平成526日目

1990/06/17

この日のできごと(何の日)

【自民党・石原慎太郎衆院議員】防衛で「自立の道」を

自民党の石原慎太郎代議士は、17日付けの米紙ロサンゼルス・タイムズに「NOと言える主権国家」と題する論文を寄稿、日米安保条約改定30周年を機に日本はこれまでの米国一辺倒を見直し「自立の道」を模索しなければならないと述べた。

石原氏はその中で、日本は在日米軍基地駐留費の40%を肩代わりしているにもかかわらず、基地の大半は米国の世界戦略のために使われており、日本の防衛に役立つのはわずか一師団だけだと指摘。東京近郊の三大米空軍基地のうち、少なくとも一つの返還要求を米側に突き付けるべきだとして、その対象として横田基地を具体的に挙げた。

論文はまず、アジアにおける共産主義拡大に対する防波堤としての日本の米戦略上の役割は既に消失、安保条約の重要性は薄れており、将来、完全に時代遅れの条約となるとの見解を表明。

さらに、経済と技術力が軍事力より勝る新しい時代が来ると予測、そのとき日本は重要な役割を国際社会から期待されることになるとして「自立の道」を早く準備すべきだと指摘。米国の要求に「NO」と言って初めて日本は主権国家になれると述べている。《共同通信》

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【中村悠平さん】誕生日

【花の万博】13万人超える人出

父の日の17日、大阪・鶴見緑地で開かれている花の万博は前日の雨がからりと上がり好天に恵まれ、朝から家族連れらの列が続いた。午後4時現在の入場者は約13万6000人に上り、アジサイやバラなど見頃を迎えた花々の前で記念写真を撮ったり、木陰で弁当を広げたりして梅雨晴れの休日を楽しんだ。《共同通信》

【海部俊樹首相】「(ソ連・ゴルバチョフ大統領)来年早々に訪日」

海部首相は17日、静岡県熱海市のホテルで開かれた自民党婦人部活動者研修会で講演し、今後の日ソ関係に触れた中で、ゴルバチョフ・ソ連大統領が首相あての最近の親書の中で「訪日は来年早々になる予定だ」と伝えてきていることを明らかにした。

ゴルバチョフ大統領が来年春にも訪日することはほぼ確定しているが、親書の形で来日日程が確認されたのはこれが初めて。《共同通信》

【出門英さん】死去

「ヒデとロザンナ」のコンビを組み「愛の奇跡」の大ヒット曲で知られるタレントの出門英さんが17日午後8時38分、結腸がんのため入院先の東京都千代田区の東京逓信病院で死亡した。47歳。東京都出身。

出門さんは中央大法学部中退後、歌手としてデビュー。昭和43年にイタリア人のロザンナさんとコンビを組み「愛の奇跡」が大ヒットした。《共同通信》



6月17日 その日のできごと(何の日)