアーン・サミット)で、内戦が続くシリアの難民・避難民支援策として、1千万ドル(約9億5千万円)の緊急無償資金協力を表明した。シリアの内戦は激化しており、国連によると、周辺国などに逃れた難民は少なくとも約160万人、国内で住居を追われた避難民も425万人に上る。安倍首相は軍事面ではなく、人道面での貢献をアピールした形。《共同通信》
2014 平成26年6月17日(火)
平成9292日目
【桂宮宜仁親王殿下】斂葬の儀
8日に66歳で亡くなられた桂宮さまの本葬に当たる「斂葬の儀」が17日、東京都文京区の豊島岡墓地で営まれた。皇太子ご夫妻をはじめとする皇族や安倍晋三首相ら三権の長、ゆかりのある人たち計約560人が参列した。《共同通信》
【石原伸晃環境相】「最後は金目」発言で陳謝
石原伸晃環境相は17日の閣議後会見で、除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐる福島県側との交渉を「最後は金目でしょ」と発言した問題について「全くの誤解。私の品を欠く発言で不快な思いをされた方におわびしたい」と陳謝した。
石原氏は「住民説明会の結果、最後は用地の補償額、生活再建策、地域振興策の規模について示すことが重要という意味だった。金銭で解決できる問題ではない」と釈明。「被災者に寄り添い、丁寧な説明を続けたい」と述べた。
しかし発言の撤回については「正式な会見ではない。撤回とかそういう話ではない」と否定した。《共同通信》
2015 平成27年6月17日(水)
平成9657日目
【WHO】韓国MERS拡大問題「懸念すべきだが緊急事態には該当せず」
世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補は17日、スイス・ジュネーブの本部で記者会見し、韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大について、「懸念すべき事態」だが、世界各国に対策強化を求める「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には該当しないとの見解を明らかにした。《時事通信》
【18歳選挙権】改正公選法成立
選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が17日午前、参院本会議で全会一致で可決、成立した。6月中にも公布し、1年後に施行される。施行後初めて公示する国政選挙から適用するため、来夏の参院選から「18歳以上」が投票できる見通しだ。世界的には選挙権年齢は18歳が一般的で、日本も国際標準に追いつく形になる。《日経新聞》
2016 平成28年6月17日(金)
平成10023日目
【東京都・舛添要一知事】定例会見を欠席
今月21日付で辞職する東京都の舛添要一知事は17日登庁せず、毎週金曜日に開かれる定例記者会見を欠席した。知事は事前に欠席する意向を示していたが、会見を主催する都庁記者クラブは「理由なく欠席することは認められない」として出席を求めていた。
舛添知事は15日の都議会本会議で辞職のあいさつを述べた後、報道陣の取材に応じていない。都によると、知事は20日に登庁して残務整理を行うが、最終日の21日は登庁しない予定という。《読売新聞》
【民進党・枝野幸男幹事長】東電報告書「不十分かつ一方的」
東京電力福島第1原発事故に関する同社の第三者検証委員会報告書について、当時の官房長官だった民進党の枝野幸男幹事長が17日、国会内で記者会見し、枝野氏や菅直人首相(当時)ら首相官邸の政治家へ聞き取りがなかったとして、「不十分かつ一方的」と批判した。参院選を控えるため、「目前に公表することは選挙妨害との疑いも免れない」とも指摘し、東電や委員会への法的措置も検討する考えを示した。《毎日新聞》
2017 平成29年6月17日(土)
平成10388日目
【トワイライトエクスプレス瑞風】運行開始
JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が17日午前10時20分、最初の乗客を乗せて大阪駅を出発した。16組31人が1泊2日で山陰を巡り、下関駅に向かう。深緑色と金色の洗練された車体を一目見ようと、多くの鉄道ファンがホームに駆けつけた。
各地を結んでいたブルートレインなどの定期寝台列車が減る中、2013年にJR九州が国内初の本格的な豪華寝台列車「ななつ星in九州」を運行し、先月からは、JR東日本が「トランスイート四季島」をスタートさせている。《毎日新聞》
2018 平成30年6月17日(日)
平成10753日目
【第86回ルマン24時間】トヨタが初優勝
伝統の自動車耐久レース、第86回ルマン24時間は17日、フランス西部ルマンで決勝が行われ、トヨタが中嶋一貴らの8号車で初優勝した。日本のチーム、マシンで日本人ドライバーを含む“オール日本”態勢では初めてで、日本メーカーでは1991年のマツダ以来2度目となる。
ことし、最上位のLMP1クラスに参戦した自動車メーカーはトヨタ1社。ポールポジションからスタートした8号車は、序盤から小林可夢偉らの7号車とともに3位以下を引き離し、安定したレース運びでゴールした。《共同通信》
2019 令和元年6月17日(月)
令和48日目
【吹田警察署千里山交番警察官襲撃事件】33歳男逮捕
大阪府吹田市の吹田署千里山交番の前で、警察官が包丁で刺されて拳銃を奪われた事件で、府警は17日、逃走していた住居不定、職業不詳・A容疑者(33)を箕面市内で発見して身柄を確保し、強盗殺人未遂容疑で逮捕した。
A容疑者は「私のやったことではない。私の思うことは、病気がひどくなったせい、周りの人がひどくなったせい、ということ」と述べ、容疑を否認しているという。《読売新聞》
【天皇、皇后両陛下】学士院賞授賞式に出席
天皇、皇后両陛下は17日、東京・上野の日本学士院会館を訪れ、日本学士院賞の第109回授賞式に出席された。学術奨励のため、天皇陛下が上皇さまから引き継いだ公務。式に先立ち、受賞者から研究成果の説明を受ける場も設けられ、両陛下は熱心に話を聞き、質問を重ねていた。
日本学士院賞は、優れた業績を収めた研究者に贈られる。今回は、創薬研究に大きく貢献した東京大の藤田誠教授、太平洋戦争期の物資動員計画を研究した大妻女子大の山崎志郎教授ら9人に贈られ、藤田氏は恩賜賞にも選ばれた。授賞式で両陛下は拍手で祝福した。《共同通信》
2020 令和2年6月17日(水)
令和414日目
【立憲民主党・須藤元気参院議員】離党届提出
立憲民主党の須藤元気参院議員は17日、国会内で記者会見し、福山哲郎幹事長に離党届を提出したことを明らかにした。理由として立民の東京都知事選(18日告示、7月5日投開票)への対応や、消費税減税などの経済政策への違和感を挙げた。
立民は都知事選で元日弁連会長の宇都宮健児氏を支援するが、須藤氏は、れいわ新選組公認で出馬予定の山本太郎代表を「応援したい」と訴えた。ツイッターに山本氏を応援したい旨を投稿したところ、党から方針と違うとして削除を求められたことも明らかにした。《産経新聞》
【尖閣諸島】中国船の航行、65日連続に
第11管区海上保安本部(那覇市)は17日午前、沖縄県石垣市の尖閣諸島の接続水域(領海の外側約22キロ)内を中国公船4隻が航行していると発表した。接続水域内での航行は4月14日から65日連続となり、2012年の同諸島の国有化以降で最長となった。
11管によると、接続水域内ではほぼ終日、4隻が航行しており、17日も午前9時現在、同諸島・大正島沖などで確認された。これまでの最長は19年4月12日~6月14日の64日連続だった。《読売新聞》
2021 令和3年6月17日(木)
令和779日目
【COVID-19】緊急事態宣言、9都道府県で解除へ
菅義偉首相は17日夕、新型コロナ感染症対策本部会合を官邸で開き、10都道府県に発令中の緊急事態宣言について、沖縄を除く9都道府県は20日の期限をもって解除すると表明した。このうち東京、大阪など7都道府県は宣言からまん延防止等重点措置に移行。期間は宣言を延長する沖縄も含め7月11日まで。宣言と重点措置の解除後、1カ月程度はイベントの観客数を定員の50%以内であれば1万人を上限とする。
重点措置地域での酒類提供は条件付きで午後7時まで。ただ知事の判断で酒類提供禁止などの措置も可能とする。
イベントの観客数は、宣言と重点措置が続けば従来通り5000人が上限となる。《共同通信》