平成1946日目

平成6年5月7日(土)

1994/05/07

【永野茂門法相】南京大虐殺否定発言で辞任

永野茂門法相(71)は7日夜、欧州歴訪から帰国したばかりの羽田首相を官邸に訪ね、南京大虐殺否定発言で韓国、中国などアジア諸国から激しい反発を招いた責任をとって法相の辞表を提出、受理された。首相は後任の法相に民社党選挙対策委員長の中井洽氏(51)の起用を決め、8日未明、任命した。

民社党の中井氏の起用は永野法相発言をめぐり再び「新生党主導内閣」の批判が高まっており、これをかわす狙いもあるものとみられる。

しかし、新政権発足からわずか10日目の主要閣僚辞任は少数与党政権という厳しい条件の羽田内閣に大きな打撃を与え、厳しい国会、政局運営を強いられるのは避けられない情勢となった。《共同通信》



【中国・全人代】活動家の言動規制へ

7日の香港紙華僑日報によると、中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)常務委員会は、仮釈放者などの記者会見などを禁止する「治安管理処罰放棄の補充規定」の制定を審議している。これは民主化運動のシンボルの魏京生氏らの言動を規制する法的裏付けを確立するのが狙いと受け止められている。

当局は魏氏や学生運動の指導者だった王丹氏に対して、外国人記者と会見することを事実上禁止しているが、法的根拠はこれまで明確でなかった。

補充規定は18種類の行為を違法とし、政治的権利をはく奪された者、仮釈放者、当局の監視下にある者は勝手に記者会見をしてはならず、違反した場合には刑法に抵触しなくても15日以下の勾留ができることを定めている。《共同通信》

【南アフリカ】7州でANC政権誕生

南アフリカ初の全人種選挙の結果発表を受け、8州で7日、黒人議員が史上初めて参加して州議会が開かれ、白人政権ができた西ケープ州を除く7州で黒人政党アフリカ民族会議(ANC)が州政府首相ポストを獲得した。

南アでは9日、初の制憲議会が開かれ、マンデラANC議長の大統領選出馬が確実となっているが、州レベルで一足先に黒人制憲の誕生が実現した。《共同通信》

【WBCジュニアウェルター級タイトル戦】フリオ・セサール・チャベス選手が王座返り咲き

世界ボクシング評議会(WBC)の世界タイトルマッチ5試合が7日、ラスベガス(米ネバダ州)で行われ、注目のジュニアウェルター級は挑戦者のフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)が、チャンピオンのフランキー・ランドール(米国)に負傷判定で勝利を収め、王座に返り咲いた。ランドールは初の防衛戦に失敗した。

今年1月の再戦となった試合は8回2分57秒、チャベスが目元を切り、試合続行不可能となった。レフェリーは故意のバッティングがあったとして、ジャッジにランドールの減点1を指示。それまでのポイントの結果、チャベスが2−1で際どく判定勝ちした。チャベスはプロ初黒星を喫した相手に雪辱。通算戦績は92戦90勝1敗1分けとなった。

このほかはミドル級で王者のジェラルド・マクレラン(米国)がジュリアン・ジャクソン(バージン諸島)に1回KO勝ちし、3度目の防衛に成功。ストロー級もリカルド・ロペス(メキシコ)がケルミン・グアルディア(コロンビア)を判定で破り、10度目の防衛を果たした。

一方、ジュニアミドル級は挑戦者のテリー・ノリス(米国)が王者のサイモン・ブラウン(米国)に判定勝ちし、王座復帰。ジュニアライト級は挑戦者のジェームズ・レイハ(米国)がアズマー・ネルソン(ガーナ)に判定勝ちし、新王者になった。《共同通信》



5月7日のできごと