平成5640日目
2004/06/17
この日のできごと(何の日)
【パ・リーグ】近鉄とオリックスの合併を了承
プロ野球大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの合併問題を話し合うため、緊急に招集されたパ・リーグの理事会(小林哲也理事長=近鉄球団社長)が17日、東京都内であり、リーグとして両球団の合併を了承した。来季以降、5球団でリーグを運営するか、1リーグ制移行を目指すかについての議論はなかったといい、今後の課題として残った。《朝日新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【俳優・鈴木福さん】誕生日
【小泉純一郎首相】多国籍軍参加「人道支援に限る」
小泉純一郎首相は17日午後、通常国会閉幕を受け首相官邸で記者会見し、イラク主権移譲後に編成される多国籍軍に、憲法やイラク復興支援特別措置法の枠内で自衛隊を参加させる方針を示し、国民に理解を求めた。
ただ首相は「人道復興支援活動に限定しなければならない」と述べる一方で、治安維持に携わる米兵の輸送など航空自衛隊の「安全確保支援活動」も続けることを言明し、多国籍軍の中で行う自衛隊の活動の線引きにあいまいさを残した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】ニカラグア共和国大統領と会談
平成16年6月17日、小泉総理は総理大臣官邸で、ニカラグア共和国のボラーニョス大統領と首脳会談を行いました。
会談で小泉総理は、捕鯨問題でニカラグアが日本の立場を支持していることに謝意を表明しました。
一方、ボラーニョス大統領は、先の日朝首脳会談に触れ、拉致問題での日本の方針を支持しており、この問題が早期に解決して二度と起きないことを希望する、と述べました。また、大統領は、日本から中米諸国への投資拡大を要請しました。《首相官邸》
【この日の民主党】
「基本的な理解欠く総理では話にならない」党首会談後に岡田代表
民主党の岡田克也代表は17日、藤井裕久幹事長とともに首相官邸を訪れ、イラク多国籍軍への自衛隊参加問題をめぐる与野党党首会談に臨んだ。政府・与党側からは小泉首相はじめ細田官房長官、安倍自民党幹事長が出席した。
会談後に感想を求められた岡田代表は「申し訳ないがお話にならない」と開口一番怒りをあらわにし、小泉首相が基本的な理解を欠いているため、何ら議論が成り立たない空虚な会談にすぎなかったことを明らかにした。
岡田代表は会談で、イラク多国籍軍への自衛隊参加表明について、統合された司令部の指揮下には入らないとの担保を得ていると説明した点を首相に質したが、どういう形で担保をとったかの十分な説明はなかった。またイラク特措法で定める治安維持活動への支援を行うか否かを質したのに対して首相は「やらない」と即答したが、その場で同席者から指摘を受けて「(治安維持活動も)入っている」と修正する一幕もあった。
岡田代表は「議会で議論できないから避けているとしか思えない」と指摘し、議事録が残る形での国会での議論の必要性を改めて指摘した。
多国籍軍の指揮下に入らない了解を文書で示させる 岡田代表
民主党の岡田克也代表は17日夕、本部で臨時に記者会見を開き、同日の野党党首と総理との会談について「『少し失礼ではないか』と申し上げた。総理が内容も、会談の意味も理解できていない」と小泉首相を批判した。
また、多国籍軍の指揮下に入らないとの了解を誰に得たのかを質したことを明らかにし「『口頭で然るべき人』と総理が答えたので、文書で確認が必要だと申し上げた。総理は『後程、文書で了解の中身を明らかにする』と答えた。この言葉通り出してほしい」と述べるとともに、「こうした会談ではなく、議事録が残る形で議論すべき」として、この点でも総理の姿勢を批判した。
岡田代表、外国特派員協会で講演
民主党の岡田克也代表は17日、日本外国特派員協会で講演し、国内外のおよそ100名のメディア関係者を前に民主党代表としての課題や内外政策の基軸などについて語った。
岡田代表は講演の冒頭、自らの政治家としての経歴を紹介。とりわけ、政治改革実現を目指して自民党を離党して以降、現在まで12年間、一貫して政権交代可能な政党をつくることに力を注いできたとし、「一度決めたらブレずにやりぬくところから『原理主義者』などと呼ばれていますが、むしろ名誉なことだと思っています」とユーモアを交えながら語った。
続いて岡田代表は、民主党のリーダーとして取り組む3つの目標を提示。第1は政権交代を実現し、国民の手に政治を取り戻すこと、第2は若い世代や女性の政治家を増やすなど党の改革をさらに進めること、第3は透明で説明責任を果たす政治を進め、政治に対する国民の信頼を取り戻すこと、を挙げた。
さらに、今後の政策上の追求軸について、外交面では、国連を中心とした国際協調主義と米ブッシュ政権の単独主義との間の緊張の打開、日米同盟に依存しすぎた小泉外交から自立した日本外交確立への転換などを提起。内政面では、高度成長期の古い制度と既得権にしがみつく自民党政権に対して、利権のない立場から少子高齢化に対応していくための諸改革(公共事業、地方分権、年金制度など)を大胆に進めるとし、最後に岡田民主党の政策理念を示すキャッチフレーズとして「強い経済と社会的公正の両立」を示して講演を終えた。
質疑応答では、海外主要メディアからイラク問題、経済政策、年金問題、参議院選挙方針などについて質問が相次ぎ、活発なやりとりが行われた。《民主党ニュース》