平成1947日目

平成6年5月8日(日)

1994/05/08

【民社党・中井洽氏】新法相に就任

新法相に決まった中井洽氏は8日午前、皇居での認証式後、首相官邸で羽田首相から法相の辞令を受け、正式に法相に就任した。辞令交付後、中井法相は首相らと記念撮影、法相としての公務がスタートした。

8日は法務省の案件について秘書官らを交えて勉強。9日には早速、臨時閣議に臨むほか、10日の首相所信表明演説から始まる国会論戦に備える。《共同通信》



【羽田孜首相】永野前法相辞任「任命責任ある」

羽田首相は8日、永野前法相が辞任したことについて「任命した者としての責任は当然ある。戦争という悲惨なものが起こらないよう努力する行動で(責任を)示していきたい」と首相自身の責任を認めた。

週明けからの国会審議で野党が首相自身の責任を追及するとみられることには「それは当然あるだろう。そういう問題を議論することは悪いことではない。日本の歴史観が一つにまとまっていくことは不毛なことではない」との見解を示した。また国会運営が厳しくなるとの見方については「始まった時から少数与党なのだから当然厳しい。日本の置かれた状況を考えると、一刻も早く予算を通し、国際社会の日本への期待にこたえるのが責務だ」と語った。

首相官邸で記者団の質問に答えた。《共同通信》

【自民党・森喜朗幹事長】不信任案提出も

自民党の森幹事長は8日午前のNHK番組に出演し、羽田内閣への対応について「与野党第一党だった社会党が(政権を)捨てて出たことで、民意を代表する内閣ではなくなった。平成6年度予算案が成立したら羽田内閣の使命は終わる」と述べ、予算成立後の内閣不信任案提出を含め対決姿勢を強める構えを示した。

ただ予算案審議と衆院小選挙区区割り法案の関係について「このままでは6月29日の会期末まで衆院の予算審議で手いっぱいになる。その場合、会期延長問題が出てきて区割り法案の審議とかかわってくる」との見通しを示し、区割り法案の審議には基本的に協力していく考えを強調した。《共同通信》

【大相撲夏場所】初日

大相撲夏場所初日(8日・両国国技館)横綱、大関陣はそろって勝ち、安泰の幕開け。横綱曙は先場所、不覚を取った新小結の魁皇を力強く寄り倒した。大関貴ノ花は琴別府をタイミングのいい突き落としで退け、大関2場所目を迎えた貴ノ浪は時津洋を寄り切り、武蔵丸は元大関の小錦を寄り切った。関脇陣は武双山がベテラン三杉里に快勝。しかし琴錦は大善にいいところなく敗れた。再小結の寺尾は琴の若を下手投げに破った。《共同通信》

【イエメン】南軍が北軍に反撃

イエメンからの報道によると、旧南イエメンの首都であるアテンをめぐる攻防は8日、防衛態勢を強化した旧南イエメン軍(南軍)がアデン制圧を目指すサレハ大統領派の旧北イエメン軍(北軍)に反撃、同市北方40キロの地点で激戦が続いているもようだ。

北軍は3方面からアデンを攻撃し、一時は「数時間以内には陥落する」(北軍当局)という勢いを見せていた。しかし南軍は予備役を招集し、空軍力を動員して反撃、北軍の進撃を食い止めたもようだ。アラブ首長国連邦からイエメン情勢を見守っている米国務省高官は「北軍の進撃は南軍の強力な抵抗に遭って阻止されている」と語った。

南軍の当局者は、アデンから30キロのアビヤン州のジンギバルを北軍から奪回したと述べた。南軍によると、これまでの戦闘による死者は数百人に上っているという。一方、各国の脱出作戦でこれまでに外国人1500人が国外退去した。サヌアに滞在している邦人約百人は自宅待機をしながら、米国やフランスの救援機で脱出する機会をうかがっているという。《共同通信》



5月8日のできごと