平成1943日目
1994/05/04
この日のできごと(何の日)
【羽田孜首相】仏・ミッテラン大統領と会談
フランス歴訪中の羽田首相は4日午後1時から、ミッテラン大統領とパリの大統領府(エリゼ宮)で食事を共にしながら約2時間会談した。
この中で首相は、日本の国連安全保障理事会常任理事国入りについて、3月に来日したジュペ外相がフランスとして初めて明確に支持したことに対し「あらためて感謝したい」と謝意を表明した。ただ、大統領はこの問題に直接言及しなかった。
また首相が、新しい世界の秩序を築くために、国連強化だけでなく、日本、フランスなど世界の主要国の協力、協調の重要性を指摘し「フランスと今後いろんな面で協力していきたい」と述べたのに対し、大統領も「同感だ。両国は、より強く協力関係を構築できる」と述べ、アフリカ、インドシナなど途上国支援での協力をさらに強化したいとの意向を表明した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【西武・清原和博内野手】通算250号
西武の清原内野手は4日、西武球場での日本ハム5回戦の二回に白井康投手から左超えへ3号本塁打を放ち、プロ野球33人目の通算250本塁打を達成した。1986年4月5日の南海戦で初本塁打を放って以来、1048試合目で達成。《共同通信》
【ボクシング・川島郭志選手】WBC王座獲得
世界ボクシング評議会(WBC)ジュニアバンタム級タイトルマッチ12回戦は4日、横浜文化体育館で行われ、世界初挑戦の川島郭志(ヨネクラ)が、初防衛を狙ったホセ・ブエノ(メキシコ)に判定勝ちし、タイトル奪取に成功、日本のジムからは通算36人目の世界王者となった。川島の戦績は17戦14勝(12KO)2敗1分け。
スピードで上回るサウスポーの川島は、左ストレートなどで序盤から攻勢に出た。中盤やや手数が減りブエノのカウンターを浴びる場面もあったが、11回の終了直前、左フックをカウンターでブエノの顔面に決めダウンを奪った。
川島はこの決定的な一打でリードを広げ、3−0の判定勝ちを収めた。川島の初防衛戦は、WBCの指名試合として3カ月以内に1位のカルロスー・サラサール(アルゼンチン)と行うことが義務付けられている。
これで日本の現役世界王者は、WBCフライ級の勇利アルバチャコフ、世界ボクシング協会(WBA)ジュニアバンタム級の鬼塚勝也、WBAライト級のグッシー・ナザロフ(いずれも協栄)、WBCバンタム級の薬師寺保栄(松田)と合わせ、1年8カ月ぶりに5人となった。《共同通信》
【イスラエル、PLO】先行自治協定に調印
イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)は4日カイロの国際会議場で、占領地ガザ地区とヨルダン川西岸のエリコのイスラエル軍撤退・再配置を実施、協定を始めることを盛り込んだ歴史的な先行自治協定に調印した。
協定調印により、同地域では第三次中東戦争以来27年間に及んだイスラエル軍占領が終わりを告げ、限定的とはいえパレスチナ人が初めて自治政府を樹立する。ただ予定より5力月も遅れた撤退をともかくも実現するためにエリコの範囲などの問題を先送りしており、波乱みのスタートとなった。
調印を受け4日にはパレスチナ警察先遣隊の役割も持つPLO高官がガザ入りした。イスラエルはパレスチナ政治犯8400人のうち約300人を同日釈放した。《共同通信》