平成4179日目

2000/06/17

この日のできごと(何の日)

【森喜朗首相】韓国・金大中大統領と電話会談

森喜朗首相は17日午前、遊説先の名古屋市内のホテルで、韓国の金大中大統領と電話で約20分会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日総書記との南北首脳会談の説明を受けた。金大統領は「日朝国交正常化への強い意欲」を表明した森首相のメッセージを金総書記に伝え、総書記が「喜んで森首相のメッセージを受けます」と応じたことを明らかにした。また、総書記に「南北とともに日朝、米朝関係が進むことの重要性」を強調し、「金総書記の理解を得た」との認識を示した。

今年4月に7年半ぶりに再開された日朝国交正常化交渉は、5月末の第2回交渉直前の北朝鮮側の要請で延期されているが、南北首脳会談を受け北朝鮮側の姿勢に前向きな変化が生じる可能性が出てきた。

金大統領は「北朝鮮の核・ミサイル問題が朝鮮半島と北東アジアにとりいかに重要であるかについて十分に説明した」とも述べ、北朝鮮の大量破壊兵器開発に対する日米両国の懸念を伝えたことを示唆した。

これに対し森首相は、南北首脳会議の結果、日朝国交正常化交渉に好影響が出ることへの期待を表明、「日朝交渉進展に向け、粘り強く取り組んでいく」との決意を伝えた。首相は、7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)で朝鮮半島情勢を取り上げ、「南北首脳の合意に始まった前向きな動きを後押しし、主要国の議論をリードしたい」と強調した。《共同通信》

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【自由党・小沢一郎党首】与党含め政界再編も

自由党の小沢一郎党首は17日、松任市のグランドホテル松任、富山市の名鉄トヤマホテルで相次いで会見し、衆院選後に自民党から再び連立を求められた場合の対応について「約束を守らない人とは一緒にやらない」と述べ、現状の自民党との連立を否定した。

小沢党首は「日本は(平成5年の)細川政権発足後、政界再編のプロセスにある。旧体制の復活を許したことは反省しているが、衆院選で与党が過半数割れすれば流動的な要素が出てくる」との認識を示した。

その上で衆院選後の政権の枠組みについて、「政策を同じくする政党、個人が政党の枠を超えて連携することが望ましい」と語り、与党の一部を含めた政界再編の可能性を指摘した。

森喜朗首相が刑罰を科す年齢の引き下げに意欲を示したことについては「刑罰だけで何もかもうまくいく話ではない。基本的な教育や家庭、地域社会を含めた共同社会のルール、家族のきずな、地域の連帯などを子供も親も学んでいかなければならない」と述べた。

小沢党首は17日、衆参同日選応援のため石川県入りし、松任市のアピタ松任前で衆院選1区の一川保夫(自由党)、参院補選の橋本和雄(無所属)両候補らと遊説した。《北國新聞》

【自民党】竹下元首相の牙城死守

自民党の野中広務幹事長、亀井静香政調会長、青木幹雄官房長官は17日夕、衆院島根2区の選挙応援のため島根県出雲市でそろい踏みし、引退した竹下登元首相の後継者である竹下亘氏への支持を訴えた。

島根2区は、民主党が「古い自民党体質の象徴」と位置付け、同党の錦織淳氏を重点テコ入れしているが、野中氏らは自公保連立政権の実力者として、結束して元首相の牙城を守る姿勢をアピールした。

亀井氏は竹下元首相について「私の最初の選挙の時に『銭がないだろう』と渡していただいた」と振り返り、恩返しとして支援する決意を表明した。

民主党が掲げる所得税の課税最低限引き下げについては「鳩山由紀夫代表は金のさじ、銀のさじで育った人だから、民の痛みが分からない」と批判した。《共同通信》



6月17日 その日のできごと(何の日)