平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。
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1989 平成元年5月10日(水)
平成123日目
【和泉雅子さん】北極点に到達
カナダ北極圏レゾリュートのベースキャンプに入った連絡によると、北極点踏破に再挑戦していた女優の和泉雅子さん(41)の一行が10日午後2時20分(現地時間同日午前0時20分)北極点に到達した。日本人女性としては初めてで、日本隊としては4隊目。和泉さんは無線で「長い、苦しい北極点でした」とベースキャンプに伝えてきた。《共同通信》
【竹下登首相】政治改革へ決意
国会は10日、論戦の舞台を参院予算委に移し、1989年度予算案に対する総括質問に入り、リクルート事件や退陣表明した竹下首相の政治姿勢などについてただした。
竹下首相は自らの退陣表明で「私の政治生活のけじめにはなっても、リクルート事件のけじめになるとは思っていない」と述べ、引き続き政治改革に取り組む決意を表明した。その上で首相は、政治改革の具体案をめぐり「与野党内の濃密な協議にゆだねることを期待する」とも語り、与野党合意の形成に努力する意向を表明した。《共同通信》
1990 平成2年5月10日(木)
平成488日目
【海部俊樹首相】政治改革「内閣の命運を懸け実現」
海部首相は10日午後、首相官邸で記者会見し、小選挙区比例代表並立制導入の衆院選挙制度改革を柱とする政治改革について「時代から課せられた厳粛な使命であり、内閣の命運を懸けて取り組む」と述べ、実現に向けこれまでの「不退転の決意」からさらに一歩踏み込んだ強い意欲を表明した。同時に今回の政治改革はリクルート事件の反省に立ち、カネの掛からない選挙制度の実現を目指すものだ、と強調し「国民の合意と理解を得ながら改革を進めたい」と、国民の支持を強く訴えた。《共同通信》
1991 平成3年5月10日(金)
平成853日目
【中曽根康弘元首相、金丸信元副総理】「ポスト海部」は公選で
中曽根元首相と金丸信・元副総理が10日夜、都内の料理屋で2時間余り会談し、「海部後継」は話し合いではなく公選で決着させることが望ましい、との考えで一致した。これは、党則通り総裁選挙を実施することによって、党を活性化し、強い指導力を持った政権をつくるべきだとする中曽根氏の主張に金丸氏が同調したもので、公選論に弾みがつくものとみられる。
この日の会談は、中曽根氏の復党祝いを名目に中尾栄一通産相が中曽根、金丸両氏に呼びかけたもので、中尾氏も同席した。《読売新聞》
1992 平成4年5月10日(日)
平成1219日目
【細川護煕氏】次の衆院選で勢力拡大
細川護煕・前熊本県知事は10日、民放テレビの対談番組に出演し、自らが結成した新党「自由社会連合」(仮称)について「本命にするなら、今の議会のシステムからいって衆院選だ」と述べ、次期衆院選に重点を置き、勢力拡大を図る考えを表明した。
参院選を前に旗揚げに踏み切った背景については「これだけ政治不信が盛り上がっている時に、参院選に手を挙げないわけにはいかない。参院の流れを変え、緑風会的に参院を非政党化するよう努力したい」と説明した。
細川氏自身の出馬については「私は当面出ないと言っている。参院に出たら、衆院に出られなくなる」と述べ、次期衆院選に出馬する可能性を示唆した。《共同通信》
1993 平成5年5月10日(月)
平成1584日目
【志田未来さん】誕生日
【宮澤喜一首相】安全確保しPKO推進
宮澤首相は10日夕、総理府で開かれたカンボジア、モザンビーク国連平和維持活動(PKO)への派遣要員への激励あいさつで、プノンペンでの村田自治相と国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の明石代表との会談結果として「部隊派遣国の選挙監視要員は、自国部隊の展開地域に派遣するという原則が確認された」と伝達、一定の安全対策が確保されたことを強調した。
首相はまた「国際の平和と安定のため尊い命を捧げられた方々に報いるためには、派遣要員の安全確保に万全を期しつつ、人的な国際貢献を前進させることが最善の道であると信じる」としてPKO協力続行の決意を改めて強調した。《共同通信》
1994 平成6年5月10日(火)
平成1949日目
【トヨタ・RAV4】発売
【ネルソン・マンデラ氏】南アフリカ第8代大統領に就任
南アフリカの黒人政党、アフリカ民族会議(ANC)のネルソン・マンデラ議長(75)は10日、初代の黒人大統領に就任した。
マンデラ新大統領は就任演説で「(過去の)傷をいやす時が来た。国民を分離してきた深い溝を埋める時が来た」と述べ、全人種から支持を受けた同国初の大統領として「暗闇の谷」から南アを導き出すことを約束すると宣言した。《共同通信》
【羽田孜首相】所信表明演説
羽田首相は10日午後1時から衆院本会議で初の所信表明演説を行った。新政権の基本理念や内政、外交の諸課題に対する姿勢を明らかにした。参院本会議でも演説した。
首相は「改革と協調の政治」を政権のキーワードに掲げ「幅広い合意の上で政治を進める」と述べ、少数与党政権運営の基本に野党側との対話を据える考えを強調した。《共同通信》
1995 平成7年5月10日(水)
平成2314日目
【米ロ首脳会談】イラン原発問題先送り
エリツィン・ロシア大統領とクリントン米大統領は10日、クレムリンで首脳会談を行い、双方が対立する外交懸案をめぐり3時間以上にわたって協議したが、ロシアのイラン向け原発建設支援問題では、ロシア側が軍事的側面の合意は破棄するとし、決裂を回避。もう一つの重要懸案の北大西洋条約機構(NATO)拡大問題では局面打開には至らなかった。
しかし、双方ともこれらの問題は先送りの形をとることで、決定的な対立局面に発展することを極力回避し、両国関係の基軸は損なわないよう努めていくことを確認した。これにより、両国は大きな対立案件を抱えながらも、対話と協調は維持していく必要性を認め合ったと言える。
会談後、両首脳は共同記者会見に臨み、エリツィン大統領は米国が全面撤回を迫るロシアのイラン向け原発建設支援について、ウラン濃縮装置の輸出など軍事的側面の合意は「破棄」すると明言した。《共同通信》
【日経連・永野健会長】「何もしない村山内閣がどうしてつぶれない?」
「何もしない村山内閣がどうしてつぶれないのか分からない」日経連の永野健会長は10日の記者会見で、規制緩和や円高対策に実効の挙がらない村山内閣を厳しく批判した。会長は17日の日経連定時総会で2期4年の任期を終え退任するが、歯に衣着せぬ「永野節」は依然として健在だ。《共同通信》
1996 平成8年5月10日(金)
平成2680日目
【ホンダ・ステップワゴン】発売
【1996年度予算】成立
住宅金融専門会社(住専)処理のための財政支出を盛り込んだ総額75兆1000億円の1996年度予算は、10日正午前の参院本会議で、与党3党などの賛成多数で可決、成立した。賛成は145票、反対は99票だった。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】早期解散を否定
橋本龍太郎首相は10日午後、1996年度予算の成立を受けて首相官邸で記者会見し、景気回復を本格化し金融システムの安定を図るため住専処理法案など金融関連法案の早期成立に全力を挙げる考えを強調。財政再建や行財政改革、極東有事の対応策検討などにも積極的に取り組む決意を表明した。
その上で、衆院の早期解散について「簡単に考えられるほど精神的にゆとりはない」と重ねて否定。また、連立の枠組みを維持し、保・保連合にも消極姿勢を見せた。《共同通信》
1997 平成9年5月10日(土)
平成3045日目
【民主党・菅直人代表】「与党協調」見直しへ
民主党の菅直人代表は自民、社民、さきがけ3党との協調路線を見直し、民主党主導の政権づくりを目指すという基本戦略に軌道修正した。
菅氏は10日、大津市内での講演と記者会見で「3年から5年くらいの展望で、次かその次の衆院選挙までに民主党を中心とした政権をいかにつくり上げるか本格的に議論したい」と述べ、党勢拡大を図りながらリベラル勢力の結集に向けて全力を挙げる考えを表明した。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】ペルー・フジモリ大統領と会談
橋本首相は10日未明(日本時間10日午後)、政府専用機でペルーのリマに到着し、同日午前10時から大統領府でフジモリ大統領と約1時間会談した。
この中で、首相は、日本大使公邸占拠・人質事件解決について、謝意を表明するとともに、今回の事件の処理は「国際的にみても模範的な例」として、テロ対策も論議する6月の米国・デンバー・サミット(先進国首脳会議)の場で紹介する意向を伝えた。
これに対して、大統領は「日ペルー両国は、テロリストの脅迫に対して、毅然として対応した」と強調した。また、両首脳は、二国間関係で経済強力を維持拡大していくことを確認。首相はまた、フジモリ大統領の早期来日を招請した。《読売新聞》
1998 平成10年5月10日(日)
平成3410日目
【社民党・秋葉忠利政審会長】与党離脱は時間の問題
社民党の秋葉忠利政審会長は10日のNHKテレビの討論番組で、同党の与党離脱に関連し「客観的な情勢をみれば、われわれが決めるとか決めないとかの段階はもう過ぎた」と述べ、政治資金規正法で処理された寄付などはあっせん利得の対象に該当しないとの項目を自民党が削除しない限り、離脱は時間の問題との認識を示した。《共同通信》
【梶山静六前官房長官】参院選目標「69議席以上」
自民党の梶山静六前官房長官は10日午前、フジテレビの報道番組で、「政党としては過半数を取って参院の安定化を図るのは当たり前だ」と述べ、参院選では単独過半数回復の69議席以上を目指すべきだとの考えを表明。「今後2カ月の政策展開で国民の理解が決まる」と述べた。
梶山氏は橋本政権を支え、自らは首相を目指さない考えを強調。「だれか『後をやります』と手を挙げている人がいるか。難しいことはみんな橋本(龍太郎首相)さんにやらせて、手を挙げる人がいないのはひきょうだ」と反執行部派とは一線を画す姿勢を明確にした。《共同通信》
1999 平成11年5月10日(月)
平成3775日目
【中国】対米デモ「激化」の兆し
北大西洋条約機構(NATO)による中国大使館誤爆による抗議デモは中国政府の「公認」の下で全国に拡大、10日も北京で規模を縮小して続行された。しかし、天安門事件10周年を来月4日に控え、デモの長期化が社会不安に発展する危険性も内包しており、中国政府は国内の「安定維持」に難しいかじ取りを迫られている。
9日は北京や上海、成都など全国で数十万人がデモに参加。米国の大使館や領事館に投石、乱入、放火など過激な行動に発展した。胡錦濤国家副主席は同日夜、「過激な行動を防ぎ(事態を)社会秩序かく乱に利用する者への警戒が必要」と呼び掛けた。《共同通信》
【小渕恵三首相】自由党・小沢党首と意見交換
小渕恵三首相と小沢一郎自由党党首は10日夜、都内の料理屋で懇談し、首相が先の訪米の様子などを伝えると同時に、景気動向などについて意見交換した。会合には京セラの稲盛和夫名誉会長、日本経済新聞の鶴田卓彦社長が同席した。
終了後、小渕首相は記者団に「(産業競争力会議などの)公の話ではなく、経済の話を(稲盛氏らから)教えてもらった。政治、経済諸般について4人でいろいろ話をした」と述べた。《共同通信》
2000 平成12年5月10日(水)
平成4141日目
【森喜朗首相】景気最優先を堅持
森喜朗首相は10日午後、就任後2回目の党首討論で財政再建に関連し「景気が自力回復して、間違いなく公需が民需へと切り替わっていくことを確かめるまでは今の方向を支えていくのが大事だ」と述べ、引き続き景気回復優先の経済運営を行う考えを協調した。《共同通信》
2001 平成13年5月10日(木)
平成4506日目
【小泉純一郎首相】終戦記念日に靖国神社を参拝
小泉純一郎首相は10日午後の衆院本会議で、靖国神社参拝について「戦没者に対する心からの敬意と感謝の気持ちを込めて、8月15日に参拝するつもりだ」と述べ、終戦記念日に参拝する考えを明言した。
終戦記念日に首相が靖国参拝するのは1985年の中曽根康弘首相以来となる。公式か私的かは言及しなかったが、首相は9日記者団に「首相の肩書は消せない」とも述べており、「公式」の色彩が濃くなることから中国などは反発するのは必至だ。《共同通信》
2002 平成14年5月10日(金)
【瀋陽駆け込み事件】小泉首相、毅然とした対応を指示
小泉純一郎首相は10日午前、川口順子外相、竹内行夫外務事務次官に対し、中国・瀋陽での亡命者連行事件について「きちんとした対応をとってほしい」と毅然とした対応を指示した。
政府は事態を重大視し、現地調査のため外務省の小野正昭領事移住部長ら5人の調査団を瀋陽に派遣。中国側の対応次第では、抗議と身柄引き渡しを求めるため外務副大臣か政務官の北京派遣も検討している。《共同通信》
2003 平成15年5月10日(土)
平成5236日目
【民主党・菅直人代表】諫早湾干拓事業を視察
菅直人民主党代表と田中康夫長野県知事は10日、長崎県の国営諫早湾干拓事業の現場を視察。長崎市で開かれたシンポジウム「干潟を守る日 2003 in 諫早」にも参加し、大型公共工事の従来の在り方に厳しい批判を展開した。《共同通信》
【安倍晋三官房副長官】北朝鮮核問題「脅しには屈しない」
安倍晋三官房副長官は10日午後、広島市内で講演し、核兵器保有宣言など挑発行為を繰り返している北朝鮮について「われわれは決して脅しには屈しない。それを北朝鮮が見誤ると、経済的な意味で大変なことになる」と述べ、23日の日米首脳会談で経済制裁の実施に向けた協議が進展する可能性を指摘した。《共同通信》
2004 平成16年5月10日(月)
平成5602日目
【皇太子殿下】人格否定発言
皇太子さま(44)は10日、体調を崩し長期静養中の雅子さま(40)について「外交官の仕事を断念して皇室に入り、国際親善が大切な役目と思いながらも(結婚後の10年間に)外国訪問がなかなか許されなかったことに大変苦悩していた。雅子のキャリアや人格を否定する動きがあったことも事実です」と述べられた。
王室の結婚式参列などのため12日にデンマークなど欧州3カ国訪問に出発するのを控え、東京・元赤坂の東宮御所で開いた内外の記者約30人との記者会見で語った。《共同通信》
【民主党・菅直人代表】辞任表明
民主党の菅直人代表は10日夕の両院議員総会で、国民年金保険料未納問題について「不信感を高め、迷惑をかけた私の責任は極めて重い」と陳謝し、責任を取って代表辞任を表明した。《共同通信》
2005 平成17年5月10日(火)
平成5967日目
【北方事件】佐賀地裁、被告に無罪判決
佐賀県北方町の山中で1989年、女性3人の他殺体が見つかった事件で、殺人罪に問われ、2人の事件で死刑、残る1件で無期懲役を求刑された同町出身の住所不定、無職M被告(42)の判決公判が10日午後、佐賀地裁で開かれ、坂主勉裁判長は無罪を言い渡した。
M被告は最初の事件の時効完成約1カ月前に逮捕されたが、犯行を認めたとされる上申書の証拠申請が公判で却下される異例の経過をたどっていた。死刑求刑事件での一審無罪判決は極めて異例。《西日本新聞》
2006 平成18年5月10日(水)
平成6332日目
【国民新党・綿貫民輔代表】民主党との連携に前向き
国民新党の綿貫民輔代表は10日、来夏の参院選への対応について「自民党を応援する必要はない。無所属候補を推薦し(結果的に)民主党との共同推薦になることもある」と述べ、民主党との連携に前向きな考えを示した。《共同通信》
【小泉純一郎首相】政府インターネットテレビ番組収録
10日、小泉首相は官邸に面した庭で、政府インターネットテレビのインタビュー番組の収録に臨んだ。小泉首相は政権発足から5年を経過しての感想や、これまでに様々な国を訪問して印象に残ったこと、今後の抱負や外国から見た日本の評価についてなど幅広いテーマについて率直に語った。《首相官邸》
2007 平成19年5月10日(木)
平成6697日目
【熊本・慈恵病院】赤ちゃんポスト運用開始
熊本市の慈恵病院は10日、養育が困難な親から新生児を匿名で受け入れる「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)の運用を始めた。昨年11月の構想発表から半年。「命を救う最終手段」「子捨てを助長する」と賛否両論の中、本格的なものとしては国内初の取り組みが動き出した。《共同通信》
【英・ブレア首相】辞任表明
ブレア英首相は10日、10年にわたる政権に終止符を打ち6月27日付で辞任すると表明した。ブレア首相は、自身の選挙区で与党労働党員に対し「わたしは我が国のために正しいと思うことをした」と語った。
ブレア首相の辞任表明により、与党労働党党首の座をめぐり選挙戦に突入することになるが、ブラウン財務相が選出されることはほぼ確実視されている。労働党党首に選出されれば、自動的に次期首相への就任が決まる。《ロイター》
2008 平成20年5月10日(土)
平成7063日目
【中国・胡錦濤国家主席】奈良訪問
来日中の中国の胡錦濤国家主席は10日、奈良県を訪れた。中国とゆかりが深い唐招提寺や、世界最古の木造建築の法隆寺などを視察。日中の歴史的なつながりの深さを再確認することで、未来志向の友好を演出した形だ。県警は訪問先の寺の一般拝観を一時制限するなど、警官3千人で厳戒態勢を敷いた。《朝日新聞》
◇
中国の胡錦濤国家主席は10日、5日間の訪日を終え、大阪空港から専用機で帰国した。9日に関西入りした後も対日歴史批判を一貫して避け、環境や経済分野での協力要請に軸足を置くソフト姿勢を演出。日本の反発を招く歴史問題を封印し「実利」を優先した新たな対日戦略を浮き彫りにした。《共同通信》
2009 平成21年5月10日(日)
平成7428日目
【民主党・鳩山由紀夫幹事長】党首討論「小沢代表を出すのは忍びない」
民主党の鳩山由紀夫幹事長は10日午後、青森県黒石市で記者会見し、13日に予定されている小沢一郎代表と麻生太郎首相の党首討論について「与党が強行採決をちらつかせる中で小沢代表を出すのは幹事長として忍びない」と述べ、与党が13日に2009年度補正予算案の衆院通過を強行採決する場合、討論を拒否する可能性を示唆した。《共同通信》
2010 平成22年5月10日(月)
平成7793日目
【柔道・谷亮子選手】参院選出馬を表明
柔道の女子48キロ級でシドニー、アテネ五輪で金メダルを獲得した谷亮子氏(34)は10日、東京・永田町の民主党本部で小沢一郎幹事長とともに会見を開き、夏の参院選に同党比例代表で立候補することを表明した。その一方、現役続行する考えも明らかにした。また、所属していたトヨタ自動車は3月末で退社したという。《毎日新聞》
【鳩山内閣】普天間移設5月末決着を断念
鳩山内閣は10日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について、米国に加え関係自治体の合意を取り付ける形の5月末決着を断念する方針を固めた。
鳩山由紀夫首相は決着の定義に関し「米国、沖縄、移設先、連立政権の合意が得られる状況をつくることだ」との考えをあらためて記者団に示したが、平野博文官房長官が記者会見で「決着の仕方はいろいろある。そのありようを首相の決断の下、閣僚間で決める」と指摘。最終的には首相が言う決着の内容が一部変更される可能性を示唆した。《共同通信》
2011 平成23年5月10日(火)
平成8158日目
【秋篠宮同妃両殿下】青森県内の被災地を訪問
秋篠宮ご夫妻は10日、東日本大震災で被災した青森県八戸市の漁港などを訪問し、漁業関係者や被災者を激励された。ご夫妻は午後1時40分ごろ、イカ釣り漁船が津波で打ち上げられたままになっている八戸漁港に到着し、被害状況を視察。漁船を所有する水産加工会社の女性社員(39)は「優しい言葉を掛けてもらい、元気を出していきたい」と話した。
紀子さまは、自宅が被災した漁港近くの女性(23)の生後3カ月の長女を抱っこ。女性は「(赤ちゃんを津波から)守ったのね、と声を掛けられた」と感激していた。これに先立ち、ご夫妻は同県三沢市の三沢漁港や、被災者30人が集まった八戸市の集会所も訪問。秋篠宮さまは集会所で「お大事になさってください」と被災者を気遣った。《共同通信》
【菅直人首相】エネルギー計画「白紙に戻し議論」
菅直人首相は10日、首相官邸で記者会見を開き、総電力に占める原子力の割合を将来的に50%に高めるという政府のエネルギー計画について、「いったん白紙に戻して議論する必要があるだろうと考えている」と述べた。
首相は、現在54基の原発を2030年までに14基以上増やし、発電時に二酸化炭素を出さない原子力などが総電力に占める割合を約70%に――とする昨年決定の政府の「エネルギー基本計画」に言及。内訳を「原子力が50%以上、再生可能エネルギーが20%」と指摘した上で、「この従来決まっている基本計画は白紙に戻して議論する」と強調し、原発の新増設計画を認めない可能性もあることを示唆した。《朝日新聞》
2012 平成24年5月10日(木)
平成8524日目
【沖縄県・仲井真弘多知事】野田首相に「かりゆしウェア」
沖縄・仲井真県知事らが10日、首相官邸を訪れ、野田首相らに「かりゆしウエア」を贈った。野田首相に贈られたのは藍色のかりゆしで、模様には「いつの世までも」という意味があり、野田首相に足しげく沖縄に通ってほしいという思いが込められているという。《日テレNEWS》
2013 平成25年5月10日(金)
平成8889日目
【秋篠宮同妃両殿下】福島県内の仮設住宅などを訪問
秋篠宮ご夫妻は10日、福島県郡山市にある富田仮設住宅を訪れ、東京電力福島第一原発事故により避難している富岡町などの住民を激励した。
同住宅には富岡町、川内村、双葉町からの避難者約500世帯、1千人が暮らす。この日はフラダンスでご夫妻を歓迎。秋篠宮さまは「催し物があると皆さんが集まるからいいことですね」と声をかけた。紀子さまは床にひざついて一人ひとりに話しかけ、「暑くなってくるので、お体を大事にしてください」とねぎらった。《朝日新聞》
【安倍晋三首相】96条改正時期「慎重に見極め」
安倍晋三首相は10日、フジテレビの番組に出演し、憲法改正の発議要件を定めた96条の見直しについて「無理にやろうとすれば元も子もない。国民的議論が高まっているかといえば、そうではない」と述べ、7月の参院選を経て参院で賛成派が3分の2以上を占めた場合でも、国民投票にかける時期を慎重に見極める考えを示した。
報道各社の世論調査では改憲手続きの緩和に慎重意見が根強く、参院選への影響を考慮したとみられる。《毎日新聞》
2014 平成26年5月10日(土)
平成9254日目
【プロ野球・DeNA】ヤクルトに1安打で勝利
ヤクルト1-2DeNA◇10日◇横浜
DeNAがバルディリスの2ランのみの1安打で勝利した。ヤクルト・ナーブソンの前に7回1死まで無安打に抑え込まれていた。その後四球で1死一塁からバルディリスが7号2ランを放った。結局、安打はこの1本のみ。8回に1点差に迫られたが2-1で逃げ切り3連勝。ヤクルトと入れ替わりで最下位を脱出した。
中畑清監督は「1安打で勝っちゃっていいのかな。これが野球。素晴らしい野球だと思います」と大喜びだった。《日刊スポーツ》
【ASEAN外相会議】南シナ海問題「深刻な懸念」表明
東南アジア諸国連合(ASEAN)は10日、ミャンマーの首都ネピドーで外相会議を行い、中国公船とベトナム船の衝突で緊張が高まる南シナ海情勢で、「深刻な懸念」を表明する緊急声明を採択した。加盟国が一致して国際法などによる紛争解決を訴えることで、力による実効支配を強める中国を牽制した形だ。
声明は、中国を直接批判することは避ける一方、「進行中の事案が海域の緊張を高めた」と中越の対立にふれ、武力の行使や脅しではなく、国連海洋法条約などの順守による「平和と安定を脅かす行為の回避」を求めた。《産経新聞》
2015 平成27年5月10日(日)
平成9619日目
【レッドソックス・上原浩治投手】日米通算100セーブ達成
米大リーグ、レッドソックスの上原浩治投手(40)は10日、トロントでのブルージェイズ戦で6-3の九回を無安打無失点で締め、今季6セーブ目を挙げて日米通算100セーブを記録した。日米合わせて129勝をマークする上原は「100勝100セーブ」達成の投手となった。《共同通信》
2016 平成28年5月10日(火)
平成9985日目
【東京都・舛添要一知事】公私混同疑惑発覚
東京都の舛添要一知事の資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(解散)が「会議費」名目で千葉県内のホテルに支出した約37万円が、家族旅行だった疑いがあると週刊文春がインターネットで報じ、舛添知事は10日、報道陣に「今日はちょっと(その質問は)やめていただきたい」と述べ、13日の定例会見で説明する意向を示した。
政治資金収支報告書によると、同団体は舛添氏が知事就任前の平成25、26年に木更津市のホテルにそれぞれ約24万円と約13万円を支出。文春は「2回とも会議は行われていません。お子さんを連れて、家族でご利用になりました」とするホテル関係者の証言を紹介。政治資金規正法違反(虚偽記載)の疑いがあると報じた。《産経新聞》
2017 平成29年5月10日(水)
平成10350日目
【文在寅氏】第19代韓国大統領に就任
9日に投開票された韓国の大統領選で当選した革新系最大政党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が10日、第19代大統領に就任した。任期は5年。就任に際して国民向けメッセージを発表し「国民すべての大統領になり公正な国をつくる」と訴えた。核・ミサイル開発を進める北朝鮮問題では「解決する道筋を準備する」と述べたうえで、「条件が整えば平壌にも行く」と言明した。《日経新聞》
2018 平成30年5月10日(木)
平成10715日目
【エンゼルス・大谷翔平選手】5号ソロ、4打数2安打2打点
米大リーグは10日、各地で行われ、エンゼルスの大谷は本拠地でのツインズ戦に5番・指名打者で臨み、七回の第4打席で中堅左に5号ソロを放つなど、4打数2安打2打点。三回には適時二塁打を放ち、1試合複数安打は7度目。《読売新聞》
2019 令和元年5月10日(金)
令和10日目
【菅義偉官房長官】米・ペンス副大統領と会談
菅義偉官房長官は10日午前(日本時間11日午前)、米ワシントンのホワイトハウスでペンス副大統領と会談した。短距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮の情勢について議論し、国連安全保障理事会決議の完全な履行で一致。沖縄の基地負担軽減のため、在日米軍再編を進める方針も共有した。《産経新聞》
2020 令和2年5月10日(日)
令和376日目
【COVID-19】新たな国内感染者は70人
国内では10日、新型コロナウイルスの新たな感染者が70人確認された。横浜のクルーズ船の乗船者を除く累計の感染者は、1万5846人となった。
東京都内で新たに確認された感染者は22人で、1日あたりの感染者数は、4月7日に政府が緊急事態宣言を発令して以降、最少となった。40人を下回ったのも5日連続だが、小池百合子知事は、「街に緩んだ雰囲気が漂っている。これまで頑張ってきた分がチャラになるのはもったいない。引き続き協力いただきたい」と述べた。
大阪府では、11人の感染が判明。京都府では、3月19日以来となる新規感染者ゼロだった。死者は、札幌市の高齢者5人を含む計9人が確認された。《読売新聞》
【尖閣諸島】中国船の領海侵入継続
第11管区海上保安本部(那覇)は10日、沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入した中国海警局の船2隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表した。中国公船は8日にも一時侵入し、尖閣周辺での領海侵入は3日連続となり、今年10日目。
海保によると、中国船2隻の付近では日本の漁船1隻が操業しているため、2隻に領海から退去するよう警告し、漁船の周囲に巡視船を配備して安全を確保している。
海保は10日、領海外側にある接続水域でも、中国海警局の別の船2隻が航行しているのを確認した。うち1隻は機関砲のようなものを搭載しており、領海に近づかないよう巡視船が警告した。《共同通信》
2021 令和3年5月10日(月)
令和741日目
【COVID-19】
国内新規感染4938人
国内の新型コロナウイルスの感染者は10日、全都道府県と空港検疫で新たに計4938人が確認された。重症者は前日より8人増え1152人となり、過去最多を更新した。死者は71人だった。《読売新聞》
高齢者向けワクチン接種が本格化
新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種が10日、多くの自治体でスタートした。政府から自治体へのワクチン配布も本格化し、6月末までに対象の約3600万人が2回接種できる量が行き渡る。接種完了の目標は7月末。変異ウイルスの影響で全国的に感染が広がる中、接種の加速化が求められている。《読売新聞》
2022 令和4年5月10日(火)
令和1106日目
【韓国・尹錫悦大統領】就任
3月の韓国大統領選で当選した保守系政党「国民の力」の尹錫悦氏(61)の第20代大統領就任式が10日午前11時(日本時間同)、ソウルの国会議事堂前で行われた。尹氏は就任演説で、北朝鮮が核開発を中断し、「実質的な非核化」を行えば、「北朝鮮の経済と住民の生活を画期的に改善できる、大胆な計画を準備する」と表明した。
保守政権の誕生は、朴槿恵元大統領が2017年に弾劾・罷免で失職して以来、5年ぶり。尹氏は日韓関係の早期改善に意欲を示しているが、演説では日本に直接言及することはなかった。《読売新聞》